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【公演】国立劇場 大劇場 主催公演|令和元年九月声明公演「黄檗宗大本山 萬福寺の梵唄」|9月7日

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国立劇場
大劇場 主催公演
令和元年九月声明公演「黄檗宗大本山 萬福寺の梵唄」
公演期間  2019年9月7日[土]
開演時間  午後2時開演(午後5時終演予定) * 開場時間は開演の30分前です。
演目・主な出演者

黄檗宗大本山 萬福寺の梵唄
(おうばくしゅうだいほんざん まんぷくじのぼんばい)

解   説

朝   課 (ちょうか)

施 餓 鬼 (せがき)

大般若転読 (だいはんにゃてんどく)

  出演=黄檗宗大本山萬福寺 (京都府宇治市) *字幕表示あり

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【九月声明】萬福寺の梵唄 見どころ、聞きどころ

9月7日[土]午後2時開演の九月声明公演では、黄檗宗-おうばくしゅう-の大本山、萬福寺の梵唄-ぼんばい-をご覧いただきます。
梵唄とは黄檗宗の声明のことで、ほとんどの梵唄は、唐音(韻)と呼ばれる明代の中国語で唱えられます。萬福寺の梵唄はリズムが明確で、速度が速いものが多く、心地よいテンポをお楽しみいただけることも特徴です。

今回の公演では、日々のお勤めの「朝課-ちょうか」、7月・10月に行われる最も特徴のある「施餓鬼-せがき」、年始に行われる「大般若転読-だいはんにゃてんどく」と、萬福寺の主な法要が一度にご覧いただけます。公演に先立ち、萬福寺の梵唄の魅力の一部をご案内します。

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◉ 朝 課
「朝課」は、朝を知らせる巡照板を打つ音からはじまります。音を合図に起床した僧侶は、一日のはじまりの経文を唱えます。
黄檗宗では、巡照板をはじめ、鳴り物を多く使用することも特徴の一つです。どのような楽器が舞台で使用されているかぜひお確かめください。

◉ 施 餓 鬼
「施餓鬼」は、“ 施餓鬼壇 ” と呼ばれるこの法要のための特別な台の上で行われます。そこでは、導師が宝冠を被り、複数の印を結んだり、鈴や金剛杵-こんごうしょ-を振るなど密教的な色合いが強い様々な所作を行います。また、散華ではなく、饅頭を撒くところも独特です。どうぞお見逃しなく。

daihannya4◉ 大般若転読
「大般若転読」は、玄奘三蔵(三蔵法師)が伝えた全600巻からなる大般若経を転読する法要です。蛇腹状の経典を流して読む姿は、ダイナミックで美しく、見ごたえがあります。萬福寺においては、施餓鬼と並ぶ大法要です。

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このように、本公演では他宗派の声明とは異なる、黄檗独自の音楽世界をご紹介します。
また、当日はロビーにおいて、京都・宇治市にちなんだ物産展を開催しますので、ぜひお立ち寄りください。
見どころ、聞きどころ満載の声明公演をどうぞお楽しみに!

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