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【展覧会】市立伊丹ミュージアム|特別展 虫 展|’24年8月9日-9月29日|

市立伊丹ミュージアム08月全

市立伊丹ミュージアム
特別展 虫 展
会  期  2024年8月9日[金]- 9月29日[日]
会  場  市立伊丹ミュージアム 展示室 1・2・3・5
      〠 664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-2 TEL:072-772-5959(代表)
休  館  日  月曜日(ただし8/12・9/16・9/23は開館、8/13・9/17・9/24は休館)
開館時間  10:00 - 18:00(入館は17:30まで)
観  覧  料  一 般 1,000円、 大高生 700円、 中小生 400円
      * 各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]
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はるか昔から日本の人びとにとって、小さく儚い「虫」は身近な存在でした。なぜなら、「虫」は日本列島のもつ豊かな自然環境の写し鏡であると同時に、生活のなかに深く息づくものとして、人びとの感性と文化を形成してきたからです。一方で「虫」たちは人びとの暮らしに利活用され、さらには神仏のように崇められ、化け物として畏れられてきました。それは豊穣の恩恵と無慈悲な天災という自然のもつ二面性ゆえであり、伝説、風習、信仰という形で日本の人びとの心に刻まれているのです。
このたび市立伊丹ミュージアムでは、この日本の文化と歴史のなかにさまざまな形で登場する「虫」について、美術・工芸・俳諧・歴史の多彩な分野の作品資料約140点を通してご紹介します。人びとが「虫」についてどのように認識し、研究し、愛でてきたのかを多角的に知るとともに、多種多様な「虫」の奥深い面白さを知る機会となるでしょう。
出品リスト PDF

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 市立伊丹ミュージアム

【展覧会】市立伊丹ミュージアム|企画展 泉 茂 1950s 陽はまた昇る|’24年6月14日-7月28日|終了

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市立伊丹ミュージアム
企画展 泉 茂  1950s 陽はまた昇る
会  期  2024年6月14日[金]- 7月28日[日]
会  場  市立伊丹ミュージアム 展示室 3・5
      〠 664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-2 TEL:072-772-5959(代表)
休  館  日  月曜日(7月15日は開館、7月16日は休館)
開館時間  10:00-18:00(入館は17:30まで)
観  覧  料  一般 500円、大高生 300円、中小生 200円
      * 各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体 / 伊丹市]。
      市立伊丹ミュージアム
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泉茂(1922-1995)は大阪市に生まれ、1940年代後半から約50年にわたり戦後関西の芸術動向を牽引しつづけた画家です。1951年、大阪で結成されたデモクラート美術家協会への参加を契機に、シュルレアリスムをはじめとする先鋭的な作品を制作し、前衛美術家としてのキャリアを歩みはじめました。戦後の目まぐるしい社会の変化を敏感に感じ取りながら、常に表現を深化し、展開させて生み出した作品は、初期の抒情的な版画からその後の洗練された抽象絵画にいたるまで、独自のユーモアに彩られています。
「勇気と自信を或いは、生きるよろこびと かなしみ」を与える絵を描きたいと願いつづけた泉。その願いは、画家になりたいという希望を心の奥に抑圧しながら必死に生きた、戦争の記憶とも深く結びついています。「陽はまた昇る」という本展のタイトルは、戦後の危機的状況のなかでも、自由な精神と人間への信頼を作品で示しつづけた、泉の50年代の活動を象徴的に表したものです。戦後の荒廃した風景のなかで自己と社会を見つめ、その地平線の先に希望の夜明けを見つづけた創作の軌跡は、不安定な時代を生きる私たちにも多くの示唆を与えることでしょう。
本展では、泉の作品に加え、泉の創作に関わる同時代の海外美術の動向や、異なる領域の表現者の作品や資料などあわせて約100点を紹介し、泉が創作にかけた想いを紐解きます。

< 泉 茂 略 歴 >
1922年、大阪市生まれ。大阪市立工芸学校(現:大阪府立工芸高等学校)で洋画家の赤松麟作や、バウハウスの造形理論教育を実践した山口正城らに学び、1951年、瑛九(えいきゅう/1911-1960)を中心に大阪で組織されたデモクラート美術家協会の結成に参加。57年、第1回東京国際版画ビエンナーレ展で新人奨励賞を受賞し、戦後の美術界を担うひとりとして高く評価されました。シュルレアリスムの手法を用いた幻想的な作風で、戦後の苦悩や希望が入り交じる複雑な心情を詩情豊かに表現しました。50年代末には、自己変革を目指してニューヨークに移住し、その後パリでの活動を経て、幾何学的な抽象絵画へと作風を展開。68年に帰国し、大阪芸術大学で教師を務めるなど、後進の育成にも尽力しました。1995年に没するも、今日まで強い存在感で関西の美術界に影響を与えつづけており、戦後の日本美術を回顧する多くの展覧会で取り上げられています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
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