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【展覧会】小金井市立 はけの森美術館|丸山晩霞 日本と水彩画|丸山晩霞記念館所蔵作品を中心に|’22年11月12日-12月18日

丸山晩霞おもて

小金井市立 はけの森美術館
丸山晩霞 日本と水彩画 丸山晩霞記念館所蔵作品を中心に
会  期  2022年11月12日[土]-12月18日[日]
開館時間  午前10時-午後4時(入館は午後3時半まで)
休  館  日  月曜日・火曜日
観  覧  料  一般 500円、小中学生 200円
      (未就学児、また障害者手帳をお持ちの方と付添いの方一人は無料)
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丸山晩霞(1867-1942)は近代日本では珍しく、水彩画を専門とした画家です。晩霞は風景画、とりわけ山岳風景を得意とし、国内外の山々を巡るため、自らの足で旅を重ねました。本展では晩霞の故郷である東御市の丸山晩霞記念館の所蔵作品の中から、その足跡の一部を辿り、主として信州、ヨーロッパ、アジアの旅で生まれた作品を紹介します。
晩霞は旅をしながら当地の絵を描くことをこよなく愛しました。当時の資料を紐解くと、東京に居を構えながらも年中どこかに旅をしていたことが分かります。一方で残された言葉や作品からは、彼が水彩画を手掛けながらも「本当の日本画」を生むことに苦心していた様子が読み取れます。例えば1918年には「郷土的民族性」を求める「新日本画協会」を立ち上げ、同じ頃から日本画や和装の水彩画を制作するようにもなりました。旅を通じて海の外に広がる世界を自身の肌で感じていたからこそ、西洋由来の水彩画によって新たな「日本画」を創造しようとしたのかもしれません。

二階展示室では、晩霞と同じ時代を生きた、中村研一(1895-1967)の作品を展示します。そのまっすぐな気性のため、官展から距離を置いた晩霞に対し、中村は官展を舞台に自らの道を切り開きました。公立美術館の特色あるコレクションとしての、二人の作品の異なる魅力を味わって頂ければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 小金井市立 はけの森美術館 ]
[ 参 考:活版 à la carte 【展覧会】丸山晩霞記念館|人生を変えた絶景 山と画家の出会い ─ 武井 清 / 千葉 潔 / 上田 太郎 / 春原 直人 / 丸山 晩霞|’22年10月29日-12月25日

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【 関連動画 YouTube はけの森美術館 「はけの森に住む生きものたち」 04:30 】