タグ別アーカイブ: 瀬戸市美術館

【展覧会】瀬戸市美術館|北川民次と久保貞次郎 ― 真岡市コレクションを中心に ―|’24年8月3日-9月29日|開幕壹个月再紹介

瀬戸市美術館8月0001瀬戸市美術館8月0002

瀬戸市美術館
北川民次と久保貞次郎
― 真岡市コレクションを中心に ―
日  程  2024年8月3日[土]- 9月29日[日]
会  場  公益財団法人 瀬戸市文化振興財団 瀬戸市文化センター内 瀬戸市美術館
      〠 489-0884 瀬戸市西茨町113-3 
      TEL. 0561-84-1093 FAX. 0561-85-0415 ▶ 交通アクセス
時  間  午前9時 - 午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
      8月13日[火]、9月10日[火]は休館
料  金  一般:500円、高大生300円
      * 中学生以下、65歳以上、妊婦、障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方は無料
────────────────────
瀬戸を拠点に活躍した北川民次 (1894-1989) は、静岡県に生まれ、早稲田大学予科を中退したのち、アメリカに渡りアート・ステューデンツ・リーグで絵画の基礎を学びました。大正10年 (1921) にはメキシコに移り、トラルパムやタスコの野外美術学校で児童美術教育に打ち込むとともに、絵画の制作に励みます。昭和11年 (1936) に帰国したのち、作家仲間の紹介で久保貞次郎 (1909-1996) と出会います。久保貞次郎とは、良心的な絵本製作を目指す「コドモ文化会」を昭和16年 (1941) に設立し、北川民次が手がけた絵本《マハフノツボ》(絵・文)や、《ジャングル》(絵)などを発刊したり、久保貞次郎らが設立した創造美育協会に携わるなど、その交流は晩年まで続きます。
久保貞次郎は、児童美術教育の改革に努めるとともに、小コレクター運動の提唱など、芸術家たちの支援者としても活躍しました。久保貞次郎が収集したコレクションの一部は、平成25年 (2013) に栃木県真岡市(もおかし)に寄贈されており、その総数は約1,460点、作家数は89名にも及んでいます。
本展では、北川民次と親交のあった久保貞次郎に着目し、久保貞次郎が収集し真岡市に寄贈した225点に及ぶ北川民次作品の中から絵本の原画を始め80点をお借りし紹介します。併せて当館が近年新たに収蔵した100号の油彩画を含む北川民次作品及びゆかりの品々を展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 瀬戸市美術館 ] 

【展覧会】瀬戸市美術館|磁祖加藤民吉没後200年事業 瀬戸市美術館企画展|真玉園 加藤芳樹展|’24年6月8日-7月28日|終了

20240701171006_00030

瀬戸市美術館
磁祖加藤民吉没後200年事業 瀬戸市美術館企画展
真玉園 加藤芳樹展
日  程  2024年6月8日[土]- 7月28日[日]
会  場  公益財団法人 瀬戸市文化振興財団 瀬戸市文化センター内 瀬戸市美術館
      〠 489-0884 瀬戸市西茨町113-3 
      TEL. 0561-84-1093 FAX. 0561-85-0415 ▶ 交通アクセス
時  間  午前9時 - 午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
      6月11日[火]、7月9日[火]は休館
料  金  一般:300円、高大生200円
      * 中学生以下、65歳以上、妊婦、障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方は無料
────────────────────
瀬戸染付の窯元「真玉園」に生まれ、窯業化学や釉薬・顔料等に関する研究を重ね、釉下彩による色あざやかな作品制作に取り組んでいる、加藤芳樹氏の作品を展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 瀬戸市美術館 ] 

【展覧会】瀬戸市美術館|特別展 せとものフェスタ2024|瀬戸市美術館特別展 春岱 SHUNTAI -稀代の名工-|’24年4月20日-6月2日|終了

20240513150521_00009 20240513150521_00010

瀬戸市美術館
特別展 せとものフェスタ2024
瀬戸市美術館特別展 春岱-稀代の名工-
日  程   2024年4月20日[土]- 6月2日[日]
会  場   瀬戸市美術館
      〠 489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)
      電 話 0561-84-1093 FAX 0561-85-0415
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  5月14日[火]は休館
入  場  料  大人:500円、高大生:300円
      * 中学生以下、妊婦、65歳以上、障害者手帳(ミライロIDでも可)をお持ちの方は無料
──────────────────────
千年余に及ぶ瀬戸焼の歴史の中でも稀代の名工と謳われる春岱 (しゅんたい) は、仁兵衛家十代目として生まれました。この仁兵衛家は、初代尾張藩主義直により美濃から瀬戸へ召還され、代々尾張藩の御用を務める御窯屋の家系で、春岱も家督を継ぐと瀬戸赤津の御窯屋として数々の名品を生み出していきました。御窯屋職を退いた後は、尾張藩家老の竹腰正富に招聘され、美濃国今尾(現:海津市平田町今尾)に窯を築き陶器生産を行った他、名古屋の川名焼にも携わったといわれており、明治十年 (1877) に没するまで製作を続けました。
春岱の作と伝わる作品は、織部・黄瀬戸・志野・御深井などの釉薬や、染付・三島などの技法を駆使した作品に加え、萩・高取などの写しの作品まで多様であり、器種も茶碗・水指などの茶器から、鉢・向付・皿など多種にわたり、これが稀代の名工と称される所以となっています。
春岱の展覧会は昭和38年 (1963) に開催された以降開催されておらず、本展は約60年ぶりの開催となります。本展では、春岱が作り出した様々な作品を一堂に展示するとともに、御窯屋文書からも春岱の実像に迫るものです。完成度が高い作品群をご覧いただくことで、春岱の御窯屋としての高い技術力や、当時新たに生産が始まった染付磁器に引けを取らない瀬戸の伝統的やきものである陶器の神髄に触れていただけたらと考えています。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 瀬戸市美術館

【展覧会】瀬戸市美術館|特別展 加藤 英 水彩画展|’24年2月10日-4月14日|終了

20240327122903_00007 20240327122903_00008

瀬戸市美術館
特別展 。
日  程   2024年2月10日[土]- 4月14日[日]
会  場   瀬戸市美術館 2階
      〠 489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)
      電 話 0561-84-1093 FAX 0561-85-0415
開館時間  午前9時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  4月9日[火]は休館
入  場  料  大人:500円、高大生:300円
      * 中学生以下、妊婦、65歳以上、障害者手帳(ミライロIDでも可)をお持ちの方は無料
──────────────────────
現在、日本水彩画会理事であり、名古屋支部長である加藤 英(かとう ひでし)氏は、昭和29年(1954)に愛知県瀬戸市に生まれ、日本大学芸術学部を卒業されています。20年ほど中学校の美術教師を務めたのち、市内のアトリエで絵画教室を主宰し、その生徒数は、これまで200名を数えます。昭昭和60年(1985)に日木水彩展において初入選して以降、同展に毎年出品し、平成13年(2001)には内閣総理大臣賞を受賞されました。
本展は、学生時代に卒業制作で制作した作品や、内閣総理大臣賞受賞作をはじめとする作品を一堂にご覧いただける展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 瀬戸市美術館

【展覧会】瀬戸市美術館|磁祖加藤民吉没後200年プレ事業|瀬戸市美術館特別展|「瀬戸染付開発の嫡流-大松家と古狭間家を中心に-」|’23年8月5日-10月1日|

20230807185144_0002520230807185144_00026

瀬戸市美術館
磁祖加藤民吉没後200年プレ事業
瀬戸市美術館特別展「瀬戸染付開発の嫡流-大松家と古狭間家を中心に-」
日  程  2023年8月5日[土]- 10月01日[日]
会  場  瀬戸市美術館
      489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)
      電 話 0561-84-1093
開館時間  午前9時 - 午後5時(最終入館は 午後4時30分 まで)
      * 8月8日[火]、9月12日[火]は休館
料  金  一 般:500円、高 大 生 : 300円
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
────────────────────
瀬戸における磁器生産の始まりは、天明年間(1781-89)、下品野の加藤粂八が、肥前から逃亡してきた職人副島勇七から製磁法を学び、甥にあたる加藤忠治と力を合わせて研究を重ね、寛政元年(1789)に共同で磁器を試造したことだといわれています。そして、享和年間(1801-04)に入ると、瀬戸村の庄屋で窯屋取締役でもあった加藤唐左衛門や、加藤民吉の兄である加藤吉右衛門は、磁器焼造のための試行錯誤を重ねていました。
また、熱田奉行津金文左衛門胤臣は、熱田前新田の開発に従事していた加藤吉左衛門、民吉父子に南京焼(染付磁器)の製法を伝え、享和元年(1801)に盃、小皿、箸立てなどまだまだ不十分であったが白く焼きあがった染付磁器を焼き上げることに成功したと伝わります。

このように、瀬戸における磁器開発を主に担っていたのが、加藤吉右衛門・民吉に代表される「大松家」と、加藤忠治に代表される「古狭間家」と言えます。この両家は、瀬戸の陶祖である加藤四郎左衛門景正(藤四郎)からの家系である「山陶屋家」からの分家であり、同じくその家系からの分家として、加藤唐左衛門の「唐左衛門家」もあります。また、陶祖からの家系として「武右衛門家」があり、「山陶屋家」と「武右衛門家」が当時の瀬戸を代表する陶祖からの家系でした。
本展では、「大松家」と、「古狭間家」という初期瀬戸染付を語る上では欠かせない、二つの家系等に関連する作品を展示するとともに、民吉が修業した長崎県佐々町の窯跡から採集された陶片などを展示し、当時の瀬戸染付発展の状況を知っていただければと思っております。
また令和6年(2024)には、民吉が没してから200年という節目の年を迎えますので、本展により、民吉の偉業を再認識するきっかけとなればと考えています。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法人瀬戸市文化振興財団 瀬戸市美術館