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【展覧会】根津美術館|特別展 国宝・燕子花図屏風 デザインの日本美術|’24年4月13日-5月12日

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特別展 国宝・燕子花図屏風
デザインの日本美術
会  期  2024年4月13日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし、4月29日[月・祝]・5月6日[月・振休]は開館し、
      5月7日[火]は休館。
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館はいずれも 閉館30分前 まで
      * ただし、5月8日[水]- 5月12日[日]は午後7時まで開館
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      〠 107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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尾形光琳(1658-1716)の筆になる国宝「燕子花図屏風-かきつばたずびょうぶ」は、絵とデザインの境界線上に位置する作品です。群青を分厚く塗った花や、緑青を勢いよく刷いた葉など、画家の絵筆の介在は明らかですが、平面上の幾何学的なレイアウトが作品の核心であるのも間違いありません。
「燕子花図屏風」の示すデザイン性、あるいは装飾性は、日本の美術が古来、内包してきたものです。日本における工芸品の意匠と絵画の親密な関係も特筆されます。
一方、「燕子花図屏風」は草花図でありながら 和歌や物語とも関わると考えられていますが、それは、デザインによって文学世界を象徴的に表しているともいえます。
本展では、「燕子花図屏風」を中心にすえ、近世の作品を主にとりあげながら、デザインの観点から日本の美術をみつめます。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|企画展 魅惑の朝鮮陶磁|特別企画 謎解き奥高麗茶碗|’24年2月10 日-3月26日|終了

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根津美術館
企画展
魅惑の朝鮮陶磁
特別企画
謎解き奥高麗茶碗
会  期  2024年2月10 日[土]- 3月26日[火]
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
休  館  日  毎週月曜日
入  場  料    オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      〠 107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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【展示室1】
古くから日本の陶磁器に強い影響を与え、また日本人が愛好してきた朝鮮陶磁。深い灰青色が優美な12世紀の高麗青磁や、16・17世紀の茶人たちの人気を集めた高麗茶碗、そして日本の陶磁器愛好家たちがこぞって蒐集した15~18世紀の粉青と白磁まで、美しさと清らかさ、そして質朴な強さを合わせ持っています。本展覧会は、主に館蔵品で朝鮮陶磁の歴史を概観し、その魅力を見つめ直すものです。魅惑的な朝鮮陶磁の世界に、あなたもひたってみませんか。

【展示室2】
奥高麗茶碗は、九州肥前地方、現在の佐賀県唐津市周辺で焼かれた、朝鮮陶磁の高麗茶碗を写した茶碗です。江戸時代後期から茶の湯の世界で賞玩され、戦後の古唐津ブームの中で鑑賞の世界でも高く評価されてきました。しかし、その名前や窯の場所、何が「奥高麗」なのか、など、多くの謎が残されています。 展示室1の朝鮮陶磁、なかでも「奥高麗」の手本となった高麗茶碗の展示に続き、ここでは奥高麗茶碗の成立を、その特徴から「唐津焼の茶の湯の茶碗」として提示することで解明を試みました。謎を解くことができたのか、ご覧いただければ幸甚です。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|企画展 救いのみほとけ お地蔵さまの美術|’23年5月27日-7月2日|終了

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企画展 救いのみほとけ
お地蔵さまの美術
会  期  2023年5月27日[土]- 7月2日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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親しみを込めて “ お地蔵さま ” とよばれる地蔵菩薩は、おそらく日本人の誰もが知るほとけでしょう。日本では平安時代に入ってから本格的に信仰されるようになり、平安時代後期に衆生を救済するほとけとしての信仰が確立すると、それ以降は地域や時代を超えて崇められ、数多くの仏画や仏像が作られました。
本展では、館蔵品の仏画や仏像を中心として、日本における地蔵信仰の歴史とその広がりを概観します。この展覧会が、地蔵菩薩にかかわる美術の華麗で多様な世界を知る機会となれば幸いです。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細を確認のうえご観覧を
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【展覧会】根津美術館|企画展 物語る絵画|涅槃図・源氏絵・舞の本|’23年7月15日-8月20日|終了

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企画展 物語る絵画
涅槃図・源氏絵・舞の本
会  期  2023年7月15日[土]- 8月20日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし 7月17日[月・祝]は開館し、翌18日[火]は休館
開館時間  午前10時- 午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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源氏物語や平家物語など人気を博した物語は、成立後ほどなくして絵画化がはじまったと考えられています。冊子の挿絵から絵巻物や画帖へ、さらには絵のみが独立して掛軸や屏風などの大画面にも描かれるようになりました。それらは複数の場面を組み合わせたものもあれば、特定の一場面のみが画題として定着したものもあり、表現形式は多種多様です。
この展覧会では、物語の範囲を仏教説話や能、幸若舞(こうわかまい)やお伽草子などにまで広げています。絵画化されたさまざまな物語を味わいながら、いにしえの人々が、物語のどのような場面に心惹かれたのかということにも注目していただければと思います。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲 詳細公式サイト を確認のうえ ご観覧を
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【展覧会】根津美術館|企画展 甲冑・刀・刀装具 光村コレクション・ダイジェスト|’23年9月2日-10月15日|終了

根津美術館
企画展 甲冑・刀・刀装具
光村コレクション・ダイジェスト
会  期  2023年9月2日[土]- 10月15日[日]
休  館  日  毎週月曜日、ただし9月18日[月・祝]、10月9日[月・祝]は開館、
      9月19日[火]、10月10日[火]は休館
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場 料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
──────────────nedu 0802◆ 根津美術館|企画展 甲冑・刀・刀装具|光村コレクション・ダイジェスト|’23年9月2日-10月15日◆

明治42年(1909)、初代根津嘉一郎は3000点以上におよぶ刀剣・刀装具のコレクションを、実物を見ることなく一括購入しました。自身に刀剣の趣味はないものの、苦心の大蒐集だから買ったといいます。それが、実業家・光村利藻(みつむらとしも、号:龍獅堂-りゅうしどう・1877-1955)のコレクションです。

利藻の蒐集は、長男・利之(としゆき)の初節句のために本物の甲冑と太刀を購入したことにはじまります。明治30年(1897)、20歳の時です。驚くことに、彼の膨大なコレクションは、それからわずか10年ほどで形成されています。しかも、質も資料性も非常に高い作品群です。
今回の展覧会では、現在当館で所蔵する約1200点の中から選りすぐった作品を、初めて甲冑を交えて紹介します。単なる愛好家にとどまらない、金工技術を支えた利藻の活動を知っていただく機会にもなることを願っています。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
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【展覧会】根津美術館|特別展 国宝・燕子花図屏風 光琳の生きた時代 1658-1716|’23年4月15日-5月14日|今年は無事に会期終了

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特別展 国宝・燕子花図屏風
光琳の生きた時代 1658-1716
会  期  2023年4月15日[土]- 5月14日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし 5月1日[月]は開館
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館はいずれも 閉館30分前 まで
      * ただし 5月9日[火]- 5月14日[日]は午後7時まで開館。 
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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尾形光琳(1658-1716)といえば、町人が担い手となって花開いた元禄(1688-1704)文化の立役者のイメージがあるでしょう。そして、そのイメージの中心に位置するのが、光琳40歳代半ばの代表作,、国宝「燕子花図屏風-かきつばたず びょうぶ」です。
しかし、視点をより高い位置において見ると、その前半生は、宮廷や幕府によって主導された、近世前期の文化芸術のただ中にあり、また後半生は、円山応挙や伊藤若冲などの民間出身の個性派が活躍した、18世紀後半の京都画壇を準備したと見ることもできます。

この展覧会は、国宝「燕子花図屏風」を中心に、尾形光琳がこの世に生きた期間に制作された作品で構成するものです。約 60 年の絵画の歴史を切り取ってご覧に入れます。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。
※ この展覧会の日時指定予約は、4月11日[火]午後1時よりオンライン受付を開始。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認のうえご観覧を

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{新宿餘談}
根津美術館の秘蔵品であり、例年4月下旬-5月上旬に展開されてきた、この特別展「国宝・燕子花図屏風」展は、2020年-2022年にわたり、新型感染症猖獗のため、十分な展開ができなかったという辛酸を嘗めてきた。そこで、ことしこそ感染症の収束をはかり、庭園に咲きこぼれる燕子花、菖蒲を愉しみ、琳派:尾形光琳の「国宝・燕子花図屏風展」の開催をまちたい。

【展覧会】根津美術館|企画展 繡と織 ─ 華麗なる日本染織の世界|’23年12月16日-’24年1月28日|終了

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企画展 繡と織 ── 華麗なる日本染織の世界
会  期  2023年12月16日[土]- 2024年1月28日[日]
休  館  日  毎週月曜日、年末年始休館:12月25日-1月4日
開館時間  午前10時 - 午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場  料  オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、 学 生 1000円、 中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062  東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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多様な織と繡(刺繍)は、染織品の加飾技法の中でも古くから日本では格式高いものとして捉えられました。また時代がくだると、刺繡は染と組み合わせられて小袖を彩り、重厚な織は能装束に多用されました。根津美術館のコレクションの礎を築いた初代根津嘉一郎(1860-1940)は、古美術品の豪快な蒐集で名を馳せましたが、その意欲は染織品にも向けられました。
本展覧会では、嘉一郎の蒐集品を中心に、法隆寺や正倉院伝来の上代裂、袈裟や打敷などの仏教染織、唐織や縫箔といった能装束、そして江戸時代の小袖まで、幅広い時代の染織品の中から、織と刺繡の技が光る作品をご紹介いたします。
一年で最も大きな節目である年末年始、華やかかつ厳かな染織品の数々をお楽しみください。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ]   { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|企画展 仏具の世界 ─ 信仰と美のかたち ─|’23 年2月18日-3 月31日|終了

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企画展 仏具の世界 ── 信仰と美のかたち ──
会  期  2023 年 2 月18 日[土]- 3 月 31日[金] 
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制(下掲詳細参照)
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400--2536
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仏を荘厳・供養し、仏道を修めるために必要な道具である仏具。その範囲は、伽藍装飾から僧の生活必需品まで多岐にわたります。仏具には、仏道実践に適した形が与えられていますが、その中に美的な特質を見出すこともできます。この展覧会では、主に館蔵品から、さまざまな場面で用いられる仏具を紹介し、仏の教えと仏具の造形美の関わりを探ります。
根津美術館のコレクションの礎を築いた 初代 根津嘉一郎(1860 - 1940)は、仏教で世の中を善導するという大きな理想を描き、無宗派の寺院建立を構想しました。このため仏教美術に対する関心も高く、コレクション中には仏教に関わる書蹟や絵画、彫刻の優品のみならず、工芸にも優れた作例を見出すことができます。これまで当館では仏教絵画・彫刻を多く取り上げてまいりましたが、仏教工芸にもご注目いただきたく、このたび仏具に焦点を当てた展覧会を企画しました。

第 1 章では、用途を切り口に四つのカテゴリーを設け、具現化させた仏の世界を厳かに飾るための荘厳具、仏に香・華・灯をささげるための供養具、質素ながらも真理に到達するために必要な僧具に加え、密教法具を紹介します。
第 2 章では、女性によって発願・供養された仏具を特集します。長く美しい毛髪や、繊細な刺繍が施された小袖といった女性ならではの持ち物を用いてつくられたそれらの仏具には、善美を尽くす布施の心が表されています。

この展覧会を通じて、仏具の造形美を手掛かりに、古代より仏道を実践してきた人々の心に思いをはせていただければ幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制下掲詳細を確認のうえ観覧を
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【展覧会】根津美術館|特別展 北宋書画精華|’23年11月3日-12月3日|

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特別展    北宋書画精華
── きっと伝説になる

会  期  2023年11月3日[金・祝]- 12月3日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時 - 午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1800円、 学 生 1500円、 中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      107-0062  東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
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宋時代(960-1279)は中国書画史におけるひとつの頂点であり、その作品は後世「古典」とされました。日本でも、南宋時代(1127-1279)の作品が中世以来の唐物愛好の中で賞翫されたことはよく知られますが、その前の北宋時代(960-1127)の文物も、同時代にあたる平安後期に早くも将来されています。さらに近代の実業家が、清朝崩壊にともない流出した作品をアジアにとどめるべく蒐集に努めたため、より多くの重要作が伝わることになりました。

そのひとつ、北宋を代表する画家・李公麟(1049?ー1106)の幻の真作「五馬図巻」(現・東京国立博物館蔵)が2018年、約80年ぶりに姿を現しました。これを好機として、日本に伝存する北宋時代の書画の優品を一堂に集める展覧会を開催します。アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館から、李公麟の白描画の基準作といえる「孝経図巻」も特別出品されます。

20231113205706_00002☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆ 

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
※ 予約受付:下掲同館ウェブサイトで予約受付開始。
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【展覧会】根津美術館|企画展 遊びの美|’22年12月17日-’23年2月5日|終了

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根津美術館
企画展 遊びの美
会  期  2022年12月17日[土]- 2023年2月5日[日]
休  館  日  毎週月曜日 *  ただし1月9日[月・祝]は開館、翌10日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料    オンライン日時指定予約入館制
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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「遊び」と聞いて、どのようなイメージが浮かぶでしょうか。歴史に目を向けてみると、公家が和歌の上達につとめた歌合や家の芸にまで高めた蹴鞠、武家が武芸の鍛錬として位置づけた乗馬や弓矢など、それらは単なる遊楽ではありませんでした。遊びは、人が楽しみながら社会の中でより良く生きる術を身に着ける手段であり、日々の暮らしに潤いを与え、生きるうえで欠かすことのできない存在なのです。
本展では文化としての遊びの諸相を、館蔵の絵画や古筆、なかでも屏風を中心にご紹介いたします。新春を迎えるにふさわしい、華やかな金屛風の競演をあわせてお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細を確認のうえ観覧を
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【展覧会】根津美術館|特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華|’22年11月3日-12月4日|オンライン日時指定予約入館制|会期末

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根津美術館
特別展 将軍家の襖絵
屏風絵でよみがえる室町の華
会  期  2022年11月3日[木・祝]-12月4日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下は 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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現代日本文化の原点というべき室町時代(1336-1573)の文化。その中心に位置するのは、京都の室町幕府、足利将軍邸です。そんな将軍邸を構成する建築の中でとくに重要なのが、人々が集った会所と呼ばれる建物です。
会所の襖は、当代を代表する画家の絵によって飾られていましたが、すべて失われ、現在、目にすることはできません。しかし、残された文献から、どのような画題の絵が描かれていたかを知ることができます。また、襖絵と画面の規模と形式が近い屏風絵によって、復元的に想像することも可能です。

本展は、足利将軍邸の会所襖絵における典型的な画題を選び、室町後期から江戸時代に制作された屏風絵を集め、一堂に展示することによって〈将軍家の襖絵〉の世界をよみがえらせるものです。

※ 感染症予防対応実施中。入館はオンライン日時指定予約制下掲詳細を確認のうえ観覧を
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|企画展 よめないけど、いいね!|’22年7月16日-8月21日

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企画展 よめないけど、いいね!
会  期  2022年7月16日[土]-8月21日[日]
休  館  日  毎週月曜日
      * ただし7月18日[月・祝]は開館、翌19日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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書の名品といわれても、昔の人の字は読めないから苦手だ、何が書いてあるのかわからないからつまらないなどと、書の展覧会は敬遠されがちです。もちろん、書かれた内容を正しく理解するには読むことが必須ですが、それはひとまず活字本にゆずりましょう。
たとえ読めなくても、肉筆の書ならではの魅力に触れることはできるのです。 根津美術館所蔵の、書の名品を軸に構成した今回の展覧会は、先人たちによって大切に保存されてきた書の見どころをわかりやすくご紹介することを目指しました。
「よめないけど、いいね!」と実感していただけたら、そしてこの展覧会が、書の作品をさらに深く鑑賞するためのひとつのきっかけとなれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|企画展 蔵出し蒔絵コレクション|’22年9月10日-10月16日|終了企画

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根津美術館
企画展 企画展 蔵出し蒔絵コレクション
会  期  2022年9月10日[土]-10月16日[日]
休  館  日  毎週月曜日
      * 9月19日[月・祝]、10月10日[月・祝]開館。9月20日[火]、10月11日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約
      一 般  1300円、学 生  1000円、中学生以下は   無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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初代根津嘉一郎がコレクターとして一躍脚光を浴びるきっかけになったのは、蒔絵作品の購入です。室町時代の蒔絵の名品「花白河蒔絵硯箱」をかねがね手に入れたいと思っていた嘉一郎は、明治39年(1906)の売立で、当時としては破格の高値で落札、世間を驚かせました。そしてその後も生涯を通じ、蒔絵作品を集め続けました。
本展覧会は、嘉一郎が蒐集した蒔絵作品の粋をまとめて紹介する初めての機会です。蒔絵史において重要な作品を数多く含むとともに、バラエティに富んだコレクションを用途ごとに整理し、技法の豆知識を交えながら展示します。おなじみのものから初公開の作品まで約70件を通じて、蒔絵の豊かな世界をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【根津美術館】根津美術館|企画展 阿弥陀如来|’22年5月28日-7月3日

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企画展 阿弥陀如来
会  期  2022年5月28日[土]-7月3日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館はいずれも閉館30分前まで)
入  場  料   オンライン日時指定予約
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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誰もが知るほとけである “ 阿弥陀さま ”。この阿弥陀如来は、飛鳥時代にはすでに信仰されており、のちに浄土信仰が盛んになると、極楽往生へと導く救いのほとけとして、国中で崇められるようになりました。そして阿弥陀如来とその信仰は、日本仏教の展開とともに、実にさまざまな様相を見せ、仏教美術の柱のひとつとなっていったのです。
この展覧会では、館蔵の仏画を中心として、日本における阿弥陀信仰の歴史とその広がりを概観するとともに、高麗における作例もあわせて紹介いたします。この展覧会が、阿弥陀如来にかかわる美術の華麗で多様な世界を知る機会となれば幸いです。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】根津美術館|特別展 燕子花図屏風の茶会|昭和12年5月の取り合わせ|’22年4月16日-5月15日

根津美術館4月

根津美術館
特別展 燕子花図屏風の茶会
昭和12年5月の取り合わせ
会  期  2022年4月16日[土]-5月15日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし5月2日[月]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館はいずれも閉館30分前まで)
      * ただし、5月10日[火]-5月15日[日]は、午後7時まで開館
入  場  料   オンライン日時指定予約
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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根津美術館のコレクションの礎を築いた 初代 根津嘉一郎(1860-1940、号青山)が、尾形光琳による「燕子花図屏風」を購入したのは大正3年(1914)。以降、嘉一郎は展覧会や茶会で、惜しみなくこの大傑作を披露しました。
本展覧会は、そのうち、昭和12年(1937)5月の茶会で取り合わされた茶道具の名品と共に、国宝「燕子花図屏風」をご覧いただくものです。 この茶会は5月5日を初日とし、政財界の友人5、6名ずつを招き、約数日間にわたって東京・青山の自邸で催されました。「燕子花図屏風」をはじめ、円山応挙筆「藤花図屏風」、「鼠志野茶碗 銘 山の端」など、名品が次々に披露されました。
この会の取り合わせは、数ある嘉一郎の茶会のうち、ひときわ荘厳にして豪華といえるものです。 77歳を目前にした嘉一郎の堂々たる布陣をご堪能ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
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{新宿餘談}
六曲一双、紙本金地着色になる、国宝「燕子花-かきつばた-図屏風」は、18世紀、江戸時代の尾形光琳筆、根津美術館蔵品です。同館庭園は都心青山にあるとはおもえない閑静な佇まいですが、この季節になると初代根津喜一郎以来、丹精をこめた作庭による燕子花と菖蒲がみごとです。
ところが感染症対応のため、過去二年連続、満足な展示が不可能となりました。ことしこそ春の陽光と「燕子花図屏風」開陳のもとでの開催を念願しています。

【展覧会】根津美術館|企画展 かたちのチカラ-素材で魅せる|’22年2月26日-3月31日

根津02月

根津美術館
企画展 かたちのチカラ-素材で魅せる
会  期  2022年2月26日[土]-3月31日[木]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし3月21日[月・祝]は開館、翌22日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料    オンライン日時指定予約
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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文様をちりばめた華やかさとは対照的な、素材を生かしたミニマルな造形の美しさも工芸ならではの魅力です。 本展覧会では特に漆工に注目します。
根津美術館のコレクションを軸に、第一に塗膜の美しさを引き立てる中国・宋元時代の洗練を極めた完璧なかたち、第二に長年の使用に耐えた結果、塗膜の摩耗にさえも美が見いだされることになった、日本の用を追究したかたち、第三に茶の湯における名脇役としてのかたち、という三つの切り口でその魅力に迫ります。
そして、これらを陶磁や金工の優品と共に展観することで、かたちと素材の魅惑の世界をご堪能いただきたいと思います。

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【展覧会】根津美術館|企画展 文様のちから-技法に託す|’22年1月8日-2月13日

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根津美術館
企画展 文様のちから-技法に託す
会  期  2022年1月8日[土]-2月13日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし1月10日[月・祝]は開館、翌11日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約制
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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工芸品の文様は作品の外形と調和して、得も言われぬ魅力を醸し出します。作り手は、文様をあらわすために最も適した技法を考案・選択する一方で、技法の特性を生かした文様表現を行ってきました。
技法と文様は生み出し、生み出される相対関係にありながら、しかも一体となって作品世界を作り上げる、いわば「相即不離-そうそくふり」の関係にあるといえます。
この展覧会は、当館では2010年以来となる染織品を主要なテーマとした展覧会です。
「文様から技法を探る」「技法から文様を探る」の二つのテーマを設け、染織品と共に陶磁器、漆工品、金工の作品を通して両者の関係に迫ります。文様と技法が一体となって作り上げる作品世界をお楽しみ下さい。

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【展覧会】根津美術館|重要文化財指定記念特別展|鈴木其一・夏秋渓流図屏風|’21年11月3日-12月19日|日時指定予約制

根津美術館12月

根津美術館
重要文化財指定記念特別展
鈴木其一・夏秋渓流図屏風
会  期  2021年11月3日[水・祝]-12月19日[日]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約制
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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鈴木其一(1796-1858)の筆になる「夏秋渓流図屏風」は、岩場を削る水流のある檜の林を確かな現実感をもって描いた画面に、異様な感覚を抱かせる描写が充満する作品です。
其一は、江戸の地で、一世紀前の京都で活躍した尾形光琳(1658-1716)を顕彰し、「江戸琳派」の祖となった酒井抱一(1761-1828)の高弟ですが、徹底した写実表現やシャープな造形感覚、ときに幻想的なイメージを加え、個性を発揮しました。
そんな其一の画業の中心にあるのが、最大の異色作にして代表作でもある「夏秋渓流図屏風」です。2020年に、其一の作品としては初めて、重要文化財に指定されました。

本展では、抱一の影響や光琳学習はもとより、円山応挙や谷文晁、古い時代の狩野派など琳派以外の画風の摂取、そしてそれらを、自然の実感も踏まえつつ統合する其一の制作態度を検証して、本作品誕生の秘密を探ります。

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【展覧会】根津美術館|企画展 花を愛で、月を望む|’21年7月22日-8月22日

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企画展 花を愛で、月を望む
開催期間  2021年7月22日[木・祝]-8月22日[日]
      ☆本展は7月31日をもって 中止 となりました。
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約
      一般 1300円、学生 1000円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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古来、日本の人々は自然に親しみ、四季の経過を敏感にとらえてきました。鳥の声や虫の音にそれぞれの季節の到来を感じ、風に散る桜や色づく紅葉(もみじ)、満ち欠けを繰り返す月にも移ろう美を見出しました。
こうした自然の美に対する細やかな感性は、歌人たちが残した多くの和歌や、四季折々の草花や自然の景物がさまざまに造形化された美術作品を通して理解することができます。
この展覧会は、四季の草花や月など自然の景物が表現された絵画や工芸、およびそれらを詠んだ和歌が記された古筆切などで構成しました。日本の季節や自然を身近なものに感じていただければ幸いです。

※ 感染症予防対応のためオンライン予約実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】根津美術館|企画展 茶入と茶碗『大正名器鑑』の世界|’21年6月1日-7月11日

根津6月根津美術館
企画展 茶入と茶碗『大正名器鑑』の世界
開催期間  2021年6月1日[火]-7月11日[日]
      * 昨2020年、中止となった展覧会が、ついに開幕。
      * 開幕日が変更になっています。
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約制
      一般 1300円、学生 1000円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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古くから茶の愛好者に大切に扱われてきた茶入。手に取ることで、一層愛着が増す茶碗。茶入と茶碗は、今日の茶の湯で最も人気の高い道具といえるでしょう。
この二つの道具が重視されている理由のひとつに、大正10年(1921)より刊行が始まった『大正名器鑑-たいしょうめいきかん』(全9編11冊)の存在があります。全9編11冊にも及ぶこの本では、875点もの茶入と茶碗(天目を含む)の名品が取り上げられ、それらの観賞の指針が明確に示されました。

刊行百年を記念した本展覧会は、第一章で館蔵の茶入と茶碗を中心に『大正名器鑑』の成立過程を概観し、第二章ではその刊行関連行事で用いられた作品を通して、編者の高橋義雄(1861-1937、号:箒庵-そうあん)と、当館のコレクションの礎を築いた、初代 根津嘉一郎(1860-1940、号:青山-せいざん)の友情の証をご覧に入れます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】根津美術館|開館80周年記念特別展|国宝燕子花図屏風 色彩の誘惑|’ 21年4月17日-5月16日|日時指定予約制

根津予告根津美術館
開館80周年記念特別展
国宝燕子花図屏風 色彩の誘惑
開催期間  2021年4月17日[土]-5月16日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし5月3日[月・祝]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
夜間開館  5月11日[火]-5月16日[日] 午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
入  場  料    オンライン日時指定予約 一   般 1500円 学  生 1200円
      当日券(窓口販売)   一   般 1600円 学  生 1300円
      *日時指定予約は、4月12日[月]午後1時から、受付を開始します
*当日受付は原則、インターネット環境が整っておられない方や、クレジットカードをお使いでない方のためのご用意とさせていただいております。当日券は、予定枚数の販売が終了している場合があります。

会  場  根津美術館 展示室 1・2
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尾形光琳(1657-1716)の「燕子花図屏風」は、カキツバタの群生を、金箔を貼った大画面に群青[ぐんじょう]と緑青[ろくしょう]の二種の絵具のみを使って描いた作品です。
これらの青と緑と金(黄)の三色は、しばしば組み合わされて、日本・東洋において特別な伝統を有する色でした。その一方、本作品の色彩感には、江戸時代ならではの美意識が反映していると見ることもできます。
本展覧会では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、あるいは唐時代以来の金碧[きんぺき]山水などと、この三色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示することで、「燕子花図屏風」に新しい光を当てることを試みます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】根津美術館|企画展|狩野派と土佐派 ── 幕府・宮廷の絵師たち|’21年2月25日-3月31日

根津ポスター

根津美術館
企画展 狩野派と土佐派 ── 幕府・宮廷の絵師たち
開催期間  2021年2月25日[木]-3月31日[水]
休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  オンライン日時指定予約 一般 1300円 学生 1000円
       当日券(窓口販売)   一般 1400円 学生 1100円
      *当日券は、予定枚数の販売が終了している場合があります。
      *障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料。
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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約400年の長期にわたって、日本の画壇に君臨した狩野派。その祖である狩野正信(1434?-1530)は、室町時代に漢画の絵師として頭角を現し、流派の礎を築きました。
一方、伝統的な絵画様式であるやまと絵の流派である土佐派は、狩野正信と時を同じくして登場した土佐光信(1434?-1525)の活躍により栄華を極めました。
その後、日本の画壇は狩野派が制しますが、土佐派の命脈も途切れず、江戸時代前期に宮廷の絵師として見事に復活を遂げました。
この展覧会では、当館が所蔵する狩野派と土佐派の作品を中心に、室町-江戸時代に、幕府や宮廷の御用を務めた絵師たちの作品をご覧いただきます。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト  まとめ }

【展覧会】根津美術館 |企画展 きらきらでん(螺鈿)|2021年1月9日-2月14日

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根津美術館 企画展
きらきらでん(螺鈿)
会  期  2021年1月9日[土]-2月14日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * 1月11日[月・祝]は開館、翌12日[火]は休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1300円、学生 1000円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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輝く真珠層を持つ貝を、文様の形に切り抜き、嵌め込んだり貼り付けたりして装飾する技法、螺鈿(らでん)。「螺」は巻き貝、「鈿」は貝で装飾するという意味です。
アジア圏では漆工技法にも取り入れられ、主に夜光貝や鮑貝が用いられました。貝片の色は単なる白ではなく、内から放光するかのような青から赤のグラデーションのきらめきを持ちます。その貝と漆独特の美しい艶とで織りなされる世界は古来、人々を魅了してきました。
本展覧会では根津美術館の所蔵品を中心に、日本における螺鈿技術の受容と展開の歴史をたどりながら、中国大陸・朝鮮半島・日本・琉球の、きらきらの螺鈿の魅力をご堪能いただきます。

企画展「きらきらでん」は「COVID – 19」感染予防のため「日時指定予約制」で開催されます。
日時指定予約は、こちら から
[ 詳細 : 根津美術館 ] { 活版アラカルト  まとめ }

【展覧会】根津美術館|特別展 国宝燕子花図屏風 ── 色彩の誘惑|開催中止

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根津美術館 特別展
国宝燕子花図屏風 ── 色彩の誘惑
会  期  2020年4月18日[土]-5月17日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし5月4日[月・祝]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
夜間開館  5月12日[火]-5月17日[日] 午後7時まで開館(入館は18:30午後まで)
入  場  料  一般 1300円  学生 1000円  中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室1・2
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尾形光琳(1657-1716)の「燕子花図屏風」は、カキツバタの群生を、金箔を貼った大画面に群青-ぐんじょう-と緑青-ろくしょう-の二種の絵具のみを使って描いた作品です。
これら青と緑と金(黄)の三色は、しばしば組み合わされて、日本・東洋において特別な伝統を有する色でした。その一方、本作品の色彩感には、江戸時代ならではの美意識が反映していると見ることもできます。

本展覧会では、紺紙金泥経や、青や緑を主調とする画面に金彩が加わった中世の仏教絵画、あるいは唐時代以来の金碧-きんぺき-山水などと、この三色が活躍する清新な古九谷や黄瀬戸など同時代の陶芸作品、さらに、色彩傾向を同じくする金屏風の数々をあわせて展示することで、「燕子花図屏風」に新しい光を当てることを試みます。

* 2020年4月7日  根津美術館 NEZUNET
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、特別展「国宝 燕子花図屏風―色彩の誘惑―」は中止とさせていただきます。
[ 詳細: 根津美術館 ]  { 活版アラカルトまとめ }

【展覧会】根津美術館|特別展 虎屋のおひなさま|’20年2月22日-3月29日

splendid_hina_dolls_from_the_toraya_collection根津美術館
特別展 虎屋のおひなさま
会  期  2020年2月22日[土]-3月29日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし2月24日[月・祝]は開館し、翌25日[火]休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1300円 学生 1000円 中学生以下は 無 料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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三月三日。この日に男女一対の雛人形を飾り「雛節供ーひなせっく」として祝うようになったのは江戸時代に入ってからです。付属する人形や雛道具の種類は徐々に増えていきました。
和菓子の老舗、虎屋十四代店主:黒川光景(くろかわみつかげ 1871-1957)が、長女・算子-かずこ-のために揃えた雛人形と雛道具は、往時の華やぎを伝える、質・量共に優れたコレクションです。
雛人形は京都の丸平大木人形店の品格漂う内裏雛。一方、雛道具の大半は上野池之端の七澤屋-ななさわや-製で、極小の調度が多種多様に揃います。
本展ではこれらと同時に、根津美術館で所蔵する婚礼調度も併せてご紹介します。雛道具の原型とされる婚礼調度とミニチュアの雛道具とを比較しながら、江戸の細密工芸の世界をお楽しみ下さい。

[ 詳細: 根津美術館 ] { 活版アラカルトまとめ }

◉ 2020年02月27日 NEZUNET ゟ
根津美術館 一時休館のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大防止への協力の観点から、国立博物館等の休館にあわせて、根津美術館でも2月29日[土]-3月16日[月]まで、庭園、NEZUCAFE を含む全館を休館といたします。
その後の予定につきましては、あらためて当館ウェブサイトでお知らせいたします。
ご来館予定の皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解のほどお願い申し上げます。

◉ 2020年03月13日 NEZUNET ゟ
根津美術館 一時休館のお知らせ
新型コロナウィルス感染拡大防止への協力のため、2月29日(土)から3月16日(月)まで全館臨時休館といたしましたが、依然として収束の状況にないことから、3月17日(火)から、特別展「虎屋のおひなさま」会期末の3月29日(日)まで、臨時休館を延長することといたしました。
「虎屋のおひなさま」展を楽しみにされていたみなさまには、まことに申し訳ございません。
次回開館は、4月18日(土)開幕の特別展「国宝 燕子花図屏風―色彩の誘惑―」からの予定です。休館期間の延長は、美術館としても大変残念でございますが、次回展以降お客様に安心してご来館いただけるよう準備をして参りますので、なにとぞご理解のほどお願い申し上げます。

【展覧会】根津美術館 企画展|〈対〉で見る絵画|’20年1月9日-2月11日

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根津美術館 企画展
〈対〉で見る絵画
会  期  2020年1月9日[木]-2月11日[火・祝]
休  館  日  毎週月曜日 ただし1月13日[月・祝]は開館し、翌14日休館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1100円 学生 800円 中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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東洋の絵画には、2幅対(ふくつい)や、3幅対など、複数の掛幅からなる対幅や、右隻と左隻で1双となる屏風など、〈対〉で成り立つ作品が数多くあります。対幅は全体としてだけではなく、単幅や異なる組み合わせでも鑑賞できる性質をもっています。そのため、伝来の途中で4幅対が2幅ずつに分割されたり、あるいは逆に別々の作品が組み合わされて対幅に仕立てられるということもありました。
この展覧会では、「〈対〉で見る絵画」の各幅・各隻相互の連続性や独立性、対比のおもしろさや全体の完結性など、その見どころの多様さをお楽しみいただきます。絵画と同じように、刀装金具に表された対の図様にもご注目ください。

[ 詳細: 根津美術館 ] { 活版アラカルトまとめ }

【展覧会】根津美術館|特別展 江戸の茶の湯|川上不白 生誕三百年|11月16日-12月23日

edo_a4_fix_版下_修_out根津美術館 特別展
江戸の茶の湯
川上不白 生誕三百年
会  期  2019年11月16日[土]-12月23日[月]
休  館  日  毎週月曜日 ただし12月23日[月]は開館
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1300円 学生 1000円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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享保18年(1733)、紀州藩の江戸詰家老・水野家の家臣の次男で、仕官して江戸にあった16歳の少年が京に上り、紀州徳川家の茶道師範を務めていた表千家七代如心斎(じょしんさい)天然宗左(てんねんそうさ 1705-51)に入門します。この少年こそ、後に千家流の茶を江戸に広めて不白流の茶家の祖となる川上不白(1719-1807)です。

本展覧会は、不白生誕三百年を記念して開催するものです。如心斎との師弟関係や、不白好みの道具はもとより、大名をはじめとする門人や周辺の職人たちとの関わり、その人柄を反映したような魅力的な書画、そして当館のコレクションの礎を築いた根津青山(初代嘉一郎 1860-1940)を含む近代数寄者への影響まで多角的に展観し、江戸後期から近代にかけて大きな支持を得た不白の茶の湯の魅力を探ります。

[ 詳細: 根津美術館 ] { 活版アラカルトまとめ }

【展覧会】根津美術館|新創開館10周年記念 企画展|美しきいのち 日本・東洋の花鳥表現|9月7日-11月4日

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根津美術館 新創開館10周年記念 企画展
美しきいのち
日本・東洋の花鳥表現
会  期  2019年9月7日[土]-11月4日[月・祝]
休  館  日  毎週月曜日  * 月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館

開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1100円 学生 800円、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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色も形もとりどりの花や、艶やかな羽を持つ鳥は、洋の東西を問わず、古くから賞玩の対象とされてきました。ことに中国を中心とする東アジアでは、花や鳥を描く花鳥画が、人物画や山水画と並び、絵画の主要なジャンルとなりました。
一方、現代ではスケッチの意味で使われる「写生」ということばは、本来、花鳥画において、対象を観察し、その形や生態、ひいては生き生きとした様子を写し取ることを意味するものでした。すなわち花鳥画とは、美しい動植物をモチーフに、いのちの輝きを描きとどめようとするものといえます。
ときに異国や極楽のイメージを喚起し、またときに吉祥をまといつつ、しばしば工芸意匠にもなった、東洋、とくに中国と日本における花鳥表現の展開をたどります。

* ご注意     絵画はすべて、前期(9月7日[土]-10月6日[日])と、後期(10月8日[火]-11月4[月・祝])で展示替え、もしくは巻替えを行います。鏡および陶磁は、全期間展示します。

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【展覧会】根津美術館 特別展|尾形光琳の燕子花図 寿ぎの江戸絵画|4月13日-5月12日

ogata_korins_irises根津美術館 特別展
尾形光琳の燕子花図
寿ぎの江戸絵画
2019年4月13日[土]-5月12日[日
休  館  日  毎週月曜日、4月15日[月]、22日[月]、5月7日[火]
開館時間  午前10時-午後5時  * 入館は午後4時30分まで
      夜間開館 5月8日[水]-12日[日] 午後7時まで開館  * 入館は午後6時30分まで
入  場  料       一般1300円 学生1000円 中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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尾形光琳(1658-1716)による国宝「燕子花図屏風」は、草花図であると同時に『伊勢物語』の一節、八橋の場面に基づくともいわれます。さらに八橋は古来、和歌に詠われる「名所」でした。そうした多面性にちなみ、このたびの「燕子花図屏風」の展示は、三章で構成します。

第一章の作品の題材は、江戸時代の人々が憧れた公家風俗や王朝文学です。
つづく第二章で集める草花図も、江戸初期の宮廷周辺における草花ブームに端を発しています。
そして第三章は、祇園祭に沸く京の都や、社寺参詣や物見遊山の人々でにぎわう各地の名所を描いた作品。平和な時代を寿ぐ江戸時代の絵画の数々をお楽しみいただきます。

【 詳細: 根津美術館 】 { 活版アラカルトまとめ

【展覧会】根津美術館|企画展 ほとけをめぐる花の美術|2月28日-3月31日

floral_beauty_in_buddhist_art根津美術館
企画展 ほとけをめぐる花の美術
展示期間  2月28日[木]-3月31日[日]

休  館  日  毎週月曜日
開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1100円 学生 800円
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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泥の中から伸び、水に触れることなく清らかな花を咲かせるハスは、“ 蓮華-れんげ ” と呼ばれ、仏教を象徴する花として知られています。
「ほとけをめぐる花の美術」展は、この蓮華をはじめ、釈迦の生涯を見守った無憂樹ーむゆうじゅ-や、沙羅-しゃら・さら、想像上の花である宝相華-ほうそうげ-や、宝樹-ほうじゅ、日本の聖地に咲く桜など、30数件の仏教絵画に描かれたさまざまな花をご覧いただく展覧会です。
さらに、経箱、華鬘-けまん、華籠-けこ-など、蓮華をあしらった工芸品約10件が、ギャラリーに華を添えます。 華麗な花をまとうビジュアル・イメージをともなうことで、仏教の教えは人々の心に鮮やかな印象を刻み、広まっていったのでしょう。

【 詳細: 根津美術館 】 { 活版アラカルト既出まとめ }

【展覧会】根津美術館 企画展|酒呑童子絵巻 鬼退治のものがたり|’19年1月10日-2月17日

shuten_doji_picture_scroll根津美術館
企画展 酒呑童子絵巻

鬼退治のものがたり
展示期間  2019年1月10日[木]-2月17日[日]
休  館  日  毎週月曜日 ただし1月14日(月・祝)、2月11日(月・祝)は開館、
翌1月15日(火)、2月12日(火)は休館

開館時間  午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
入  場  料  一般 1100円 学生 800円   中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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都の貴族の娘たちを次々に略奪する酒呑童子という鬼を、源頼光・藤原保昌および、渡辺綱や坂田金時ら四天王が退治 する物語は14世紀には成立しており、多くの絵巻物や奈良絵本に描かれて普及しました。鬼の住みかによって、大江山系と伊吹山系の2系統に分類されています。
根津美術館が所蔵する3種類の「酒呑童子絵巻」はいずれも16世紀以降の伊吹山系の作品ですが、それぞれ画風も制作年代も異なります。なかでも、19世紀の住吉派の絵師が描いた8巻本は、前半の4巻に酒呑童子の生い立ちの物語を加えているのが特徴で、今回はじめてその全貌を紹介いたします。各作品の表現の違いをお楽しみください。

【 詳細: 根津美術館 】 { 活版アラカルト既出まとめ } 初掲載:2018年11月28日

kazari-uppergarden_img_689 garden_img_688根津美術館 NEZUNET ニュース(1月22日 9:30撮影)
冬枯れの庭園も、風情があります。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/guide/garden.html#ancGarden
根津美術館の庭園には「天神の飛梅祠-ひばいし」があります。天神となった菅原道真が、中国でで参禅した姿を表した、石造の渡唐天神像が祀られています。
道真といえば、学問の神様。
折しも受験シーズンということで、ご紹介します。

【展覧会】根津美術館 特別展|新・桃山の茶陶|10月20日-12月16日

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根津美術館 特別展
新・桃山の茶陶
開催期間  2018年10月20日[土]-12月16日[日]
休  館  日  月曜日

開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は午後4時30分まで
入  場  料  一般 1300円 学生 1000円
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室 1・2
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信楽・備前・伊賀の大胆な篦目(へらめ)と歪み、志野の白釉に浮かぶ力強い鉄絵、織部の多彩な形と爽快な釉薬の掛け分け、そして唐津の自由な文様表現。16-17世紀初頭に作られたこれら「桃山の茶陶」は、唐物にはない和物茶陶ならではの魅力に溢れ、日本を代表するやきもののひとつとなっています。
根津美術館では平成元年(1989)に、このような桃山の茶陶を紹介する展覧会を開催しました。それからおよそ30年の間に研究が進み、中でも最も大きな発見は京都三条瀬戸物屋町と、それを営んだ商人たちの存在でした。やきものを求める顧客の変化と増大を背景に新たな流通ルートが作られたことにより、現代の私たちが見ても斬新なデザイン性の高い茶陶が誕生したことがわかってきました。
本展覧会では「生産」と「流通」という観点から、京都で出土した資料とともに伝世の茶道具を展示して、最新の桃山の茶陶の世界をご覧いただきます。

【詳細情報: 根津美術館 】

【展覧会】根津美術館 企画展|禅僧の交流 ── 墨蹟と水墨画を楽しむ|9月1日-10月8日

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根津美術館 企画展
禅僧の交流
墨蹟と水墨画を楽しむ
開催期間  2018年9月1日[土]-10月8日[日]
休  館  日  月曜日
      * 9月17日[月・祝]、9月24日[月・祝]は開館し、
      翌9月18日[火]、9月25日[火]は休館
開館時間  午前10時-午後5時   * 入館は午後4時30分まで
入  場  料  一般1100円 学生800円
会  場  根津美術館 展示室1・2
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中世、日本と中国の僧たちは商人の船で渡海し、親しく交流をもっていました。その様子は、師から弟子へ与えられたものをはじめ、禅僧が書いた個性豊かな墨蹟からもわかります。一方で日本の禅僧は、中国の文人にならった文化サークルに集い、その仲間とともに水墨画を鑑賞して賛を付し、詩と絵とによる見事な作品を誕生させました。また禅僧の中には、有名な雪舟のように絵画制作を専門とした者もいました。
禅僧たちによってはぐくまれた、人と人による交流の中で生まれた墨蹟と水墨画の名品をご紹介します。

【詳細情報: 根津美術館 】

【展覧会】根津美術館 企画展 {はじめての古美術鑑賞 ── 漆の装飾と技法} 5月24日-7月8日 終了企画

20180510165530_0000520180510165530_00006根津美術館 企画展
はじめての古美術鑑賞
漆の装飾と技法
開催期間  2018年5月24日[木]-7月8日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  午前10時-午後5時   * 入館は午後4時30分まで
入  場  料  一般1100円 学生800円
会  場  根津美術館 展示室1・2
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漆は古代より塗料として日本人の生活の道具に使われてきました。奈良時代になって中国から美しい装飾を加えた漆器が紹介されると、我が国でも金彩を施した蒔絵の装飾が始まり、日本を代表する工芸品として世界に知られるようになりました。

一方日本では中世以来、中国や朝鮮半島の漆器を「唐物漆器」と称して特に大切にしてきた伝統があります。螺鈿、彫漆、存星など様々な技法で作られた漆器は、日本にしか残っていないものもあり、大変貴重です。
この展覧会では、日本や中国、朝鮮半島の漆器の歴史や装飾、その技法などをわかりやすく解説します。日本に伝わる漆器の伝統を身近に感じて頂ければ幸いです。

【詳細情報: 根津美術館 】

☆ 本展終了後、根津美術館は設備整備のため、8月31日まで休館です。
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【根津美術館】企画展 はじめての古美術鑑賞 漆の装飾と技法 5月24日-7月8日 ── 関連特別催事「蒔絵のハープをたのしむ」7月1日

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はじめての古美術鑑賞
漆の装飾と技法
開催期間 2018年5月24日[木]-7月8日[日]

関連特別催事「蒔絵のハープをたのしむ」
日 時  2018年7月1日[日]午後2時-3時30分(開場:1時45分)
場 所    根津美術館 講堂
定 員  120名
出 演  吉野直子氏(ハープ奏者)
     室瀬和美氏(漆芸家・重要無形文化財「蒔絵」保持者)
参加費     2,500円
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漆芸家・室瀬和美さんが蒔絵と螺鈿を施したハープ「彩韻-さいいん」を、世界的に活躍するハープ奏者の吉野直子さんに演奏していただく会を企画いたしました。

古くから耐久性を高める塗料として使われてきた漆は、次第に工夫をこらした装飾を加えて人々の暮らしを彩るようになりました。楽器も例外ではありません。奈良・正倉院に伝わる宝物の中には、「箜篌-くご」と呼ばれるハープの一種とされる弦楽器があります。欠損部分が多く、詳しい演奏方法なども不明ですが、螺鈿などの漆工技法による装飾がされていたと考えられています。

現代日本を代表する漆芸家・室瀬和美さんは、以前から伝統工芸の枠を超えた制作活動を続けてこられました。西洋のハープに東洋の漆工芸を組み合わせた制作のお話を伺いながら、音楽と美術の融合のひと時をどうぞお楽しみください。
*  中学生以上対象
*  別途催事当日の入館料(一般1100円・中学生は無料)が必要です。

【詳細: 根津美術館 イベント情報

{参加申込方法・注意事項}   続きを読む

【展覧会】根津美術館 特別展 ── 光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識 4月14日─5月13日 終了企画

根津美術館光琳乾山根津美術館 特別展
光琳と乾山
芸術家兄弟・響き合う美意識
開催期間   2018年4月14日[土]-5月13日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  毎週月曜日 * 4月30日[月]は開館(入館は午後4時30分まで)
夜間開館  5月8日[火]-13日[日]午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)
入  場  料  一般1300円 学生1000円
      * 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
会  場  根津美術館 展示室1・2・5
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尾形光琳(1658-1716)は、江戸時代のなかばに、日本美術における装飾の伝統を現代のデザインに伯仲する次元にまで高めた画家であり、意匠作家です。小袖の模様を思わせる図様を大画面に適用した「燕子花図屏風」は、そんな光琳の真骨頂を示す作品です。
一方、光琳の弟である乾山(1663-1743)は、やきものの世界に新風を巻き起こした陶芸家です。
日本や中国、さらに西洋におよぶ様々なやきものを学びつつ、自らの趣味嗜好をも反映させた多彩な作品を世に送りだしました。乾山の存在により、陶工は芸術家になったといえます。

本展覧会は、美術史上類まれな二人の芸術家兄弟において展開した豊かな造形、ときに相反し、ときに響き合う美の世界を展観し、そこにどのような美意識の交流があったのかを探り、ひいては光琳と乾山それぞれの魅力を見つめ直そうとするものです。

【詳細情報: 根津美術館 】  

【展覧会】根津美術館 企画展 ── 香合 百花繚乱 ── 2月22日─3月31日 終了企画

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根津美術館 企画展
香合 百花繚乱
2018年2月22日[木]-3月31日[土]

◯ 休  館  日   月曜日 
◯ 開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◯ 入  場 料   一般1100円、学生[高校生以上]800円
* 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
◯ 会      場        根津美術館 展示室 1 
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「香合」は、「香」を入れる蓋付きの容器のこと。茶の湯の道具のなかでも特に人気の高いものです。
初期の香合は唐物漆器(からものしっき)でしたが、茶の湯の流行に従い、黄瀬戸や志野など国内で作られた最新のやきものや、蒔絵の古い箱、さらに螺鈿(らでん)・染付・青磁などの新しい唐物も使われるようになります。素材は漆からやきものまで多岐にわたり、形状も丸・角だけではなく、動物や楽器などバラエティーに富みます。香合ほど種類が豊富な茶道具は他にありません。
このたびの展覧会では香合約160点を展示し、その世界が花開いていく様子をご覧いただきます。茶席を彩る小さな香合の愛らしい姿をお楽しみください。

【 詳細情報 : 根津美術館 】 { 文字壹凜Summary }

【展覧会】 根津美術館企画展 ── 墨 と 金  狩野派の絵画 ── 2月12日まで

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墨 と 金
狩野派の絵画
2018年1月10日[水]-2月12日[月・祝]

◯ 休  館  日   月曜日  * 2月12日[月・祝]最終日は開館
◯ 開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◯ 入  場 料   一般1100円、学生[高校生以上]800円
* 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
◯ 会    場         根津美術館 展示室 1 ・ 2
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狩野派は、室町時代に興った絵画の流派です。足利将軍の御用を勤め、織田信長と豊臣秀吉にも愛され、さらに徳川家康により幕府御用絵師に取り立てられました。
秩序を重んじる政権のもと、狩野派は江戸時代を通じて絵画の世界の頂点に立ち続けることになります。

狩野派の画壇制覇を支えたのは、過去の様々な絵画技術を統合したオールマイティな画風です。
狩野派の基本は水墨ですが、中国人画家のスタイルにもとづく既存の様々な水墨画風を整理し、平明な「型」を作りだしました。レパートリーの拡大を志してやまと絵の彩色法を取り入れ、さらに屏風における金の存在感を強化したのも狩野派です。
「墨と金」という言葉に象徴される、狩野派の絵画の革新的かつ豊穣な美を感じ取っていただける機会といたします。

【 詳細情報 : 根津美術館 】 { 文字壹凜Summary

【展覧会】 根津美術館 鏨の華 ― 光村コレクションの刀装具 ―

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根津美術館 特別展

鏨  の 華
― 光村コレクションの刀装具 ―
2017年11月3日[金・祝]-12月17日[日]

◯ 休  館  日   月曜日
◯ 開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◯ 入  場 料   一般1300円、学生[高校生以上]1100円
* 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
◯ 会    場         根津美術館 展示室 1 ・ 2
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刀剣外装のための金具は、江戸時代以降に装飾性が増し、金属とは思えないほどのきらびやかで細密な作品が残されました。
光村利藻(みつむら としも・1877-1955)はそんな刀装具を中心に一大コレクションを築き、名著 『鏨 廼 花』 (たがねのはな) を刊行した明治時代の実業家です。
コレクターとしての一方で、断絶の危機にあった装剣金工の技術継承にも心を配りました。単に作品の美を称えるだけではない利藻の幅広い活動により、刀装具への理解は深められ、作り手も護られました。
現在根津美術館には利藻のコレクション約1200件が伝わっています。本展覧会では、この根津美術館のコレクションを中心とした約130件の刀装具に刀剣や絵画資料も加え、光村利藻が魅せられた金属美を紹介します。

【 詳細 : 根津美術館 】  {文字壹凜 Summary

【展覧会】 根津美術館 ほとけを支える ― 蓮華 ・ 霊獣 ・ 天部 ・ 邪鬼 ―

img_supporting_the_buddhist[1]根津美術館 企画展
ほとけを支える
― 蓮華 ・ 霊獣 ・ 天部 ・ 邪鬼 ―
2017年9月14日[木]-10月22日[日](日)根津美術館

◯ 休  館  日   月曜日
* 9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館し、翌9月19日(火)、10月10日(火)は休館

◯ 開館時間  午前10時-午後5時 (入館は午後4時30分まで)
◯ 入  場 料   一般1100円、学生[高校生以上]800円
* 20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
◯ 会    場         根津美術館 展示室 1 ・ 2
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仏教の多種多様なほとけを、“支えるもの”という視点から見てみようという趣向の展覧会です。
仏教を象徴する蓮の花(蓮華)は、ほとけを支える台座(蓮台)として最もポピュラーです。
文殊菩薩は獅子、普賢菩薩は白象の背にこの蓮台を乗せています。一方、甲冑に身を包んだ四天王は邪鬼を踏み、優美な女神の弁財天は蓮の葉の上に坐しています。そして密教の世界になると、ほとけや台座の種類はさらに多様になります。
 「金剛界八十一尊曼荼羅」、「善光寺縁起絵」「愛染明王像」(いずれも重要文化財)など、根津美術館コレクションより選りすぐった優品約40件を通して、仏教美術のシンボリズムや豊かな表現をご覧いただきます。

【 詳細 : 根津美術館 】  {文字壹凜 Summary