奈良県五條市
登録有形文化財「藤岡家住宅」NPO法人うちのの館
~ 宇智野の里に残る空海の物語 ~「空海と二匹の犬」展
開催期間 2018年4月1日[日]-6月24日[日]
開催場所 登録有形文化財「藤岡家住宅」NOO法人うちのの館
休 館 日 毎週月曜日(祝日のときは開館で翌日が休館)
問合わせ 電話 0747-22-4013 (NPO法人うちのの館)
料 金 高校生以上:300円 小・中学生:200円
──────────
今は昔。弘法大師。大和の国宇智郡-うちのこおりーに至りて一人の狩りの人に会す。
大小二の黒き犬を具せり──「今昔物語」
~ 宇智野の里に残る空海の物語 ~
奈良県吉野路エリアにある五條市には弘法大師伝説も多く、平安時代後期の「今昔物語」には、空海を高野へ案内した二匹の犬と宇智野で出逢ったという説話が残っています。高野・吉野・熊野~金剛山という山〻に囲まれた五條の土地には、山岳信仰として修験道と仏教が並立して存在しました。「空海」という偉大な存在は、その民衆文化のひとつの象徴であったといえます。
文政7年(1824年)の「龍神行きの覚え」ほか、「高野山霊宝大観」「高野山国宝帳」など明治-昭和の貴重な書物、多数の祈祷礼など、金剛山麓の一地域に残る「民衆の祈り」の文化遺産を展示しています。
【詳細: NPO 法人 うちのの館 】