タグ別アーカイブ: 草間彌生美術館

【展覧会】草間彌生美術館|草間彌生、具象を描く|’24年4月27日-9月1日|終了

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草間彌生美術館
草間彌生、具象を描く
会  期  2024年4月27日[土]- 2024年9月1日[日]
会  場  草間彌生美術館
      〠 162-0851 東京都新宿区弁天町107〔アクセス〕 
開  館  日  木・金・土・日曜日 および 国民の祝日
休  館  日  月・火・水曜日
       ※展示替え期間や館内メンテナンス期間、年末年始などは休館となりますので、
        事前に〔カレンダー〕で最新情報をご確認ください。
開館時間  11:00ー17:30
観  覧  料  一 般 1,100円、小中高生 600円
      ※ 税込金額を表示。未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
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10代の頃の草間彌生のスケッチブックには、対象を的確に描きとめた動植物の写生が多く残されています。草間は単一モチーフの反復による抽象絵画でよく知られる作家ですが、活動初期に磨いた観察力と写生による具象的な作品表現は、彼女の創作活動の出発点であると同時に、幻視や内面のヴィジョンを具体的な形に表すものとして、その後もさまざまな変遷を遂げてきました。
本展は、1940年代から現在までに草間が制作してきた具象作品の多様な展開に着目いたします。渡米前のスケッチや日本画をはじめ、70-90年代に集中的に取り組んでいたコラージュ、1979年に着手して以降おびただしい点数を手がけている版画などには、具象的な描写が多く見られます。本展ではそれらの中に頻出する動植物や日用品といった親しみやすい身近なモチーフの作品をご紹介いたします。2000年以降に手がける近年の草間の画業を代表する絵画連作からは、自画像や不思議な人物像が大小さまざまなキャンバスに自由奔放に描かれた作品群を展覧。横顔や目といった、あるひとつの具象的なイメージが全体を埋め尽くすように繰り返し描かれることによって、オールオーヴァーな抽象絵画に限りなく近い様相を成しているのも草間作品の特色です。草間が最も好む主題のひとつであるかぼちゃモチーフからは、当館の開館を記念して制作したミラールームのインスタレーションと、大型の彫刻を展示いたします。さらに、1960年代に初めて発表したボートを用いたソフト・スカルプチュアの最新作を世界初公開いたします。

※ チケットは美術館ウェブサイトのみで販売。美術館窓口では販売しておりません〔アクセス〕 
※ 入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。下掲詳細にて十分に確認を。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上参観を。
[ 詳細 : 草間彌生美術館 TOP  草間彌生美術館 HOME ]

【展覧会】草間彌生美術館|幻の色|’23年11月9日-’24年3月24日|終了

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草間彌生美術館
幻の色
会  期  2023年11月9日[木]- 2024年3月24日[日]
会  場  草間彌生美術館
      162-0851 東京都新宿区弁天町107〔アクセス〕 
開 館  日  木・金・土・日曜日 および 国民の祝日
休 館 日  月・火・水曜日
       ※展示替え期間や館内メンテナンス期間、年末年始などは休館となりますので、
        事前に〔カレンダー〕で最新情報をご確認ください。
開館時間  11:00ー17:30
観 覧 料  一 般 1,100円、小中高生 600円
      ※ 未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
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近年の草間彌生の絵画では、森羅万象を象る描線にカッパー色に水色など色彩の多様なコントラストの組み合わせが試みられ、その新鮮な表現は見る者を驚かせます。本展では、初期から現在に至るまでの代表的なシリーズを展覧し、草間の画業における特徴的な色彩表現の変遷を辿ります。
1949年に制作された初期の代表作《残夢》では暗くも夢幻的な色彩が見られる一方、57年の渡米後、新しい芸術表現に挑んだ草間は、当時探究を始めた「自己消滅」の効果を実現すべく、単色で網目などのパターンを繰り返す絵画や、事物一面を単色で塗りつぶした立体作品などで禁欲的な配色を選んでいます。
帰国後の70年代に多数制作した小作のコラージュやドローイングでは詩情豊かな色彩が見られるようになると同時に、網の絵画では地色と描線のコントラストの様々なバリエーションを創出し、その表現は80-90年代を通して、時にオプティカルで眩暈をおこさせるような強烈な色彩表現に発展し、立体作品や鑑賞者を包み込むインスタレーション作品では更にその効果が増幅されています。
近作においては、原色あふれる楽観的で希望に満ちた絵画がある一方、黒を多用し自殺を想ったものもあり、草間の内面世界の明暗を映すかのように目まぐるしく変幻する多様な色彩表現が見られます。

※ チケットは美術館ウェブサイトのみで販売。美術館窓口では販売しておりません〔アクセス〕 
※ 入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。下掲詳細にてご確認を。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上参観を。
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【展覧会】草間彌生美術館|心の中の詩|’22年3月3日ー8月28日|終了

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草間彌生美術館
心の中の詩
会  期  2022年3月3日[木]ー8月28日[日]
開  館  日  木・金・土・日曜日 および 国民の祝日
休  館  日  月・火・水曜日
開館時間  11:00ー17:30
観  覧  料  一 般 1,100円、小中高生 600円
      ※ 未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
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草間彌生は、幼時の幻覚体験や心に湧き上がるヴィジョンなど、きわめて個人的なものを創作の源泉としており、芸術家としてのデビューから間もない1950年代初頭には、美術評論家の瀧口修造や画家の阿部展也といった専門家から高い評価を得ています。それは、なにものにも捉われない草間の作品が、当時からすでに突出した独自性を示していたと同時に、「もっぱら自分の内面の問題」であると語る彼女の創作の中に、理性的な考えから解き放たれた無制限な想像力や内的なイメージに目を向けた、シュルレアリスムと相通じる表現を見出すことができるともいえるでしょう。

本展では、内からあふれ出すイメージの数々や心の葛藤をありのままに映し出した、シュルレアリスムを彷彿とさせる草間の多様な作品をご紹介いたします。創作活動を始めた頃の日本画・油彩・水彩・パステルといった様々な素材や表現技法を用いた平面作品をはじめ、有機的なフォルムの集積にイメージの連続性を見ることができる立体作品、自身の幻覚体験を基にしたインスタレーションなどを展覧。さらに、筆の動きと共に頭に浮かんでくるヴィジョンを画面上に描いた最新の大型アクリル絵画シリーズ「わが永遠の魂」を併せて展示いたします。初期から現在に至るまで、ひと時も尽きることなく自己増殖する心の中のイメージが生み出す草間の豊かな創作表現をぜひご覧ください。

※ 入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。下掲詳細にてご確認を。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。

[ 詳細 : 草間彌生美術館