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【展覧会】京都dddギャラリー|第241回企画展 永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅|’24年3月27日-5月26日

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京都dddギャラリー第241回企画展
永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅
会  期  2024年3月27日[水]- 5月26日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      〠 600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  火曜-金曜は 11:00-19:00 土日祝は 11:00-18:00
休  館  日  月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日は開館)
      * 4月30日[火]、5月7日[火]は祝日の翌日のため休館
主  催  公益財団法人DNP文化振興財団
入場無料
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永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。
「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。
本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

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【展覧会】京都dddギャラリー|第240回企画展 MIRROR / MIRROR:カナダ・日本 現代版画ドキュメント|’24年1月17日-3月17日|終了

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京都dddギャラリー第240回企画展
MIRROR / MIRROR:カナダ・日本 現代版画ドキュメント
会  期  2024年1月17日[水]- 3月17日[日]
         前 期 2024年1月17日[水]- 2月12日[月・祝]
            後 期 2024年2月17日[土]- 3月17日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      〠 600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  火曜-金曜は 11:00-19:00 土日祝は 11:00-18:00
休  館  日  月曜日(2月12日を除く)、展示替え2月13日[火]- 2月16日[金]、
      COCON烏丸休業日 2月20日[火]
入  場  料  無 料
主  催  MIRROR/MIRROR展 実行委員会、公益財団法人 DNP 文化振興財団
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版画王国とも称される日本は、江戸時代に興った浮世絵の伝統と、明治時代に起点をもつ創作版画の伝統が並流し、独自の成熟を世界に示し続けてきました。1970年代、版画制作の現場に写真テクノロジーが流入し、さらに80年代以降はデジタルテクノロジーがそこに加わることで、現代版画はますます魅力的な表現領域として、その進化形を示すにいたっています。
いっぽうカナダでは、とりわけアルバータ州に点在する大学の版画専攻を拠点として活動する作家たちがもたらした、写真や映像の積極的な活用と手技による伝統的版画技法との融合を一つの特徴とする動きが大きな注目を集め、70年代以降、世界の現代版画の状況に確かな存在感を示し続けてきました。
日本とカナダは、太平洋を隔てた二つの地域でありながら「多様性」ともいうべき現代版画の成熟状況を共有しつつ、作家たちを中心に積極的に友好関係を深め、これまで大小さまざまな形で交流展が開催されてきました。

「MIRROR / MIRROR : カナダ・日本 現代版画ドキュメント」は、現代版画の多様性と成熟を共有し、かつ創作の前提としつつも、安住を好まず変革を継続する、両国の野心的な作家たちによる格闘の諸相を紹介する展覧会です。技法や形式によって領域を確定することが無意味とも思える現代の美術状況の中で、今あえて版画にこだわることによって生み出される表現の質とは何か?―切実でありまた普遍性をもったこの問いに対して、出品者16様の解答が試みられることになるでしょう。
本展では、各作家の試みを二つの鏡に映し出し、照らし合わせ、相互に覗き込むことが可能な状況を設定し、広く観衆に開放することを目指します。日加修好95周年を迎える本年、両国の版画表現の現況や歴史を知ることを通して、二つの文化の相互理解をさらに深める場となれば幸いです。

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【展覧会】京都 ddd ギャラリー|第238回企画展|ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み|’23年8月9日-10月15日

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京都 ddd ギャラリー
第238回企画展
ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み
会  期  2023年8月9日[水]- 10月15日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  11:00 - 19:00  * 土日祝は 18:00 まで
休  館  日  月曜(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
      ※ 9月12日[火]は COCON烏丸特別休業のため休館、
        9月19日[火]・10月10日[火]は祝日の翌日のため休館となります。
入  場  料  無 料
主  催  公益財団法人 DNP 文化振興財団
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アメリカでもっとも愛された芸術家の一人、ソール・スタインバーグ(1914—1999)の逝去から24年。スタインバーグの名前は日本でもおなじみですが、今もっとも再発見、再評価を必要としている芸術家です。
スタインバーグは、ドローイングを「紙上で推論する方法」と捉え、神話化されたアメリカの理想像と現実とのギャップや、不気味で滑稽な不条理、たとえば、古いものと新しいもの、優雅と狂暴といったものの混在とその見えない裂け目(クレバス)を、ユーモアと風刺を備えた、軽妙でしかも鋭利な線(line)で描きました。
彼は、「見えない線」、「見えないもの」、「見えない言葉」、「見えない構造」を視覚化し、意味の変換、概念の変換に生涯挑戦し続けました。
自分自身の肩書の曖昧さを積極的に受け入れていたようで、世間からも「描く文筆家」、「言葉と音の建築家」、「境界線上の芸術家」、「新しい思想の起案者」など様々に評され、常に未知の視覚的領域を超えて、子供の絵や大人の落書きから、クラシック、バロック、マニエリスム、表現主義、キュビスム、構成主義まで、あらゆるスタイル、あらゆる表現方法を試みました。
「私は読者に共犯を呼びかけている」と、スタインバーグは見る側を、現実の理不尽さに目を向けるために当事者になることを煽ります。スタインバーグが生み出した造形は、このような思索と思想を武器に、イタリアの風刺新聞『ベルトルド』やアメリカを代表する雑誌『The New Yorker』誌をはじめ、数々の新聞や雑誌の紙面を、美術館の壁にあるピカソの絵と同じくらい明確に、芸術の場に変えたのです。

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【展覧会】京都 ddd ギャラリー|第237回企画展|葛西薫展 NOSTALGIA|’23年5月31日-7月30日

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京都 ddd ギャラリー
第237回企画展
葛西薫展 NOSTALGIA
会  期  2023年5月31日[水]- 7月30日[日]
会  場  京都 ddd ギャラリー
      600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON 烏丸 3 F
      TEL:075-585-5370  FAX:075-585-5369
開館時間  11:00 - 19:00  * 土日祝は 18:00 まで
休  館  日  月曜(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
入  場  料  無 料
主  催  公益財団法人 DNP 文化振興財団
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この度、京都dddギャラリーでは葛西薫展 NOSTALGIA を開催することになりました。本展は2021年秋、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で好評を博したものから選りすぐりのものを展示します。
葛西さんは、「サントリーウーロン茶」や「ユナイテッドアローズ」等の広告のみならず、パッケージ、CI、サイン計画ほか、小説や詩集の装幀や映画や演劇関連のグラフィック、動画制作など、多方面でめざましい活躍をしてきました。

今回の展覧会では、葛西さんがその語感が大好きと決めた「NOSTALGIA -ノスタルジア」をテーマに、近作の数々を発表します。「ノスタルジア」と言えば「郷愁」、「望郷」などの意味や、タルコフスキーの映画にも同タイトルがありますが、葛西さんはそれを、「意味のないもの、分からないものへの興味。その深層にあるもの」と語ってくれました。そして、それは手作業から生まれるそうです。定規を使うこと、墨を磨ること、絵具を絞り出すこと、鉛筆を削ることなど、そこに生ずる懐かしい匂いや音の輻輳 …… 。それは、葛西さんの身体に宿る太古の原始的な感覚を呼び起こします。葛西さんにとっては、自分の手(宇宙)を通して湧き出てくる、「創作の断片を編集する喜び」が「ノスタルジア」なのです。
葛西さんの作品には、不透明で不確実でギスギスしたデジタル時代を乗り越えるヒントがたくさん込められています。現代社会が喪失しつつある「ユーモア」と「ペーソス」、「知性」と「無邪気」等々。今の時代だからこそ葛西さんの想い描く「ノスタルジアの世界」をぜひ体感しに来てください。

葛  西    薫- かさいかおる
1949年北海道札幌市生まれ。1968年文華印刷、1970年大谷デザイン研究所を経て、1973年サン・アド入社、現在同社顧問。サントリーウーロン茶(1983-2010年)、ユナイテッドアローズ(1997-)、とらや、TORAYA CAFÉ (2004年-) などの広告制作およびアートディレクションのほか、映画、演劇のポスター、CIサイン計画、装丁などの広告制作およびアートディレクションなど。
またサントリー、サントリー美術館館、六本木商店街振興組合のCI・サイン計画、映画・演劇のグラフィック、タイトルワーク、ブックデザインなど、活動は多岐にわたる。 東京ADCグランプリ、原弘賞、毎日デザイン賞、亀倉雄策賞、講談社出版文化賞ブックデザイン賞などを受賞。著書に『図録 葛西薫1968』(ADP刊)などがある。(協力:株式会社サン・アド)

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【展覧会】京都 ddd ギャラリー|第231回企画展|鳥海 修「もじのうみ : 水のような、空気のような活字」|’22年1月15日-3月19日

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京都 ddd ギャラリー
第231回企画展
鳥海 修「もじのうみ : 水のような、空気のような活字」
展示期間  2022年1月15日[土]-3月19日[土]
開館時間  11:00-19:00 * 土曜日は18:00まで 
休  館  日  日曜・月曜・祝日休館  入場無料
会  場  京都 ddd ギャラリー
      616ー8533 京都市右京区太秦上刑部町10
      TEL:075-87-1480
主  催  公益財団法人 DNP 文化振興財団
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「日本人にとって文字は水であり、米である」というタイポグラファー・小塚昌彦の言葉をきっかけに、これまで100以上もの書体を生み出してきた鳥海修。
本展「もじのうみ: 水のような、空気のような活字」では、氏がそもそも文字に携わる人生を歩むことになった山形県遊佐町から望む鳥海山の景色を起点に、私たちの日常生活において欠かせない「書体」がいかに制作され、普段目にするインフラとしての活字となっていくのか、デザインする過程で生まれたスケッチや試行錯誤の痕跡、下書き、仕上がった原字、実社会での使用例などを通して、これまでの仕事の展覧を試みます。

また、鳥海は書体設計士として数多くの書体制作に関わる一方で、これまで大学や私塾にて活字デザインに関する教育や指導に当たってきました。本展では、その教え子でもある岡村優太、廣田碧、三重野龍の 3 名がアートディレクションを担当し、より感覚的かつ身体的に書体設計のことがわかるような空間をつくります。
タイトルの通り、ギャラリー内にところせましと並べられた「もじ」の「うみ」に溺れることによって、「水」や「空気」といった、普段は意識することのない私たちが必要としている日本固有の文字について、改めて考える機会となれば幸いです。

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【展覧会】京都 ddd ギャラリー|第230回企画展|SURVIVE – EIKO ISHIOKA / 石岡瑛子 デザインはサバイブできるか|’21年10月16日-12月18日

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京都 ddd ギャラリー 第230回(巡回)企画展
SURVIVE – EIKO ISHIOKA / 石岡瑛子 デザインはサバイブできるか
展示期間  2021年10月16日[土]-12月18日[土]
開館時間  11:00-19:00 * 土曜日は18:00まで 
休  館  日  日曜・月曜・祝日休館 入場無料
会  場  京都 ddd ギャラリー
      616ー8533 京都市右京区太秦上刑部町10
      TEL:075-87-1480
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石岡瑛子(1938-2012)は、1960-70年代の東京で、資生堂、パルコ、角川書店などのアートディレクター(AD)として、広告界にセンセーションを巻き起こし、当時世の中にある「女性」のイメージをことごとく覆し、1980年代の「女の時代」到来の布石を打ちました。
特に、70年代、最も熱いメッセージを送り続けた一連のパルコのポスターは、カメラマン、コピーライター、モデル等との親密でありながら、緊張感みなぎるコラボレーションにより、世界も驚くほどの表現水準に高まり、広告の領域を超えて強烈なアートとして時代を彩りました。

本展は、2020年12月から2021年3月まで、東京のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催され、好評を博した石岡瑛子個展を、再編成し巡回するものです。
資生堂やパルコなどの広告キャンペーンの名作をはじめ、映画や演劇のポスター、レコードジャケット、自著を含めた多様なブックデザイン他、主に1980年代のニューヨークへ渡るまでの日本の仕事に焦点を当てます。
さらに、日宣美賞受賞作品や学生時代のスケッチ、制作過程の一環を垣間見ることのできる校正指示やアイデアラフなど、クリエイティブに対する情熱を伝える作品・資料を、石岡瑛子の言葉とともに展開します。

生前、石岡がマントラのように唱えていたことば、「ORIGINARITY」、「REVOLUTIONARY」、「TIMELESS」。半世紀近い時を超えてなお、これら石岡瑛子の革命的な創造精神の破片は、私たちの心を激しく揺さぶりながら、確信を持って「目覚めなさい」とささやいています。

※ 新型感染症「COVID-19」予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】京都 ddd ギャラリー 第219回企画展|組版造形 白井敬尚|’19年01月12日-03月16日

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組版造形 白井敬尚
2019年01月12日[土]-03月16日[土]
主  催  公益財団法人DNP文化振興財団
会  場  京都 ddd ギャラリー
      入場無料
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タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による展覧会タイトルでもあります。本展は、美しい装丁の数々をお見せするのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶ、ちょっと異色の展覧会となります。

白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌『アイデア』(誠文堂新光社)のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを2005年から10年間にわたり手がけました。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっています。

他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。白井は本に書かれたモノ・コト・ヒトを注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていきます。白井の手により形を与えられた様々なテキスト=声が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてきます。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験を提供してくれます。

本展では白井による実際の仕事とともに、制作にあたって参照された資料なども併せて紹介します。1冊の本を作るのにどれほど目を見開く必要があるのかがうかがい知れると同時に、過去の知識や造形がいかに引用・参照され、形を変えて継承されていくのか、表層だけではない実に奥深い組版造形の世界を、じっくりと堪能できる時間となるに違いありません。

【 詳細: 京都 ddd ギャラリー

【展覧会】 京都 ddd ギャラリー・京都市立芸術大学 ビジュアル・デザイン研究室 共催展 グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展|11月12日-12月22日

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京都 ddd ギャラリー
京都 ddd ギャラリー・京都市立芸術大学 ビジュアル・デザイン研究室 共催展
グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展
開催期間  2018年11月12日[月]-12月22日[土]
開館時間  11:00-19:00  * 土曜日は18:00まで
休  館  日  日曜・祝日休館  入場無料
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「グラフィックで科学を学ぼう 進化のものがたり展」では、京都芸大ビジュアル・デザイン専攻の学生たちが、生物の進化について書かれた専門書を読み、その内容を子供たち(小学校 中・高学年)に伝えるためにデザインした作品を展示します。学生たちがデザインした作品は、ゲーム、映像、絵本など多岐に渡ります。
科学の知識は正確に伝えられなければなりません。説明文、図版、写真、どれも正確を期すことが求められますが、学生たちが子供たちに進化について伝えようとしたこれらの作品には全て、なんらかの「ものがたり」が加えられています。

また、この展覧会には、京都大学所蔵近代教育掛図を展示しています。近代教育掛図は、旧制第三高校の学生たちが植物などを学ぶために世界各地から集められた図版です。通常このような図版は、正確である一方でやや退屈と感じることがあるものですが、近代教育掛図は、科学的視点から事実を伝えるという使命を超え、世界の深遠さを多角的に示唆する芸術性を感じさせる「作品」に昇華しているように感じられます。
学生たちが作った作品と近代教育掛図からは、楽しく、美しく、情報が伝わります。
これらの作品から、科学と芸術が並存した世界を可視化することができる、グラフィックデザインの可能性を感じていただければ幸いです。

【 詳細: 京都 ddd ギャラリー