和文金属活字
号数・ポイント体系基準スケール
金属活字の全盛期には活字そのものがスケールとしてもちいられていました。スケールとしては簡便な「活字尺」という金属製のスケールがあっただけで、それを扱う印刷人や編集者との簡単な目安だけですんでいたようです。つまり活字版製造や活字版印刷は特殊な職業領域とみなされていましたからそれで足りていたのかもしれません。
ところで金属活字、とりわけ号数体系金属活字が衰退しつつある現在ですが、近代タイポグラフィの貴重な資料としての書物は膨大にのこっていますし、その多方面からの研究がはじまりつつあります。
こうした書物の歴史研究や活字の研究には必須の「和文活字号数体系基準スケール」が、春田ゆかりさんのご努力で完成しました。ご存じのように金属活字号数体系はかならずしもきまった寸法が提示されていたわけではありません。したがってそれぞれのスケールには微妙な寸法誤差もみられました。そこで春田ゆかりさんはかつて新宿活字社が製作した活字スケールから採寸してできるだけ誤差をおさえるように工夫をこらしています。それを組版工学研究会では使いやすいようにフィルムに出力し、ポイント体系基準スケールとセットにしました。
和文金属活字号数・ポイント体系基準スケール
A4 サイズ 3 枚組
組版工学研究会提供 特別販売価格 ¥5,000(送料・税別)
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