土門拳記念館
特別展 The Eyes-土門拳が撮った眼-
開催期間 2024年7月19日[金]- 10月22日[火]
時 間 午前9時 ー 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
休 館 日 8/29[木]、9/25[水]ー 9/26[木]
会 場 土拳拳記念館 主要展示室、企画展示室Ⅰ、企画展示室Ⅱ
〠 998-0055 山形県酒田市飯森山2-13(飯森山公園内)
TEL:0234-31-0028
入 館 料 一 般:800円、高校生:400円、小・中学生:無 料
協 力 一般財団法人 日本カメラ財団、植田正治写真美術館、一般財団法人 草月会
共 催 酒田市、酒田市教育委員会
主 催 公益財団法人さかた文化財団 土門拳記念館
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たとえ小さくても軽くても
視線の強いものが、
ぼくの被写体として残る
写真家・土門拳(1909−1990年)が撮影した多様な “眼” に焦点をあてる展覧会を開催いたします。
20世紀日本のドキュメンタリー写真を代表する『ヒロシマ』(1958年)や『筑豊のこどもたち』(1960年)には、被写体となった人々の眼が印象的な作品が数多く含まれています。何かを強く求め訴えかけてくるような眼があれば、時には現代の私たちの在り方を問うような深く静かな瞳もあります。
昭和の著名人たちの肖像を収めた『風貌』(1953年)シリーズでは、激動の時代を切り拓いていった者たちの才気あふれる眼差しに、時を超えて対面することができます。『文楽』(1972年)や『古寺巡礼』(1963〜1975年)といった写真集では、日本美術史の中で生み出され、継承されてきた個性的な眼の造形の数々が、土門特有のクローズアップ撮影によって鮮やかに切り撮られてきました。
「ぼくは被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そして時には語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点を探る。そして火花が散るというか、二つの視点がぶつかった時がシャッター・チャンスである」と書き残しているように、彼が写した多くの “ 眼 ” には、被写体そのものの発するメッセージと、土門自身の思想の両方が反映されているといえるでしょう。眼の中に刻まれた時代と、今も生き続ける記憶を感じていただければ幸いです。
会期の後半には一部展示替えを行い、今年で30回目を迎える「酒田市土門拳文化賞」の受賞作品展と、地元・庄内地域にゆかりのある若手写真家 / 美術家の作品とともに土門拳を再考する、初の試みとなるグループ展「KDMoP Shonai Photo Meeting −リミックス土門拳−」を順次開催いたします。
※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 土門拳記念館 ] { 活版アラカルト 過去ログ }