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アラタ1209

こんな時代だから、金属活字も創っています!
コレダ ! カタ仮名専用活字ガ復興シマシタ
アラタ 1209New Product


asteriskアラタ 1209 天地 12pt, 左右 9pt.

 サラマ・プレス倶楽部特製文選箱入フォント・スキームセット 29,400

サラマ・プレス倶楽部は、活字版印刷術のよきルネサンスを願って、意欲ある活字鋳造所と協力しながら、適切なフォント・スキームにもとづいた新鋳造活字を提供しています。

しかし、書体とサイズ毎に膨大な数量となる漢字活字を揃えるためには、やはりユーザーの高負担となります。また、必要のたびに活字をバラ(単品・1 本売り)で買うと、1 本あたりの単価は無視できないほどの高額になってしまいます。

金属活字が、ある意味では追いこまれながらも、あらたな意義と役割をもって再興への歩みを進めている現代、若干の窮屈は承知の上で、カナモジ完結書体の金属活字化に着手して、さらに活版ルネサンスを進展させるために、日本語表記をできるだけ効率よく、しかも低予算で組版できる金属活字書体として「アラタ 1209」を開発しました。

こんな時代だから、金属活字も創っています。
アラタ 1209 あなたの活版ライフのスタートは
活字版印刷機Adana-21Jと、新鋳活字「アラタ1209」から。
サラマ・プレス倶楽部がお手伝いします!

アラタ 1209(イメージ)


活字ルネサンス──こんな時代だから、金属活字もつくっています。
カタ仮名とひら仮名の歴史を検証する

カタ仮名は仮名文字のひとつで、ひとまとまりに発音される最小単位の音節(syllable)からなる音節文字(syllabograph, syllabogram)です。阿→ア、伊→イ、宇→ウ、久→ク、己→コのように、漢字の一部分(片)をとってつくられた文字記号で、平安時代初期に漢文読み下しのための「漢文訓点」にもちいられました。当初はさまざまな字体がありましたが、平安末期にほぼ現行のものにちかい字体となってこんにちにいたっています。

 いっぽう、ひら仮名は、やはり平安初期に漢字の草体の仮名をさらにくずしてつくった音節文字です。おもに女性(おんなで)がもちいたので、女手、草仮名などとよばれ、おおくの異体字がありました。「ひらがな」の称は後世のもので、字音と形象が定まったのも戦後のことでした。

 カタ仮名は、現在ではおもに、外来語の表記や擬音語の表記に多くもちいられていますが、わが国の文字の歴史を振り返り、文字形象をあらためてみると、簡素で、判別性にもすぐれ、独立した音節文字としての長い歴史と体系をもっていることがよくわかります。

カタカナワ ウエハンブンデ ヨメル

活字ルネサンス──こんな時代だから、金属活字もつくっています。
いまから買いそろえると、金属活字はやはり高負担になりがちです。

サラマ・プレス倶楽部は、活字版印刷術のよきルネサンスを願って、意欲のある活字鋳造所と協力しながら、適切なフォント・スキームにもとづいた新鋳造活字を提供しています。しかし、書体とサイズ毎に膨大な数量の漢字活字を揃えるためには、やはりユーザーの高負担となることが避けられません。

 また利便性が特徴のパソコン用デジタルタイプをみると、明治以来営々と重ねられてきた、使用頻度の低い漢字使用の抑制や、字体統一への努力が軽視され、異体字を含めて限りない字種の増殖がつづいています。

 そんないま、必要のたびに活字をバラ(単品)で購入すると、1 本あたりの単価は無視できないほどの高額になるのも事実です。それではせっかく新芽を吹きだしたわが国のプライヴェート・プレスの進展にとって大きな障害となりかねません。

フォント・スキーム

キャラクタ数の少ない欧文活字にくらべ、漢字を中心に圧倒的にキャラクタ数の多い和文活字の新設備は、活版ユーザにとっては高負担になりがちです。

活字ルネサンス──こんな時代だから、金属活字もつくっています。
コンピュータの利便性が低かった時代に最初に採用された日本語活字

IT 時代とよばれ、栄耀栄華をきわめているコンピュータですが、その開発初期は演算機能が中心でした。それが次第に機能拡張され、清打ちタイプライタ、あるいは DTP システムの原型ともいうべき IBM72 という、簡便な記憶機能と演算機能を備えたタイプライタが 1961 年に発売され、爆発的なヒット商品となりました。

 IBM72 にはさまざまな機種が登場し、日本語対応も求められましたが、そこで最初に採用されたのがミキ イサム氏によるカタ仮名活字だったことは画期的でした。ついで旧日本国有鉄道が、新幹線などの指定席用に採用した日立データタイプライタ(通称マルス)にもミキ イサム氏制作のカタ仮名と、追加文字として、欧文・数字・特定漢字36キャラクタが採用され、長らく「緑の窓口」などで使用されました。

 また、かつての高速通信の手段であった電報は、カタ仮名のみのできるだけ少ないキャラクタで、簡潔に情報を伝える文体が発達していました。「チチキトクウナカエレ」のような、「ウナ電」とよばれた至急電報(英語で至急の意を表す urgent のはじめの 2 文字のモールス符号が、仮名の「ウ・ナ」に相当することから名づけられました)や、春の大学入学試験の時期には、正門脇に電報受付特設コーナーが設けられて、合格をあらわす「サクラサク」や、不合格をしめす「サクラチル」に、一喜一憂した時代もそう昔のはなしではありません。

 このようにカタ仮名特有のコンパクトで利便性に優れた機能が、かつては多くの用途に利用されていました。

カナモジカイ ノ
カナモジカツジ

カナモジカイは 1920 11 1 日に山下芳太郎、伊藤忠兵衛、星野行則らによって「假名文字協会」として大阪市東区に設立されました。その活字鋳造を担ったのはおもにモリカワ リョウブンドウ/森川龍文堂」でした。このパンフレットは故ミキ イサムから提供をうけたもので、1935 — 40 年ころの制作とみられます。収録書体は平尾善治、猿橋福太郎らの制作によるカタカナと、稲村俊二の「スミレ」、松坂忠則の「ツル」などです。ミキ イサムは「ツル」を高く評価しており、ミキ イサムのカタカナのエレメント、形象には「ツル」からの影響が顕著です。

活字ルネサンス──こんな時代だから、金属活字もつくっています。
もっとも定評ある「アラタ C」をベースに「アラタ 1209」を創ります。

このような歴史と現状を踏まえ、さらに活版ルネサンスを進展させるために、日本語表記をできるだけ効率よく、しかも低予算で組版できる金属活字書体としてサラマ・プレス倶楽部が着目したのが、前述したミキ イサム氏による「カタ仮名活字 アラタ C」でした。

「カタ仮名活字」は前述のように、長い歴史を有し、多方面の用途を担ってきました。なかでも「アラタ C」は、適度な黒みと、欧文書体のように明確なラインが設定されており、ウエエダという突起部をもつことが特徴です。また判別性に優れた書体として評価が高く、さまざまな分野で用いられていました。

アラタC

 金属活字がある意味では追い込まれながらも、あらたな意義と役割をもって再興への歩みを進めている現代、朗文堂 サラマ・プレス倶楽部では、若干の窮屈は承知の上で、カナモジ完結書体の金属活字化に着手いたしました。そしてそのために、まずもっとも定評のあるカナモジ書体である「アラタ C」のライセンスを、朗文堂 サラマ・プレス倶楽部が株式会社モトヤより取得いたしました。

 かつてモトヤでは「アラタ・サカエ・アキラ・クレハ・アラタ(ヒラガナ 1962)」などの書体を金属活字で供給していましたが、時代の趨勢によって、金属活字、パターン、活字母型などはすでに処分されていたため、デジタルデータの支給をうけるという形でした。 それをもとにサラマ・プレス倶楽部で正確な原字版下を作成し、亜鉛凹版による活字パターンの作成を経て、ベントン型彫刻機をもちいて活字母型の彫刻をおこなうという、金属活字全盛期さながらの技法や工程そのものを復活・展開させる試みとなりました。

 サイズはユーザーの利便性を考慮し、天地 12 ポイント、左右 9 ポイントとして、一部の約物類は既存の 12 ポイントのものを流用できるように配慮しました。

活字ルネサンス──こんな時代だから、金属活字もつくっています。
「アラタ 1209」はお求めやすいフォント・スキームでの販売です。

このようにして、21 世紀になってはじめて誕生した本格的な文字セット活字の創造には、それなりの困難と障害がありました。しかしそれらはライセンス供与社の株式会社モトヤをはじめ、協力企業各社の支援を受けながら、ひとつひとつ乗り越えていきました。

 そしてここに「アラタ 1209」と名づけられたあらたな活字が誕生しました。「アラタ 1209」は朗文堂 サラマ・プレス倶楽部の専売品で、使用頻度の高い「ア・イ・カ・ノ」などの字種は多く、「ヰ・ヱ・ヴ・ヮ」などは少ない字種配当表を作成し、1 フォントが文選箱 1 箱に納まるように構成した独自の「カタ仮名フォント・スキーム」を採用しています。

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 懐かしいのに新しい、最新の金属活字書体「アラタ 1209」を、皆さまぜひともご愛用ください。

「アラタ 120912 ポイント 全キャラクタ


ミキ イサム

1971 年(昭和 46 3 10 日)カナ ノ ユウベ ニテ

《原字制作者プロフィール:ミキ イサム 1904 — 1985 年》

明治 37 年 — 昭和 60 年。和歌山中学卒。東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科卒。研究科修了。この間財団法人カナモジカイに入会。彫刻家の道を歩みながら、視覚障害者対象のカナ・タイプライタの研究開発に従事する。

 第二次世界大戦終結後凸版印刷株式会社に入社。板橋工場ベントン彫刻部に 1959 年(昭和 34)定年退職時まで在職。その後モトヤの古門正夫前社長の委嘱により、1949 年にご子息の名前を冠した「アラタ(カタカナ)」を発表。同社には「アラタ・サカエ・アキラ・クレハ・アラタ(ヒラガナ 1962)」などの金属活字書体をのこした。

 1967 年(昭和 42)に写真植字機研究所(現写研)の依頼を受けて「アラタ・ホシ・クレハ・サカエ」などの書体を写植文字盤とした。

 その間、財団法人カナモジカイ理事、美術部長を歴任した。それ以降も IBM72 用カナ書体、国鉄乗車券用に日立データタイプライタ書体などの開発に従事した。なお、カナモジカイの精神に則り、ご本人はその使用を避けられていたが、本名の漢字表記は「三木凱歌」であった。

ライセンス供与・監修/株式会社モトヤ 原字制作/ミキ イサム 資料協力/ミキ アラタ

アダナ・プレス・倶楽部: 特別企画・限定商品

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