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【展覧会】堀辰雄文学記念館|軽井沢町制施行100周年記念 堀辰雄来軽100年|堀辰雄と歩く軽井沢|’23年7月13日-11月5日|

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堀辰雄文学記念館
軽井沢町制施行100周年記念 堀辰雄来軽100年
堀辰雄と歩く軽井沢
開催期間  2023年7月13日[木]- 11月5日[日]
      * 7月15日 - 10月31日は無休
所  在  地  長野県北佐久郡軽井沢町大字追分662 TEL / FAX 0267-45-2050
開館時間  9時 - 17時 (入館は 16時30分 まで)
休  館  日  水曜日(水曜日が祝日の場合は開館)
入  館  料  大 人 400円、子ども 200円(追分宿郷土館と共通)
      * 各種割引、優待情報などは、下掲詳細参照。
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今年は、堀辰雄が大正12年に初めて軽井沢を訪れてから100年にあたります。
堀は、昭和28年に追分で亡くなるまで、多くの時間を軽井沢で過ごしました。
堀が執筆した作品には、軽井沢が舞台になったものも多く、本展示では、堀辰雄が描いた軽井沢を紹介します。

堀記念館

堀辰雄文学記念館の様子>
明治37年東京に生まれ、昭和初期に活躍した作家 堀 辰雄は、大正12年19歳の時に軽井沢を訪れて以来、毎年のようにこの地を訪れるようになり、軽井沢を舞台とした数々の作品を残しました。昭和19年からは追分に定住し、この地に建てた家で昭和28年に49歳で亡くなりました。

この記念館は、軽井沢をこよなく愛した作家、堀 辰雄に関する資料を展示・保管する文学館です。館内には、原稿・書簡・初版本・遺愛の品々が展示され、堀 辰雄の生涯と文学の背景を知ることができる展示室、辰雄が晩年を過ごした住居、愛蔵書が納められた書庫があります。閲覧室では堀 辰雄の関係書籍を閲覧することができ、この記念館を訪れることにより、堀 辰雄の文学に触れることができます。
また、記念館の周辺は堀 辰雄ゆかりのエリアで、散策を楽しむこともできます。

※ 下掲詳細公式サイトで、最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 軽井沢町 堀辰雄文学記念館だより

{新宿餘談
本欄にも、ずいぶん堀辰雄・多恵子夫妻のことを記してきたつもりだった。サイトをみるとネット時代以前だったようで、朗文堂愛着版図書『花あしび』に関して愚見をしるした、タイポグラフィつれづれ艸 「花あしびによす」くらいしかなかった。
本展会期開始からほぼみつき、ネタバレ批判もない時期になった。蛇足乍堀辰雄と軽井沢に同行した「一人の有名な詩人」とは室生犀星で1923年8月のこと。つまり百年前のことである。
翌9月は関東大震災で、堀は隅田川に避難したが母親は水死した。東京築地活版製造所は引き渡しを受けた新築ビルにまさに移転作業中で、昼食の召集があった直後のことであった。清水組(清水建設)施工の建屋は堅牢だったが、活字製造機器・活字種字・製品活字の大半を焼失した。
この震災は横浜と東京下町地区で激甚をきわめた。そして明治期以降、中央区(旧京橋区)に集中していた多くの活字製造業者、印刷加工業者は、これを期に、被害が少なかった東京西地区の堅牢な地盤をもとめて、神田川を遡上するようなかたちで一斉に移転した。
東京築地活版製造所は1923年(大正12)の震災以降、往時の盛況を取りもどすこと無く、1938年(昭和13)に「見えざる手」によっってひっそりと清算解散を迎えることとなる。おどろくことにこの「東洋一の活字製造業者」の解散に、印刷・活字業界紙誌はまったく完璧なまでの沈黙をまもり、一般紙でもこれを報じたものはほとんど無かった。
ネットを探ったら感染症流行以前、堀辰雄記念館が元気なころの記録がみつかった。紹介したい。
[ 参 考 : 活版アラカルト 【展覧会】堀辰雄文学記念館|開館25周年企画展|堀達雄とすばらしき文学者たち|’18年3月15日-6月17日|終了企画 ]

【展覧会】堀辰雄文学記念館|開館25周年企画展|堀達雄とすばらしき文学者たち|’18年3月15日-6月17日|終了企画

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堀 辰雄文学記念館
開館25周年企画展
堀 達雄とすばらしき文学者たち
開催期間:平成30年3月15日[木]-6月17日[日]
開催場所:堀 辰雄文学記念館
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堀 辰雄文学記念館は、平成5年4月2日に開館して今年で開館25周年を迎えます。
これまで多くの皆様方に支えられてきたおかげであり、心より感謝申しあげます。
堀辰雄は旧制第一高等学校で神西清と出会うことにより文学への道を歩み、室生犀星と芥川龍之介を師としました。そして、川端康成、立原道造、中村真一郎、福永武彦など多くの文学者と交流がありました。
今回は開館25周年記念の第一弾として、堀 辰雄が交流した多くの文学者たちについて、作品、書簡、などの関連資料を交えながら、堀 辰雄の世界を紹介いたします。
また、初公開となる資料もあわせて展示いたします。

【詳細: 軽井沢町 堀 達雄文学記念館

開催期間中のイベント
◎野いばら講座
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【展覧会】 「野上弥生子展 ~99歳まで書き続けた作家~」 軽井沢高原文庫 10月09日(月・祝)まで  

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展覧会 「野上弥生子展 ~99歳まで書き続けた作家~」
軽井沢高原文庫
2017年7月15日[土]-10月9日[月・祝]
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夏目漱石との出会いにより文学に開眼し、明治・大正・昭和を生き抜き、99 歳まで現役の作家として書き続けた類無い明察者、野上弥生子の生涯と文学を紹介します。
とくに代表作「迷路」は、第二次世界大戦を挟み、日本の社会情勢を見つめて、約20年をかけて完成された稀有な長編であり、弥生子の平和への願いは今日の私たちの心に響きます。
弥生子は「真知子」終章以降、「迷路」「秀吉と利休」「森」など長編のほとんどを、北軽井沢山荘で執筆しました。
1928年以来、こよなく愛した北軽井沢での暮らしぶり、文化人・文学者との交友、子どもの本なども紹介。初版本、原稿、書簡、初出紙誌、遺愛の品々など約200点を展示いたします。
今回の展覧会を機に、北軽井沢にあった野上弥生子の離れ(1996 年に当館敷地内に移築)の茅葺屋根の葺き替え工事を行い、再公開します。
【 詳細情報 : 軽井沢高原文庫
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{新宿餘談}
晩夏から本格的な秋の彩りに。高原のまち軽井沢でアフター・バカンスを愉しんでいた別荘族も「山をおりて」、これからは静寂のときを迎えます。
ご案内が遅れましたが、軽井沢高原文庫では、企画展「野上弥生子展 ~99歳まで書き続けた作家~」が間もなく会期を終了します。
多くの文人に愛された軽井沢には 「 堀辰雄文学記念館 」 もあります。秋のいちにち、つれづれに文庫めぐりはいかがでしょう。

展覧会 「野上弥生子展 ~99歳まで書き続けた作家~」の告知フライヤーの見出しには、小社販売の 「 四川宋朝体 龍爪 」 をご使用いただいております。
「四川宋朝体 龍爪」は、唐代中期の顔真卿の筆法を引き継いでいた、四川刊本字様を継承したもので、あたらしいデジタル・タイプとして誕生しました。
龍爪パッケ