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【展覧会】佐川美術館|十五代樂吉左衞門・直入展|-黒樂茶碗と焼貫黒樂茶碗-|’ 21年4月1日-9月5日

2021-04-05 (2)

佐川美術館
十五代樂吉左衞門・直入展 -黒樂茶碗と焼貫黒樂茶碗-
展示期間  2021年04月01日[木]-09月05日[日]
開館時間  9時30分-17時 (最終入館は16時30分迄)
休  館  日  毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)
      * 展示替え等のため臨時休館する場合があります。
入  館  料  一  般  ¥1,000  高校生・大学生 ¥600
      * 企画展開催時は、その都度定める料金
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樂焼は桃山時代、茶の湯の大成者・千利休の理想とする茶碗を初代長次郎が形にしたことにはじまり、直入(じきにゅう)は樂家の十五代吉左衞門です。
轆轤を用いず手捏ねで成形し、箆で削り上げて形を造り、屋内の小規模な窯で焼き上げられてきた樂焼の技法は、他に類のない独特なものです。

450年一子相伝で伝わってきた樂焼は、各代が長次郎を意識しながらも、自らの表現を追求し、伝統と創造を極めてきました。
特に直入は、従来の赤樂茶碗、黒樂茶碗の他に焼貫焼成によるこれまでにない焼貫黒樂茶碗、焼貫茶入、焼貫水指を制作し、数々の独特な世界を築き続けています。

本展では、十五代樂吉左衞門・直入によって生み出された黒樂茶碗と焼貫黒樂茶碗を展観いたします。手捏ねで造られたままの姿に、黒の釉薬が掛けられた伝統的な技法の中にもモダンな造形の黒樂茶碗。特殊な焼貫技法を駆使し、多彩な釉薬と大胆な面取り箆や沓形に歪められた造形が前衛的な焼貫黒樂茶碗。
そして近年、さらなる進化を遂げた巌のように静かで寡黙ながらも力強いモノトーンの巌石(がんせき)茶碗にもまた焼貫焼成による新たな表現がうかがえます。
黒樂茶碗と進化し続ける焼貫黒樂茶碗の数々をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 佐川美術館  十五代樂吉左衞門 ]