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【イベント】目黒区美術館|2024年度 目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)建築ガイドツアー|’24年4月14日-5月25日|期間内4日開催

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目黒区美術館
2024年度 目黒区総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)建築ガイドツアー
English Guided Architectural Tour 2024  Meguro City Office Building Complex
開催期間  2024年4月14日[日]- 5月25日[土]
コース・内容   A 「じっくり見るコース」…見どころ満喫、建築専門家ガイドがご案内します。  
       B 「楽しく見るコース」…建築見学が初めての方でも気軽にご参加いだけます。
       C 「英語で見るコース」…外国の方向けの英語によるハイライトコース。
開  催  日       ①  4月14日[日] 14時-16時 〔設定コース〕A・B
      ②  4月27日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・C 英語
      ③  5月18日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・B
      ④  5月25日[土] 14時-16時 〔設定コース〕A・C 英語
場  所  目黒区総合庁舎
      〠 153-8573 東京都目黒区上目黒二丁目19番15号
      東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅から徒歩5分
解  説  目黒区美術館 建築ガイドスタッフ(目黒区美術館ボランティア会メンバー)
参  加  費  600円(保険・資料代含む)
定  員  各日50名(A・Bは抽選:40名程度、Cは先着順:10名程度)
対  象  中学生以上  
◉ 以下 注意事項、申込期間、申込方法などの詳細は 下掲  ▶ 目黒区美術館 イベントページ 参照
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2024年の春、昨年に引き続き「目黒区総合庁舎建築ガイドツアー」を開催します!
目黒区総合庁舎(1966年竣工/旧千代田生命本社ビル)は、建築家・村野藤吾が情熱を傾けたオフィスビルの傑作です。
本ツアーは、目黒区美術館が2004年に開催した《村野藤吾のディテール・旧千代田生命本社ビル(現目黒区総合庁舎)〈図面/写真〉展》にあわせてスタートし、設定コースや実施方法などに改良と工夫を加えながら回数を重ねてきました。開始以来、毎年、多くの方々にご参加いただいており、昨今の村野藤吾に対する関心の高さを感じさせます。今回も、研究、研修を重ねてきた目黒区美術館建築ボランティアのガイドスタッフが、村野建築のデザイン的意図や建築の見方をご案内します。
今年の開催は4日間、毎年恒例の建築の見どころを満喫する「じっくり見るコース」のほか、建築見学が初めての方でも気軽にご参加いただける「楽しく見るコース」、外国人の方向けの「英語で見るコース」を設定いたします。また、昨年見学できなかった〈和室〉の入室鑑賞も再開いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

※ 目黒区美術館は展示入替のため、展覧会は開催しておりません。4月20日まで本館は休館です。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館  目黒区美術館 イベントページ

【展覧会】目黒区美術館|太田喜二郎と藤井厚二 ─ 日本の光を追い求めた画家と建築家 ─|7月13日-9月8日

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目黒区美術館
太田喜二郎と藤井厚二
── 日本の光を追い求めた画家と建築家 ──
会  期  2019年7月13日[土]-9月8日[日]
休  館  日  月曜日
* 7月15日[月・祝]、8月12日[月・休]開館。7月16日[火]、8月13日[火]休館

時  間  10:00-18:00(入館は17:30まで)
観  覧  料  一般 1,000円、大高生・65歳以上 800円、小中生以下 無 料
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館、 読売新聞社、美術館連絡協議会
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京都を代表する洋画家 太田喜二郎(1883-1951)は、東京美術学校卒業後、師 黒田清輝の勧めでベルギーに留学し、帰国後は、 点描表現で農村風景を描いた明るい洋画で注目を集めたことが知られています。点描表現や印象派を日本にもたらした画家として、紹介、研究されてきましたが、1917 年頃より、点描を棄て平明な洋画へと画風を変貌させて以後のことについては、従来、十分な研究がされてきたとはいえませんでした。しかし、近年、太田 の幅広い人間関係を評価し、太田と他分野との深い関係の研究が進められています。

2017 年には、太田と京都帝国大学の考古学者 濱田耕作の関係を取り上げた京都文化博物館による「京都の画家と考古学-太田喜二郎と濱田耕作-」展が開催されました。そのほか、東洋史学者の内藤湖南や羽田 亨など、大正期の太田がさまざまな研究者と密接な交流を持っていたことが徐々に紐解かれています。さらに 京都大学工学部講師として建築学科で太田がデッサンを教えていたことにより、武田五一や藤井厚二 (1888-1938) などの建築家とも親しい関係にあったことが明らかになってきました。

大正期、京都に建築された《太田邸》(1924 年竣工)は、藤井の設計によるもので、北側採光をうまく取り入れたアトリエを持つモダンな住宅です。この太田家の設計に関する藤井のスケッチや、藤井との交流の様子を示す絵巻物・書簡などの所在が確認されるなど、京都文化博物館の研究チームによる調査が進んでいます。

広島県福山市に生まれた藤井は、東京帝国大学の建築科を卒業後、竹中工務店を経て京都帝国大学建築学科に着任します。海外視察の時に見聞した西洋の様式と日本の気候風土を融合させた環境工学を研究し、「日本の住宅」を追求しました。その究極が、何度も実験を繰り返した京都大山崎にある自邸《聴竹居》(重要文化財)です。日本の住宅にモダンな要素が加わった上に、構成が斬新なこの自邸は、自然の環境をとりこんだ空間として、近年話題になっている建築です。

本展は、太田研究を進めている京都文化博物館と、収集方針の一つに日本人美術家の滞欧米作をあげ、太田の滞ベルギー作品を収集し、さらに建築やデザインに関する展覧会を積極的に開催している目黒区美術館との共同研究により開催します。

[ 詳細: 目黒区美術館

【展覧会】目黒区美術館|京都国立近代美術館蔵 世紀末ウィーンのグラフィック ── デザインそして生活の刷新にむけて|4月13日-6月9日

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目黒区美術館
京都国立近代美術館蔵 世紀末ウィーンのグラフィック
── デザインそして生活の刷新にむけて
会  期  2019年4月13日[土]-6月9日[日]
時  間  10:00-18:00 * 入館は17:30まで
休  館  日  月曜日  * GW期間中の開閉館日はリンク先参照
観  覧  料  一般 800円、大高生・65歳以上 600円、小中生 無 料
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目黒区美術館は1987 年の開館以来、近現代の美術だけでなく、生活美術やデザイン、建築といった分野にも着目し、企画展やワークショップの活動に反映させてきました。
その中で、2009 年に開催した『上野伊三郎+リチ コレクション展 ── ウィーンから京都へ、建築から工芸へ』は、京都国立近代美術館のご協力により、同館所蔵の、1920 年代にウィーン分離派のヨーゼフ・ホフマンに建築を学んだ上野伊三郎とウィーン工房でデザイナーとして活躍したフェリーツェ・リックス(上野リチ)夫妻の作品・資料群を一堂に紹介したものでした。 

2015 年、京都国立近代美術館の収蔵品には、新たに世紀末ウィーンの優れたグラフィック作品がまとまった形で加わりました。当時のウィーンで生み出された版画や挿絵本とその原画、装丁、壁画の原画など、多様な表現による作品群で、アパレル会社キャビンの創業者、平明 暘(ひらあき いずる)氏が蒐集したコレクションです。 そして2019 年 1 月から2 月にかけて、京都国立近代美術館で同コレクションの全貌が紹介されました。これに続き、今春、目黒区美術館で『世紀末ウィーンのグラフィック』展を開催いたします。

1897年のウィーン分離派設立から1914 年の第一次世界大戦勃発まで、世紀末から二十世紀初頭のウィーンでは、グスタフ・クリムトやヨーゼフ・ホフマンらを中心に、新しい時代に相応しい芸術、そしてデザインの在り方が模索され、絵画、彫刻、建築をはじめ数多くの素晴らしい作品が生まれました。中でもグラフィックの分野は、印刷技術の発展や雑誌メディアの隆盛を背景にめざましく発展し、新しい芸術の動向を人々に伝え、社会に浸透させる上でも重要な役割を担いました。

本展は、京都国立近代美術館所蔵の約 300 件にのぼる膨大なグラフィック作品のコレクションを中心に、同じく平明氏旧蔵のリヒャルト・ルクシュによる石膏彫像と貴重なアドルフ・ロースの家具一式を加え、世紀末ウィーンの息吹と魅力をお伝えします。

【 詳細: 目黒美術館
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