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【展示】東京国立近代美術館 展示企画 {国立映画アーカイブ開館記念 没後20年 旅する黒澤明─槙田寿文ポスター・コレクションより}4月17日─9月23日

黒沢おもて 黒沢うら

東京国立近代美術館 展示企画
国立映画アーカイブ開館記念 
没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより
Inaugurating NFAJ : Kurosawa Travels around the World  The Masterworks in Posters from the Collection of Toshifumi Makita
会  場: 国立映画アーカイブ 展示室(7階)
会  期: 2018年4月17日(火)-9月23日(日)
開室時間: 11:00am-6:30pm * 入室は6:00pmまで
休  室  日: 月曜日、8月7日(火)-12日(日)、9月4日(火)-7日(金)は休室です。
観  覧  料: 一般250円/大学生130円
     * 料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
主  催: 国立映画アーカイブ
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黒澤明監督の作品ほど、世界各地を駆け回り、あまねく上映されてきた日本映画はないでしょう。1951年、ヴェネチア国際映画祭で『羅生門』が金獅子賞を受賞して以来、《クロサワ》の名は世界の映画界を席巻し、日本映画の高い芸術性を示すシンボルとなってきました。1998年の逝去から20年、今も変わらずその名はとどろいています。

しかし、そのような映画史上の巨匠といえども、その評価の果てしない拡がりを実感することは簡単ではありません。国立映画アーカイブの開館記念企画となるこの展覧会では、黒澤明研究家・槙田寿文氏のコレクションから、世界30か国にわたる黒澤映画のポスター84点を中心に、海外とのかかわりを示す資料も展示し、その卓越した国際性に光を当てます。

生前の黒澤監督は「映画は世界の広場」であると語っていました。しかしその版図は欧州や北米だけに止まるものではありません。各国のデザイナーや画家たちの、作品の力感に沿った筆致や大胆で前衛的な解釈とともに、《世界言語》としての黒澤映画をぜひ体感してください。

【詳細: 東京国立近代美術館フィルムセンター 】

【上映企画】東京国立近代美術館フィルムセンター{自選シリーズ 現代日本の映画監督6 石井岳龍}3月13日─3月25日 終了企画

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東京国立近代美術館フィルムセンター
上映企画
自選シリーズ 現代日本の映画監督6 石井岳龍
Directed by Gakuryu Ishii – His Own Selection

会 期:2018年3月13日(火)-3月25日(日)
主 催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協 力:有限会社スタンス・カンパニー
* 3月の休館日:月曜日、3月26日(月)-3月31日(土)
会 場:大ホール(2階)
定 員:310名(各回入替制・全席自由席)
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恒例となったフィルムセンターの上映企画「自選シリーズ 現代日本の映画監督」。第6回は、8mm自主映画で一躍注目を集め、続いて長篇『狂い咲きサンダーロード―Crazy Thunder Road―』(1980年)など、映像と音響が渾然一体となって疾走する作風によって、1970~80年代の日本映画のニューウェーブの旗手となった石井岳龍(旧名:石井聰亙そうご)監督にスポットを当てます。

石井監督は、その後も映像と音の相乗効果によって生まれる表現の新たな可能性を求め、数々の実験的な中・短篇を発表しながら、長篇『水の中の八月』(1995年)や『五条霊戦記 GOJOE』(2000年)など、人間の持つ広大な無意識や内面の探求へと徐々にテーマを変化させていきます。近年も『生きてるものはいないのか』(2011年)など、話題作を発表し続けています。今特集では石井監督自選の12プログラム(16作品)を上映するとともに、劇場での音響にこだわったPA轟音上映の機会も設け、石井作品の全体像を多面的に振り返ります。ぜひご来場ください。

【詳細: 東京国立近代美術館フィルムセンター