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【展覧会】 京都dddギャラリー ライゾマティクス グラフィックデザインの死角

20160517130206999_0001京都dddギャラリー第208回企画展
ライゾマティクス グラフィックデザインの死角
◯ 会   場=京都dddギャラリー
〒616‒8533 京都府京都市右京区太秦上刑部町10

◯ 期   間=2016年5月26日(木)- 7月9日(土) 
◯ 開館時間=11:00-19:00 * 6月26日(日)の特別開館・土曜は18:00まで  
                       休館=6月26日を除く、日曜・祝日   入場無料
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最新のデジタルテクノロジーを駆使し、Webから空間におけるインタラクティブデザイン、幅広いメディアで常に既存の枠組みを越えた多様なジャンルのクリエイションを切り開いてきたライゾマティクスが選んだ今回のテーマ「グラフィックデザイン」には、感覚的な部分が多く含まれており、非常に抽象的な工程を経てデザインが行われています。

今回の展覧会では、従来ブラックボックス化されている、デザインにおける抽象的な工程を明確に言語化することで、グラフィックデザインの制作における創造性を浮き彫りにする試みをおこないました。
グラフィックデザイン界のレジェンドである田中一光、福田繁雄、永井一正、横尾忠則各氏が手がけた膨大なポスターを徹底的に解析し、配色・構成・感性という三つの要素及び、それらを掛け合わせたグラフィックにより、従来のデザインフローとは違う新たなグラフィックデザインのプロセス、グラフィックデザインの「死角」に迫ります。
【 詳細 : 京都 ddd ギャラリー 】

【展覧会】 京都dddギャラリー 21世紀琳派ポスターズ 10人のグラフィックデザイナーによる競演

20160321235051001_0001 20160321235051001_0002 16-17世紀の俵屋宗達、17-18世紀の尾形光琳、18-19世紀の酒井抱一。
江戸時代、およそ100年ごとに、直接の師承関係ではなく私淑というかたちで琳派の系譜は継承されてきました。光琳は宗達の、抱一は光琳のスタイルとセンスを、時空を超えたシンクロニシティーによって血肉化し、コンテンポラリーな創造を成し遂げたのです。

そして、20世紀においては、硬直化、保守化した日本画壇ではなく、むしろ先鋭的なデザインの世界にこそ、琳派のエッセンスが受け継がれています。
戦後のデザイン界を牽引した田中一光は、1960-70年代に琳派をはじめとする日本の古美術を巧みに引用したポスターを多数制作しました。彼こそが、まさに「20世紀琳派」というべき存在だったのです。
では、21世紀に琳派はどのように受け継がれるのでしょうか。本展では、第一線で活躍するデザイナー10人に琳派からインスパイアされたポスターの制作を依頼し、一堂に展示します。「21世紀琳派」の競演をお楽しみください。
(山下裕二/美術史家・明治学院大学教授)

◯ 会場  京都dddギャラリー第207回企画展
◯ 日時  2016年04月04日(月)~05月13日(金)
【 詳細 : 京都dddギャラリー 】