平野富二と活字*03|『活字界』牧治三郎二回の連載記事に 戦慄、恐懼、狼狽した活字鋳造界の中枢

『活字界』での牧治三郎 二回の連載記事に 戦慄、恐懼、狼狽した活字鋳造界の中枢 牧治三郎の問題提起「旧東京築地活版製造所跡に記念碑を建設する件」をうけて 当時の執行部は、驚愕、戦慄、恐懼、狼狽して「禊ぎと祓い」にはしった […]

【一周忌にあたり再掲載】 タイポグラファ群像 008* いちずに本木昌造顕彰にはげんだひと 阿津坂 實

本稿初出は2015年09月28日であったが、一周忌にあたり再掲載した。 近代活版印刷術発祥地のひとつ、長崎にうまれた阿津坂 實(あつさか みのる)氏は、徴兵検査にさいし胸部疾患が疑われて軍隊への召集を免れた。その後は療養 […]

タイポグラファ群像 008* いちずに本木昌造顕彰にはげんだひと 阿津坂 實

近代活版印刷術発祥地のひとつ、長崎にうまれた阿津坂 實(あつさか みのる)氏は、徴兵検査にさいし胸部疾患が疑われて軍隊への召集を免れた。その後は療養につとめ、また地元の印刷企業に勤務していた。 第二次世界大戦末期の194 […]

【字学】 わが国活字の尺貫法基準説からの脱却と、アメリカン・ポイントとの類似性を追う*01 考察のはじめに

《 活字における尺貫法と ヤード ・ ポンド法、 基本尺度の相違 ―― どこかで見た風景 》 本項の初出は、そのまま掲載してあるが、<花筏 平野富二と活字*08 天下泰平國家安全 新塾餘談初編 一、二 にみる活字見本(価 […]

平野富二と活字*08 天下泰平國家安全 新塾餘談初編 一、二 にみる活字見本(価格付き)

長崎港のいま。本木昌造、平野富二関連資料にしばしば登場する「崎陽 キヨウ」とは、長崎の美称ないしは中国風の雅称である。ふるい市街地は写真右手奥にひろがる。 『 崎陽 新塾餘談 初編一、初編二 』  ともに壬申二月 ( 明 […]

平野富二と活字*06 嫡孫、平野義太郎がのこした記録「平野富二の首證文」

この金を借り、活字製造、活版印刷の事業をおこし 万が一にもこの金を返金できなかったならば この平野富二の首を差しあげる (平野義太郎 『活字界 31号』 p.4 昭和46年11月5日) 平野富二がもちいた印鑑二点(平野ホ […]

平野富二と活字*05 ついに驟雨のなかに迎えた『活字発祥の碑』除幕式

『活字発祥の碑』 除幕式挙行 なぜか剣呑なふんいきにおおわれた除幕式の会場 そしてついに、周旋役の座を追われた牧治三郎 パンフレット『活字発祥の碑』 編纂・発行/活字の碑建設委員会 昭和46年06月29日 B5判 28ペ […]

平野富二と活字*04 多くのドラマを秘めて建立が決定した「活字発祥の碑」

「活字発祥の碑」建立に向け 長年の黒子の役割をかなぐり捨てた牧治三郎 懇話会館、銅配給統制協議会、日本故銅統制会社 そして変体活字廃棄運動と印刷企業合同の鍵を握るひと  東京築地活版製造所跡に現存する「活字発祥の碑」、そ […]

平野富二と活字*02|東京築地活版製造所の本社工場と、鋳物士の習俗

紅蓮の火焔を怖れ、敬い、火焔から再生する鋳物 -活字鋳造-に執着した特殊技能者の心性 《ふしぎなビルディングがあった……》 このビルの敷地は、旧住所:京橋区築地二丁目万年橋東角二十番地、現住所:東京都中央区築地1-12- […]

平野富二と活字*01 『活字界』と「活字発祥の碑」

「活字発祥の碑」をめぐる諸資料から 機関誌『活字界』と、パンフレット『活字発祥の碑』 平 野  富 二 (1846.8.14-92.12.3,  弘化3-明治25) (平野ホール所蔵) 《活字発祥の碑とは …… 》 この […]

A Kaleidoscope Report 005 『東京築地活版製造所紀要』紹介

A Kaleidoscope Report 005 資料/『東京築地活版製造所紀要』紹介 ふしぎな資料がある。題して『株式會社東京築地活版製造所紀要』である。 題名が平板だし、パラッとみたときは単なる企業紹介誌かとおもっ […]

A Kaleidoscope Report 002

『 活字発祥の碑 』をめぐる諸資料から 機関誌『 印刷界 』と、 パンフレット『 活字発祥の碑 』 『 活字発祥の碑 』 編纂 ・ 発行 / 活字の碑建設委員会 昭和46年6月29日 B5判  28ページ  針金中綴じ  […]