「和字と漢字 今田欣一の書体設計」

書体デザイナーの真打 ついに登場!
今田欣一氏講演会「和字と漢字」のお知らせです。

 今田欣一さん(1954年 岡山県生まれ)は、写真植字用書体の設計を経て、現在では多くのデジタル書体を設計する活字書体設計者(タイプフェイスデザイナー)です。
現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のタイトルにも今田さん設計による「きざはし」という書体が使われています。
シャイな今田さんは、いままであまり講演会などの表舞台でお話をされる機会がありませんでしたが、今回、満を持して、講演をしていただける運びとなりました。
今田さんは、金属活字の書体デザイナーではありませんが、今田さんの設計したデジタル書体のなかでも特に「正調明朝体 金陵」シリーズは、既存の金属活字には無い書体であり、エッジの効いた迫力のある書体で、樹脂凸版にして印刷をおこなえば活版印刷との相性も抜群。レタープレス・プリンターにもお勧めのデジタル書体としてたいへん好評を得ている書体です。
今回の講演会では、書体設計に関する技術的なお話はもちろん、今田さんがタイプフェイスデザイナーになったいきさつなどもお話していただきますので、活字書体について興味のある方も、あまりよくご存知ない方でも、それぞれに楽しんでいただける内容となっています。
たくさんのご参加をお待ちしています。

【講演の主要テーマ】
◎ 講師紹介「欣喜堂書体」の書籍装幀を中心とした使用例を紹介
◎ 漢字・和字・欧字書体の研究と分析、その混植への提案
◎ 欣喜堂漢字書体「正調明朝体 金陵」の設計意図とその展開
◎ 欣喜堂和字書体「まどか」の設計意図とその展開
◎ 欣喜堂書体関連資料の展示

【日 時】  2011年7月3日(日)
14:00より——終了予定16:00
(受付開始 13:30)

【会 場】  東洋美術学校C棟C-1教室
162―0067 東京都新宿区富久町2―6
アクセス・地図 はこちらから
・都営新宿線「曙橋駅」下車徒歩8分
・東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」下車徒歩10分
・学校法人専門学校 東洋美術学校C棟(地下1FC1教室)

【参加費】
1,000円 (資料代・消費税込・当日会場にてお支払い)

【主  催】 [お申込み、お問い合わせ先]
株式会社 朗文堂 タイプ・コスミイク
160―0022 東京都新宿区新宿2―4―9
@メール : robundo@ops.dti.ne.jp
telephone 03―3352―5070
facsimile 03―3342―5160

講演会参加ご希望者様は、配布資料などの諸準備がございますので、6月21日までに、「今田講演会参加希望」の件名で、お名前、参加人数、ご連絡先をご記入の上、朗文堂宛、@メールでお申込みください。3営業日以内にお断りの返信が無い場合は、受付完了とさせていただきます。

【講師紹介】
今田欣一:活字書体設計者(1954年5月9日— )
1954年岡山県和気町生まれ。1977年九州産業大学芸術学部デザイン学科修了。同年株式会社写研に入社し、文字開発部デザイン課に勤務。さまざまな書体開発に携わった。1996年株式会社写研を退社し、翌年有限会社今田欣一デザイン室を設立して現在に至る。