タグ別アーカイブ: 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫

【展覧会】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫|企画展 書 は 語 る ─ 30センチのエスプリ ─|1月4日-2月3日

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書 は 語 る
── 30センチのエスプリ ──

会  期  2019年1月4日[金]-2月3日[日]
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休  館  日  月曜日(ただし1/14は開館、1/15は休館)
観  覧  料  一般 1,200円・高大生 700円・小中生 500円
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・毎日新聞社
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懐紙は、その名の通り本来は懐に入れて手口を拭ったり、メモを書いたりするための携帯用の紙でしたが、自詠の和歌を記すために10世紀頃から用いられてきました。その大きさは身分や時代によって多少異なりますが、おおよそ縦30センチ、横40-50センチです。
懐紙を縦に八等分したのが短冊で、14世紀頃から登場します。天皇や公家、武家をはじめ、松尾芭蕉や小林一茶、さらに夏目漱石や正岡子規など近代文学を代表する文化人まで、懐紙や短冊に染筆された書を通じて、歴史上の人々の人物像を探訪します。

【 詳細: 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 】

【展覧会】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫|特別展 源氏物語の世界 ── 王朝の恋物語 ──|企画展 徳川慶勝の幕末維新|11月5日-12月16日

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源氏物語の世界 ── 王朝の恋物語 ──
会  期  2018年11月3日[土]-12月16日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料   一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
      ※蓬左文庫展示室「徳川慶勝の幕末維新」展と共通
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫・中日新聞社
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平安時代後期に紫式部が執筆した源氏物語は、印刷技術のなかった当時、書写によって広められ、多くの人々に愛読されました。また源氏物語は成立後まもなく絵画化され、中近世を通じて様々な絵画作品が製作され続けました。

国宝「源氏物語絵巻」は現存する最古のテキストであるとともに、現存最古の絵画作例であり、極めて重要な作品です。本展では、国宝「源氏物語絵巻」とともに、平安時代から江戸時代に到るまでの写本や注釈書、絵画作品などを一堂に展示し、源氏物語愛好の歴史を振り返ります。
期間中は、下記の日程で「国宝 源氏物語絵巻」を展示します。 
11/3(土)~11/18(日) 関屋・絵合・柏木(一)・橋姫
11/20(火)~12/2(日) 竹河(二)・宿木(二)・宿木(三)
12/4(火)~12/16(日) 蓬生・横笛・早蕨・東屋(一)

☆ ☆ この展覧会の見どころ ☆ ☆
【絵巻の姿に甦った国宝「源氏物語絵巻」】
国宝「源氏物語絵巻」は、江戸時代以来、3巻の巻物の形で尾張徳川家に伝わりましたが、紙の傷みや絵の具の剥落などの損傷が著しかったため、昭和7年(1932)に、保存を目的として、糊でつながれていた紙の継ぎ目をはがして巻物装を解き、額面装に改装しました。
しかし、額面装は本紙が常時空気にさらされ、また台紙や箱の反りなどの問題も含め、本紙にテンションがかかった状態となっていたため、後世にまで保存するには適さないと判断されるに至りました。それを踏まえ、徳川美術館では、平成24年(2012)から、国庫補助金による支援も受けながら、最新の修復技術による保存修理に取り組んできました。
今回の修理では、額面装を巻物装に戻し、絵一場面ごとにその場面を説明する詞書とともに一巻の巻物に仕立て変えました。これにより、作品の保存にも適し、また詞書と絵が響きあう絵巻本来の姿となり、ご鑑賞いただけることになりました。

☆   ☆   ☆   ☆

徳川02徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 企画展
徳川慶勝の幕末維新
会  期  2018年11月3日[土]-12月16日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料   一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
      ※本館展示室「源氏物語の世界―王朝の恋物語」展と共通
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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尾張徳川家の分家・高須松平家に生まれた慶勝(1824-83)は、尾張徳川家14代当主となり、同家の事実上最後のお殿様として激動の幕末・維新を生き抜きました。尾張藩政の舵取りを担い日本を新たな時代へと導いた生涯を通じ、その知られざる決断と転換の時代を探ります。
また慶勝は、書画・博物学・文芸にも造詣が深く、特に西洋から渡来したばかりの写真術に着目し、写真家大名とも呼ばれ、数多くの写真を遺しました。その内には名古屋城の貴重な内外の写真や尾張徳川家の家族の肖像写真も含まれています。
本展では、名古屋城本丸御殿全体公開を記念し、名古屋城の写真を中心に徳川林政史研究所所蔵の慶勝の写真も併せて公開いたします。

【 詳細: 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 】

【展覧会】徳川美術館(名古屋)秋季特別展|もじえもじ ─ 文字が絵になる、絵が文字になる|9月9日-10月28日

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徳川美術館(名古屋)
秋季特別展
もじえもじ ── 文字が絵になる、絵が文字になる ───
会  期  2018年9月9日[日]- 10月28日[日] 

開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
休  館  日  月曜日(ただし9/17、9/24、10/8は開館、9/18、9/25、10/9は休館)
観  覧  料  一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
      * 蓬左文庫展示室「尾張藩邸物語」展と共通
      * 毎週土曜日は小・中・高生入館無料

主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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日本では、文字と絵は互いに密接に関わり合い、時にその境が曖昧になるほどの親しい関係にありました。絵画的要素の強い文字である葦手や文字で描いた仏画・戯画など文字が絵になる「文字絵」、絵を表音文字のように用いて言葉を謎解きさせる「判じ絵」をはじめ、絵が文字になる「絵文字」など、日本の書画や工芸品には文字と絵の幸せな結晶をさまざまに見出すことができます。
文字と絵が生み出す世界には、造形的な美しさだけでなく、謎解きの面白さもあります。日本が世界に誇る知的で楽しい美の世界を紹介します。

【詳細: 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫

【展覧会】徳川美術館・名古屋市蓬左文庫 企画展 タイムスリップ1918 大正の名古屋 ── 米騒動絵巻に見る100年前のモダン都市 ── 6月1日-7月16日 終了企画

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徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
企画展
タイムスリップ1918 大正の名古屋 ── 米騒動絵巻に見る100年前のモダン都市 ──
会  期  2018年6月1日[金]-7月16日[月] 
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
休  館  日  月曜日 * 7月16日[月・祝]は開館、翌7月17日[火]は休館
観  覧  料  一般 1,200円・高大生 700円・小中生 500円
      * 毎週土曜日は小・中・高生入館無料
主  催  徳川美術館・名古屋市蓬左文庫
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今から100年前の大正7年(1918)8月、名古屋を含む全国の都市で、米の安売りを求める大暴動(米騒動)が発生しました。日本軍のシベリア出兵にともない、米価が急騰したことがきっかけでした。のちに徳川美術館に勤める名古屋の日本画家・桜井清香はこの事件に衝撃を受け、名古屋で起きた米騒動を長大な絵巻に描きました。そこには米騒動そのものだけでなく、城下町からモダン都市へと変貌を遂げつつある名古屋の街並みと、そこに暮らす人々のすがたが驚くほど詳細に描かれています。
本展では米騒動絵巻の全巻を公開し、関連資料や当時の写真などを交えつつ、絵巻を読み解くことで、100年前の名古屋の街へとみなさまをいざないます。

【詳細: 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫