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【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ─『パリの憂鬱』|フレデリック・ブウテ作、森 鷗外訳

物乞いをして暮らす「一本腕」は橋の下で寝起きしている。
雪の降るある日、いつものように帰ってくると見知らぬ老人がいた。穴だらけの外套を着、白い髭を生やした男は「一本腕」と同じ境遇のように見えた。老人は横になったまま「一本腕」が手にした一切れのパンを物欲しげに見ている …… 。

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フレデリック・ブウテ作、森 鷗外訳の『橋の下』です。
物乞いをして暮らす「一本腕」は、橋の下をすみかにしています。

雪の降るある日、いつもの場所に戻ってくると見知らぬ老人がいました。
破れた外套を身にまとい白い髭は薄汚れています。
老人は「一本腕」に自分の過去を話しだしました。
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今回は表紙カバーが先にできたので、それに見合う表紙にするつもりでしたが、
うまくできないのでカバーの図版を表紙にしました。
光沢紙でも作ってみましたが、印刷インキが定着しないのと、
折り曲げた部分のトナーが剥がれるので
普通のコピー用紙にしました。ご一読ください。 [杉本昭生]

栄えゆく

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【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── 岸田國士『女七歳北条』ゟ

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岸田國士「女七歳」です。
家庭を失った少女の悲しみを散文詩のような形で書いた小品です。
作者の意図ではないかもしれませんが、
親の都合で人生が変えられる子どもたちの
心を思うと切なくなります。

同じような本を何冊も作っていると、頭の中で仕上がりが見えてきます。
それが新鮮でわくわくするものであれば、一日も早く作りたいと思うのですが、
それほどでもないと、あとの工程が面倒に思うこともあります。
そんな退屈さから逃がれたいために、あれこれ考えるのですが、
いつまで考えても自分の範囲を外れたものは、当然作れません。
ジタバタして結局無難なところに落ち着いたものがこれ。
いささか、いや、おおいに心残りではありますが
ご一読いただければ幸いです。
秋風や

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活版小本
次の本が出来るまで ── は順調に回をかさね-その107-を迎えています。

ここでは-その101-をご紹介。ご訪問をおすすめいたします。

次の本が出来るまで その101

カタカナの元字

わかりやすく並べてみました。元字は古い本からの引用です。
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