活字サイズ照合キット
活字版印刷実践派必携の小道具です。
活字とカッパン印刷機器には、あきらかなモノとしての存在感と、サイズと重量があります。カッパン・ビギナーを脱して、徐々に各種の活字に触れるようになると、時折、「アレッ、この活字は、何号・何ポイントだろう?」といった疑問が生じるものです。
あるいは、カッパン印刷を実践されていなくても、活字書体に興味をお持ちのかたや、研究対象とされているかたもたくさんいらっしゃいます。
そんなとき、そんなかたに、とっても便利な「活字サイズ照合キット」をサラマ・プレス倶楽部が開発しました。
「活字サイズ照合キット」は、15 の小さな枠に仕切られたプラスチック・ケース( 150×90cm )で、そのなかに初号から旧 8 号までの、わが国のカッパン印刷でもっとも良く用いられる 15 のサイズの活字もしくは込め物の現物がはいっています。
サイズを確認したい活字があったら、それと並べて、現物同士を触りながら比較・確認ができますので、活字サイズ確認のもっとも堅実な手段といえるでしょう。確認が済んだら、見本活字の底部(ゲタの部分)には赤く着色してありますので、見本活字はケースに戻していただけば、見本活字と使用活字が混じり合うことはありません。
ご存じのように「号数制活字」には、明治最初期から採用されてきた「旧号数制活字」と、昭和 37 年制定の JIS 規格にもとづく「新号数制活字」があります。ところが東京を中心とする首都圏の活字鋳造所は現在も「旧号数制活字」をもちい続けていますが、他の地域では JIS 規格の制定後に次第に「新号数制活字」をもちいてきたという歴史があります。ですから「号数制活字」、とりわけ 1 号、3 号、4 号、6 号、8 号には、微妙な地域差があります。その違いを確かめるためにも好適なキットです。
また、活字の高さ(長さ)も昭和 37 年に JIS 規格で基準寸法を 23.45mm と定めましたが、その統一は容易ではなく、各社・各地方で微妙な差異がありました。
それらの詳細資料は用語集 » 活字の大きさ / » 活字の高さ をご覧ください。
活字サイズ照合キット 本体 1,500 円(送料別途)
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