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【イベント/展覧会】虎ノ門ヒルズ ステーションタワー|TOKYO NODE 開館記念企画 蜷川実花展 瞬きの中の永遠|’23年12月5日-’24年2月25日|会期末

20231215200525_0000820231215200525_00007 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
TOKYO NODE 開館記念企画
蜷川実花展   Eternity in a Moment   瞬きの中の永遠
開催期間  2023年12月5日[火]- 2024年2月25日[日]
開催時間  日・月・水・木曜:10:00-20:00
      火曜:10:00-17:00
      金・土・祝前日:10:00-21:00
      * 最終入場は閉館時間の30分前まで * 祝日は10:00-20:00
会  場  TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C
料  金  詳細は特設サイトでご確認ください。
参加方法  特設サイトチケットページから希望日時を選択し、オンライン決済(クレジット
      カード)にてお支払いください。購入後のキャンセルはできません。
お問合せ  TOKYO NODE インフォメーション  03-6433-8200(10:00-18:00)
主  催  TOKYO NODE
──────────────────────20231215200525_00012☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

写真家・映画監督の 蜷川実花が
クリエイティブチーム EiM(エイム)として挑む、
作家史上最大の展覧会。

本展では、日常の中にある儚い美しさを永遠の存在として昇華する蜷川実花の制作姿勢を体現し、すべて本展のために撮りおろされた映像や写真を起点に、研究者や建築家、音楽家といった異なる分野の才能と共創された計14もの空間作品で構成されています。
立体彫刻や大型インスタレーションなど自由な手法で表現された作品群は互いに連結しており、 暗闇空間から開始するその展示構成は、これまで蜷川が表現してきた色彩鮮やかな印象を一転させ、静かに鑑賞者の感情を揺さぶります。
会場となるのは、2023年10月6日に開業した情報発信拠点「TOKYO NODE」。
作品群は、地上 45 階、総面積 約1,500 ㎡、天井高さ 最高15m に至る「TOKYO NODE GALLERY」の立地や形状といった会場特性と共鳴するように制作。窓から見下ろす東京の風景をインスタレーションの一部として取り込むなど、訪れるたびに表情の異なるサイトスペシフィックなものとなっています。
まるで “地上200mの桃源郷” を歩むような体験は、現代社会でたおやかに光を見出す彼女の物語をナラティブに追体験させ、内省的な旅へと鑑賞者をいざないます。

<Highlight 展覧会の見どころ>
1 すべてが新作。
CGを用いず「リアル」な被写体で構成された 映像インスタレーション
本展のために制作された映像は、幻想的な美しさながら、CG等を用いずに現実を切り取ったもの。
日常の中にある儚い美しさを、永遠の存在として昇華しています。
2 作品ごとに異なるチームメンバーが結集。
すべてが 展覧会の “顔” レベルとなる、11の作品群
建築、音楽、舞台美術など各分野のプロフェッショナルらと共創。
11作品それぞれが、個展であれば主作品となるレベルで制作されながら、
展覧会として互いに連結したひとつの体験に仕上げています。
3 “巡回不可”、
「地上200mからの東京」を借景にした TOKYO NODE でしか見られないアート体験
各展示は TOKYO NODE の広大なギャラリースペースに合わせて制作されており、他施設で同じ作品体験はできません。
さらに外光すらも作品の一部に取り入れることで、訪れるたびに異なる表情を楽しむことができる設計となっています。
4 “100万色の桃源郷” に飛びこむ。
五感で楽しむ没入型の展覧会。

       ******************************

本展において、私たち EiM が大切にしていることは、日常の中にある一瞬から普遍性を見出し、人々を未来とつなぐことです。何気ない日常の景色であったとしても、少し見方を変えるだけで、異なる美しさや情感に出会うことができます。
また、本展で用いる映像に共通するのが、” 日常の延長で撮影された全て現実の景色であること ” です。これにより、未知なる景色でありながら、懐かしさを感じるような心象風景とつながり、鑑賞体験を結びます。皆さんと共に体験をつくる中で、「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が未来へつながる新しい場になることを願っています。(EiM)

< 蜷川実花 Mika NINAGAWA >
写真家、映画監督
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年 Rizzoli N.Y. から写真集を出版。『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflix オリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。クリエイティブチーム「EiM:Eternity in a Moment」の一員としても活動している。
❖  https://mikaninagawa.com  ❖

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE  本展特設サイト

【展覧会】東京都庭園美術館|蜷川実花「瞬く光の庭」|’ 22年6月25日-9月4日|終了

庭園おもて庭園うら

東京都庭園美術館
蜷川実花「瞬く光の庭」
会  期  2022年6月25日[土]-9月4日[日]
会  場  東京都庭園美術館(本館+新館)
      東京都港区白金台5ー21-9 ハローダイヤル 050-5541-8600
休 館  日  毎週月曜日
開館時間  10:00-18:00(入館は閉館の30分前まで)
観  覧 料  一 般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円、
      65歳以上 700円、中学生・高校生700
      * オンラインによる日時指定制 推奨 です。
主  催  公益財団法人 東京都歴史文化財団  東京都庭園美術館
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蜷川実花は現代日本を代表する写真家・映画監督として、独自のスタイルで知られています。その視線は一貫して、いのちの輝きと儚さに対して向けられてきました。写真を中心に、多岐に渡る表現を手掛ける蜷川ですが、本展では、コロナ禍の国内各地で昨年から今年にかけて撮影された、最新の植物の写真と映像をご覧いただきます。
アール・デコ様式で装飾された当館の建築に、蜷川の作品を重ねることで、様々な時間の交差する場を出現させるものです。植物から植物へと、あたかも蝶のように回遊しながら、蜷川のまなざしを追体験できる貴重な機会となります。

本展に先立ち2018年より国内10か所を巡回した「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」は、コロナ禍までを含む蜷川のキャリアを総覧するものでした。
本展では、さらなる飛躍を期待される蜷川の最新作と、ほかに類を見ない当館の建築空間との競演をお楽しみいただけます。蜷川が今、強く惹かれているという、光に溢れた色 “ 光彩色 ”(こうさいしょく)の世界、夢かと見まがうかのような現実の一瞬を映し 出す写真や、ダイナミックな映像インスタレーションによる、蜷川の新機軸となる 「今」と「これから」にご期待ください。

蜷川実花[にながわみか]/写真家、映画監督
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヵ国で配信中。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題に。2016年、台北現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新。2017年、上海で個展「蜷川実花展」を開催。
2018年から2021年に全国の美術館を巡回した個展「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」は各地で好評を博し、のべ約34万人を動員した。2022年、北京で最大規模の個展「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」を開催中(6月19日まで)。最新監督作『ホリック xxxHOLiC』が2022年4月29日より公開。

※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご参加を。
[ 詳細 : 東京都庭園美術館  展覧会特設サイト ] 

【展覧会】宇都宮美術館|蜷川実花展 ── 虚構と現実の間に ── INTO FICTION / REALITY MIKA NINAGAWA|10月13日ー 12月15日

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蜷川実花展
── 虚構と現実の間に ──
INTO FICTION / REALITY MIKA NINAGAWA
2019年10月13日[日]ー 2019年12月15日[日]
開館時間  午前9時30分-午後5時  *入館は午後4時30分まで

休  館  日  毎週月曜日(祝休日は会館) 10月15日[火]、10月23日[水]、11月5日[火]
観  覧  料  一般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
主  催  宇都宮美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
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写真家の枠を超え、映画、デザイン、ファッションなど多彩な活躍をしている蜷川実花。

色鮮やかな花々を撮影した「永遠の花」や「桜」をはじめ、著名人やスポーツ選手などその時々の顔ともいえる人々を撮影した「Portraits of the Time」、新境地「うつくしい日々」など、「虚構と現実」をテーマに、時代の先端を鮮烈に写し続ける蜷川実花の作品世界を全身で体感する。

【 詳細: 宇都宮美術館 】

【展覧会】 蜷川実花 うつくしい日々   2017年5月10日[水]-5月19日[金] 原美術館[東京・品川]

原美術館 蜷川展
© mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

― 朝起きたら信じられないくらいが青くて、あまりにも綺麗だった。
     どうせ逝くならこんな日がいいよね、って思った。―

おそらくは、本当に大切な人や自身の死と向き合う時の感受性でしか見えない景色があります。体のどこかに常に不安と悲しみを宿しながらも、ふと見上げた空の青さに、芽吹く若葉に、風の薫りに、キラキラとした生を見る ― 『うつくしい日々』はそのような感受性で撮られた作品です。

本展は、蜷川実花が、父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した写真約60点で構成されます。彼女が「逝く人の目で撮った写真」と表現するように、一点一点に、この美しい世界と別れゆく父の視線と、それを受け継ぐ娘の視線が重なります。作品に写る「止まれ」の標識の先に歩みが続くように、命は止まったようでありながら、娘へ、そしてその子供へと繋がれていきます。

『うつくしい日々』が撮影されたのは昨年の春。本展は同じ季節に開催される10日間のかけがえのない展示となります。

【 詳細 : 原美術館