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【展覧会】松伯美術館|松篁、松園を語る 松園、松篁を語る|’23年3月28日-6月25日

松伯美術館01 松伯美術館松伯美術館
松篁、松園を語る 松園、松篁を語る
開催期間  2023年3月28日[火]- 6月25日[日] 
休  館  日  月曜日(祝日となるときは、次の平日)、展示替期間、その他必要のある場合
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  大 人(高校生・大学生を含む) 820円、小学生・中学生 410円
所  在  地  631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号 電話番号 0742-41-6666
主  催  公益財団法人 松伯美術館
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上村松園(うえむら しょうえん、1875-1949年。京都うまれ、京都府画学校〔現:京都市立芸術大学〕卒の女性日本画家。気品あふれる美人画を得意とした。1948年女性としてはじめての文化勲章を受章)と、上村松篁(うえむら しょうこう、1902-2001年。日本画家、母は江村松園、子息に上松淳之)は、お互いを尊重し、画のことはお互い話をしなかったといいます。
しかし、松篁が母・松園のことを語った文章はいくつも遺っています。また、松園の文章にも松篁について触れた箇所を見つけることができます。
ともに日本画家の母子二人の文章から、松篁が松園を語ったことばと、松園が文章で触れたことばを拾い上げ、それを基に、松園と松篁の作品を紹介します。

◉ 松園のことば
松篁は羊の絵を制作中でしたが、夜更になって、そっと松篁の画室の方をのぞいて見ますと電灯がついている、さてはまだ描いているなと思いまして、わたくしも負けずにまた筆を執るという具合で、母子竸争で制作に励んだわけでした。
──「『草紙洗』を繙いて」『大毎美術』第十六巻・第十一号 昭和12年11月

◉ 松篁のことば
長い間、美人画一筋で人物の描き方を研究し、すべてオリジナルから技法を生み出して描いた母の絵は、まるで探みが達う。
私のはただ概念的に、既成の入物画の技法を知識として学んだ絵で、改めて自分の底の浅さを思い知らされた。
──『春花秋鳥』日本経済新聞社 昭和61年6月

※ 松伯美術館、大和文華館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 松伯美術館 ]