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【展覧会】岐阜現代美術館 大地館|荒川修作 Meaning of Colors|’24年7月6日-9月21日|終了

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岐阜現代美術館 大地館
荒川修作 Meaning of Colors

開催期間  2024年7月6日[土]- 9月21日[土]
開館時間  9:30 — 17:00
所  在  地  岐阜現代美術館
      〠 501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地(鍋屋バイテック会社 関工園内)
      phone:0575-23-1210 fax:0575-23-1218
休  館  日  第2、4土曜日、日曜日、祝日
入  館  料  無  料
イベント  担当学芸員によるギャラリートーク(事前申込不要)
      7月6日、8月3日、9月7日[土] 14:30-15:30
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今日、荒川修作は養老天命反転地や三鷹天命反転住宅といった特異な形体と極彩色の建築で知られていますが、その特徴的な色彩は作品展開を通して表れてきたものでした。
1950年代末の日本において、コンクリートの塊を箱に横たわらせた棺桶と呼ばれるシリーズで頭角を現した荒川は、61年の渡米後から制作を始めたダイアグラム(図式絵画)で、
物体の輪郭や移動の軌跡を淡く多様な色で示し大きく作風を変えました。
そこから発展し70年に発表された《意味のメカニズム》では、画面上の色彩そのものが思考実験の一要素となり、以降の体験型の作品や建築において色彩は空間を構成するものになりました。

本展では、意味のメカニズム発表後に制作された、鮮烈な色彩と対照的なグレートーンとが同居する《”No!” Says the Signified Untitled》のシリーズを中心に展示します。画面において 意味を示すものとして色彩を用いた荒川の作品を、今回は新たに見つめ直す機会となります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岐阜現代美術館

【展覧会】岐阜現代美術館|桃紅館 篠田桃紅 桃紅の書く線|’24年7月1日-9月13日|終了

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岐阜現代美術館 桃紅館
篠田桃紅
桃紅の書く線
開催期間  2024年7月1日[月]- 9月13日[金]
開館時間  9:30 — 17:00
休  館  日  毎月 第 2、4 土曜日、日曜、祝日
入  館  料  桃光館 一 般:500 円、 団体 (20名以上):400 円、 高校生以下:無 料
所  在  地  岐阜現代美術館
      〠 501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地(鍋屋バイテック会社 関工園内)
      phone:0575-23-1210 fax:0575-23-1218
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篠田桃紅は、1956-58年の渡米以前から文字の解体や文字を超えた線の形象を追求し、抽象表現に取り組んでいました。空間や余白を生かしつつ、書で培い、得た筆法に裏打ちされた墨の線は、平面的な画面においても視覚的な広がりと奥行きを生み出しています。
桃紅にとって墨で線を書くということは、「截りながら集中するということそのもので、余白に心のはたらきをこめていなければならず」、そして「墨は、塗るということには適さない。書くことのために墨はつくられたものだから、書く、という一回性のしぐさの積み重ね」でなければならないと述べています。
墨の滲みやかすれなどの墨跡に変化のある線や、一気に画面を截るような鋭い線など、桃紅の書く墨の線はつねに、時間と空間にかかわった線といえます。「性のない筆」と桃紅が呼んでいた、扱うことが難しい長鋒筆(穂の長い筆)と、自分の意図を軽く超える墨と向き合い、約80年の長き創作活動のなかでさまざまな線を書いてきました。
本展では、桃紅の書く「線」の表現に注目します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岐阜現代美術館

【展覧会】岐阜現代美術館|荒川修作展 円筒を読む|’23年4月11日-7月1日|終了

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岐阜現代美術館
荒川修作展 円筒を読む
開催期間  2023年4月11日[火]- 7月1日[土]
休  館  日  第2、4土曜日、日曜日、祝日
      4月29日 - 5月7日
開館時間  午前9時 - 午後4時30分
所  在  地  岐阜現代美術館
      501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地(鍋屋バイテック会社 関工園内)
      phone:0575-23-1210(直通)fax:0575-23-7198
入  館  料  無 料

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名古屋出身の美術家・荒川修作(あらかわ しゅうさく  1936-2010)は、鑑賞者に意味と認識を巡る思考実験を促す「意味のメカニズム」(1963-)によって世界的評価を確立しました。このシリーズが継続される一方、それ以降の作品では自身の思索そのものがダイアグラム(図式絵画)として表現されるようになりました。
幾何学的モチーフによって構成された作品は、荒川によれば色も線も形も普通の「言葉」のように使った「読む」ためのものであり、なかでも中心的なモチーフとして繰り返し用いられたのが円筒でした。

荒川は自分の作品の読み方についてほとんど説明をしませんでしたが、作品の制作を通じて発展した思想については後に多くの場で語っています。
本展では、荒川が自身の思想の先駆者として引いた作家たちの言葉を手掛かりに、円筒の現れる70年代以降の版画作品を読み解くことを試みます。

< イベント >
担当学芸員によるギャラリートーク(事前申込不要)
4月15日[土]、6月17日[土]
14:30 - 15:00(当館展示室にて)

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 岐阜現代美術館