中山道広重美術館
「清流の国ぎふ」文化祭2024
浮世絵おじさんフェスティバル
会 期 2024年10月3日[木]- 12月8日[日] * 前・後期で全点展示替えいたします。
前 期 10月3日[木]ー 11月4日[月・振休]
後 期 11月8日[金]- 12月8日[日]
休 館 日 毎週月曜日(ただし10月14日、11月4日はのぞく)、
10月15日[火]、11月5日[火]-7日[木]
場 所 中山道広重美術館 展示室 1・2(1・2階)
〠 509-7201 岐阜県恵那市大井町176-1
Tel 0573-20-0522 / Fax 0573-25-0322
▷ 交通アクセス
開館時間 午前9時30分 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
観 覧 料 大 人 820円、18歳以下 無 料
* チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協 力 メ~テレ(名古屋テレビ放送)
主 催 公益財団法人 中山道広重美術館
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浮世絵は、見れば見るほど面白い!
〈おじさん〉だらけのフェスティバル、開幕。
浮世絵に登場する、味わい深い名もなき人々。当館は、親しみを込めて彼らを〈おじさん〉と呼び、「ゆる旅おじさん図譜」などの企画展(2018・2021年)や、オリジナルグッズ、SNS企画「#広重おじコレ」等でその魅力を発信してまいりました。
さらなるパワーアップを図る本展では、風景画の大家として知られる歌川広重を中心に、葛飾北斎、渓斎英泉、歌川国芳などさまざまな浮世絵師たちによる、個性豊かな〈おじさん〉をご紹介し、浮世絵の知られざる “ 沼 ” へご案内します。
【本展の見どころ】
◆ 本展の〈おじさん〉とは?
浮世絵 ── 殊に名所や街道を取り上げた風景画には、道中の旅人たちや絶景を楽しむ観光客、その土地で暮らす人々がしばしば登場します。彼らは必ずしも作品の主役ではなく、画面の引き締め役や視線の誘導、自然の雄大さの演出など、いわゆる「点景」として副次的に添えられている場合もあります。しかし、その表情や仕草を注視してみると、実に個性豊かで生き生きとしており、愛嬌たっぷりな魅力に満ちているのです。
本展では、敬い親しむ気持ちを込めて、浮世絵に登場する名もなき人々を〈おじさん〉と呼称しています。なお、男性だけではなく、女性や子ども、犬などもご紹介します。
◆ 江戸時代は空前の旅行ブーム! 旅するおじさん
歌川広重「東海道 丗四 五十三次 二川」 中山道広重美術館蔵[前期出品]
慶長6年(1601)より江戸と各地を結ぶ五街道(東海道、中山道、甲州道中、奥州道中、日光道中)の整備が開始され、交通環境が発達しました。その後、経済の安定や出版文化の発展と相まって、庶民の旅が盛んに。東海道や中山道など宿場や道中を主題とする浮世絵には、旅を満喫するさまざまな〈おじさん〉が登場します。
◆ 人生山あり谷あり! がんばるおじさん
歌川広重「東海道五十三次之内 金谷 大井川遠岸」 中山道広重美術館蔵[後期出品]
人生は、楽しいこともあれば、困難も訪れるもの。江戸時代は、つらい世の中「憂き世」だからこそ、今を楽しく生きようという「浮世」へ転じていった時代でもあります。激しい風雨を乗り越え、留女の強引な勧誘を切り抜けながら目的地を目指す旅人たち。荷を運ぶ飛脚や人足、大河を渡す川越人足など、街道や旅に関わる仕事に励む人々。大荒れの天候や逆境にも負けない、思わず応援したくなるような、がんばる〈おじさん〉たちに注目します。
◆ 日常も非日常もお祭り騒ぎ! フェスティバルなおじさんたち
歌川広重「即興かげぼしつくし つる」 中山道広重美術館蔵[後期出品]
江戸っ子は、宴会好きにお祭り好き。戯画や風景画には、ひょうきんな宴会芸やパフォーマンスで場を盛り上げたり、お祭り騒ぎな雰囲気を楽しんだりする〈おじさん〉が登場します。さらには、特別なハレの日でなくとも、他者との関わりの中で生き生きと暮らす〈おじさん〉たち。ユーモラスながらも癒される情景には、浮世絵師たちの温かな眼差しが感じられます。日常から非日常まで、面白おかしく浮世を謳歌する〈おじさん〉たちをご紹介します。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 中山道広重美術館 ]