タグ別アーカイブ: 小金井市立はけの森美術館

【展覧会】小金井市立はけの森美術館|笹川治子〈中村研一作品とともに〉 届けられた色|’23年9月2日-11月5日|会期末

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小金井市立はけの森美術館
笹川治子〈中村研一作品とともに〉
届けられた色
会  期  2023年9月2日[土]- 11月5日[日]
会  場  小金井市立はけの森美術館
      184-0012 東京都小金井市中町1-11-3 TEL 042-384-9800
開館時間  10:00 - 17:00(受付は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日 * 但し9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館、
      9月19日[火]、10月10日[火]は休館。
入  館  料  一 般 500円(会期中、1回のみ再入場可)、高校生以下は無料
      * 障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主  催  小金井市立はけの森美術館
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「人々はメディアからどのように影響を受けるのか」を出発点に、これまで作品を発表してきた笹川治子(1983- )は自身の制作にとどまらず、“ 戦争画 ” を今の目線で捉えた「戦争画STUDIES」展(東京都美術館、2015年)や、藤田嗣治、戦没画家、現代作家の作品が一堂に会した「1940’s フジタ・トリビュート」展(東京藝術大学大学美術館陳列館、2018年)の企画・運営にも携わってきました。
“ 戦争画 ” はプロパガンダ、煽動の「メディア」であるという捉え方がある一方で、それは歴とした「絵画」ー色の集まりーとしても存在し、さらには戦争の非常時においても「絵を描きたい」という画家たちの衝動を示す事実としても受け止めることができます。

本展では、従軍画家としての一面を持つ洋画家・中村研一(1895-1967)による絵画作品とともに、笹川による新作を含む絵画、映像、インスタレーション作品をご覧いただきます。“ 戦争画 ” を含む絵画の多面性に注目しながら、描く行為そのものや、描かれたイメージがどのように鑑賞されうるのかなど、絵画を巡るプロセス、ひいてはそこに潜む力について、本展を通して考えます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 小金井市立はけの森美術館
[ 参 考 : YouTube 小金井市公式チャンネル ようこそ森の中の美術館へ ― 小金井市立はけの森美術館の魅力 ― 第一章 はけの森の緑たち 3 : 57 ]

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【展覧会】小金井市立 はけの森美術館|海と画家との説話性 ― 海をめぐる中村研一の物語 ―|’23年3月26日-5月14日

 

20230411162932_00001 20230411162932_00002小金井市立 はけの森美術館
海と画家との説話性 ― 海をめぐる中村研一の物語 ―
会  期  2023年3月26日[日]- 5月14日[日]
会  場  184-0012 東京都小金井市中町1-11-3 TEL 042-384-9800
      小金井市立 はけの森美術館
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 200円、小中学生 100円、未就学児 無 料
      * 障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方 1 名は無料
主  催  小金井市立 はけの森美術館
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洋画家・中村研一(1895-1967)の幼少期には、魅力ある風景として常に海が身近にありました。出生した宗像市、鉱山技師である父の仕事で過ごした新居浜市は、どちらも玄海灘・瀬戸内海という穏やかな内海に接し、明治以降、造船所などが発展した地域です。これが強い印象を残したのでしょうか、海景の中でも特に中村を惹きつけたのは船の様子だったようです。
中村研一よりも二歳歳下の実弟で同じく洋画家となった中村琢二は、兄が木っ端などをうまく使って作る船の模型はとても出来が良く魅力的で、こども心にうらやましかったと折に触れ語っています。こうした幼少期の船に対する関心は、長じて画家になってからも続き、海景を主題とする作品にはしばしば重要なモティーフとして艦船が登場します。

本展では中村研一の生涯にわたって続く海とのかかわりを「はじまりの海」「展望の海」「追憶の海」の三章、さらに二階展示室のテーマ展示「海を渡って見てきたこと」から探っていきます。
船と海を描いた作品だけでなく、遠い海へ思いを馳せるようなものや、中には一見すると海と関係があるとはわからないような、意外な作品もあるかもしれません。画家の発想が自由に広がっていく様に、ぜひあなただけの海との物語を見つけ出してください。

※ 事前告知なく会期や開館時間が変更となる場合があります。下掲詳細  同館 HP で最新の情報をご確認ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 小金井市立 はけの森美術館 ]

【展覧会】小金井市立はけの森美術館|令和4・5年度市町村立活性化事業 第23回共同巡回展 福岡アジア美術館所蔵作品展|うるおう アジア ― 近代アジアの芸術、その多様性 ―|’23年12月2日-1月28日|終了

20231124174048_00007 20231124174048_00008小金井市立はけの森美術館
令和4・5年度市町村立活性化事業 第23回共同巡回展 福岡アジア美術館所蔵作品展 
うるおう アジア ― 近代アジアの芸術、その多様性 ―
会  期  2023年12月2日[土]- 1月28日[日]
会  場  小金井市立はけの森美術館
      184-0012 東京都小金井市中町1-11-3 TEL 042-384-9800
開館時間  10:00 - 17:00(受付は 16:30 まで)
休  館  日  月曜日 * 但し9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館、
      9月19日[火]、10月10日[火]は休館。
入  館  料  一 般 500円、 小中学生 200円
      * 障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
特別協力  福岡アジア美術館
主  催  小金井市立はけの森美術館
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本展は福岡アジア美術館の収蔵作品から、約13の国と地域の近代芸術を横断的に紹介する展覧会です。近代絵画、また「周縁の芸術」とも言えるポスター、輸出用絵画などの作品群を、垣根を設けずに紹介することで、美術の概念や価値観などに対する、新鮮な体験をお届けすると共に、アジア美術の多様性、奥深さを感じて頂ければ幸いです。

※ 多彩な関連イベントが企画されています。下掲詳細参照。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 小金井市立はけの森美術館 ]
[ 参 考 : YouTube 小金井市公式チャンネル ようこそ森の中の美術館へ ― 小金井市立はけの森美術館の魅力 ― 第一章 はけの森の緑たち 3 : 57 ]

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【インスタレーション】小金井市立はけの森美術館|花侵庵と現代作家:No.1 志村信裕|’22年10月1日-10月30日|会期終了

花侵庵小金井市立はけの森美術館
花侵庵と現代作家:No.1 志村信裕
会  期  2022年10月1日[土]-10月30日[日]
会  場  茶室「花侵庵」、小金井市立はけの森美術館  2 階ラウンジ
開館時間  10:00-16:00(受付は15:30まで)
      * 荒天時には、茶室「花侵庵」を非公開にする場合があります
休  館  日  月曜日・火曜日(10月10日は開館)、10月12日[水]
入  館  料  一 般 500円、中学生・高校生 100円(会期中、1回のみ再入場可)
併  催  所蔵作品展「中村研一:風景を中心に」(会場:はけの森美術館 2 階展示室)
主  催  小金井市立はけの森美術館
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はけの森美術館の裏手にある美術の森緑地には、洋画家・中村研一(1895-1967)の住んでいた主屋(現附属喫茶棟)と並んで、茶室「花侵庵-かしんあん」があります。絵を描くことと同様に、暮らしの一部として「作陶」や「喫茶」を楽しんだ中村が1961年に建てたもので、主屋と同じく建築家の佐藤秀三(ひでぞう 1897-1978)が設計を手掛けました。両建物とも、小金井市初の国登録有形文化財(建造物)です。

<花侵庵と現代作家>は、この「花侵庵」を会場に、現代アーティストによる作品展示を行うプロジェクトです。第一弾の本展では 志村信裕(1982- )による映像作品が茶室空間に展開します。

志村は、日常生活の中の身近なもの ― ボタン、リボン、バケツ、古書など― をモティーフに、またときにそれらをスクリーンとして用い、鑑賞者の思い出やそれらに付随する気持ちを想起させる映像インスタレーションを発表してきました。
近年は、特定の地域に根ざした文化や歴史をテーマにリサーチをおこない、その場所の目には見えない側面を引き出し提示する作品を制作しています。
記憶や歴史といった「過去」を扱う志村の世界観は、なきものへの懐かしさや恋しさを感じさせながら、「今」という現実を静かに語り、そして「これから」についての想像を私たちに促します。
今回、普段は意識が向かないところに目を向かせてくれる志村の作品が、茶室という空間とどのように呼応し、私たちの目前に現れるでしょうか。
平素は非公開のはけの森美術館2階ラウンジでは、志村による45分の映像作品《Nostalgia, Amnesia》(2019)を含む展示をご覧いただきます。

中村研一記念 小金井市立 はけの森美術館について
184-0012 東京都小金井市中町1-11-3 TEL 042-384-9800
中村研一記念 小金井市立 はけの森美術館は、財団法人中村研一記念美術館の寄贈を受け、平成18年4月に開館しました。同館が目指すのは、市民参加・参画型の美術館、教育プログラムを充実させ、市民の芸術文化活動の拠り所となることです。年間 4 回程度の展示替えを行い、基本コレクションとなる中村研一の作品を紹介する所蔵作品展のほか、美術館の企画による特別展を年間 1-2 回開催予定です。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 :  小金井市立 はけの森美術館 
{新宿餘談}最近同館のホームページが、小金井市役所 WebSite の一部から移転して、独立した新しい WebSite が開設されたため、いささか頑張って紹介にあった次第です。

東京都小金井市公式動画チャンネル
画家中村研一とはけの森美術館、その庭園である美術の森緑地、そして当市初の国登録有形文化財となった旧中村研一邸主屋と「茶室花侵庵-かしんあん」の魅力を3部作の動画で紹介します。

【 関連動画 YouTube ようこそ森の中の美術館へ ― 小金井市立はけの森美術館の魅力 ― 第一章 はけの森の緑たち 02:55 】


【 関連動画 YouTube ようこそ森の中の美術館へ ― 小金井市立はけの森美術館の魅力 ― 第二章 中村研一のまなざし編  03:56 】

【 関連動画 YouTube ようこそ森の中の美術館へ ― 小金井市立はけの森美術館の魅力 ― 第三章 中村研一と佐藤秀三  03:20 】