サントリーホール
奉祝の雅楽 東京楽所 第12回定期公演
日 程 2019年2月2日[土]13:30開場/14:00開演
会 場 サントリーホール
演 目 第一部 管 絃
平調音取-ひょうじょう ねとり
催馬楽-さいばら
伊勢海-いせのうみ
越天楽残楽三返-えてんらく のこりがくさんへん
第二部 舞楽・番舞-つがいまい
左舞 萬歳楽-まんざいらく
右舞 延喜楽-えんぎらく
入 場 料 S¥6,000 A¥4,500 P¥3,000
主 催 株式会社 A M A T I
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元号と雅楽
日本文化の黎明期である平安期、元号と雅楽には特別な関係があります。
第60代醍醐天皇(897-930)在位中に、寛平-かんへい、昌泰-しょうたい、延喜-えんぎ、延長-えんちょう-と四回元号を代えました。
延喜八年、舞楽・延喜楽-えんぎらく 元号をもって楽名とすると教訓抄-きょうくんしゅう-に記載されています。
醍醐天皇の逸話は「大鏡-おおかがみ」に、民の生活をいかに助けたかが多く記載されています。
また、律令制度の基本法である「延喜格式」から、国史「日本三大実録」「勅撰・古今和歌集」を完成させ、天皇自身がリーダーシップを取って政治・文化の振興に振興に努めました。
醍醐天皇の治世は後世に「理想の時代」といわれています。
まさに「延喜楽」は「民の喜びの舞」でしょう!
いにしえの時代より祝いの席で舞う番舞-つがいまい「左舞・萬歳楽」、「右舞・延喜式」を
「奉祝の舞楽」としてお楽しみください。
同時期、催馬楽-さいばら「伊勢海ーいせのうみ」は祝いの席で盛んに歌われた歌曲です。
「伊勢海の清き渚に潮間-しひかい-に神馬藻-なのりそ-や摘まん 貝や拾はん 玉や拾はん」
日本国の「美くしさと豊穣なる自然」を、伊勢神宮前に広がる伊勢の海から謳います。
平成、最後の年に「奉祝の雅楽」と題し、管絃・舞楽の二部構成でお届けいたします。
多 忠輝(宮内庁式部職楽部)/野原耕二(音楽プロデューサー)
【 主催: 株式会社 A M A T I 】