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【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 石岡瑛子 I デザイン|’24年4月27日-7月7日|終了

20240405204939_00009 20240405204939_00010茨城県近代美術館
企画展 石岡瑛子 I デザイン
開催期間  2024年4月27日[土]- 7月7日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  月曜日、5月7日[火] ただし4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館
      * GW中(4月29日[月・祝]- 5月6日[月・振休]は無休
入  場  料  一 般 1,210円 / 満70歳以上 500円 / 高大生 730円 / 小中生 370円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  茨城県近代美術館
      〠 310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
特別協力  公益財団法人DNP 文化振興財団/株式会社DNP アートコミュニケーションズ
監  修  Team EIKO(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明[N.G.inc.])
主  催  茨城県近代美術館
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広告をはじめ、舞台美術、衣装デザインなど多岐にわたる分野で世界的に活躍したデザイナー・石岡瑛子(1938-2012)。本展では、没後10 年を経て国内外から改めて注目が集まる石岡の、キャリア初期における資生堂や、センセーションを巻き起こした PARCO の代表作をはじめ、東京を拠点にしていた1960-80 年代の仕事を中心に、アートディレクターとして采配を振るったポスターやCM、グラフィックアートからスケッチまで、約500点を一挙公開します。
本展は、常に革新的なヴィジュアルを目指した石岡のデザイン哲学と、彼女が表現者として生涯にわたって磨き抜いた「 I = 私 」を浮き彫りにします。「 I = 私 」── 自らを鍛錬し続けること、そして他者とのオープンな協働を通して培った「本当の “ 自分力 ”」 ── は、彼女のデザインを唯一無二のものとしました。
強烈な個性と飽くなき情熱が刻み込まれた石岡の「 I  デザイン」は今なお色褪せることなく、現代を生きる私たちの心の深いところに斬り込んできます。刺激的で、見る者を鼓舞しインスパイアする石岡瑛子の世界。会場で是非、その圧倒的な熱量を “体感” してください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ]

【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 英国キュー王立植物園|おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり|’24年2月23日-4月14日|

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企画展 英国キュー王立植物園
おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
開催期間  2024年2月23日[金・祝]- 4月14日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  3月18日[月]、3月25日[月]、4月1日[月]、4月8日[月]
入  場  料  一 般 1,210円/満70歳以上 600円/高大生 1,000円/小中生 490円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  茨城県近代美術館
      〠 茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
主  催  茨城県近代美術館
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E331-4445ウィリアム・フッカー 《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》
1818年 個人蔵 Photo Michael Whiteway
OLYMPUS DIGITAL CAMERAウィリアム・フッカー 《ブドウ「レザン・ド・カルム」》
1818年 個人蔵 Photo Michael Whiteway
E331-4449ピエール・アントワーヌ・ポワトー 《ビター・オレンジ》
1807-35年 個人蔵 Photo Michael Whiteway

花や薬草など植物を緻密に描いて記録する植物画、ボタニカル・アート。18世紀来のイギリス王室ゆかりの庭園で、世界有数の植物や菌類の研究機関でもある英国キュー王立植物園は、数世紀にわたって世界中で植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録し、蓄積してきました。本展では22万点に及ぶボタニカル・アートのコレクションを誇るキュー王立植物園の協力のもと、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスといった食用の植物を描いたボタニカル・アートを紹介します。そして、ティー・セットやカトラリー、家具、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』(1861年刊)などの資料とともに、18~19世紀に貿易大国として世界に君臨したイギリスの歴史や食文化、生活様式をひもときます。本展は、食を彩る植物の様々な“ものがたり”をたどりながら、科学と芸術の融合であり、目のご馳走でもある「おいしいボタニカル・アート」の豊かな世界をお楽しみいただく企画展です。

< 見どころ >
❖ ボタニカル・アート   ―サイエンスとアート、理性と感性のケミストリー
花や植物を緻密に描くボタニカル・アート(植物画)は、薬草学や植物学の科学的研究を目的として、カメラがない時代に植物を視覚的に記録するツールとして発展しました。ボタニカル・アートは、まずは科学的な正確さが求められますが、「絵」として鑑賞に堪えうる高い芸術性を備えたものが少なくありません。優れた植物画家が精魂込めて描いたボタニカル・アートは、科学的客観性においても芸術的香気においても観る者を驚嘆させ、感動させることが可能なのです。
ボタニカル・アートというとまず花の絵が思い浮かびますが、本展では、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスなど、食用になる植物に焦点を当てて、キュー王立植物園のボタニカル・アート・コレクションから厳選した、目のご馳走ともいうべき「おいしいボタニカル・アート」を紹介いたします。
❖ 食と植物がものがたるイギリスの歴史と文化
紅茶が国民的飲料になる以前にイギリスで一世を風靡したコーヒー・ハウス(コーヒー)、紅茶大国イギリスの誕生と優雅なアフタヌーン・ティー文化(チャの木)、イギリスとボルドー・ワインとの関係(ブドウ)など、イギリスは食と植物にまつわる興味深いストーリーに事欠きません。古くからイギリスで愛されてきた野菜や果物から、貿易大国として世界に進出ししていく過程で入手した植物まで、イギリスの社会や世界の歴史を動かしてきた様々な植物のものがたりをひもときます。
❖ ジョージ王朝のティー・タイム&ヴィクトリア朝の食卓の風景
ジョージ王朝時代(1714~1837)のティー・セッティングや、続くヴィクトリア朝のダイニング・テーブルの再現展示を行います。中産階級が台頭し、女性たちを中心に家庭でお茶を飲む習慣が広まった時期のティー・セッティングや、器、カトラリー、グラス等、それぞれのテーブルウェアの個性を活かした豪華なテーブル・セッティングをご覧いただきながら、産業革命を経て大英帝国として繁栄を極めていく時代の喫茶や食の風景を身近に感じていただきます。また、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の大ベストセラーで主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』などイギリスの食に関連した資料も展示します。

❖ 英国キュー王立植物園とは?
E331-4453     英国キュー王立植物園
     ©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

1841年に開園したキュー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew 以下キュー)はイギリス王室ゆかりの庭園であると同時に、植物学の分野では世界屈指の研究機関でもあります。ロンドン南西部に広がる132haの広大な敷地内には3万種以上の植物が植えられ、約22万点のボタニカル・アート、700万点以上の植物標本という膨大なコレクションを収蔵しています。キューは、数世紀にわたって世界中にプラントハンターを派遣して植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録し、蓄積してきました。現在、キューは名実ともに世界最大級の植物園であり、2003年にはユネスコ世界遺産に登録されています。

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 茨城県近代美術館

【展覧会】茨城県近代美術館|土とともに 美術にみる〈農〉の世界 ―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで|’23年7月8日-9月3日|終了

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茨城県近代美術館
土とともに
美術にみる〈農〉の世界
―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―
開催期間  2023年7月8日[土]- 9月3日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  月曜日 * ただし、7月17日[月・祝]は開館、翌18日[火]は休館。
      * 会期中、一部作品の展示替があります。
入  場  料  一 般 1,100円/満70歳以上 550円/高大生 870円/小中生 490円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  茨城県近代美術館
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農村や農民が描かれた絵画から、農業をテーマとする現代アートまで、
日本各地から精選した約100点により、美術に表れた〈農〉のイメージを探ります。
近年、気候変動や武力紛争によって生じる食糧危機が身近となるなか、わたしたちの命を支える〈農〉があらためて注目されています。本展はこの〈農〉をテーマとするものですが、ここでの〈農〉とは、田畑を耕して農作物を作ることに加え、農家の人々や農村の風景を含め、農業をとりまく諸々のことがらを指します。

絵画作品には昔から、農作業をする人々の姿が描かれてきました。19世紀には、現実をありのままに描く自然主義芸術のモティーフとして、また産業革命後には都会人を癒す風景として、田園や農民がよりクローズアップされます。一部の画家たちは、とりわけ働く農婦の姿に健康的な美を見出し描く対象としました。一方で、農村における貧困や農民運動などをテーマとする画家たちも登場します。第二次大戦後の高度成長を経た日本では、あらためて人間と自然との関係に注目し、独自の感性で〈農〉にアプローチする作家たちが現れています。
本展では、〈農〉をめぐる多様な作品を5つのテーマに分けて考察します。日本各地の美術館などから選りすぐった約100点の作品により、美術にみる〈農〉の世界をお楽しみください。

E253-3264ジャン=フランソワ・ミレー《刈り入れ》 1866-67年 ひろしま美術館蔵
E253-3267ジャン=フランソワ・ミレー《落ち穂拾い(初版)》 1855年 山梨県立美術館蔵
E253-3270フィンセント・ファン・ゴッホ 《座る農婦》 1884-85年
公益財団法人諸橋近代美術館蔵

E253-3273福田豊四郎《秋田のマリヤ》 1948年
秋田県立近代美術館蔵 *前期(7/8-8/6)展示

フライヤー オモテ面:メーンビジュアル
ジュール・ブルトン《朝》 1888年 山梨県立美術館蔵

◆ 見どころ ◆
1.〈農〉をめぐる近現代の美術作品を多彩なジャンルから紹介!
近代以降のフランスと日本における、農村や農民をモティーフとする絵画や彫刻、農業をとりまく多様な事象をテーマとする現代アートなど、日本各地から精選した、〈農〉をめぐる多彩なジャンルの作品約100点を展示。
2. ミレーやゴッホらの有名画家による農婦のイメージ
バルビゾン派のミレー、印象派のピサロらが描いた、魅力的な農家の女性像に加え、オランダ時代のゴッホによる農婦像を紹介。画家たちは、農作業や家事育児に励む女性たちに労働の尊さと健康美を見出しました。
3. 明治から昭和の画家たちが描いた、ふるさとの風景
明治時代には日本人口の約7割、第二次大戦後直後には約5割が農家でした(農業従事者数とは別)。農村出身の画家たちの中には、郷里にとどまる場合も、あるいは郷里を離れて都会や海外へ出た場合も、愛する故郷を度々描いた者がいました。小川芋銭や小野竹喬などの近代日本画に描かれた農村を中心に紹介します。
4. 弱者への共感、農村問題への関心に基づいて表された農民たちの姿
農村は、理想郷のごとく描かれることもありましたが、実際の農民たちは、生活上の困難に直面することが多かったといえます。そうした農民の現実を見つめ、既存の権力に抵抗し立ち上がる農民運動をテーマにした作品に焦点を当てます。日本の版画家たちに大きな影響を与えたドイツの女性画家ケーテ・コルヴィッツの連作『農民戦争』全点、そして北関東を中心とする日本の版画運動家たちによる木版画などを展示します。
5. 多様なアプローチで〈農〉にせまる現代アートの競演
福田玲子、野沢二郎、大森薫子ら茨城ゆかりの作家、草間彌生、米谷健+ジュリア、雨宮庸介、スプツニ子!ら国際的に活躍するアーティストたちによる、多様な〈農〉へのアプローチを紹介。宮城在住の日本画家、浅野友理子による茨城のほしいも産業をテーマにした新作も。〈農〉にまつわる魅力的なアートが一堂に会します。

茨城県近代美術館外観(正面)

茨城県近代美術館外観(正面)

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館

【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 猪熊弦一郎展『いのくまさん』|’23年4月15日-6月25日|終了

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茨城県近代美術館
企画展 猪熊弦一郎展『いのくまさん』
会  期  2023年4月15日[土]- 6月25日[日]

会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日  * ただし5月1日[月]は開館
観  覧  料  一 般 1000円 / 満 70 歳以上 500円 / 高大生 730円 / 小中生 370円
      * 各種割引、優待情報などは 下掲詳細 参照
特別協力  丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
主  催  茨城県近代美術館
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E229-2905

猪熊弦一郎《飛ぶ日のよろこび》1993年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵 © 公益財団法人ミモカ美術振興財団E229-2923猪熊弦一郎《サクランボ》1939年

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵 © 公益財団法人ミモカ美術振興財団
E229-2928猪熊弦一郎《金環食》1987年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館蔵 © 公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎(1902-1993)は香川県に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)の藤島武二教室で油彩画を学びました。1936年に小磯良平らと新制作派協会(現・新制作協会)を結成。東京、パリ、ニューヨーク、ハワイと拠点を移しながら、マティス、ピカソ、藤田嗣治、イサム・ノグチら様々な芸術家と交友し、彼らに刺激を受けつつ独自の画風を追究しました。またその制作活動は幅広く『小説新潮』の表紙絵を40年間描いたほか、三越の包装紙「華ひらく」のデザインや、JR上野駅中央改札の壁画《自由》の制作を担ったことでも知られています。

絵本『いのくまさん』(小学館発行)は、画家・猪熊弦一郎の作品の魅力をこどもたちにもわかりやすく紹介した本で、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 の企画により 2006年に発刊されました。本文は詩人・谷川俊太郎のシンプルかつ軽妙なタッチの言葉で綴られ、ページをめくっていくたびに、猪熊作品の多彩で生命力にあふれた世界が広がります。
本展はこの絵本をもとに構成した、大人からこどもまで楽しめる展覧会です。また作品に加え、戦後の社会を彩った猪熊の様々な仕事等も併せて紹介し、その魅力に迫ります。

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 茨城県近代美術館

【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~|福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に|’23年10月24日-12月24日|終了

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茨城県近代美術館
企画展 国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~
福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に
開催期間  2023年10月24日[火]- 12月24日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  月曜日 * ただし11月13日[月]茨城県民の日は開館(入場無料)
入  場  料  一 般 1,000円/満70歳以上 500円/高大生 730円/小中生 370円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
共  催  公益財団法人 福武財団
主  催  茨城県近代美術館
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E293-3847国吉康雄《祭りは終わった》 1947年 岡山県立美術館蔵
E293-3849国吉康雄《鯉のぼり》 1950年 福武コレクション蔵
E293-3850国吉康雄《安眠を妨げる夢》 1948年 福武コレクション蔵

国吉康雄(1889-1953)は明治期の岡山に生まれ、16歳で労働移民としてアメリカ西海岸に渡りますが、夜間高校で美術の才能を見出され、ニューヨークに移住し、働きながら美術学校に通います。初期にはアメリカ開拓時代を思わせる幻想的な作品で注目されますが、渡仏と生涯一度の帰国、戦争期を経て、その画風は変化し続けます。それは、国吉が生きたアメリカが、アジア系移民排斥運動、パンデミック、大恐慌、二つの世界大戦、赤狩りといった激動の時代であったことと関係します。
国吉は反戦や民主主義へのメッセージを作品に込め、美術家の権利運動の先頭に立ちました。こうした国吉の思想や苦悩が現れた、憂いに満ちた表情の女性や暗喩的な静物、色彩豊かなサーカスの道化などは観る者を魅了し、現在アメリカでは、美術家、社会活動家としての再評価が始まっています。

本展では、油彩・カゼイン画を中心に約170点の国吉作品と、日米の国吉研究と最新資料でその全貌に迫ります。また、坂田一男や小野竹喬など、国吉と同世代の岡山出身の画家の作品も展示し、欧米の美術館で実践される多面的な紹介も試みます。

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ] 

【展覧会】茨城県近代美術館|速水御舟展|’23年2月21日-3月26日|終了


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A4チラシ_裏ol茨城県近代美術館

速水御舟展
会  期  2023年2月21日[火]- 3月26日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1  TEL 029-243-5111
入 場 料  一 般 1,100円 / 満70歳以上 550円 / 高大生 870円 / 小中生 490円
      * 障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
      【 WEB予約をおすすめします 】同館ウエブサイトで
      「日時指定WEB整理券」(無料)を取得された方が優先入場となります。
       訪館日の1カ月前より予約可能です。詳細は下掲同館ウエブサイトで確認を。
開館時間  午前9時30分-午後5時(入場は午後4時30分まで)
主  催  茨城県近代美術館/日本経済新聞社
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E195-2404《洛北修学院村》 1918(大正7)年  滋賀県立美術館
E195-2409《椿花妍彩》1926(大正15)年 個人蔵(フジカワ画廊協力)

速水御舟(はやみ ぎょしゅう 1894-1935)は、明治の末期から昭和初期にかけて活躍した代表的な日本画家の一人です。明治維新以後、日本が近代化を進める中で、美術の世界、とりわけ日本画は大きな変化を強いられました。その渦中にあって、わずか30年ほどの活動を通じ、御舟はその後の近代日本画の展開に強い影響を与え、その方向性を決定づける仕事を多く遺しました。
古画の模写、写生に基づく叙情的な作品、大正期の精緻を極めた写実描写、そして古典的な絵画への回帰、単純化と平面性を伴う作品へと変化する画風には、一人の画家とは思えないほどの多彩な表現が見られます。ただ、そこには対象の真実に肉薄しようとした、御舟の一貫した姿勢を見ることができます。それは近代という時代に西洋と対峙する中で、日本画が直面せざるをえなかった様々な問題に真摯に向き合った結果ともいえます。
この展覧会では本画約100点と素描により、型にはまることを嫌い、振幅の激しい画業を通して描くことの意味を問い続けた、御舟の画家としての道筋をあらためて振り返ります。

※ 感染症予防対応のため「日時指定WEB整理券」(無料)推奨。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ]

【展覧会】茨城県近代美術館|戦後日本版画の展開 ─ 照沼コレクションを中心に|’22年12月24日-’23年2月5日|終了

E196-2452

茨城県近代美術館
戦後日本版画の展開 ── 照沼コレクションを中心に
会  期  2022年12月24日[土]- 2023年2月5日[日]
会  場  茨城県近代美術館
      310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL:029-243-5111
入 場 料  一般610円/満70歳以上300円/高大生370円/小中生240円
      【 WEB予約をおすすめします 】同館ウエブサイトで
      「日時指定WEB整理券」(無料)を取得された方が優先入場となります。
      訪館日の1カ月前より予約可能です。詳細は下掲同館ウエブサイトで確認を。
開館時間  午前9時30分-午後5時(入場は午後4時30分まで)
休 館 日  月曜日  * ただし1月2日[月・振]、1月9日[月・祝]は開館
      12月29日[木]- 1月1日[日]、1月3日[火]、1月10日[火]は休館
主  催  茨城県近代美術館
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E196-2443恩地孝四郎 《楽曲による抒情 ドビュッシー『子供の領分』より「象の子守歌」》
1950年  茨城県近代美術館蔵
E196-2446棟方志功《〈二菩薩釈迦十大弟子〉より「舎利弗の柵」》1939年
茨城県近代美術館蔵
E196-2449靉嘔《グッドバイ・ムッシュウ・ゴーギャン》1973年
茨城県近代美術館蔵

第二次世界大戦の終結は戦時下における自由の抑圧から人々を解放し、美術家たちは待ちかねたように活動を再開させていきます。そして、海外の新しい美術の潮流が日本に紹介されるようになると、国内の美術界は一挙に活気づき、1950年代には海外で開催される美術展にも多くの作家が出品をするようになります。その中で特に高い評価を受け受賞を重ねたのが版画作品でした。

戦前の日本では美術の一ジャンルとして正当な評価を得ていたとは言えなかった版画が、世界を舞台に一躍脚光を浴びたのです。これにともない国内においても版画への関心が高まり、1960年代にかけて版画ブームともいうべき状況が生まれました。以降、多くの美術家が版画に取り組むようになり、製版技術の革新や、多様な版画技法を習得した作家の登場などにより、従来の版画の概念を超えるような作品が生み出されるようになっていったのです。

本展覧会では、県内のコレクター・照沼毅陽氏(てるぬま きよう 1926-2021)より同館に寄贈された作品を中心に、戦後の日本版画の展開をたどりながらその魅力を紹介いたします。

※ 感染症予防対応のため「日時指定WEB整理券」(無料)推奨。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館
[参 考 : YouTube   茨城県近代美術館公式  企画展「戦後日本版画の展開―照沼コレクションを中心に」展覧会紹介動画 4:49  ]