タグ別アーカイブ: 水戸芸術館 現代美術ギャラリー

【展覧会】水戸芸術館 現代美術ギャラリー|企画展 須藤玲子:NUNOの布づくり|’24年2月17日-5月6日

20240125184942_00002 20240125184942_00001

水戸芸術館 現代美術ギャラリー
企画展 須藤玲子:NUNOの布づくり
開催期間  2024年2月17日[土]- 5月6日[月・振休]
開催時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜日 * 祝日の場合は翌火曜日
入  場  料  一 般 900円、高校生以下/70歳以上無料
      * 障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
      * 学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
会  場  水戸芸術館 現代美術ギャラリー、広場
      〠 310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8
      TEL. 029-227-8111 / FAX. 029-227-8110
主  催  公益財団法人水戸市芸術振興財団
──────────────
20240124205246_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

テキスタイルデザイナー須藤玲子と、須藤が率いるテキスタイルデザイン・スタジオ「NUNO」の活動を紹介します。日本の伝統的な染織技術と現代の先端技術を組み合わせ、従来にない素材をテキスタイルに取り入れ、また産業の持続可能性にも目を向けるなど、テキスタイルデザインの分野において、NUNOは世界の第一線を走り続けてきました。
本展では、日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げるその取り組みについて、普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を豊富な資料やマルチメディア・インスタレーションで展観します。NUNOの活動を包括的に伝える展示内容に加え、当館の空間を活かした大型インスタレーションを展開し、見る人の楽しい気持ちや好奇心をくすぐる、テキスタイルのもつ多彩な可能性に注目します。

本展「須藤玲子:NUNOの布づくり」は、2019年に香港のCHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)で企画・開催され、その後ヨーロッパ各地を巡回しました。日本国内では丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に次いで、須藤とゆかりのある茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーへと巡回します。

< 須藤玲子 プロフィール >
1953年茨城県石岡市生まれ。1984年以来、テキスタイルデザイン・スタジオNUNOのデザインディレクターを務める。
日本の伝統的な染織技術と最先端の製造技術を融合し、絹・手漉き和紙のスリット・ヤーンや熱可塑性プラスチックといった異素材を組み合わせた独創的なテキスタイルを探究してきた。これまでに手掛けた布は3,000点に及ぶ。
2008年より良品計画、山形県鶴岡織物工業共同組合、株式会社アズほかのデザインアドバイスを手がける。毎日デザイン賞、ロスコー賞、JID部門賞等受賞。2023年には、伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造する芸術家を顕彰する「円空大賞」を受賞し、岐阜県美術館で大規模なインスタレーションを発表した。
国立新美術館、岐阜県美術館、茨城県近代美術館ほか国内の展示多数。また、その作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館ほかに収蔵されている。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 水戸芸術館 水戸芸術館 現代美術ギャラリー
[ 参 考 : 活版アラカルト〔展覧会〕丸亀市猪熊弦一郎現代美術館|須藤玲子:NUNOの布づくり|Sudo Reiko : Making NUNO Textiles|’23年10月8日-12月10日|終了 ]

【展覧会】水戸芸術館 現代美術ギャラリー|企画展 今村 源 遅れるものの行方展|’23年11月3日-2024年1月28日|

20231113184430_00021 20231113184430_00022

水戸芸術館 現代美術ギャラリー
企画展 今村源 遅れるものの行方展
開催期間  2023年11月3日[金・祝]- 2024年1月28日[日]
開催時間  10:00-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜日(ただし1月8日は開館)。12月27日[水]- 1月3日[水]、1月9日[火] 、
      12月9日[土]、10日[日]は近隣でG7大臣会合開催のため休館
入  場  料  一 般 900円、高校生以下/70歳以上無料
      * 障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
      * 学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
会  場  水戸芸術館 現代美術ギャラリー、エントランスホール
      310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8
      TEL. 029-227-8111 / FAX. 029-227-8110
主  催  公益財団法人水戸市芸術振興財団
──────────────
今村源は、普段、気にも留めないありふれたものに、少しの隙間を加える、あるいは天地を入れ替えたり裏返したりすることで、ユーモラスな造形でありつつも、その軽く透明感のあるイメージから一転、日常と表裏一体にある深遠な世界を観る人に想起させる作風で広く知られています。ボール紙、発泡スチロール、石膏、針金やビニールなど、およそ彫刻らしからぬ軽い素材で、浮遊感溢れる「彫刻」を制作してきた今村の作品の根源には、彼が関心を寄せる森の地下に菌糸を張り巡らし、ときおり地上に姿を顕すキノコの世界があります。人間には見えない世界で、しかし確実に世界と共生し、世界を支えている菌類へと向けられた今村の思索は、私(個)を超えて連綿と続く生命の営みへと広がっていきました。本展は、1980年代前半より京都を拠点に制作活動をスタートさせ、いずれにも寄らない独自の哲学的作風で早くから注目を集めてきた現代美術家・今村源の10年ぶりとなる美術館の個展となります。

< 今村 源 いまむら はじめ プロフィール >
1957年大阪生まれ、京都在住。81年に京都市立芸術大学美術学部彫刻科を卒業、83年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。関西を中心に活動し、カラーワイヤーを使った平面作品や版画、針金で個々の彫刻がつながり合うインスタレーションなど、日常にあるありふれたものを用いて制作を行う。ユーモラスな形態をとりながら哲学的な作品は、日常と表裏一体にある深遠な世界を見せる。
近年の個展に、「流れること/留めること」(ギャラリーノマル、大阪、2021年)、「パラパラパラ(ARTZONE、京都、2018年)。展覧会に、「疎密考」(和歌山県立近代美術館、2021年)、「TADのベスト版 コレクション+ あなたならどう見る?」(富山県美術館、2020年)、「起点としての80年代」(金沢21世紀美術館、2018年/高松市美術館、2018年/静岡市美術館、2019年)、「東アジア文化都市 2017 京都 アジア回廊 現代美術展」(元離宮二条城/京都芸術センター、2017年)などがある。第35回中原悌二郎賞優秀賞(2007年)、第28回京都美術文化賞(2015年)を受賞。作品は国立国際美術館、伊丹市立美術館、兵庫県立美術館、和歌山県立近代美術館などに収蔵されている。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳細 : 水戸芸術館 水戸芸術館 現代美術ギャラリー

【展覧会】水戸芸術館 現代美術ギャラリー|大竹伸朗 ビル景 1978-2019|7月13日-10月6日

20190708231725_00005 20190708231725_00003 20190708231725_00004水戸芸術館 現代美術ギャラリー
大竹伸朗 ビル景 1978-2019
開  催  日  7月13日[土]-10月6日[日]
開催時間  9:30-18:00(入場は17:30まで)
休  館  日  月曜日 * 7月15日、8月12日、9月16日、9月23日(月・祝/振)は開館、
7月16日、8月13日、9月17日、9月24日(火)は休館

お問合せ  水戸芸術館   TEL:029-227-8111
入館料金  一般 900円
主  催  公益財団法人水戸市芸術振興財団、読売新聞社、美術館連絡協議会
────────────────
大竹伸朗(1955- )は、1980年代初めにデビュー以降、絵画を中心に、印刷、音、写真や映像などの多彩な表現を展開し、その活動は、現代美術の世界だけでなく、文字やデザインなど、幅広いジャンルに影響を与えてきました。
本展では、1970年代から現在までの約40年間にわたり、大竹が「ビル景」という絵画シリーズを描き続けていることに注目します。
「ビル景」とは、現在の風景をそのまま描いたものではありません。大竹の中に記憶された、香港、ロンドン、東京といった様々な都市の、湿度や熱、騒音、匂い。それらがランダムにミックスされ、「ビル」という形を伴って描き出される仮想の風景です。
今回、多数の未発表作品から最新作まで800点以上を調査し、ビルシリーズ全作品集の発行とあわせて、可能な限り展示することで、「ビル景」シリーズの全貌を明らかにします。
デジタル技術全盛の現代において、一人のアーティストが数十年にわたり、自らの手で絵を描き、作り続けることの意味とは何か。本展を通じて感じてください。

[ 詳細: 水戸芸術館 現代美術ギャラリー