タグ別アーカイブ: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画の青春 小野忠重と版画運動 ― 激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち ―|’24年3月16日-5月19日|【並行展】特集展示 日本のグラフィック・デザイナーと版画|’24年3月13日-5月26日 |開幕壹箇月再紹介

町田市立国際版画美術館3月A 町田市立国際版画美術館3月B

町田市立国際版画美術館
企画展 版画の青春 小野忠重と版画運動
― 激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち ―
会  期  2024年3月16日[土]- 5月19日[日]
      (会期中4月23日[火]から 約10点を展示替えします)
休  館  日  月曜日 * ただし4月29日[月・祝]・5月6日[振休]は開館、
            4月30日[火]・5月7日[火]は休館
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2 * 巡回なし
      〠 194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一   般  900円、大・高生 450円、中学生以下 無 料
      * 各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
特別協力  和歌山県立近代美術館
主  催  町田市立国際版画美術館
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本展では1930-40年代に活動した「新版画集団」と「造型版画協会」による版画運動を、リーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心に紹介します。約300点の作品を通じて、激動の時代に版画に熱中した青年たちがいかにこの時代を超えようとしたか、明治の終わりに登場し30年にも満たなかった創作版画はいかなる「青春期」を迎えたのかを探る機会になるでしょう。

< みどころ >
1.知られざる1930-40年代の創作版画をなんと約300点展示
2.出品作品を通して1930-40年代の日本にタイムスリップ
3.青年版画家たちは、戦争の足跡が聞こえてくる時代をいかに超えようとしたか!

昭和初期にあたる1930年代の東京は関東大震災から復興し、新しい景観と映画やカフェなどの娯楽文化が流行する近代都市へと変貌を遂げています。その一方で、この年代は経済や文化面などへの国家の統制が強化され、戦時体制へと歩みが進んだ時代でした。
こうした時代に、1932年(昭和7)、小野忠重や武藤六郎(むとうろくろう・1907-1995)ら20代はじめの青年たちが「新版画集団」を結成し、「版画の大衆化」を掲げて版画運動を開始します。この後グループは、活動の中で、現代版画には絵画的充実が必要だと実感し、1936年(昭和11)に一旦解散、小野や清水正博(しみずまさひろ・1914-2011)らメンバーの一部が1937年(昭和12)に「造型版画協会」を結成して版画運動を継続・発展させました。
本展覧会では、「新版画集団」と「造型版画協会」のリーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心とした約300点の作品によって、これらのグループによる版画運動の諸相を探ります。
また、激動の1930-40年代という時代に、版画に熱中した青年たちが、如何にこの時代を超えようとしたかを考えます。本展は、明治の終わりに登場し、まだ30年にも満たなかった創作版画の、いわば「青春期」を振り返る機会にもなるでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

町田市立国際版画美術館3月おまけ

町田市立国際版画美術館
特集展示 日本のグラフィック・デザイナーと版画
会  期  2024年3月13日[水]- 5月26日[日]
休  館  日  月曜日
      * ただし4月29日[月・祝]・5月6日[月・祝]は開館、
       4月30日[火]・5月7日[火]は休館
開館時間  平 日:午前10時-午後5時
      土日祝:午前10時-午後5時30分 * 入場はいずれも閉館30分前まで
観  覧  料  入場無料
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「グラフィック・デザイナー」という言葉が日本で知られるようになったのは、戦後復興期にあたる1950年代のことです。1951年には全国規模のデザイナー団体である日本宣伝美術会(通称:日宣美)が設立されると同時に、広告代理店ライト・パブリシティが創業、さらに1959年には第一線で活躍する作家たちを招集した日本デザインセンターも発足しました。青年期に終戦を迎えた若きグラフィック・デザイナーたちが切磋琢磨し、互いを励まし合ったこの時代は、日本のデザイン界における「青春」ともいえるでしょう。
グラフィック・デザイナーたちは多種多様な広告物を手がける過程で、しばしば同じ印刷物である「版画」にも関心を示しました。「チームワークと無名の行為」を求められる広告の仕事と異なり、自らの個性を存分に発揮できる版画は、強い魅力を放っていたことでしょう。
本展では、永井一正(1929年生まれ)、横尾忠則(1936生まれ)、和田誠(1936-2019)を中心に、戦後から現代にかけて活躍してきたグラフィック・デザイナーの版画約40点を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] 

【展覧会】町田市立国際版画美術館|特集展示 第Ⅳ期 黒崎 彰 50 年の軌跡|’23年12月21日-’24年3月10日|終了

image町田市立国際版画美術館
特集展示 第Ⅳ期 黒崎 彰 50 年の軌跡
AKIRA KUROSAKI. A Life with Prints.
会  期  2023年12月21日[木]- 2024年3月10日[日]
会  場  町田市立国際版画美術館
      〠 194-0013 東京都町田市原町田4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
休  館  日  月曜日
      * ただし 2月12日[月・祝]は開館、2月13日[火]は休館
開館時間  平 日:午前10時 - 午後5時
      土日祝:午前10時 - 午後5時30 * 入場は閉館30分前まで
観  覧  料  入場無料
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黒崎 彰(くろさき あきら、1937-2019)は、浮世絵の技術を活かした木版画作品で知られる版画家です。アーティストとして国内外で広く長く活躍するとともに、版画史研究者・教育者としても大きな業績を残しました。
50年におよぶ制作のなかで、黒崎は表現を何度か大きく変えています。独自のスタイルを確立し評価を得た作家が、新たな表現に飛び込むには勇気が必要です。しかし黒崎には同じところにとどまってはならないという信念がありました。〈浄夜〉、〈赤い闇〉、〈ガイア〉…、次々にシリーズを発表し、その世界を出し切ったら次に踏み出す―それが黒崎の流儀でした。
黒崎の変化にはいくつかの重要な契機がありました。学生時代に結核で生死の境をさまよい、大学では欧米中心の美術教育に違和感をおぼえるなかで、幕末の浮世絵に出会いました。油彩を離れ版画の制作に移ったのは、木版画に写実から解放され情念を表現しうる可能性を見出したからです。思う通りの表現ができる技術を身につけるため、職人を訪ねて浮世絵の技術を習得すると、伝統と現代的な表現を結びつけた作品は高く評価され、国内外で注目を集めます。
黒崎自身が大きな転機になったと語るのは、中国と韓国への訪問です。欧米とは異なる独自の文化に触れたことで、他国の造形表現と伝統を学び、それぞれの文化を理解することの重要さに気づかされたといいます。韓国紙との出会いは表現方法を変えるとともに、紙そのものへの興味につながっていきました。
表現が変わっても、その作品は常に黒崎彰の作品であり続けました。そうさせたものは何か―初期から晩年までの代表作30点により、黒崎彰の50年の軌跡をご紹介します。
出品リスト 

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 出来事との距離 ― 描かれたニュース・戦争・日常|’23年6月3日-7月17日|終了

E248-3226 E248-3227

町田市立国際版画美術館
企画展 出来事との距離 ― 描かれたニュース・戦争・日常
会  期  2023年6月3日[土]- 7月17日[月・祝]
休  館  日  月曜日  * ただし7月17日[月・祝]は開館
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2
      194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一 般 800円、大・高生400円、中学生以下 無 料
      * 各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  町田市立国際版画美術館
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E248-3219フランシスコ・ゴヤ『戦争の惨禍』より「見るにたえない」1810-20年
エッチング、ラヴィ、ドライポイント、ビュラン、町田市立国際版画美術館蔵

E248-3220月岡芳年『魁題百撰相』より「森蘭丸」明治元年(1868)
大判錦絵、町田市立国際版画美術館蔵

E248-3221篠原清興《栄城湾上陸后之露営》明治28年(1895)
大判錦絵三枚続、町田市立国際版画美術館蔵

ニュースや戦争を描いた作品に触れるとき、時代や立場によって表現できることが違うことに気づきます。また当事者として経験したことも、時が経ってからやっと伝えらえることがあるでしょう。例えば同時代の事件を描けなかった江戸期の浮世絵は、故事や古典になぞらえて時事を伝えようとしました。また自身の軍隊経験を描いた浜田知明は、時を経るにつれ戦争の構造に迫る作品も発表していきます。

展覧会ではこうした視点から町田市立国際版画美術館収蔵品を紹介するとともに、若手アーティストたちの作品も展示。なかでも特集する 松元 悠 は、メディアや SNS が伝えるニュースの現場を訪れて想像を働かせ、当事者の姿を自画像で描くことで、日常と地続きにある「事件と人間の不可解さ」に分け入る注目のアーティストです。本展を通じて過去、現在のアーティストが「出来事との距離」にいかに向き合ってきたかを探ります。

<展示構成>(予定)
1 章 ゴヤが描いた戦争
2 章 戦地との距離
3 章 浮世絵の見立てと報道
4 章 ニュースに向き合うアイロニー
5 章 若手作家の作品から

町田市立国際版画美術館  外観

町田市立国際版画美術館 外観

<主な出品作家>(生年順)
フランシスコ・ゴヤ、月岡芳年、小林清親、畦地梅太郎、浜田知明、馬場檮男、石井茂雄、郭徳俊、松元悠、土屋未沙、小野寺唯、ソ・ジオ

<出品点数>(予定)
約150

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画家たちの世界旅行 ─ 古代エジプトから近未来都市まで|’23年7月22日-9月24日|

E256-3523 E256-3524町田市立国際版画美術館
企画展 版画家たちの世界旅行 ── 古代エジプトから近未来都市まで
会  期  2023年7月22日[土]- 9月24日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし9月18日[月・祝]は開館、9月19日[火]休館
開館時間  平 日 10:00-17:00/土 日 祝 10:00-17:30
      * 最終入場は 閉館30分前
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2
      194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一 般 800円、大・高生400円、中学生以下 無 料
      * 各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  町田市立国際版画美術館
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E256-3283ユベール・ロベール(原画)、ジャン=フランソワ・ジャニネ(版刻)
《メディチ家の館の柱廊と庭園》、
1776頃、水彩画法エッチング、エングレーヴィング
E256-3284科学芸術委員会(編)『エジプト誌』より
1809-1828年刊、エッチング
E256-3285科学芸術委員会(編)『エジプト誌』より
1809-1828年刊、エッチングE256-3289オーギュスト・ルペール《チュイルリー公園の池》
1898年、木版(多色)

◆ 詳細作品画像はすべて< 町田市立国際版画美術館 > 蔵 ◆

古くから西洋の版画家は、「旅」から作品のインスピレーションを得てきました。芸術家としての修業や仕事だけでなく観光、社会の変化など、旅立つ理由はさまざまですが、険しい山を馬車で越え、大海原を帆船で渡る旅には大きな危険が伴ったことでしょう。鉄道や蒸気船が普及する19世紀には、版画家たちの行動範囲はヨーロッパを越えていきました。それと同時に、これまで見過ごされてきた身近な自然風景やにぎやかな都市生活にも光が当てられるようになります。

本展では、同館のコレクションから、西洋版画を中心に、旅や移動に関わる16-20世紀の作品を約160点展示します。古代文明発祥の地であるエジプトから、多くの芸術家を魅了したイタリア、都市と自然が共存するイギリスやフランス、そして高層ビルの建ち並ぶアメリカ・ニューヨークまで ── 400年の時を超える世界旅行をお楽しみください。
◉ 次回展予告【展覧会】町田市立国際版画美術館|楊洲周延-YOSHU CHIKANOBU  明治を描き尽くした浮世絵師|2023年10月7日-12月10日|

町田市立国際版画美術館 外観

町田市立国際版画美術館 外観

※ 展示作品の画像は 町田市立国際版画美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]

【 展覧会 】町田市立国際版画美術館|企画展 自然という書物|15-19世紀のナチュラルヒストリー & アート|’23年3月18日-5月21日|終了

町田市立国際版画美術館おもて 町田市立国際版画美術館うら

町田市立国際版画美術館
企画展 自然という書物
15-19世紀のナチュラルヒストリー & アート

会  期  2023年3月18日[土]- 5月21日[日]
        前 期 2023年3月18日[土]- 4月16日[日]
        後 期 2023年4月18日[火]- 5月21日[日]
会  場  町田市立国際版画美術館
      東京都町田市原町田4ー28-1
時  間  10:00 - 17:00
      土・日・祝日 10:00 - 17:30 * 入場は 閉館30分前 まで
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生 450円、中学生以下 無 料
      * 割引、各種優遇・優待制度などは下掲 詳 細 を参照。
主  催  町田市立国際版画美術館
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E210-2641『キリストの生涯注解』より一葉 1482年頃刊 木版・手彩色
町田市立国際版画美術館
E210-2642『健康の庭』より一葉 1485年刊 木版・手彩色
町田市立国際版画美術館

E210-2643ハインリヒ・アルデグレーファー『悪徳』より「貪欲」
1552年 銅版    町田市立国際版画美術館

E210-2652ロバート・ジョン・ソーントン『フローラの神殿』より「エジプトハス」
1798-1807年刊 銅版(多色)・手彩色  町田市立国際版画美術館

「自然という書物」展は、15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち(画像)を紹介する展覧会です。
古くから人間は自然物や自然環境―動物や植物、肉眼では捉えることができない微小な生物、地球上の地勢や地質などを記録してきました。言葉と絵によって描写された自然の似姿の普及に、活字と版画などの印刷技術が大きな役割を果たしてきたことも特筆すべきでしょう。さらに自然は美術の霊感源となってきました。美術の表現手法が、自然の図解に用いられてきたことも見逃せません。

ナチュラルヒストリーとアートのつながりによって西洋の紙上に築かれてきた、自然のすがた・かたちのビオトープ(生息空間)ともいうべき世界を、この機会にぜひご堪能ください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】町田市立国際版画美術館|ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ─ 1900年の版画、雑誌、ポスター|’22年12月22日-’23年3月12日|終了

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター

ex522_07アンリ=ジャック=エドゥアール・エヴヌプール《広場にて》(『レスタンプ・モデルヌ』より)、1897-99刊、カラーリトグラフ、町田市立国際版画美術館所蔵

町田市立国際版画美術館
ミニ企画展 パリのモダン・ライフ ── 1900年の版画、雑誌、ポスター
会  期  2022年12月22日[木]- 2023年3月12日[日]

会  場  町田市立国際版画美術館
      194-0013 東京都町田市原町田4-28-1 電話 042-726ー2771
休  館  日  月曜日
入  場  料  無 料
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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランスのパリにはポスターや雑誌など様々な印刷物があふれ、人々の目を楽しませていました。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(1859-1923)といった名だたる芸術家が活躍したこの時代は、しばしば「フランス版画の黄金時代」とも言われます。
もとは商業的な印刷物だったリトグラフのポスターは、19世紀末から次第に美術品として評価されるようになり、熱狂的なアフィショマニ(ポスターマニア)たちの収集対象となりました。他方で、手に取りやすい小さな版画作品や絵入り雑誌も、数多く出版されて流通していきます。こうした印刷物の原画は、専門のイラストレーターだけでなく駆け出しの若手芸術家も制作しました。チェコを代表する芸術家フランティシェク・クプカ(1871-1957)は、青年期にイラストレーションの分野で活躍した人物のひとりです。
本展では、世紀転換期のパリで生み出された版画、雑誌、ポスターなど約40点をご紹介します。パリジャンたちのモダン・ライフを彩った多種多様な作品をお楽しみください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ]   { 活版アラカルト 町田市立国際版画美術館 まとめ }

【展覧会】町田市立国際版画美術館|楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師|’23年10月7日-12月10日|

町田市立国際版画美術館10月オモテ

町田市立国際版画美術館
楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師
会  期  2023年10月7日[土]- 12月10日[日] * 会期中展示替えがあります。
          前 期 10月 7 日[土]-11月 5 日[日]
          後 期 11月 8 日[水]-12月10日[日]
休  館  日  月曜日  * ただし10月9日[月・祝]は開館し、10月10日[火]は休館
      * 11月7日[火]は展示替えのため閉室
開館時間  平 日 10:00-17:00/土 日 祝 10:00-17:30
      * 最終入場は 閉館30分前
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2 * 巡回なし
      194-0013 東京都町田市原町田 4-28-1
      Tel. 042-726-2771・0860 / fax. 042-726-2840
観  覧  料  一 般 900円、大・高生450円、中学生以下 無 料
      * 関連イベント、各種割引。優待情報などは 下掲詳細 参照
主  催  町田市立国際版画美術館
──────────────────────町田市立国際版画美術館10月ウ ラ◆ 町田市立国際版画美術館|楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師 ◆

武士から絵師へ ── 絵筆で時代を切り拓く   明治を描き尽くした浮世絵師 
楊洲周延(ようしゅう ちかのぶ 姓は橋本、通称は作太郎、諱は直義。楊洲、楊洲斎、一鶴斎と号した 1838-1912)は明治を代表する浮世絵師です。高田藩(現・新潟県上越市)江戸詰の藩士の家に生まれ、幕末期を激動の中で過ごした周延は、40歳となる明治10年頃から本格的に絵師としての活動を開始します。以降、彼の真骨頂である優美な美人画や、役者絵、戦争絵、歴史画など多岐にわたる画題に取り込み、まさに「明治」という時代を描き尽くしました。
本展では知られざる周延の画業とその魅力を、約300点を通してたどります。

◉ 同時開催
特集展示「腐蝕の刻(とき)―エッチングの世界」
9月27日[水]- 12月17日[日] 町田市立国際版画美術館 常設展示室
入場無料

※ 感染症予防対応実施中。下掲公式詳細サイトを確認の上ご観覧を
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館 ] 

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画 × 写真 ― 1839-1900|’22年10月8日-12月11日|終了

町田市立国際版画美術館01 町田市立国際版画美術館02

町田市立国際版画美術館
企画展 版画 × 写真 ― 1839-1900
会  期  2022年10月8日[土]-12月11日[日]
休  館  日  月曜日 * ただし10月10日[月・祝]は開館し、10月11日[火]は閉館
開館時間  平 日  午前10時-午後5時
      土日祝  午前10時-午後5時30分  * 入場は閉館30分前まで
入  場  料  一  般 900円、大・高生 450円、中学生以下 無 料
主  催  町田市立国際版画美術館
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写真の発明は世界を大きく変えました。とりわけ大きな影響を受けたのが、何世紀にも渡ってイメージを写し伝えるという同じ役割を担ってきた版画です。
19世紀の版画と写真の関係は、これまで対立ばかりが語られてきました。しかし大量印刷ができず撮影に長い時間を要すなど、技術的に不十分な点が多かった初期の写真には、版画によって支えられる部分も多く、両者は補いあう関係でもありました。やがて写真が技術的にめざましく発展していくなかで、両者は競いあい、さまざまな表現を生み出していくことになります。
本展は世界初の写真術である「ダゲレオタイプ」が公表された1839年を起点に、写真の技術が向上し、印刷技術として実用化されていく19世紀末まで、版画と写真が支えあい、競いあった関係を探るものです。ヨーロッパを中心に、版画と写真に加え、カメラや撮影機材をはじめとする関連資料180点を紹介します。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳 細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 長谷川潔1891-1980展 ─ 日常にひそむ神秘|’22年7月16日ー9月25日

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町田市立国際版画美術館
企画展 長谷川潔1891-1980展
── 日常にひそむ神秘
会  期  2022年7月16日[土]ー9月25日[日]
休  館  日  月曜日
        * 7/18[月]、9/19[月]は開館、7/19[火]、9/20[火]は休館
観  覧  料  一 般 800円、大・高生 400円、中学生以下 無 料
会  場  町田市立国際版画美術館 企画展示室 1、2
主  催  町田市立国際版画美術館
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長谷川潔は1910年代半ばに文芸同人雑誌『仮面』の版画家として創作活動を開始、 1918年に日本を去って以来パリを拠点に活動した銅版画家です。サロン・ドートンヌやフランス画家・版画家協会に所属してパリの画壇で高く評価されたほか、フランスでは文化勲章、日本では勲三等瑞宝章を授与されるなど、芸術家としての功績がたたえられています。
国際版画美術館は2018年度にこの版画家の展覧会を開催しました。
本展はその時の展覧会をベースに、最初期の作品から1970年代の銅版画までを年代順に展示するとともに、関連作家の作品も展示し、全体を165点で構成するものです。また挿絵本の優品である仏訳の『竹取物語』について、挿絵頁を可能な限り多く展示します。
長谷川潔の深い精神性が反映された表現世界に今一度向き合ってみてください。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動|工場で、田んぼで、教室で みんな、かつては版画家だった|’22年4月23日-7月3日

まちだ01 まちだ02

町田市立国際版画美術館
企画展 彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動
工場で、田んぼで、教室で
みんな、かつては版画家だった
会  期  2022年4月23日[土]-7月3日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  平 日 午前10時-午後5時
      土日祝 午前10時-午後5時30分
      * 入場は閉館30分前まで
入  場  料  一 般 900円、大・高生 450円、中学生以下 無 料
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子どもの頃に版画を作ったことはありますか?
日本の多くの学校で版画を学ぶのは、版画を普及した戦後の文化運動と深い関りがあります。本展は戦後日本で展開した2つの民衆版画運動を紹介します。

つは社会運動を版画で伝え、アマチュアに版画を広めた「戦後版画運動」(1947-1950年代後半)。もう1つは戦後版画運動から派生し、全国の小中学校の教員が学校教育のなかへ版画を広めた「教育版画運動」(1951-1990年代後半)です。
これらの運動の原点には1947年に日本で紹介された中国木刻(木版画)の存在があります。現実を切り取った中国木刻のリアリズムは、戦争の傷や苦しい生活に悩む当時の人々に大きなインパクトを与えたのです。

2つの民衆版画運動のなかで作られた作品には平和への願い、社会へのまなざし、工場や農家の仕事、田舎から都会まで様々な土地での生活が実感をもって刻まれています。約400点の豊富な作品と資料を通して、これまであまり知られることのなかった版画史の一側面に光を当てることで、戦後の開発と発展のかたわらにある「もう1つの日本」が浮かびあがってくるでしょう。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 吉例浮世絵大公開! 江戸の滑稽 ― 幕末風刺画と大津絵 ―|~田河水泡コレクションを中心に~|’22年3月12日-4月10日

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町田市立国際版画美術館
企画展 吉例浮世絵大公開!
江戸の滑稽 ―幕末風刺画と大津絵―
~田河水泡コレクションを中心に~
会  期  2022年3月12日[土]-4月10日[日]
休  館  日  月曜日、3月22日[火]  * ただし3月21日[月祝]は開館
開館時間  平 日  午前10時-午後5時
      土日祝  午前10時-午後5時30分 * 入場は30分前まで
観  覧  料  一 般 800円、大学・高校生 400円、中学生以下 無 料
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浮世絵には屈託のない笑いから福徳への願い、世の中への不安や不満まで、人々の感情がユーモラスに描き表されたものが数多くあります。
本展では、漫画『のらくろ』の作者・田河水泡(たがわ・すいほう 1899-1989)が収集したコレクションを中心に、当館が収蔵する浮世絵の戯画や風刺画、大津絵など約140点を展示。幕末から明治にわたる激動の時代に、世相を描かずにはいられなかった無数の絵師たちの滑稽表現と、それを享受した民衆の本音を読み解きます。

展示構成
1章 戯画の流行
2章 大鯰(おおなまず)暴れる
3章 流行り病
4章 大津絵\\
5章 大津絵と江戸の戯画
6章 幕末動乱と戊辰戦争
7章 明治の戯画

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画の見かた ― 技法・表現・歴史 ―|’21年9月25日-12月5日

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町田市立国際版画美術館
企画展 版画の見かた ― 技法・表現・歴史 ―
会  期  2021年9月25日[土]-12月5日[日]
休  館  日  月曜日
観  覧  料    一 般 800円、大学・高校生 400円、中学生以下 無 料
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版画の技法と表現は実に多種多様。使用される版や道具、完成までのプロセスなどを知ると、より楽しむことができます。
本展では同館のコレクション 約32,000 点の中 から、版画ならではの鑑賞のポイントを持つ作品約 130 点を展示。古今東西の版画の「ツボ」 を紹介します。

<展覧会の構成>
第 1 章 版画の技法
版形式と版種ごとに、版画の技法を紹介します。印刷の仕組みの違いによって、版画は凸版、凹版、平版、孔版の四つの形に分けることができます(版形式)。さらに版の素材や道具の違いから、木版・銅版・石版(リトグラフ)・スクリーンプリント等の種類に分けることができます(版種)。そして各版種はさまざまな表現を作り出す多種多様な技法を持っています。作品だけでなく版そのものや使われる道具、制作の過程にも注目します。

第 2 章 版画の表現
版画の技法から生まれる多種多様な表現を、いくつかの視点から紹介します。まず最もシンプルな絵の構成要素である点と線、これらの組み合わせによって生まれる階調です。さらに手彩色や複数の版による鮮やかな色彩など、版画はどのように表してきたかを、その魅力とともに解説。続いて肖像や風景などの主題ごとに各版種の作品を見比べたり、作家独自の発想や観点から生まれた作品にスポットを当てたりすることで、版画の多様な表現の世界を探訪します。

第 3 章 版画の歴史
古今の版画のつながりを、版画の本性に着目することで浮かび上がらせます。ひとつは古くから人々の信仰心と結びついてきた版画の宗教性。仏教・キリスト教の初期の作例と現代作家の作品の対対照によって、版画の見かたの可能性を探ります。最後にさまざまな情報を絵にして広めることのできる版画の記録性に触れつつ、古今の版画を有する町田市立国際版画の「蔵」としての役割も紹介します。

※ 新型コロナウイルス感染症「COVID-19」対応実施中。下掲詳細を確認のうえご参観を。
[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|浮世絵風景画 ― 広重・清親・巴水 三世代の眼 ―|’21年7月10日-9月12日

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町田市立国際版画美術館
浮世絵風景画 ― 広重・清親・巴水 三世代の眼 ―
会  期  2021年7月10日[土]-9月12日[日]
        ※ 前期・後期で完全入れ替え!
        前 期:7月10日[土]-8月09日[月・振休]
        後 期:8月12日[木]-9月12日[日]
休  館  日  月曜日、8月10日[火]
      【展示替えのため閉室】8月11日[水]
      ※ 8月9日[月・振休]は開館、8月11日[水]は企画展示室(本展)以外は開館
開館時間  平 日  午前10時-午後5時
      土日祝  午前10時-午後5時30分 ※ 入場は30分前まで
会  場  企画展示室 1、2
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生450円、中学生以下無料
主  催  町田市立国際版画美術館
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江戸の歌川広重(うたがわひろしげ 1797-1858)、明治の小林清親(こばやしきよちか 1847-1915)、そして大正から昭和の川瀬巴水(かわせはすい 1883-1957)──各時代に優れた風景版画を制作した三人の絵師・画家を紹介します。

江戸後期の浮世絵界では、旅や名所に対する関心の高まりを背景に「風景」が「美人」「役者」と並ぶ人気ジャンルとして大きく花開きました。
その第一人者である広重は、四季豊かな日本の風土を数多くの「名所絵」に描き、後世の絵師たちに大きな影響を与えていきます。
その後、明治初期には清親が「光線画」と呼ばれる風景版画を発表。文明開化後の東京を繊細な光と影で表し、名所絵に新たな表現をもたらしました。
そして大正期、すでに浮世絵がその役目を終えたころ、伝統木版画の技術をよみがえらせた「新版画」の制作が開始されます。その代表的な画家である巴水は、関東大震災前後の東京や旅先の景色を抒情的にとらえ、風景版画の系譜を継いでゆきました。

本展では、変わりゆく日本の風景を「三世代の眼」がどのようにみつめ表現してきたのか、その違いを対比しながら、時代を超えて響きあう風景観や抒情性に着目します。どこか懐かしい、100年にわたる日本の風景を、旅するようにご堪能ください。
            (出品点数 373 点、前期後期で全点展示替え)

※ 本展は新型コロナウイルスの影響のため、当初予定されていた会期(2020年夏)より変更して開催するものです。
※ 新型感染症「COVID-19」予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 アーティストたちの室内画 ── 見慣れない日常|’21年3月13日-4月11日

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町田市立国際版画美術館
企画展 アーティストたちの室内画 ── 見慣れない日常
会  期  2021年3月13日[土]-4月11日[日]
休  館  日  月曜日
開館時間  平 日 10:00-17:00 (入場は 16:30 まで)
      土 日 10:00-17:30 (入場は 17:00 まで)
会  場  企画展示室 1・2
観  覧  料  一般=800円、大・高生=400円、中学生以下は無料
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「室内画」とは、プライベートな部屋をテーマとする絵画のジャンルです。描かれたのは、その時代を生きた人々の何気ない日常。いつも目にしている光景も、アーティストたちにとっては尽きせぬ着想源だったのです。

この展覧会では、ナビ派、シュルレアリスム、ポップ・アートなどの版画およそ140点を通じて、18世紀から20世紀までの室内画の歴史をたどります。様々な社会階層の人々が集まるパリのアパルトマン、社会のめまぐるしい変化から逃れる隠れ家、芸術的探求に没頭する実験室、非日常を予感させる密室―さまざまな部屋をめぐって、アーティストたちのおうち時間を覗いてみませんか?

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上展観を。
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【展覧会】町田市立国際版画美術館|西洋の木版画 ── 500年の物語|’20年9月26日-11月23日

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西洋の木版画 ── 500年の物語
会  期  2020年9月26日[土]-11月23日[月・祝]
休  館  日  毎週月曜日
      ※ただし11月23日[月・祝]は開館
会  場  企画展示室 1・2
観  覧  料  一般800円、大学・高校生400円 ※ 中学生以下は無料
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ヨーロッパで木版画が作られるようになったのは西暦1400年頃のこと。
その半世紀ほどあとにグーテンベルクが活版印刷を発明すると、木版画は本の挿絵に広く用いられ発展をとげました。15世紀末にはアルブレヒト・デューラーの登場により早くも最初の頂点を迎えます。しかし版画制作の中心を銅版画が占めるようになると、木版画は日常的な印刷物に細々と残るばかりになっていきました。

18世紀末に登場した木口木版の技法は、新聞や雑誌、書籍の挿絵をはじめあらゆる図像印刷に利用され、19世紀の文化を彩りました。
近代に登場した新たな技術により、版画はそれまで担ってきた実用的な役割から解放され、美術表現として新たな道を探ることになります。

木版画の見直しの動きが現れるのは1880年代末のことで、その大きなきっかけとなったのが日本美術でした。浮世絵版画をはじめとする異文化の影響を受けて、西洋の木版画は新たな表現を創り出し、それは今日もなお続いています。
仏教版画や浮世絵版画などから思い浮かべる日本の木版画とは異なる展開をとげてきた西洋の木版画。その500年の歴史を120点の作品でご紹介します。

[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|インプリントまちだ展2020| ひと ⇔ くるひと ─「アーティスト」がみた町田 ─|’ 20年5月8日-6月28日

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町田市立国際版画美術館
インプリントまちだ展2020 
ひと ⇔ くるひと ──「アーティスト」がみた町田 ──
会  期  2020年5月8日[金]-6月28日[日]
                     *会期変更
休  館  日  月曜日
会  場  企画展示室1、2
主  催  町田市立国際版画美術館、東京新聞
観  覧  料  一般 900円、高校・大学生 450円、中学生以下は無料
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インプリントまちだ展は、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて2017年から当館で開催してきたシリーズ展です。その集大成となる本展では、「すむひと」=町田在住のアーティストの作品と市民による自主出版物、「くるひと」=当館が招いたアーティストたちの作品をあわせて展示。版画を中心とする印刷物から、町田の姿を示すことを試みます。

さらに、シリーズのフィナーレにふさわしいゲストとして、町田市がホストタウンを務めるインドネシアから新進気鋭のアーティスト、アグン・プラボウォを招へい。これまでの代表作を本邦初公開するとともに、町田の市街地に取材した新作を発表します。

[ 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館 企画展|美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―|10月05日-11月24日

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町田市立国際版画美術館
企画展 美人画の時代 ― 春信から歌麿、そして清方へ ―
会  期  2019年10月05日[土]-11月24日[日]
前期:10月05日[土]-10月27日[日]
後期:10月29日[火]-11月24日[日]
休  館  日  毎週月曜日
* 10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
翌10月15日、11月5日[火]は休館
会  場  企画展示室1、2
主  催  町田市立国際版画美術館
観  覧  料  一 般 900円、大学・高校生と65歳以上 450円
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数々のスター絵師が活躍した、18世紀後半の浮世絵界。天明・寛政(1781-1801)を中心とするこの時期は、いつからか浮世絵史の「黄金期」として親しまれてきました。その中心となったのが、人物を美しく活き活きと描いた「美人画」です。鈴木春信(1725?-70)以降、礒田湖龍斎(1735-?)、勝川春章(1743-92)、鳥居清長(1752-1815)、喜多川歌麿(1753?-1806)、鳥文斎栄之(1756-1829)ら、個性豊かな絵師が次々と登場し、理想の美人像を追い求めました。

描かれたのは評判の遊女や町娘、若衆と呼ばれる若い男性、愛情あふれる母子や恋人たちの姿。さらに憧れの的でもあった女形の「役者絵」や、人間の性愛を時に美しく描いた「春画」にも美人表現がみられます。

本展は、この「美人画の時代」の軌跡を、約230点の版画、版本、肉筆画で辿るものです。時を経て、天明・寛政が「黄金期」として高く評価されてゆくなか、鏑木清方や上村松園ら近代の画家たちが往時の美人画に想を得ていたことにも目を向けます。「黄金期」の美人画とは何だったのか、その普遍的な魅力を、現代のわたしたちの視点を通して考えます。

[ 詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 パリに生きた銅版画家 長谷川潔展 ─ はるかなる精神の高みへ ─|3月9日-4月7日

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DM町田市立国際版画美術館|企画展
パリに生きた銅版画家 長谷川潔展
── はるかなる精神の高みへ ──
会  期  2019年3月9日[土]-4月7日[日]
休  館  日  月曜日
観  覧  料  一般 600円、大・高生 300円、65歳以上 300円
会   場  企画展示室 1・2
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パリで創作活動して評価を得た銅版画家、長谷川潔(1891-1980)の作品122点を展示し、その精神的表現世界を再考します。併せて長谷川が敬愛したルドンや、さらにフランスで交流のあった画家らの作品45点も展示することで、長谷川の創作活動の背景を探りつつ作品の特徴や内容を浮き上がらせたいとおもいます。

長谷川潔は1910年代半ばに版画家として創作活動を開始、 1918年に日本を去ってフランスへ渡って以来、パリを拠点に活動した銅版画家です。サロン・ドートンヌやフランス画家・版画家協会に所属してパリの画壇で高く評価されたほか、フランス文化勲章を授与されるなど、芸術家としての功績がたたえられています。現在は日本でも、版画史上きわめて重要な作家として位置づけられています。

町田市立国際版画美術館は開館まもない1988年に、フランス時代の代表作を多数含んだ長谷川潔の銅版画を約70点収蔵し、その後も50点以上の作品を収蔵する機会に恵まれてきました。それによって、現在長谷川潔作品は、質量ともに国際版画美術館の重要なコレクションのひとつとなっています。
本展覧会はそれらの作品を展示して、この版画家が目指した表現世界を探るものです。その精神性豊かな作品は、情報の海に身をゆだねる現代人の思考のあり方を問うことにもなるでしょう。

【 詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館|企画展 版画キングダム ─ 古今東西の巨匠が勢ぞろい! |6月30日-9月2日|終了企画

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町田市立国際版画美術館
企画展 版画キングダム ── 古今東西の巨匠が勢ぞろい!
会  期  2018年6月30日[土]-9月2日[日]

休  館  日  月曜休館 * 7月16日[月]は開館、17日[火]休館
開館時間  平  日 10:00-17:00
      土日祝日 10:00-17:30 * 入場は閉館30分前まで
観  覧  料  一般800円、高校・大学生 400円、65歳以上 400円、中学生以下無料

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「版」に刻まれた心の物語をめぐる冒険へ!

旅に出かけるわくわく感や、新しいものに出会って恋に落ちるときのドキドキ。どうしようもない不安や苦悩、そして家に帰ったときのほっとした気持ち。日常や非日常で出会う感覚、感情は地域や時代を越えて「版」に刻まれ、表現されてきました。
「版画」と聞くと、「本物が手に入らないときのコピー?」はたまた、「技法がなんだか分かりにくい!」というイメージが先行し、純粋に作品を楽しむことが難しいという方もいるかもしれません。しかし、同じ作品を沢山作ることができるという実用的な機能と、状況や環境に応じて発達した多彩な技法は、古くから人びとに寄り添った作品を生み出すことを可能にしてきました。
作品の表現内容に目を向けてみると、実は日本の木版画にも西洋の銅版画にも共通する心の造形を見出すことができるのです。

本展は、あらゆるものが「版」で表現された「版画の王国」をめぐりながら、古今東西の版画作品に刻まれた心の物語を辿る冒険です。「恋」、「謎」、「苦悩」、「祈り」といったテーマは、時を経てどのように表現されてきたのでしょうか。
キングダムを飾るのは、1000年以上前に作られ〔製作年代が明確な〕世界最古の印刷物とされる「百万塔陀羅尼-ひゃくまんとうだらに」から、ピカソや北斎など日本美術や西洋美術の巨匠の作品、さらには大学生の優秀作品まで。なかには「これって版画なの?」と思うような作品もあります。
「版」が紡いできた歴史や、実用性を超えた表現手法の魅力にも思いを馳せながら、お気に入りの一点を見つける旅に出かけましょう!

【詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館 開館30周年記念 企画展 浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして…… 4月21日─6月17日 終了企画

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町田市立国際版画美術館
開館30周年記念 企画展
浮世絵モダーン
深水の美人! 巴水の風景! そして ・・・
会  期  2018年4月21日[土]- 6月17日[日]
      * 前期(~5月20日)・後期(5月22日~)で一部展示替えがあります。
休  館  日  月曜日 * 4月30日[月・祝]は開館、5月1日[火]は休館。
開館時間  平日10:00-17:00(入場は16:30まで)
      土日祝10:00-17:30(入場は17:00まで)
会  場  企画展示室 1・2
観  覧  料  一般=800円、大・高生、65歳以上=400円、中学生以下は無料
主  催   町田市立国際版画美術館、東京新聞
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浮世絵版画は江戸から明治にかけての先端の風俗や流行、出来事、市井の話題などを常に新しい斬新な様式で表わした出版物であり美術作品でした。また市場経済と結びつき、庶民が鑑賞できる数少ない絵として流通していました。そのような浮世絵は、いってみれば、当時の庶民にとっての現代美術であったわけです。

浮世絵版画の復興を目指して大正初期に登場し、昭和10年代まで制作・出版された「新版画」と称する伝統木版(本展ではこれらを「浮世絵モダーン」と呼びます)もまた、同時代の芸術思潮と呼応しながら、女性たちの新しい風俗、明治以降にその魅力に気づかされた自然や都市の風景、新作歌舞伎や新派、新劇が普及した大正時代の歌舞伎俳優などを近代的感覚によって表した現代美術であったと見なすことができます。その作品内容は、同時代の絵画や彫刻、創作版画などと同様に、時代の表現動向と密接に関係していました。

本展覧会は、2005年に町田市立国際版画美術館が企画開催し、その成立と展開の見取り図を示した「浮世絵モダーン」展の第二弾として、以上のような視点をもとに、「浮世絵モダーン」が同時代の社会や芸術などと共鳴しつつ、何をどのように表現したかを探求することを目的として開催するものです。

【詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】町田市立国際版画美術館 企画展 {浜田知明 100年のまなざし}3月10日─4月8日 終了企画

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町田市立国際版画美術館 企画展
浜田知明 100年のまなざし
会  期  2018年3月10日[土]ー4月8日[日]

休  館 日  毎週月曜日
開館時間  平 日 10:00ー17:00(入場は16:30まで)
      土日祝 10:00ー17:30(入場は17:00まで)
会  場  企画展示室 1・2
主  催  町田市立国際版画美術館 読売新聞社 美術館連絡協議会
協  賛  ライオン 大日本印刷 損保ジャパン日本興亜 日本テレビ放送網
観  覧 料  一般600円 大学生・高校生・65歳以上300円
      * 3月10日(展覧会初日)は入場無料です
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浜田知明(はまだ・ちめい)は2017年12月に100歳を迎えた版画家・彫刻家です。過酷な戦争経験を原点に、社会や人間そして自分自身をも鋭くユーモラスに表現し続ける作品は国内のみならず世界的に高く評価されています。本展では揺るがぬ視点で時代を見つめてきた浜田のまなざしを追い、初期から近年までの作品をご紹介します。

【詳細: 町田市立国際版画美術館

【展覧会】 町田市立国際版画美術館企画展 明治維新から150年 ─ 浮世絵にみる 子どもたちの文明開化

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町田市立国際版画美術館 企画展
明治維新から150年
浮世絵にみる 子どもたちの文明開化
◯ 会       期 : 2017年10月7日[土]-11月23日[木・祝]
◯ 休  館  日 : 月曜日 ただし、10月9日[月・祝]は開館、10月10日[火]は休館
◯ 開館時間 : 平日 10:00-17:00(入場は16:30まで)
土日祝 10:00-17:30(入場は17:00まで)
◯ 観  覧  料 : 一般:800円  大学・高校生と65歳以上:400円
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浮世絵に描かれた⼦どもの姿に注⽬すると、その⼩さなからだを通して時代の空気を伝えてくれるものに数多く出会います。明治時代の浮世絵には、⽂明開化によって社会そのものが変化するなか、遊びにも学びにも、⼒いっぱい⽣きる⼦どもたちの姿が描かれています。

 ⻄洋の影響を受けて学校教育がはじまった明治初期、浮世絵には洋服を着て学校で学ぶ⼦どもたちが登場します。ここには、当時理想とされた子ども像が映し出されているといえるでしょう。英単語や⻄洋の偉⼈伝が記された浮世絵も制作され、世界へ⽬を向け⽴⾝出世を⽬指す若き少年少女の学習教材ともなりました。

 ⼀⽅で、まだ街の裏通りには江⼾の⾹りが残っていた時代。明治半ばより江⼾懐古の⾵潮が⾼まると、どこか懐かしく愛らしい着物姿の⼦どもたちが浮世絵にも戻ってきます。明治⽣まれの絵師、宮川春汀(みやがわしゅんてい)や⼭本昇雲(やまもとしょううん)らは、江⼾に花開いた遊びの⽂化を受け継ぐ⼦どもの姿を繊細に描き、⼈気を博しました。昔ながらのおもちゃ絵も引き続きつくられ、いつの世も⼦どもたちの⼼をつかむ玩具であり続けました。

この展覧会は、⽂明開化の新⾵と江⼾の⾯影のはざまで、遊び学ぶ⼦どもたちの姿を、当時の浮世絵と資料を通して⾒つめなおす試みです。<子どもたちを描いた浮世絵>のほか、未来への希望をのせた学校教材としての浮世絵や、夢を育むおもちゃ絵や物語絵など、<子どものための浮世絵>、約300点を展示します。明治の⼦どもたちの視覚世界がいかに⾊彩に溢れていたかをご覧いただくとともに、今も変わらない、成⻑を⾒守る⼤⼈たちの眼差しを感じていただければ幸いです。

【 詳細 : 町田市立国際版画美術 】 { 文字壹凜Summary }

【展覧会】 町田市立国際版画美術館企画展 ─ 紙の上のいきものたち

kaminoue_01 kaminoue_02町田市立国際版画美術館 企画展
紙の上のいきものたち !!
7月29日[土]-9月24日[日]
月曜休館 * 9月18日[月・祝]は開館、9月19日[火]は休館
平  日=10:00-17:00(入場は16:00まで)
土日祝=10:00-17:30(入場は17:00まで)
会 場 : 町田市立国際版画美術館 企画展示室 1
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古くから人間は動物や植物、虫などのいきものを版画であらわしてきました。
紙の上で新たな命を与えられたこれらの生きとし生けるものは、人間を映し出す鏡といえるかもしれません。
たとえば写実的に描かれた植物からは、科学的な考えやまなざしが芽生えたことがうかがえます。
また動物の姿を借りた寓話は、人間の愚かさや滑稽さを教えてくれるものです。
一方で、現代の版画家たちが魅力あふれる生命を表現しつづけていることも忘れてはならないでしょう。
本展では身近なものから遠い異国のものまで、多種多様ないきものが息づく約120点の版画を展示。植物から作られた町田産の色材を用いた若手作家の版画も紹介します。
いきものの様々なすがた・かたちを通じて、自然がもたらす楽しみと恵みをご堪能ください。

【 詳細 : 町田市立国際版画美術館 】  { 文字壹凜 まとめ

【展覧会】 町田市立国際版画美術館|企画展 戦争・版に刻む記憶

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町田市立国際版画美術館
企画展 戦争・版に刻む記憶

◯ 会   期  2017年6月24日[土]- 7月23日[日]
◯ 開館時間  平日     10:00-17:00(入場は16:30まで)
土日祝  10:00-17:30(入場は17:00まで)
◯ 休  館 日     毎週月曜日休館、ただし7月17日[月・祝]は開館、翌18日[火]は休館

◯ 会     場  第 1 企画展示室
観  覧 料  一般 600円、大学・高校生と65歳以上 300円
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戦争の悲惨な光景を、画家はくりかえし版に刻んできました。その中でも代表的な作品とされる、ジャック・カロ、フランシスコ・ゴヤ、オットー・ディックス、3人の画家による銅版画集をご紹介します。

 戦争は人間の歴史とともに繰り返されてきました。Wikipedia で「戦争一覧」を検索してみると、紀元前から21世紀まで主要な国際紛争だけで 350 もの戦争がリストアップされています。その中でも、カロが描いた30年戦争、ゴヤが描いたナポレオン戦争、ディックスが描いた第一次世界大戦は、広範な地域を巻き込み、人々を無差別に襲い、社会や思想を根底から変えてしまったとりわけ巨大な―そして酸鼻を極めた戦争として記憶されてきました。

 戦争は 「複数の集団の間で行われる紛争の武力解決」 と定義でき、その本質は何千年も前から変わっていないといえるでしょう。しかし、3 人の画家の作品をていねいに見ていくと、時代によって戦争のあり方が違っていることが分かります。さらに時代ごとの美術の表現方法の違いがかさなり、作品に反映されています。

その一方で、彼らは共に「戦争」という主題にひきつけられ、悲惨な様相を執拗なまでに版に刻んでいます。それははたして、戦争の悲惨さを後世に伝え、人間の愚かさを訴えかけるためだけだったのでしょうか ―― なぜ画家は「戦争」をくりかえし版に刻むのか、120点の作品に探ります。

【 詳細 : 町田市立国際版画美術館 】  {文字壹凜 まとめ

【展覧会】 横尾忠則 HANGA JANGLE 展 町田市立国際版画美術館

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横尾忠則は1960年代にアンダーグラウンド演劇のポスターをエロスと妖しさがただよう総天然色のデザインで制作して以来、グラフィズムによって時代の流行をつくりだし、日本文化をリードするデザイナーとして注目を浴びました。
それ以後「時の人」としてさまざまなメディアに取り上げられますが、その一方で HANGA の制作にも積極的に取り組んでいきます。
1982年に「画家宣言」を発した後もペインティングと併行して、版画の枠を超えた作品を制作し続けています。

本展覧会のキーワードは「HANGA」 と 「JUNGLE」。 世界的に通用する「HANGA」という英単語の使用には、伝統的イメージが付随する「版画」とは違う、「超版画」であるという意味を含ませました。
また「JUNGLE」は、横尾の表現の多様性とジャングルのイメージを重ね合わせたキーワードです。直感と衝動によって森羅万象を描いた作品群は、生物の共生によって多様で複雑な生態系を形成する、原始のジャングルを想起させるでしょう。

本展はこれら2つのキーワードに沿って、横尾忠則の HANGA 群を JUNGLE のイメージで壁面を埋め尽くすように展示、HANGA の群生による驚異の表現世界を出現させることを目指しています。
その空間からは、思考や論理を重視したモダニズムに抗う横尾の創作姿勢の今日的な意義や、現代版画の未来を予見することさえできることでしょう。
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横尾忠則 HANGA JANGLE 展
◯ 会      期    2017年4月22日[土]-6月18日[日]
◯ 休  館 日      月曜日
◯ 開場時間     平日 10:00-17:00 (入場は16:30まで)
土・日・祝日 10:00-17:30 (入場は17:00まで)
◯ 会       場    町田市立国際版画美術館 企画展示室

【 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】 吉例浮世絵大公開! 江戸ノスタルジア 町田市立国際版画美術館

20170206125524_00001 20170206125524_00002吉例浮世絵大公開! 江戸ノスタルジア

◯ 展覧会概要
明治の幕開けにより、新しい西洋の文化が入り込んだ「江戸」は、徐々にその姿を「東京」に変えていきました。
人びとは文明開化の波を新鮮に感じる一方で、旧幕府時代を批判的に捉えた新政府の態度や社会の変化には戸惑いも感じていたようです。明治22年(1889)には旧幕臣による「江戸開府三百年祭」が開催され、江戸への郷愁も高まっていました。

こうした人びとの心情に寄り添うように、明治22年前後の浮世絵には「江戸」を題材にした例が多くみられます。
自身も旧幕府軍として戦った経験のある楊洲周延(ようしゅう-ちかのぶ)は、代表作『千代田之大奥』などで、かつては描くことのできなかった大奥や江戸城の様子を描いています。
明治を代表する浮世絵師、月岡芳年(つきおか-よしとし)は、『風俗三十二相』シリーズにおいて、江戸美人の姿に往時への追憶を込めました。

1868年の明治維新から、もうすぐ150年が経とうとしています。本展では「明治時代に描かれた江戸」という視点から、江戸時代について、また時代の変わり目に生きた明治の人びとについて思いを巡らします。

◯ 展覧会情報
会 期
2017年3月11日(土)-4月9日(日)
休館日
3月13日(月)、21日(火)、27日(月)、4月3日(月)
開館時間
平  日 10:00-17:00(入場は16:30まで)
土日祝 10:00-17:30(入場は17:00まで)
観覧料
一般 600(500)円
大高生・65歳以上 300(200)円
中学生以下 無料
*( )内は20名以上の団体料金
*展覧会初日3/11日(土)は入場無料
*身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者
 保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額

【 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】 ディヴィッド・ホックニー版画展 町田市立国際版画美術館

20160909191855_00001 20160909191855_00002ディヴィッド・ホックニー版画展
◯ 会 場 : 町田市立国際版画美術館
◯ 会  期 : 2016年10月1日(土)-11月23日(水・祝) 月曜休館
【 詳細 : 町田市立国際版画美術館 展覧会

デイヴィッド・ホックニーは現代を代表するイギリスの美術家です。
1937年にヨークシャーのブラッドフォードで生まれ、1962年にロンドンの王立美術学校を首席で卒業すると、「ポップ・アートの旗手」と評されて華々しくデビューを飾ります。その後、活動の拠点をロサンゼルスに移すと作風は大きく変貌し、明るい光と豊かな色彩あふれる優れた作品を次々と制作しました。

ホックニーの創造領域は絵画のみならず版画、写真、舞台美術などと幅広く、その華麗な展開ぶりは常に注目を集めました。とりわけ版画は10代より継続的に制作した重要なジャンルです。
そこには何げない部屋の中の様子、家族や友人たちの肖像、旅先の風景など、人生における一コマ一コマが巧みに表現されます。また自伝的要素を含んだ物語やピカソへのオマージュなど、内省的でありながらウィットに富んだシリーズも制作されています。
彼自身の熱心な研究に加えて版画工房との多彩なコラボレーションにも取り組み、さらには伝統的な版画技法をも逸脱してファクシミリ、カラーコピー、コンピューターまでもちいた斬新な手法へと発展していきます。

こうした彼の華やかな制作の根底に、「描くこと」への根源的な問いかけと、美術そのものに対する強い探究心が存在していることはいうまでもありません。
本展覧会は東京都現代美術館の所蔵品を中心に、ホックニーの版画作品約150点によりその魅力と表現の秘密に迫ります。

【展覧会】 町田市立国際版画美術館 新羅万象を刻む ── デューラーから柄澤 齊へ

image[1]ヘンドリック・ホルツィウス 「ファルネーゼのヘラクレス」 1592年頃 エングレーヴィング
町田市立国際版画美術館蔵
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《 展覧会概要 》

エングレーヴィングと木口版は、ビュランという刃物を使ってじかに金属の板や堅い木板を刻んで作られる版画です。
エングレーヴィングは15世紀ヨーロッパで金工品の装飾技術から生まれ、木口木版は同じくヨーロッパで18世紀に書籍の挿絵として発展しました。
ともに版面を直接彫り込んでいくため、また主として刻線のみで様々な質感や量感を表わす必要があるため、熟練した職人技ともいうべきものが必要とされます。

 本展ではビュランの刻線によって生み出された作品とその表現と魅力にせまります。
例えば入念かつ多様な刻線はそれだけで見る者を感嘆させる力を持っています。また、これらの技法で作られた版画には独特の雰囲気をたたえたものが少なくありません。
とりわけ注目すべきは日本の現代版画家たちです。習得の難しい技法を自家薬籠中のものとし、想像力あふる世界を生みだしているのです。

西洋の先達たちと、日本の版画家たち ― 時空を越えて呼応しあうビュランで刻まれた小宇宙ともいうべき作品群、約200点をご堪能ください。

【 詳細 : 町田市立国際版画美術館 展覧会

【展覧会】 明治の浮世絵師ー清親-光線画の向こうに 町田市立国際版画美術館

20160221173220457_0003 20160221173220457_0004 明治に活躍した浮世絵師、小林清親(1847-1915)は、光と影を印象的に表現した「光線画」と呼ばれる木版画のシリーズで知られます。
明治初期、赤や紫の合成染料を用いた、いわゆる「赤絵」のような派手な色づかいが大勢を占めるなかで、季節や天候の繊細な移ろいを淡い色彩で表現した清親の作品は、浮世絵に新たな風を吹き込みました。

空が赤らむ夕暮れ時や、街灯の灯りがにじむ雪夜の景など、光と影の巧みな操作で明治の空気感と人々の息づかいを今に伝えています。

清親は明治14年を境に、光線画の制作をやめ、風刺画や戦争画に取り組むようになります。「清親ポンチ」や「新版三十二相」シリーズでは、風刺を込めつつ人々の表情を豊かに描き分け、光線画とは異なる手法で人間像を捉えています。日清戦争、日露戦争に取材した戦争画では、光線画で築いた情趣溢れる光の表現を活かし、他の絵師との差異化を図っています。

本展覧会では、清親の没後100年を記念し、光線画に加えてこうした風刺画や戦争画の試みにも光を当てるとともに、町田市立国際版画美術館所蔵の光線画約90点を一堂に展示します。
さらには井上安治、小倉柳村、野村芳国ら、清親に影響を受けた絵師達にも着目し、画業を多角的に辿ります。
【 詳細 : 町田市立国際版画美術館

【展覧会】 ベスト・セレクション-町田市立国際美術館の名品

町田01 しばらく大規模な修繕工事がおこなわれていた町田市立国際版画美術館でしたが、「版画の歴史の流れが理解できるコレクション」を目標に続けてきた収集活動の成果の一環として、修繕後はじめての展示では、同館を代表する古今東西の版画の名品およそ180点を紹介します。

デューラー『小受難伝』や、歌川広重『東海道五十三次』、棟方志功『二菩薩釈迦十大弟子』など、シリーズものを中心に見ごたえのある展示が期待されます。
また、同時期の開催で < ミニ企画展 没後60年記念 恩地孝四郎とその周辺 > も開催されています。

◯ 会   期 : 2015年10月31日[土]-11月23日[月・祝]
◯ 開館時間 : 平日/午前10時-午後5時(入場は4時30分まで)
土・日・祝日/午前10時-午後5時30分(入場は5時まで)
◯ 休  館 日 : 毎週月曜日

image[1]【 参考図版/町田市立国際版画美術館 URL より 】
アルブレヒト・デューラー 『小受難伝』より「ゲッセマネの祈り」 1510年頃 木版 127×97mm
【 詳細情報 : 町田市立国際版画美術館 展覧会情報

町田国際版画美術館 関野準一郎 生誕百年記念展

関野_表 関野_裏生誕百年 関野準一郎展

会       場 : 町田市立国際版画美術館
会    期 : 06月21日[土]- 08月03日[日]
開館時間 : 平 日        10:00-17:00(入館は16:30まで)
土・日・祝日  10:00-17:30(入館は17:00まで)
月曜休館、ただし07月21日[月・祝]は開館、翌22日[火]は休館
入場料金 : 一 般 600円    大学・高校生と65歳以上 300円

【 展覧会概要 】
青森に生まれた関野凖一郎(せきの・じゅんいちろう 1914-88)は、中学時代から版画誌を発行し、18歳で日本版画協会展に入選を果たしました。25歳で上京し、恩地孝四郎に師事、「一木会」の主要メンバーとして活躍しました。
木版、エッチング、リトグラフなどの技法を駆使し、風景や人物など多様な主題で、また60年近くにわたって制作を続け、国際的にも活躍しました。 本展では戦後の多色刷り木版作品を中心に160点を展示いたします。
【詳細 : http://hanga-museum.jp/exhibition/index/2014-244 】