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【展覧会】大阪歴史博物館|特集展示 銀行重役のコレクション|-京・大坂の近世絵画を中心に-|’23年1月25日-3月21日|終了

大阪歴博特集大阪歴博A!大阪歴博B大阪歴史博物館
特集展示 銀行重役のコレクション
-京・大坂の近世絵画を中心に-
会  期  2023年1月25日[水]- 3月21日[火・祝]
会  場  大阪歴史博物館 8階 特集展示室
      540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
      TEL:06-6946-5728(ゴーナニワ)/ FAX:06-6946-2662
時  間  9:30 - 17:00 * 入館は 閉館30分前 まで
観  覧  料  大 人 600円、高校生・大学生 400円   * 常設展示観覧料でご覧いただけます
主  催  大阪歴史博物館
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近代の大阪は、日本を代表する商工業都市として財閥や大企業の本拠地となりました。それらを率いた人々のうちには日本美術の愛好者や収集家がいました。大阪にあった山口銀行などを経営した山口財閥の山口吉郎兵衛(やまぐち きちろべえ)もそのひとりで、重役として彼を支えた人物に西田永助がいます。
当館では、その西田家に伝来した絵画を収蔵しており、近代大阪における豊かな暮らしを彩った絵画がどのようなものであったのかを知ることができます。その大半は、江戸時代後期から明治時代にかけての、大坂(阪)や京都で活躍した画家の作品で、四季折々の情景を描いた花鳥画です。

作者は大坂の森一鳳(もり いっぽう)や、西山完瑛(にしやま かんえい)、京都の松村景文(まつむら けいぶん)や、森寛斎(もり かんさい)ら、写実を基本にした穏やかな自然物の描写を得意とした人たちです。
西田家旧蔵品の絵画を通じて、当時の人々の絵画に対する好み、また優れた技量を持ちながらも、今では顧みられることが少ない画家について知っていただく機会となれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。
[ 詳 細 : 大阪歴史博物館 ]

【展覧会】大阪歴史博物館|特別企画展 ― 橋本コレクション受贈記念 ―|文明開化のやきもの 印版手 – いんばんて|’23年1月21日-3月21日|終了

印版手展チラシビジュアル 印版手展チラシ_裏

大阪歴史博物館
特別企画展「―橋本コレクション受贈記念―  文明開化のやきもの 印版手 – いんばんて」
会  期  令和 5 年(2023)1 月 21 日[土]- 3 月 21 日[火・祝]
休  館  日  火曜日休館  * ただし 3 月 21 日は開館
開館時間   午前 9 時 30 分 - 午後 5 時    * 入館は閉館の 30 分前まで
会  場  大阪歴史博物館 6階 特別展示室
      540-0008 大阪市中央区大手前 4-1-32
      電話 06-6946-5728  ファックス 06-6946-2662
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧になれます
      大 人 600 円、高校生・大学生 400 円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は 無 料
主  催  大阪歴史博物館
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本展では、明治時代から昭和初期にかけて全国各地で大量生産された日常使いの器「印版手*」の一大コレクションを陳列します。描かれたさまざまな図柄を楽しんでいただける企画です。
型紙や 銅版転写-どうばん てんしゃ-などの技法で、当時の風俗や流行を取り入れた図柄を、陶磁器に転写する 印版手 のやきものは、その美しい青色、そしてデザインの多様性などから、各地に多くの愛好家が存在します。
大阪歴史博物館では平成29年(2017)度に、印版手 コレクターとして知られる 橋本忠之ーはしもと ただゆきー氏が、体系的、網羅的に収集した 印版手作品  1,129点 の寄贈を受けました。本展はそのお披露目の展示となり、ほとんどの作品が初公開です。

あわせて令和3年(2021)度に大阪で陶業商が集中していた「瀬戸物町」(現・大阪市西区)の老舗陶器商「つぼ善 – つぼぜん」商店から寄贈を受けた、大阪で明治末期から昭和戦中期にかけて発行された、陶磁器の業界紙『陶業時報』を特別公開します。

明治時代、文明開化とともに隆盛期を迎えた 印版手。本展が それらを通して映し出す人々の生活と文化、思想のあり方について改めて考える契機となれば幸いです。
なお、新たな試みとして、印版手 に馴染みのない世代に向けて 印版手 を暮らしに取り入れる提案展示を、スタイリスト・東-ひがし-ゆうな氏の監修で行います。「印版手ってカワイイ♡」をテーマにしたスタイリングにもご注目ください。

◉ 「 * 印ばん手」の表記について
通常「印判手」と表記されることの多い、印ばん手ですが、橋本氏のコレクションについては「印版手」と表記しています。これは、もともとの「印判」という語は「こんにゃく印判・ゴム版絵付け」にのみ限定して使用されており、現在の 印ばん手 の主流である「型紙摺絵・銅版転写」を含んでいなかったこと、また 印ばん手 の歴史が、近代以降の印刷の発展とともに進化してきたことを踏まえ、印ばん手 の表記としては「印判手」ではなく「印版手」とすべきである、との橋本氏の研究に基づいています。そこで大阪歴史博物館では、橋本氏の収集および研究活動に敬意を表し「橋本忠之印版手コレクション」と呼ぶこととしました。

2_new_文明開化文字図皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)文明開化文字図皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代前期~中期 摺絵
1_オランダ商館員図大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)オランダ商館員図大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代中期~後期 銅版絵付
3_弁慶と牛若丸図横長隅切角皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)弁慶と牛若丸図横長隅切角皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代後期 銅版絵付
4_猫じゃらし図隅入角大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)猫じゃらし図隅入角大皿 大阪歴史博物館蔵(橋本忠之氏寄贈)
明治時代中期 摺絵
6_『陶業時報』創刊号  大阪歴史博物館蔵(御崎正之氏寄贈)『陶業時報』創刊号 明治 39 年(1906) 大阪歴史博物館蔵
(御崎正之氏寄贈)

<主要展示内容>
序 「印ばん手」とは何か/(1) 異国趣味と海外事情/(2) 文明開化/(3) 歴史・説話物語と文芸/(4) 天皇と大日本帝国/強兵・帝国陸海軍/(5) 吉祥・福禄寿/(6) もの尽くし/(7) 動物・植物/(8) プライベートものと変わり文様/(9) 名所・風景と風俗/(10) 「大阪絵付」の印版手/(11) 東ゆうな『HELLO MY INBANTE♡』/『青の小部屋』/特別公開 初公開!幻の業界新聞『陶業時報』

※ 展示図版資料は大阪歴史博物館から拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上観覧を。

[ 詳 細 : 大阪歴史博物館 ]