タグ別アーカイブ: 東京国立博物館

【展覧会】東京国立博物館|平成館 特別展示室|特別展 法然と極楽浄土|’24年4月16日-6月9日

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東京国立博物館 平成館 特別展示室
特別展 法然と極楽浄土
会  期  2024年4月16日[火]- 6月9日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、5月7日[火](火) * ただし 4月29日[月・祝]、5月6日[月・休]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です。
      一 般 2,100円(一般前売 1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売 1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売 700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 本券で、会期中観覧日当日1回に限り、総合文化展もご覧になれます。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
──────────────────────────20240405210329_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

平安時代末期、繰り返される内乱や災害・疫病の頻発によって世は乱れ、人々は疲弊していました。比叡山で学び、中国唐代の阿弥陀仏信仰者である 善導(ぜんどう 613-681)の教えに接した 法然(法然房源空、ほうねんぼうげんくう 1133-1212)は、承安5年(1175)、阿弥陀仏の名号を称えることによって誰もが等しく阿弥陀仏に救われ、極楽浄土に往生することを説き、浄土宗を開きました。その教えは貴族から庶民に至るまで多くの人々に支持され、現代に至るまで連綿と受け継がれています。

本展は、令和6年(2024)に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、法然による浄土宗の立教開宗から、弟子たちによる諸派の創設と教義の確立、徳川将軍家の帰依によって大きく発展を遂げるまでの、浄土宗850年におよぶ歴史を、全国の浄土宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどるものです。困難な時代に分け隔てなく万人の救済を目指した法然と門弟たちの生き方や、大切に守り伝えられてきた文化財にふれていただく貴重な機会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設公式サイト  ] 

【展覧会】東京国立博物館|本館 特別5室|特別展 建立900年 中尊寺金色堂|’24年1月23日-4月14日|終了

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東京国立博物館 本館 特別5室
特別展 建立900年 中尊寺金色堂
会  期  2024年1月23日[火]- 4月14日[日]

会  場  東京国立博物館 本館 特別5室(上野公園)
      〠 110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分   * 最終入場は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、2月13日[火]  * ただし 2月12日[月・休]、3月25日[月]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です
      一  般  2,100円(一般前売1,900円)、大学生 1,300円(大学生前売1,100円)、
      高校生 900円(高校生前売700円) 
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料です。
       入館の際に学生証、障がい者手帳などをご提示ください。
      * 混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
      * 各種割引・優待情報などは下掲 チケット情報 を参照。
後  援  天台宗、岩手県、平泉町
主  催  東京国立博物館、中尊寺、NHK、NHKプロモーション、
      日本芸術文化振興会、文化庁
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本展は上棟の天治元年(1124)を建立年ととらえ、中尊寺金色堂の建立900年を記念して開催する特別展です。堂内中央に設置された須弥壇に安置される国宝の仏像11体が一堂にそろうほか、かつて金色堂を荘厳していた国宝・金銅迦陵頻伽文華鬘をはじめとするまばゆいばかりの工芸品の数々を紹介します。また、会場では、900年のあいだ祈りをささげられてきた黄金に輝く金色堂を8KCGの技術を用い原寸大で再現します。世界遺産にも登録される平泉の文化遺産の粋をご覧ください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展公式サイト   チケット情報

【展覧会】東京国立博物館|浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念|特別展「京都・南山城の仏像」|’23年9月16日-11月12日|

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東京国立博物館
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念
特別展「京都・南山城の仏像」
会  期  2023年9月16日[土]- 11月12日[日]
会  場  東京国立博物館 本館 特別5室
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分(入館は閉館の30分前まで)
休  館  日  月曜日、9月19日[火]、10月10日[火]
      (注)9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館
観覧料金  本展は事前予約不要です。
      一 般 1,500円、大学生 800円、高校生 500円
      * 中学生以下、障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に証明書の提示を。
      * 割引、各種優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
特別協力  京都南山城古寺の会
主  催  東京国立博物館、日本経済新聞社、 テレビ東京、BSテレビ東京
──────────────────────20230912185755_00022◆ 東京国立博物館|浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念|特別展「京都・南山城の仏像」|’23年9月16日-11月12日 ◆
京都府の最南部、木津川流域は南山城(みなみやましろ)と呼ばれます。奈良時代には都が置かれ、その後も大寺院や中央貴族と深く関わるなど、独自の仏教文化が展開したこの地域には多くの貴重な仏像が伝わります。平安時代に九体阿弥陀(くたいあみだ、段階の極楽往生に関わる9体の阿弥陀如来像)の造像が流行しましたが、九体寺とも呼ばれる浄瑠璃寺のものは現存する唯一の群像です。また、かつて恭仁京(くにきょう)があった瓶原(みかのはら)を山腹から望む海住山寺(かいじゅうせんじ)の檀像、東大寺の僧侶が創建した禅定寺(ぜんじょうじ)の巨大な本尊など、この地域ならではの魅力にあふれています。

本展では浄瑠璃寺九体阿弥陀の修理完成を記念し、南山城に伝わる数々の仏像を通じて、その歴史や文化の奥深さを辿ります。

※ 展示作品、会期、展示期間、開館時間等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
※ 本展は予約不要ですが、混雑時は入館をお待ちいただくことがあります。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設公式サイト
※ 本展は奈良国立博物館国立博物館からの巡回展です。下掲資料もご参考に。
[ 参 考 : 活版アラカルト【展覧会】奈良国立博物館|浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念|特別展「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」|’23年7月8日-9月3日|会期終了 ]

【展覧会】東京国立博物館|特別展「東福寺」|’23年3月7日-5月7日|終了

20230411162932_00009 20230411162932_00010東京国立博物館
特別展「東福寺」
会  期  2023年3月7日[火]- 5月7日[日]

会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9時30分 ー 17時00分(入館は閉館の 30分前 まで)
休 館 日  月曜日(ただし、3月27日と5月1日は開館)
観覧料金   本展は事前予約不要です。
      一般 2,100円、大学生 1,300円、高校生 900円、中学生以下 無料
      * 個人・当日販売を表記。各種優待、割引情報などは下掲詳細参照。      
      * 障がい者とその介護者一名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示ください。                    ──────────────────────
新緑や紅葉の名所として知られる東福寺は、京都を代表する禅寺の一つです。朝廷の最高実力者・九条道家の発願により、中国で禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建されました。
「東福寺」の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来します。中世の面影を色濃く留める巨大な建造物の数々は圧倒的なスケールを誇り、その特徴を表した「東福寺の伽藍面」の通称で知られています。

東福寺の寺宝をまとめて紹介する初の機会となる本展では、伝説の絵仏師・明兆による記念碑的大作「五百羅漢図」現存全幅を修理後初公開するとともに、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像や書画類も一堂に展観いたします。
草創以来の東福寺の歴史を辿りつつ、大陸との交流を通して花開いた禅宗文化の全容を幅広く紹介し、東福寺の日本文化における意義とその魅力を余すところなくご覧いただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 東京国立博物館 ]

【展覧会】東京国立博物館|日本美術 本館14室|大聖寺藩(石川県)前田家伝来の能面|’23年11月21日-’24年1月14日|終了

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東京国立博物館
日本美術 本館14室
大聖寺藩(石川県)前田家伝来の能面
会  期  2023年11月21日[火]- 2024年1月14日[日]
会  場  東京国立博物館 日本美術 本館14室
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分 毎週 金・土曜日は 9時30分 - 19時00分まで
      (入館はいずれも閉館の30分前まで)
料  金  総合文化展観覧料
      一 般 1,000円、大学生 500円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
休  館  日  月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
──────────────────────トーハクB☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

ここに展示した文化庁所蔵の能狂言面は、平成21 (2009) 年度に文化庁が購入した「鐘紡コレクション」の一部です。能面123面、狂言面43を数えるこのコレクションは、昭和20年代中頃に、三井家から鐘紡に移りました。

このコレクションの中の「能面 泣増-なきぞう」に「前田子爵家」と記した札が付属します。前田子爵とは、加賀藩の支藩である大聖寺藩(現在の石川県加賀市周辺)最後の藩主で、能をよくした前田利鬯(としか)のことです。三井家には大聖寺藩の能面、能装束を預かっていたと記す記録もあり、このコレクションはもともと大聖寺藩前田家のものだったと考えられます。室町時代の古面も含む一方、多くは江戸時代の面で、宝生-ほうしょう-家の面の写しが多いのが特徴です。これは、加賀藩前田家が、初代の利家以来能楽を深く愛好し、5代・綱紀が能のシテ方の流儀である宝生流を採用したのを、支藩である富山藩、大聖寺藩も倣ったからでしょう。
現在、加賀藩や富山藩の能狂言面は流出し、全体像を把握するのが困難ですが、大聖寺藩の面はまとめて残っていることが貴重です。能を愛好した大名家のコレクションをお楽しみください。

< 担当研究員の一言 >
大聖寺藩の能面能装束のコレクションは、いまの私たちに様々なことを伝えてくれます。能の各流派に伝わる名物面の写しに記された銘からは、流派との交流はもちろん、いかに能に傾倒していたかが感じられます。それは大聖寺藩ができるもっと前の時代に作られた古面があることからも見て取れます。ひとつひとつの面の造形を楽しみながら、その奥に見える、当時の大聖寺藩、人びとの姿を感じていただければと思います。  川岸瀬里

展示作品リスト  * 所蔵の表記の無いものは東京国立博物館蔵品です。


< 主な出品作品 >

能  面  大癋見 「一透作/佐渡嶋/久知住」刻銘 室町時代・15-16世紀 文化庁蔵
能  面  小獅子 南北朝時代・14世紀 文化庁蔵
能  面  老女 室町時代・15-16世紀 文化庁蔵
能  面  怪士(霊怪士) 室町時代・16世紀 文化庁蔵

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  東京国立博物館 日本美術 本館  ]

【上映/展示】東京国立博物館|東洋館 ミュージアムシアター|VR 作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』|’23年10月4日-12月24日|次回展 ’24年1月2日ゟ『江戸城の天守』仮紹介

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東京国立博物館
東洋館 ミュージアムシアター
VR 作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』
日  程  2023年10月4日[水]- 2023年12月24日[日]
       (毎週 水・木・金・土・日・祝)
時  間  【水・木・金】
      12時00分、13時00分、14時00分、15時00分、16時00分
      【土・日・祝・休日】
      11時00分、12時00分、13時00分、14時00分、15時00分、16時00分
会  場  東京国立博物館  東洋館-TNM & TOPPAN ミュージアムシアター
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      お問合せ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
所要時間  約 35 分
料  金  高校生以上:600円、小学生・中学生:300円
      * ただし、高校生を除く18歳以上、70歳未満の方は当日の入館料が必要です。
      * 未就学児、障がい者及び介護者各1名:無料
定  員  各回 90 名
チケット  東洋館地下ミュージアムシアター前でご購入いただけます (開演時間まで)。
      * チケットをお持ちでも、上演開始後のご入場はできませんのでご注意ください。
      監修/東京国立博物館、文化財活用センター 制作/TOPPAN株式会社
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江戸時代前期の小袖と、天才絵師・尾形光琳が描いた
「冬木小袖」の魅力に迫る。

華やかなきものの世界へ!

小袖(こそで)とは、私たちがきものと呼んでいるものの原型。江戸時代、特に裕福な女性たちは、身を着飾ることに贅を尽くし、個性的なファッションを求めていました。中でも、有名な画家に直接柄を描かせる描絵(かきえ)小袖は、裕福な女性たちにとってとびきりのステータスでした。そして、深川の材木商冬木屋に伝わった「冬木小袖」—この描絵小袖を描いたのが、江戸時代に活躍した尾形光琳でした。
当時の小袖のモードもご紹介しながら、光琳が描いた唯一無二の小袖がどのように生まれ、また令和の修理プロジェクトでどのように蘇ったのか、その魅力とともに迫ります。

◉ 実物作品展示のご案内
2023年10月3日[火]-12月3日[日]の期間、重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」を本館10室にてご覧いただけます。
◉ きもの着用でVR鑑賞料無料キャンペーン
2023年11月8日[水]- 11月19日[日]の期間、きもの着用でシアターにご来場いただくと、本VR作品の鑑賞料無料!(通常600円) * 注   博物館への入館チケットが別途必要です。

★ 入場時間直前は大変混雑が見込まれます。 チケットは開演時間よりも余裕をもって、できるだけお早めにご購入いただきますようお願いいたします。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  同館 東洋館 ミュージアムシアター

[ 関 連 : TOPPANグループ公式 YouTube VR作品『冬木小袖 光琳が描いたきもの』1:04 ]

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。ぜひとも閲覧たまわりますよう。

【次回展ご案内】
フライヤーは入手していますが、ウェブサイト情報が遅延しているようです。取りあえずご紹介。
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【展覧会】東京国立博物館 表慶館|「横尾忠則 寒山百得」展|’23年9月12日-12月3日|終了

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「横尾忠則 寒山百得」展

会  期  2023年9月12日[火]- 12月3日[日]
会  場  東京国立博物館 表慶館
      110-8712 東京都台東区上野公園13-9
      電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時30分 - 17時00分(入館は 閉館の30分前 まで)
休  館  日  月曜日、9月19日[火]、10月10日[火]
      * ただし、9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館
観覧料金  個人・当日・税込金額を表示 一 般 1,600円、大学生 1,400円、高校生 1,000円
      * 前売り情報、各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
      * 中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。学生証、障がい者手帳等のご提示を。
主  催  東京国立博物館、読売新聞社、文化庁
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本展は、現代美術家・横尾忠則が、寒山拾得-かんざんじっとく-を独自の解釈で再構築した「寒山拾得」シリーズの完全新作102点を一挙初公開するものです。このシリーズは、寒山と拾得という、中国、唐の時代に生きた伝説的な2人の詩僧をテーマとしたものです。彼らはその奇行ぶりから「風狂」ととらえられ、日本、中国では伝統的な画題となりました。
新型コロナウィルス感染症の流行の下、横尾は、寒山拾得が達した脱俗の境地のように、俗世から離れたアトリエで創作活動に勤しみ、まさに時空を超越し、あらゆる世界を縦横無尽に駆け巡りました。描き出された寒山拾得からは、めくるめく物語が紡ぎ出されています。
画家活動の最大のシリーズとなる「寒山拾得」は百面相のように、観る人にさまざまな問いを投げかけることでしょう。横尾忠則上野表慶館展

< 横尾忠則 よこお・ただのり >
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年ニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、ステデリック美術館(アムステルダム)、カルティエ財団現代美術館(パリ)、ロシア国立東洋美術館(モスクワ)など世界各国の美術館で個展を開催。
また、東京都現代美術館、京都国立近代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内でも相次いで個展を開催し、2012年神戸市に兵庫県立横尾忠則現代美術館、13年香川県に豊島横尾館開館。95年毎日芸術賞、11年旭日小綬章、朝日賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、23年日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)小説『原郷の森』ほか多数。

※ 展示作品、会期、展示期間、開館時間等については、今後の諸事情により変更する場合があります。最新情報は展覧会公式サイト等でご確認ください。
※ 本展は予約不要ですが、混雑時は入館をお待ちいただくことがあります。
[ 詳 細 : 東京国立博物館  本展特設サイト
寒山拾得図

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【展覧会】東京国立博物館|特別展 やまと絵 -受け継がれる王朝の美-|’23年10月11日-12月3日|終了

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東京国立博物館
特別展 やまと絵 -受け継がれる王朝の美-
Special Exhibition Yamato-e: Traditions of Beauty from the Imperial Court
会  期  2023年10月11日[水]- 12月3日[日]
      * 会期中、一部作品の展示替えおよび巻替えがあります。
休  館  日  月曜日  * ただし本展のみ11月27日[月]は開館
開館時間  午前9時30分 - 午後5 * 最終入場は閉館の60分前まで
      * 金曜・土曜は午後8時まで開館(総合文化展は午後5時閉館)
会  場  東京国立博物館 平成館
      東京都台東区上野公園13-9  お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
観  覧  料  一 般 2,100円、大学生 1,300円、高校生 900円
      * 9月8日[金]正午よりチケット販売開始!
      * 本展は土・日・祝日のみ事前予約制(日時指定)。平日は予約制ではありません。
      * 平日券では土・日・祝日は入場できません。
* 土・日・祝日は東京国立博物館での当日券の販売はありません。

      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
──────────────────────20230907205955_00014◆東京国立博物館|特別展 やまと絵 -受け継がれる王朝の美-|’23年10月11日-12月3日◆

平安時代前期に成立したやまと絵は、以後さまざまな変化を遂げながら連綿と描き継がれてきました。優美、繊細といったイメージで語られることの多いやまと絵ですが、それぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込み、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもありました。伝統の継承、そして革新。常に新たな創造を志向する美的な営みこそが、やまと絵の本質と言うことができるでしょう。

本展は千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選し、ご紹介するものです。これら「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な作品の数々により、やまと絵の壮大、かつ華麗な歴史を総覧し、振り返ります。20230907205955_00015◆東京国立博物館|特別展 やまと絵 -受け継がれる王朝の美-|’23年10月11日-12月3日◆

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえ、ご観覧ください。
※ 会場内混雑が予想される、土日・祝日のみ日時指定予約制となっています。
※ 平日ご来場の際は、日時指定予約は不要です。特設サイトチケット情報参照。

[ 詳 細 : 東京国立博物館 本展特設サイト チケット情報  ] 

【展覧会】東京国立博物館|平成館 特別展示室|沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」|’22年5月3日-6月26日

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東京国立博物館
平成館 特別展示室
沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」
会  期  2022年5月3日[火・祝]-6月26日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9時30分-17時00分(入館は閉館の30分前まで)
休  館  日  月曜日
観覧料金  一 般 2,100円、大学生 1,300円、高校生 900円、中学生以下 無 料
      * 本展は事前予約不要です。
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社、文化庁
共  催  沖縄県立博物館・美術館
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト   https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/
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令和4年 (2022)、沖縄県は復帰50年を迎えます。かつて琉球王国として独自の歴史と文化を有した沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争という困難を乗り越え、現在もその歴史、文化を未来につなげる努力を続けています。本展は、アジアにおける琉球王国の成立、および独自の文化の形成と継承の意義について、琉球・沖縄ゆかりの文化財と復興の歩みから紐解く総合的な展覧会です。

東京国立博物館は、明治期の沖縄県からの購入品に、その後の寄贈品を加えた日本有数のコレクションを収蔵しています。平成4年 (1992)、復帰20年の折には、特別展「海上の道」を開催するなど、これまで琉球の歴史と文化に関する研究や展示普及活動に努めてまいりました。こうした礎のもと、力強く輝き続ける琉球の歴史と文化を過去最大規模で展観します。

展覧会のみどころ
第1章 万国津梁-ばんこくしんりょう- アジアの架け橋
第2章 王権の誇り 外交と文化
第3章 琉球列島の先史文化
第4章 しまの人びとと祈り

※ 展示作品、会期、展示期間、開館日、入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、展覧会公式サイトなどでご確認ください。
[ 詳細 : 東京国立博物館 特設公式サイト

【展覧会】東京国立博物館|特別展「空也上人と六波羅蜜寺」|’ 22年3月1日[火]-5月8日|

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東京国立博物館
特別展「空也上人と六波羅蜜寺」
会  期  2022年3月1日[火]-5月8日[日]
会  場  東京国立博物館 本館特別 5 室(上野公園)
開館時間  9時30分-17時00分
休  館  日  月曜日
観覧料金  事前予約(日時指定券)推奨
      一般 1,600円、大学生 900円、高校生 600円、中学生以下 無料
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
主  催  東京国立博物館、六波羅蜜寺、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
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2022年は空也上人没後1050年に当たります。空也上人が十一面観音立像を本尊として京都東山の地に創建した六波羅蜜寺(創建時は西光寺と称した)には、現存最古となる上人の像が伝えられています。念仏を唱え歩いた姿を目の当たりにするような写実的な像は、仏師運慶の息子である康勝がつくりました。同寺は運慶一門にゆかりの深い寺でもあり、運慶作の地蔵菩薩坐像などが残されています。
本展覧会では、東京では半世紀ぶりの公開となる空也上人立像をはじめ、六波羅蜜寺の創建時につくられた四天王立像、定朝作と伝えられる地蔵菩薩立像など、平安から鎌倉時代の彫刻の名品が一堂に集います。

* 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳細 : 東京国立博物館   展覧会公式サイト

【展覧会】東京国立博物館 平成館|特別展「ポンペイ」|’ 22年1月14日-4月3日

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特別展「ポンペイ」
会   期  2022年1月14日[金]-4月3日[日]

会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9 時 30 分-17 時 00 分
休  館  日  月曜日、3月22日[火] * ただし 3月21日[月・祝]、3月28日[月]は開館
観覧料金  一 般 2,100円、大学生 1,300円、高校生 900円
      * 日時指定券での観覧が推奨されています。下掲詳細参照。
主  催  東京国立博物館、ナポリ国立考古学博物館、 朝日新聞社、NHK、
      NHKプロモーション
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紀元後 79 年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、ローマ帝国の都市ポンペイが火山噴出物に飲み込まれました。埋没したポンペイの発掘は 18 世紀にはじまり、現在まで続いています。
本展覧会では、壁画、彫像、工芸品の傑作から、食器、調理具といった日用品にいたる発掘品を展示。2000 年前の都市社会と豊かな市民生活をよみがえらせます。
また、ポンペイ出土の膨大な遺物を収蔵するナポリ国立考古学博物館の全面的協力のもと、まさに「ポンペイ展の決定版」ともいえる貴重な機会となります。

[ 詳細 : 東京国立博物館 展覧会公式サイト

【展示・イベント】東京国立博物館|博物館に初もうで|今年はトーハク150周年! めでタイガー ‼|’ 22年1月2日-1月30日

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東京国立博物館
博物館に初もうで
日  程  2022年1月2日[日]-2022年1月30日[日]
時  間  9:30-17:00  * 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  月曜日、1月4日[火]、1月11日[火]
      * 2022年1月3日[月]、1月10日[月・祝]は開館
観  覧  料  一 般 1,000円、 大学生 500円
      * 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。
       入館の際に年齢のわかるものを提示。
特記事項  * 次の特別展には、別途観覧料(日時指定券の事前予約推奨)が必要です。
      ・ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感! 日本の伝統芸能」
      ・特別展「ポンペイ」
      * 入館はオンラインによる事前予約(日時指定券)推奨としております。
       入館についての詳細は 入館方法のご案内 を確認ください。
      * 会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合があります。変更がありましたらトップページ でお知らせいたします。
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東京国立博物館は、2022年も1月2日より開館し、恒例の正月企画である「博物館に初もうで」を開催します。
「博物館に初もうで」は今年で19年目を迎え、毎年大好評をいただいている企画です。2022年の干支は「寅-トラ」です。干支をテーマにした作品の特集や当館の新春の目玉である、国宝「松林図屛風」(長谷川等伯筆)をはじめ、本館の各展示室では新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。
また、いけばな等の新春イベントも開催!ぜひ美しい日本の文化にふれ、心豊かな新年のスタートをお迎えください。

特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー ‼」
1月2日[日]-1月30日[日] 
東京国立博物館 本館 特別 1 室・特別 2 室
干支にちなみ、日本はもちろん、東アジアから南アジアまで、虎を表した作品に注目します。
虎は、古代より悪霊を退ける動物として、また、すぐれた武勇を示すイメージとして、多くの作品に登場してきました。さらに江戸時代には、博物学的な視点からリアルな写生図も残されるようになりました。
一方、東南アジアや南アジアの虎に目を向けると、身体の特徴や色遣いなど、日本のものとは一味違ったユニークな表現を見ることができます。
2022年は当館創立150年の記念すべき年にあたります。皆様とトーハクのさらなる未来へ向けて、さまざまな虎たちがにぎやかに新年をお祝いします。

特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー ‼」
1月2日[日]-1月30日[日] 
東京国立博物館 本館 10室

東京国立博物館 するがちょう名所江戸百景・するがてふ-するがちょう
歌川広重筆 江戸時代・安政3年(1856)── 東京国立博物館  URL ゟ
本作品で描かれている越後屋は、現在の日本橋三越と、三井記念美術館のある三井本館です。

[ 詳細 : 東京国立博物館  該当ページ

【展覧会】東京国立博物館|特別展 「国宝 鳥獣戯画のすべて」|’ 21年4月13日-5月30日|事前予約制(日時指定券)

2021-03-23

東京国立博物館
特別展 「国宝 鳥獣戯画のすべて」
会  期  2021年4月13日[火]-5月30日[日] 事前予約制(日時指定券)を導入
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  確定次第、お知らせします
休  館  日  月曜日 * ただし、5月3日[月・祝]は開館
観覧料金  一般 2,000円、大学生 1,200円、高校生 900円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、高山寺、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
お問合せ  050-5541-8600(ハローダイヤル)
* 展示作品、会期、展示期間・開館日、入館方法などについては、今後の諸事情により変更する場合があります。展覧会公式サイトなどで確認してください。
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国宝「鳥獣戯画」は、誰もが一度は目にしたことのある、日本絵画史上もっとも有名な作品の一つです。本展では、擬人化した動物たちや、人びとの営みを、墨一色で躍動的に描いた 甲・乙・丙・丁 全 4 巻の全場面を、会期を通じて一挙公開するとともに、かつて4 巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々が集結します。
あわせて本展では、秘仏として普段は拝観のかなわない重要文化財「明恵上人坐像」をはじめとした至宝によって明恵上人の魅力に迫るとともに、高山寺 選りすぐりの名宝をご紹介します。

※ 国宝「鳥獣戯画 甲巻」は動く歩道に乗りご覧いただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 東京国立博物館  展覧会公式サイト

【展覧会】東京国立博物館|清朝書画コレクションの諸相 ― 高島槐安収集品を中心に ―|2021年1月2日-2月28日|事前予約制 終了

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清朝書画コレクションの諸相 ― 高島槐安収集品を中心に ―
会  期  2021年1月2日[ 土]-2021年2月28日[日]
会  場  東京国立博物館 東洋館 第 8 室
開館時間  9:30-17:00(入館は閉館の30分前まで)
観  覧  料  一般 1000円/大学生 500円
予約詳細  本展は「COVID – 19」感染予防のため事前予約制での開催です → 詳 細
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毎年開催している台東区立書道博物館との連携企画第18弾として、今年度は中国書画のコレクションをテーマに展示します。
台東区立書道博物館で中村不折、当館で高島槐安の収集品に焦点をあて、作品にみられる題跋や鑑蔵印等から、清時代から中華民国時代にかけて形成された官・民の書画コレクションの系譜をたどるとともに、それらを受け継ぐ両コレクションの特色を紹介します。

本展示は「COVID – 19」感染予防のため「事前予約制」で開催されます。
日時指定予約は、こちら から →
[ 詳細 : 東京国立博物館

☆ 同時開催が予定されていた 台東区立書道博物館 は「COVID – 19」緊急事態宣言終了までの休館が広報されています。

【展覧会】東京国立博物館|特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」|’20年3月17日-5月10日

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東京国立博物館
特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
会  期  2020年3月17日[金]-5月10日[日]
会  場  東京国立博物館 本館特別 4 室・特別 5 室(上野公園)
開館時間  9:30ー17:00
      (入館は閉館の30分前まで、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館)
休  館  日  月曜日
      (ただし3月30日[月]、5月4日[月・祝]は開館)
観覧料金  一般 1,200円、大学生 600円、高校生 400円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、法隆寺、朝日新聞社、
      N H K、 N H K プロモーション、文化庁、日本芸術文化振興会
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世界遺産・法隆寺。その西院伽藍の中心をなし、世界最古の木造建築である金堂には、およそ1300年前の飛鳥時代に描かれた壁画がありました。2020年は、法隆寺金堂の火災をきっかけに、1950年に文化財保護法が成立してから70年となる節目の年です。
本展では、「法隆寺金堂壁画」の優れた模写や、焼損後に再現された現在の壁画、そして日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音など金堂ゆかりの諸仏を展示します。
法隆寺金堂の美の世界を体感していただくとともに、文化財を保護し継承することの大切さを伝えていきます。

* 新型感染症対応のため、開催日が変更になりました。参観を予定のかたは下掲詳細を確認のうえお出かけください。
[ 詳細: 東京国立博物館  展覧会公式サイト

【展覧会】東京国立博物館 平成館|日本書紀成立1300年 特別展|「出雲と大和」|’20年1月15日-3月8日|会期末案内+ウイルス感染予防対策についてのお知らせとお願い

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日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
会  期  2020年1月15日[水]-3月8日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間   9:30-17:00
      * 入館は閉館の30分前まで、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館
休  館  日  月曜日、2月25日[火]* ただし2月24日[月・休]は開館
観覧料金      一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 900円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、島根県、奈良県、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社

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令和2年(2020)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年です。
その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。
一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。

「幽」と「顕」を象徴する地、島根県と奈良県が当館と共同で展覧会を開催し、出雲と大和の名品を一堂に集めて、古代日本の成立やその特質に迫ります。

[ 詳細: 東京国立博物館  展覧会公式サイト

【展覧会】東京国立博物館|御即位記念特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」|平成館 特別展示室|10月14日-11月24日

国立正倉院展東京国立博物館
御即位記念特別展「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」
平成館 特別展示室
天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当てた特別展を開催します。
本展は、正倉院宝物と法隆寺献納宝物という、日本を代表する文化財が一堂に会する稀有な機会です。また、令和元年の本年にこそふさわしい、日本文化を世界に発信する展覧会です。皇室が守り伝えたかけがえのない日本の美、今後も受け継がれゆく悠久の美をご覧いただきます。
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会  期  2019年10月14日[月・祝]-11月24日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9:30-17:00 * 入館は閉館の30分前まで
(会期中の金曜・土曜、11月3日[日・祝]、11月4日[月・休]は21:00まで開館)
休  館  日  月曜日、11月5日[火]
(10月14日[月・祝]と11月4日[月・休]は開館)
観覧料金  一般  1,700円、大学生  1,100円、高校生  700円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、読売新聞社、N H K、N H K プロモーション

[ 詳細: 東京国立博物館

【展覧会】東京国立博物館|特別展「国宝 東寺 ― 空海と仏像曼荼羅」|3月26日-6月2日

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東京国立博物館
特別展「国宝 東寺 ― 空海と仏像曼荼羅」
会  期  2019年3月26日[火]-6月2日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9:30-17:00(入館は閉館の30分前まで)

      * ただし、会期中の金曜・土曜は21:00まで
休  館  日  月曜日、5月7日[火] * 4月1日[月]は東寺展会場のみ開館
      4月29日[月・祝]、5月6日[月・祝]は開館
観覧料金  一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料

主  催  東京国立博物館、真言宗総本山教王護国寺(東寺)、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
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東寺(教王護国寺)は、平安京遷都に伴って、王城鎮護の官寺として西寺とともに建立されました。唐で新しい仏教である密教を学んで帰国した弘法大師空海は、823年に嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。2023年には、真言宗が立教開宗されて1200年の節目を迎えます。

空海のもたらした密教の造形物は、美術品としても極めて高い質を誇り、その多彩さや豊かさはわが国の仏教美術の中で群を抜いています。

本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介するものです。空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の仏像からなる立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰が一堂に会します。東寺が1200年にわたり、空海の教えとともに守り伝えてきた至宝をご堪能ください。

【 詳細: 東京国立博物館

【展覧会】東京国立博物館|特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」|1月16日-2月24日

bnr_ganshinkei_3_224_1先行チラシ_A4_表東京国立博物館
特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」
会  期  2019年1月16日[水]-2月24日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9:30-17:00(入館は閉館の30分前まで)
      * 会期中の金曜・土曜は21:00まで開館
休 館 日  月曜日 * 2月11日[月・祝]は開館、翌12[火]は休館
観覧料金  一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、毎日新聞社、日本経済新聞社、NHK
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中国の歴史上、東晋時代(317-420)と唐時代(618-907)は書法が最高潮に到達しました。書聖・王羲之(おうぎし、303-361)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南、欧陽詢、褚遂良(ぐせいなん、おうようじゅん、ちょすいりょう)ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させました。
そして顔真卿(がんしんけい、709-785)は三大家の伝統を継承しながら、顔法と称される特異な筆法を創出します。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれた顔真卿の書は、後世にきわめて大きな影響を与えました。

本展は、書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点をあて、顔真卿の人物や書の本質に迫ります。また、後世や日本に与えた影響にも目を向け、唐時代の書の果たした役割を検証します。

* 本展は「祭姪文稿」コーナーを中心に相当な混雑が広報されています。
* 混雑状況は Twitter @ganshinkei2019 にて確認できます。
   また下掲ページ、本館開催の関連展 王羲之書法の残影-唐時代への道程-もお勧めです。

【 詳細: 東京国立博物館

【展覧会】東京国立博物館 平成館 特別展示室「縄文 ─ 1 万年の美の鼓動」7月3日-9月2日|終了企画

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平成館 特別展示室「縄文 ─── 1 万年の美の鼓動」

会  期  2018年7月3日[火]-9月2日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間  9:30-17:00  * 入館は閉館の30分前まで
      * 金曜・土曜は21:00まで開館。
* 日曜および7月16日[月・祝]は18:00まで開館

休  館 日  月曜日
      * ただし7月16日[月・祝]、8月13日[月]は開館、7月17日[火]休館
観覧料金  一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
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縄文時代が始まったとされる約1万3000年前。狩猟や漁撈、採集を行っていた縄文時代の人びとが、日々の暮らしのなかで工夫を重ねて作り出したさまざまな道具は、力強さと神秘的な魅力にあふれています。

本展では「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島の多様な地域で育まれた優品を一堂に集め、その形に込められた人びとの技や思いに迫ります。縄文時代1万年にわたる壮大な「美のうねり」をご体感ください。

【詳細: 東京国立博物館 ◯ 展覧会公式サイト  http://jomon-kodo.jp/

【展覧会】東京国立博物館 平成館 特別展「名作誕生-つながる日本美術」 4月13日─5月27日 終了企画

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東京国立博物館 平成館
特別展「名作誕生-つながる日本美術」

会       期 2018年4月13日[金]-5月27日[日] 
会    場 東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間   9:30-17:00
     * 金曜・土曜は21:00まで、日曜および4月30日[月・休]、
5月3日[木・祝]は18:00まで開館
     * 入館は閉館の30分前まで
休  館 日 月曜日(ただし4月30日[月・休]は開館)
観覧料金 一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料
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日本美術史上には「名作」と呼ばれる作品が数多く存在します。
時代を代表する作家によって作られた名作、海を越えて日本へもたらされた名作、古典に学び新時代の美意識で生まれ変わった名作など、「名作」はさまざまなドラマをもって誕生し、語り継がれ、作り継がれてきました。

本展では、こうした作品同士の影響関係や共通する背景に着目して、鑑真ゆかりの木彫や美麗な普賢菩薩像など仏教美術の白眉から、雪舟、若冲らの代表作、伊勢物語や源氏物語などの古典文学から生まれた工芸、さらには近代洋画まで、地域、時代を超えた名作の数々を12のテーマで紹介いたします。国宝・重要文化財を含む約120件が集まることによってみえてくる、名作誕生のドラマをぜひご堪能ください。

【詳細情報: 東京国立博物館 特設サイト

【展覧会】東京国立博物館 特別展{仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝}終了企画

20180206132117_00001 20180206132117_00002真言宗御室派総本山の仁和寺と、全国の御室派寺院が誇る寺宝が、一挙、上野へ
特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」
Treasures from Ninnaji Temple and Omuro

◯ 会       期 : 2018年1月16日[火]-3月11日[日]
* 会期中に展示替があります
◯ 会       場 : 東京国立博物館 平成館(上野公園)
◯ 開館時間 : 午前9時30分-午後5時
* 毎週金・土曜日は、午後9時まで  * 入館は閉館の30分前まで
◯ 休  館  日 : 月曜日  * 2月12日[月・休]は開館、2月13日[火]は休館
◯ 主       催  : 東京国立博物館、真言宗御室派総本山仁和寺、読売新聞社
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御室桜で知られる仁和寺は、光孝天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院です。
歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わります。創建時の本尊である阿弥陀如来坐像(国宝)は、当時もっともすぐれた工房の作品です。
また、高倉天皇宸翰消息(国宝)は皇室との深いかかわりを物語るものです。
本展覧会では、それら仁和寺に伝わる名品を一堂に紹介します。

仁和寺を総本山とする御室派寺院は全国に約790箇寺あり、すぐれた仏像も少なくありません。天平彫刻の名品として知られる葛井寺の千手観音菩薩坐像(国宝)が、江戸時代の出開帳以来初めて東京で公開されるほか、普段目にすることができない多くの秘仏が見られる貴重な機会になります。

仁和寺では現在、観音堂の解体修理が行われています。観音堂は修業の場であるため非公開ですが、本展覧会では33体の安置仏を展示するとともに、堂内の壁画を高精細画像によって再現して、一般にはふれることのできない堂内の厳かな空気を体感していただきます。

【 詳細情報 : 東京国立博物館

【巡回展覧会】 日タイ就航30周年記念特別展 {タイ~仏の国の輝き~」 九州国立博物館+東京国立博物館

20170327201727_00005 20170327201727_00006 日タイ修好130周年記念特別展
「タイ ~仏の国の輝き~」
◎ 九州展:九州国立博物館
2017年4月11日[火]-6月4日[日]

◎ 東京展:東京国立博物館 平成館 特別展示室   
2017年7月4日[火]-8月27日[日]
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ことし(2017年)は日タイ修好130周年にあたります。この節目の年に修好記念事業として展覧会を開催します。

タイでは、仏教は人々の暮らしに寄り添う大きな存在であり、長い歴史のなかで多様な仏教文化が花開きました。
本展では仏教国タイについて、タイ族前史の古代国家、タイ黎明期のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、現王朝のラタナコーシン朝における仏教美術の名品を通じて、同国の歴史と文化をご覧いただきます。
また、日本とタイの 交流史についても合わせて紹介します。

【 詳細 : 九州国立博物館  東京国立博物館

【展覧会】 東京国立博物館平成館 [春日大社 千年の至宝] 3月12日[日]終了

20170309193144_00001 20170309193144_00002 20170309193144_00003東京国立博物館 特別展
「春日大社 千年の至宝」 

平成館 特別展示室  
2017年1月17日[火]-3月12日[日]
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世界遺産の一つである奈良・春日大社は、奈良時代の初め、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するため創建され、古くから鹿を「神の使い=神鹿(しんろく)」として大切にしてきました。
本展では、〝平安の正倉院〟と呼ばれる王朝工芸の名宝とともに、貴重な中世の刀剣類、武器武具、春日信仰にかかわる絵画・彫刻などの名品の数々を一堂にご紹介します。

【 詳細情報 : 東京国立博物館

【展覧会】 董其昌とその時代-明末清初の連綿趣味/東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画

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ぢゃむ 杉本昭生【活版小本】 次の本が出来るまで その41

七十二候(しちじゅうにこう)
「七十二候」とは、「二十四節季」をさらに約五日ごとに分類し気候の変化や動植物の様子を表現したものです。
12月2日より12月31日までを掲載します。
※大雪 次候の虎始交は書家であり画家の中村不折氏の作品です。最後に製作者のリストを掲載しておきます。いつか本にできればと思っています。
しかし印をひとつずつ押すのは大変でしょうね。でも楽しそう。
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書道博物館 施設概要】 冒頭部・部分
書道博物館は、洋画家であり書家でもあった中村不折(1866-1943)が、その半生40年あまりにわたり独力で蒐集した、中国及び日本の書道史研究上重要なコレクションを有する専門博物館である。
殷時代の甲骨に始まり、青銅器、玉器、鏡鑑、瓦当、塼、陶瓶、封泥、璽印、石経、墓券、仏像、碑碣、墓誌、文房具、碑拓法帖、経巻文書、文人法書など、重要文化財12点、重要美術品5点を含む東洋美術史上貴重な文化財がその多くを占めている。

こうしたコレクションと、昭和11年11月に開館した当初の博物館建設に伴う一切の費用は、すべて不折自身の絵画や書作品の潤筆料から捻出した。その偉業は日中書道史上においても特筆されるべきものである。
こうして書道博物館は、開館以来約60年にわたって中村家の手で維持・保存されてきたが、平成7年12月、台東区に寄贈された。そして平成12年4月に再開館したのが現在の台東区立書道博物館である。
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{新宿餘談}
中国明王朝は朱元璋(太祖)がほかの群雄を倒し、蒙古族王朝元を北に追い払って金陵(南京)に建朝した。三代成祖(永楽帝 1402-24)のとき北京(順天府 1421)に遷都。
明代前半期は久しぶりの漢族正統王朝のもとで「文藝復興」の時代とされ、また奇妙なことに西欧の「ルネサンス」の時代ともかさなっている。
ところが後半期は、皇族は奢侈にはしって治世が安定せず、宦官の専権が目立ち、各地で農民の叛乱が勃発し、異民族からの圧迫も多く、国勢は次第に衰微をみた。

董其昌(とう-きしょう 1555-1636)はそんな明朝末期に活躍した文人であり、特に書画に優れた業績を残して「藝林百世の師」とされた。また清朝の康煕帝が董其昌の書を敬慕したことは有名で、その影響で清朝においては正統の書とされた。

ところで、董其昌が活躍した明末清初の時代とは、わが国では徳川時代初期にあたり、徳川幕府の正統の書とは、楷書でも行書でもなく「お家流」とされた連綿体であった。
またここ最近、規矩の明確な明朝体・ゴシック体の使用に「活字ばなれ」と称されるような疲労感がみられ、ひら仮名からはじまり漢字にいたる「連綿体」が世上の関心をあつめている。
この奇妙な符合がどこから発しているのかを考えるのに好適な展覧会が、新春早早から開催される。

書道博物館オモテresized書道博物館ウラresized東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画
董其昌没後380年
董其昌とその時代一明末清初の連綿趣味-

中国明王朝の時代に文人として活躍した董其昌(とう-きしょう 1555-1636)は、高級官僚として官途を歩むかたわら、書画に妙腕を発揮しました。
書ははじめ唐の顔 真卿を学び、やがて王羲之らの魏晉時代の書に遡ります。さらに当時の形式化した書を否定して、平淡な書風を理想としながら、そこに躍動感あふれる連綿趣味を盛り込みました。
画は元末の四大家から五代宋初の董 源に遡り、宋や元の諸家の作風を広く渉猟して、文人画の伝統を継承しつつ、一方では急進的な描法によって奇想派の先駆けとなる作例も残しています。

董其昌は書画の理論や鑑識においても、卓越した見識を持っていました。『画禅窒随筆』は、董其昌の書画に対する深い理解と理念を示すものとして知られています。

明王朝から清王朝への移行は、単なる政権交代ではなく、漢民族が異民族である満州族に覇権を奪われた歴史上の一大事でもありました。
董其昌によって提唱された書画の理念は、明末から清初にかけた激動の時代の書画にも濃厚に反映されました。連綿趣味は、当時の人〻の鬱勃たる心情を吐露する恰好の場となったのです。
ところが満州族である清の康熈帝と乾隆帝が董其昌の書画を愛好したことで、その後三百年に及ぶ清朝においても董其昌は大きな影響を与え続けました。

今年度は、董其昌の没後380年にあたります。このたび14回目を迎える東京国立博物館と台東区立書道博物館の連携企画では、中国書画の流れを大きく変えることとなる董其昌に焦点をあてながら、そのあとさきに活躍した人〻の書画を取りあげます。
両館の展示を通して、魅力あふれる董其昌ワールドをお楽しみください。
【詳細:書道博物館
【詳細:国立博物館 東洋館

【東京国立博物館】 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」

20160719211830_00003 20160719211830_00004 東京国立博物館
特別展 「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」
本館 特別5室
2016年9月13日[火]-2016年12月11日[日]

滋賀県甲賀市に所在する天台宗の古刹、櫟野寺(らくやじ)には重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体も伝わります。
その数は、優れた仏像が数多く残る滋賀県でも特筆されます。

本展は、20体すべてを寺外で展示する初めての機会です。
本尊の十一面観音菩薩坐像は像高が3mもある圧巻の作品で、普段は大きく重い扉に閉ざされる秘仏です。重厚感ある堂々とした姿ですが、美しい顔立ちは、見る人に安らぎを与えることでしょう。
その十一面観音とともに2.2mある薬師如来坐像が並ぶ様子は壮観です。
ほかにも11体の観音や、どこか親しみのある毘沙門天立像、文治3年(1187)に造られたことが知られる貴重な地蔵菩薩坐像なども出品され、櫟野寺に伝わる平安彫刻の傑作を一時にご覧いただける展覧会です。

【 詳細 : 東京国立博物館 特別展

【東京国立博物館】 特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」 {植栽:龍爪槐をたのしむ}

20160719211830_00001 20160719211830_00002東京国立博物館 特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」
平成館 特別展示室   2016年6月21日[火] - 2016年9月19日[月]

ギリシャの彫刻、フレスコ画、金属製品などを展示します。新石器時代からヘレニズム時代までの各時代、キュクラデス諸島、クレタ島ほかエーゲ海の島々や、ア テネ、スパルタ、マケドニアなど、ギリシャ各地に花開いた美術を訪ねる旅に出発しましょう。
ギリシャ本国の作品のみによるものとしては、かつてない大規模なギリシャ美術展です。

【 詳細 : 東京国立博物館 特別展
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{ 新 宿 餘 談 }
DSCN9524 DSCN9546 DSCN9537もう蟬がないていた。 むしあつい夏の日の午後だった。
「エジプト展」とならんで、「ギリシャ展」はいつも混雑がひどい。7月17日[日]もそうだった。
人にアタル(人混み中毒症)のやつがれ、予習をだいぶしてきたので、平成館のせっかくのひろい展示場を、くねくねと細い通路でしきった、冷房の効きののわるい展示会場をかけ足でみてあるいた。
なにしろ本展は九割以上が日本初公開で、全325点の展示がなされている。やつがれの画像許容量をはるかに超える作品群だった。

人混みを避けて前庭に出る。ことしの東京は水飢饉が心配されるほど雨がすくなかったが、国立博物館(トーハク)の樹木と艸花は庭士がかわったのかとおもわせるほど元気だった。芝生では雀がむれていたし、蟻もさかんに活躍していた。
正面プラザからはいって、正面の「本館 日本ギャラリー」の前のユリノキ( 百合の木、学名 :  Liriodendron tulipifera は、袢纏にも似た葉をいっぱいにつけて元気だった。

ユリノキ 北アメリカ中部原産  
日本へは明治時代初期に渡来した。東京国立博物館本館前庭の巨木に添えられた銘板に、次のように記されている。
明治8、9年頃渡来した30粒の種から育った一本の苗木から、明治14年に現在地に植えられたといわれ、以来博物館の歴史を見守り続けている。
そのため東京国立博物館は「ユリノキの博物館」「ユリノキの館」などといわれる。

DSCN9536 DSCN9546 DSCN9548 DSCN9552 DSCN9559平成館の前庭には「芙蓉」らしき艸が、深紅の大輪の花をつけていた。
アレレッとおどろいた。いままで見逃していたのかも知れないが、庭のそこ此処に「龍爪槐 リュウソウ-エンジュ しだれえんじゅ」(画像集)がこんもりと繁っていた。

この低灌木は、冬になって剪定されると形相をかえて、鋭い龍の爪のように変貌する。このことは、<花筏 聚珍倣宋版と倣宋体-04 宋朝体活字の源流:四川宋朝体龍爪 と 龍爪槐をめぐって>で紹介した。
龍爪パッケまたことしの五月末にでかけた北京清華大学の指定ホテル「甲所」の前にも、生け垣のようにして龍爪槐がたくさんあった。

DSCN7899DSCN8137陽ざしはつよかったが、こうして平成館の前庭をぐるぐるまわり、喫煙所で一服をかさねた。
一時間余ののち、鑑賞をつづけていたつれあいが図録を重そうにかかえてはしりでてきた。
どういうわけか、「エジプト展」とならんで「ギリシャ展」はいつも混雑がひどい。
家に帰って図録鑑賞をゆっくり楽しもうとこころにきめた。

【展覧会】 生誕150年 黒田清輝展-日本近代絵画の巨匠 東京国立博物館 平成館

20160424142155830_0001 20160424142155830_0002◯  ところ : 東京国立博物館 平成館 特別展示室
◯  と き : 2016年3月23日[水]-5月15日[日]
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「湖畔」で広く知られ、日本美術の近代化のために力を尽くした黒田清輝(1866-1924)の生誕150年を記念した大回顧展です。
この展覧会は師コランやミレーなど、黒田がフランスで出会い導かれた作品をあわせて展示しながら、留学時代の「読書」「婦人像(厨房)」や帰国後の「舞妓」「智・感・情」などの代表作によって、黒田清輝の画業全体を振り返ろうとするものです。

【 詳細 : 東京国立博物館 展示 特別展