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【展覧会】佐倉市立美術館|没後35年 清原啓子銅版画展|’22年11月1日-12月18日

kiyohara 佐倉

佐倉市立美術館
没後35年 清原啓子銅版画展
展示期間  2022年11月1日[火]- 12月18日[日]
開館時間  午前10時 - 午後6時(入館は午後5時30分まで)
休  館  日  月曜日
会  場  〒285-0023 千葉県佐倉市新町210  佐倉市立美術館2階  展示室
観  覧  料       一  般  600円、大学・高校生  400円円、中学生以下  無 料
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清原啓子(1955-87)は1978年、多摩美術大学美術学部絵画科3年生の時に版画コースを選択、 千葉県ゆかりの銅版画家・深沢幸雄(1924-2017)らに銅版画を学びます。清原が初めて制作した《鳥の目レンズ》 を見て驚いた深沢は「清原君、君は大変な銅版画家になりそうだ。何かキラキラしたものが見えるんだよ、ひとつ頑張ってやってみないか」と語りかけたそうです。清原は深沢の期待通り、1982年には第50回日本版画協会展において最高賞である協会賞を受賞、1983年には初個展を開催するなど、 早い時期から注目を集めますが、1987年に31歳の若さで急逝してしまいます。

1980年代、清原は自作について「時代遅れ」と自嘲しながらも、幻想・幻視探求へと作風を確立させることに伴い、 技法を長い時間と忍耐が要求されるエッチングに集約していきます。後に深沢が「正に鏤骨(るこつ)、骨を刻むがごとく銅を刻んだのである。」と清原の約10年間の活動を振り返ったように、 ニードル(先端が針状に尖っている金属製の道具)による点と線を、ただならぬ密度で銅板に刻んでいたことから、 生前に制作された銅版画は未完成を含む30点のみでした。
本展では、作家が署名したオリジナル作品を中心として、関連資料(素描、試刷り、原版等)を併せて約80点を展示、 作家が人生をとおして追求した銅版画表現の魅力をお伝えいたします。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 佐倉市立美術館