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【展覧会】郡山市立美術館|郡山市立美術館開館30周年記念展 1|ノスタルジックジャーニー 記録する眼|豊穣の時代 ─ 明治の画家 亀井至一、亀井竹二郎兄弟をめぐる人々|’22年11月3日-’23年1月9日

郡山チラシ

郡山市立美術館
郡山市立美術館開館30周年記念展 1
ノスタルジックジャーニー
記録する眼 豊穣の時代 ── 明治の画家 亀井至一、亀井竹二郎兄弟をめぐる人々
会  期  2022年11月3日[木・祝]- 2023年1月9日[月・祝]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(最終入館は 午後4時30分)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
会  場  郡山市立美術館
      963-0666 福島県郡山市安原町字大谷地130-2 Tel. 024-956-2200
主  催  郡山市立美術館
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亀井至一(1843-1905)と、弟・亀井竹二郎(1857 頃-1879)は、ともに写真家・画家として知られる横山松三郎(よこやま まつさぶろう 1838-1884年 幕末・明治初期の写真家、洋画家。別名・文六(三代目)。城郭、社寺などの写真が重要文化財として残っている) のもとで洋画を学び、版画工房・玄々堂(幕末から明治初期の銅版画印刷・石版画印刷・木版画印刷・活字版印刷を家業とした。初代:松本保居、二代:松本緑山)で活動しました。
弟・竹二郎は、文化財保護の先駆者であった 蜷川式胤(にながわ のりたね 1835-1882年、明治初期の官僚、好古家。文部省博物館-現在の東京国立博物館-の開設に尽力、また日本の陶器を海外に紹介)の支援を受けて、東海道の53の宿場を油彩画で描くスケッチ旅行ののち、明治12年23 歳といわれる若さで没します。

この油彩画連作は明治24 年から25 年にかけて石版画として出版されました。元々浮世絵系の版元と関係のあった兄・至一は、その後自ら版元として石版画などを出版。いわゆる額絵と呼ばれる大判の石版画が大きく発展した明治半ば、その中心的な作家のひとりとなりました。こうした亀井兄弟の周辺には、横山や蜷川のほかにも、玄々堂に出入りした画家や文化人、またその後の印刷業界に関係した人々など、多彩な顔ぶれが並びます。
本展では、亀井兄弟と周辺の人々との関わりに焦点をあてることで、これまで見落とされがちであった諸相を検証します。

※ 感染症予防対応実施中です。下掲詳細を確認の上ご参観を。
[ 詳 細 : 郡山市立美術館
[ 参 考 : 活版 à la carte【展覧会】福島県立美術館|企画展 没後200年 亜欧堂 田善|江戸の洋風画家・創造の軌跡|’22年10月29日-12月18日
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