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【展覧会】大和文華館|特別企画展 没後100年 富岡鉄斎 ― 知の巨人の足跡 ―|’24年4月12日-5月19日

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大和文華館
特別企画展 没後100年 富岡鉄斎 ― 知の巨人の足跡 ―
会  期   2024年4月12日[金]- 5月19日[日]
休  館  日  毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館し、次の平日を休館いたします)
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
所  在  地  〠 631-0034 奈良市学園南1-11-6 TEL 0742-45-0544 FAX 0742-49-2929
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
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本年は、近代日本を代表する文人画家・富岡鉄斎(1836-1924)の没後100年にあたります。当館の鉄斎コレクションを中心に、豊かな学識と幅広い交友のもとに生まれた鉄斎芸術の世界をご覧いただきます。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
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【展覧会】大和文華館|染織品と松浦屏風 ― 織物・染物・刺繍 いろとりどり ―|’23年4月7日-5月14日

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大和文華館
染織品と松浦屏風 ― 織物・染物・刺繍 いろとりどり ―
会  期  2023年4月7日[金]- 5月14日[日] 
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時30分 まで)
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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糸を紡ぎ、布を織り、染め、縫う。こうしてできた染織品は、古くより人々の生活を豊かに彩ってきました。
日本では、飛鳥・奈良時代に中国の隋・唐時代頃の染織品の影響を受けて技術が発展し、中世から近世にかけては、中国の元・明時代頃の高級織物やインドの更紗などが盛んに輸入されて茶の湯の世界で珍重されるなど、世界の様々な地域と関わりながら、染織の技術や染織への美意識が磨かれてきました。また、桃山から江戸時代には、経済の発展にともない染めや刺繍の技術が発展し、様々な模様で飾られた衣装が生み出されました。この時期の風俗画には、流行の華やかな衣装が描かれており、その描写が見所の一つとなっています。

本展には、飛鳥・奈良時代時代の貴重な上代裂、祈りが込められた繍仏、茶の湯の世界で尊ばれた名物裂、エキゾチックな趣きのインド・中東の布(久しぶりの展示!)、美しい衣装の描かれた日本の近世の風俗画などが並びます。多彩な染織の美をご堪能ください。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を
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【展覧会】大和文華館|特別企画展 隠逸の山水|’23年2月24日-4月2日

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大和文華館
特別企画展 隠逸の山水
会  期  2023年2月24日[金]- 4月2日[日] 
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時 まで)
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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巷の喧噪を離れた静かな場所で暮らすことは、古くから文化人たちの憧れでした。本展覧会では、美しい自然に満ちた風景を描きだした日本の作品を中心に展示します。
水辺や山中にたたずむ理想の書斎を描いた禅僧たち、力強く整った自然の景観を作り出した狩野派、中国の画題や絵画様式を取り入れながらも、己の個性を発揮した文人画家たち、実際に見てきたかのような現実味あふれる山水画を創作した写生画派など、様々な表現で描かれてきた山水画を見ていきます。

山水画はなぜ描かれ、鑑賞されてきたのでしょうか。室町時代から江戸時代まで、幾世紀ものあいだ愛されてきた山水画の意義と魅力を “ 隠逸 ” という観点から読み解きます。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
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【展覧会】大和文華館|特別企画展 麗しいほとけと仏教工芸|’23年1月13日-2月19日|

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大和文華館
特別企画展 麗しいほとけと仏教工芸
── 中国・朝鮮・日本の仏教美術 ──
会  期  2023年1月13日[金]- 2月19日[日] 
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時 まで)
入  館  料  一 般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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exhibition7-2重要文化財
銅板地螺鈿花鳥文説相箱  大和文華館蔵

ex522_07金銅如意輪観音像 中国・唐時代 大和文華館蔵

インドから中国や朝鮮半島、日本など東アジアへ広まった仏教は、信仰により種々の美しい造形を生み出しました。これらは、麗しい仏の姿そのものであり、また、仏の教えを具現し、荘厳するために、金銀を用いてきらびやかに飾られた舎利容器などの荘厳具や供養具、密教法具、僧侶が用いる僧具などの仏教工芸があります。
仏の姿は、長く残るように紙や絹、木や石、金属など様々な素材を用いてあらわされ、荘厳されました。仏像や仏塔を造り、仏や舎利を奉り、写経する行為は、悟りを開くための善行として推奨され、日本では末法の世が始まるとされた、平安時代後期から鎌倉時代にかけて特に広く、盛んに行われました。

また、求法のために中国に渡った僧侶は、数多くの経典や仏画とともに、修法や儀式を行うための仏具類も請来していることが 請来目録 などから知ることができます。ほとけの教えを理解し、行い、伝えるために、仏像や経典とともに仏具が重要であったことがわかります。
この展覧会では、東アジアの信仰から生み出され、祈りを込めてあらわされてきた麗しいほとけの造形を、大和文華館所蔵作品と特別出陳作品によって見ていきます。

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【展覧会】大和文華館|特別企画展 明清の美 ─ 15-20世紀中国の美術 ─|’22年11月18日-12月25日|会期終了

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大和文華館
特別企画展 明清の美 ── 15-20世紀中国の美術 ──
会  期  2022年11月18日[金]- 12月25日[日] * 会期中展示替あり
        【前 期】 11月18日[金]- 12月  4日[日]
        【後 期】 12月  6日[火]- 12月25日[日]
休  館  日  月曜日休館
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は 午後4時 まで)
入  館  料  一  般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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漢民族が興した王朝である 明(1368-1644)、それに続く 女真族(満州族)の王朝である清(1616-1912)は、いずれも長い歴史に育まれた中国の伝統を継承しつつ、経済発展を背景に、宮廷や知識人、民衆などの様々な層で、多彩で華やかな芸術文化が栄えました。そして交易などによって、明清の文物と人が他国に渡り、それぞれの国に新たな表現技法をもたらしたことも知られます。日本においては、沈詮-しんせん-ら来舶清人が描く迫真的な花鳥動物画、琉球では、清代の福州(現在の福建省)で画を学んだ山口宗季-やまぐちそうき-などが挙げられるでしょう。
本展観では、同館の収蔵品を中心として、主に15世紀-20世紀初頭における明清中国の多彩な美術をご覧いただきます。更に同時代の琉球を始めとする、中国と関わりをもった国々の作品も展示します。
2022年は、日中国交正常化50周年、そして沖縄復帰50周年にあたります。この二つの節目の年に、時代の証人ともいえる作品達を通して、悠久なる東アジアの文化交流史に想いを馳せていただけましたら幸いです。

※ 大和文華館、松伯美術館、あべのハルカス美術館は、近鉄グループが運営する美術館です。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を

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【展覧会】大和文華館|一笑一顰 ─ 日本美術に描かれた顔 ─|’22年8月19日ー 10月2日

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大和文華館
一笑一顰 いっしょういっぴん ── 日本美術に描かれた顔 ──
会  期  2022年8月19日[金]ー 10月2日[日]
会  場  大和文華館
      631-0034 奈良市学園南1丁目11番6号 TEL 0742-45-0544
休  館  日  毎週月曜日   * ただし 9月19日[祝]は開館し、翌20日[火]が休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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“ 一笑 いっしょう 一顰 いっぴん ” とは、微笑んだり眉を顰-ひそ-めたりといった、ちょっとした表情の変化のことを指します。人物の喜びや不快感を、顔や仕草であからさまに描き出した絵画がある一方で、描かれた表情だけではその思いを読み取ることの難しい作品もあります。
展覧会では、大和文華館所蔵の人物画の数々に、印象的な顔の描かれた作品を加えて展示します。作品の背景となる物語や解釈もあわせてご紹介しながら、日本美術に描かれた人びとの表情にあらわれた美しさや魅力に迫ります。

顔や仕草に注目して鑑賞することで、彼ら彼女らがより身近に見えてくるのではないでしょうか。一笑一顰を見逃さないように、目を凝らしながら、名品の数々をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 大和文華館
{新宿餘談}
「一顰-いっぴん」が解りにくければ、「顰蹙-ひんしゅく/不快に思って顔をしかめること、まゆをひそめること」でおぼえられますね。追い追い触れますが、「いっぴんひんしゅく」のよううに、半濁音になったり、清音になるなど、わが国にとっては ── 中国にとっても、「は行」の字音はチョット問題があるようです。

【展覧会】大和文華館|特別展 住吉広行 ― 江戸後期やまと絵の開拓者 ―|’22年10月8日-11月13日|終了企画

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特別展 住吉広行 ― 江戸後期やまと絵の開拓者 ―
会  期  2022年10月8日[土]-11月13日[日]
      ※会期中展示替あり
      【前期】10月 8 日[土]-10月23日[日]
      【後期】10月25日[火]-11月13日[日]
休  館  日  月曜日休館(ただし、10月10日[月・祝]は開館し、翌11日[火]が休館)
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  一  般  950円、高校・大学生  730円、小学・中学生 無 料
主  催  大和文華館
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住吉広行(1755-1811)は、住吉家の五代目当主として活躍した絵師です。住吉家当主は、江戸時代前期に活躍した初代の如慶、二代目の具慶以降はあまり注目されてきませんでしたが、具慶以降も代々幕府の御用を務めており、特に五代目の広行は、将軍家斉のもとで老中首座・将軍補佐を務めた松平定信に重用され、様々な重要な文化事業に携わりました。寛政度の内裏造営では、最も格の高い紫宸殿の「賢聖障子」の制作を、急逝した狩野家のトップの狩野典信に代わって広行が行い、名実ともにやまと絵界の頂点に立つことになります。

広行は、有職故実や古画の知識を様々な絵画制作に活かし、復古的な画題を手掛けたり、古画の図様を積極的に取り入れたり、豊麗なやまと絵の彩色を極めたりしています。18世紀後期から19世紀前期にかけて活躍する復古やまと絵派や江戸琳派の絵師たちにも類似した傾向が見られ、広行の画業は、江戸時代後期のやまと絵の新しい方向性を先導するものとして注目されます。
本展は、住吉広行を中心に取りあげるはじめての展覧会になります。広行が如慶・具慶の伝統をどのように引き継ぎ、新しい時代の要請にどのように応え、やまと絵の地平をどのように切り拓いていったのか、その画業を明らかにします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
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【展覧会】大和文華館|特別企画展 泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 ―越境する美術―|’22年4月8日-5月15日

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大和文華館
特別企画展 泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 ―越境する美術―
会  期  2022年4月8日[金]-5月15日[日] * 一部展示替あり。
会  場  大和文華館
      631-0034 奈良市学園南1丁目11番6号 TEL 0742-45-0544
休  館  日  毎週月曜日休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時まで)
入  館  料  一般 630円 高校・大学生 420円 小学・中学生 無 料
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日本にキリスト教が伝えられたのは、16世紀半ばのことです。布教のために、人々の感性に直接訴える音楽や絵画が活用され、やがて日本人信者のなかに、洋楽器や西洋風の絵画を制作する者も現れます。徳川幕府による禁教政策がとられるまでの半世紀足らずの期間に、宣教師の指導を受けて描かれた絵画を〈初期洋風画〉と呼びますが、その代表作が「泰西王侯騎馬図屏風」です。

幕府のキリシタン弾圧で〈初期洋風画〉の芽は摘まれますが、それでも、「松浦屏風」に描かれている女性たちが、ロザリオを首飾りにし、カードゲームに興じているように、洋物を愛好する風潮は根強く残りました。
本展では、サントリー美術館所蔵の「泰西王侯騎馬図屏風」と、「松浦屏風」(当館蔵)を軸に、東西の文明圏の境界を越えて行き来し、それぞれの地に根付いた美術工芸の諸相を眺めます。

どうぞ、異国趣味あふれる造形の数々をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
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