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【展覧会】 根津美術館特別展 国宝燕子花図屏風

根津美術館1604

尾形光琳(1658-1716)によって生みだされた国宝「燕子花図屏風」は、『伊勢物語』の一節に基づくと考えられています。
東国に下る途中の主人公が、三河国の八橋で燕子花の群生を目にし、「かきつばた」の五文字を各句の冒頭において「唐衣きつゝなれにしつましあれば はるばるきぬる旅をしぞ思ふ」と歌を詠む場面です。「燕子花図屏風」の象徴的な画面には、この歌が響き渡っているように感じられます。

古来、歌と絵は密接な関係を結んできました。本展覧会では、和歌と関わりをもつさまざまな絵画作品を集め、そのなかで「燕子花図屏風」を味わってみたいと思います。あわせて、室町時代に制作された「伊勢物語絵巻」(個人蔵)3巻を特別に展示します。『伊勢物語』の世界に触れる絶好の機会ともなるでしょう。[根津美術館案内]

◎ 会  場  根津美術館 展示室 1・2
◎ 会 期 4月13日-5月15日
【 詳細 : 根津美術館