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【展覧会】富山市民俗民芸村 陶芸館|企画展 出あいから生まれたうつわたち|令和3年9月17日ー11月28日

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企画展 出あいから生まれたうつわたち
会  期  令和3年9月17日[金]ー11月28日[日] 会期中無休
開館時間  午前9時 - 午後5時 (入館は午後4時半まで)
観覧料金  大 人:1 館 100円/民俗民芸村 全 館  530円、高校生以下の観覧は 無 料

陶芸館外観富山市民俗民芸村 陶芸館 外観

陶芸館は、明治27(1894)年に市内大塚に建てられた豪農の住宅の一部を移築し、昭和56(1981)年から富山市陶芸館として、全国各地の暮らしのやきものを紹介しています。
◯ 建物のみどころ
建物は、良質な材料を吟味して集め、高度な技術で作られています。
富山県の平野部に建てられた切妻造民家「アズマダチ」の典型として評価を受け、平成9(1997)年に国の登録有形文化財に登録されました。

富山民俗資料館地図富山市民俗民芸村 村内マップ

陶芸品の形や色・技法が生まれる背景には、人や風土、予期せぬ社会の出来事など
との関わりがあります。

◯ 島岡達三(人間国宝)は、複製素材づくりで携わった縄文土器の装飾技法と、組紐師の父が作った組紐をヒントに、独自の縄文象嵌技法を生み出しました。
◯ 戦後、民芸派の若手作家たちが作った数々のピッチャー(水差)は、英国の陶芸家バーナード・リーチとの出会いが大きなきっかけとなっています。
◯ 明治時代に景岸焼(富山県)で焼かれたコーヒ―カップは、万国博覧会への出品や輸出貿易への活路といった新しい時代の変革の波が当地に及んでいたことを物語っています。
◯ 高岡市伏木の古府焼は、常滑陶器学校の教師であった内藤心月が、明治の末に佐渡へ船で向かうために伏木港に寄った縁で創設され、その技は県内の窯業界にも強く影響を与えました。

本展は、民芸派と地元の陶磁器を中心に、やきものと人(師)、物(素材)、事(時代)とのつながりを紐解きます。陶芸品のもつ意外な側面や奥深さに触れていただく機会となれば幸いです。

[ 詳細 : 富山市民俗民芸村 陶芸館  陶芸館 ]