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【お知らせ】会社住所移転のお知らせ|朗文堂/サラマ・プレス倶楽部ゟ

当社の移転計画を発表してから時間が経過しましたが、2020年02月01日より、朗文堂/サラマ・プレス倶楽部は下記住所地に移転いたしました。
この間なにかとご不便をおかけいたしましたことを深くお詫び申しあげます。
恐縮ながら、お手元の住所録の「住所のみ」をご変更たまわりたく存じます。電話、ファクシミリ、URL アドレスなどには変更がございません。

セキュリティ管理の厳しい建物となりましたので、お手数ながら来社ご希望のお客さまは、必ず事前にご予約のうえ、お越しいただけますようお願い申しあげます。

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  株式会社  朗 文 堂 / サラマ・プレス倶楽部
  162-0065 東京都新宿区住吉町8-13-204

  電    話 03-3352-5070(変更ありません)
  ファクシミリ 03-3352-5160(変更ありません)
  http://www.robundo.com  http://robundo.com/salama-press-club/
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【News Release】千代田区|まちの記憶保存プレート|1872年 明治五年 活字を用いた近代印刷の起点|千代田区神田和泉町1和泉小学校地先 植栽帯内に設置

千代田区「まちの記憶保存プレート」
設  置  者:東京都千代田区
設置場所:東京都千代田区神田和泉町1和泉小学校地先 区道植栽帯内
設置年月:2019年12月24日

◉ JR中央線・総武線「秋葉原」駅 昭和通り口より徒歩5分

まちの記憶
1872年
明治五年
活字を用いた近代印刷の起点
鋳造活字製造の事業化を果たした平野富二は、津藩主藤
堂和泉守屋敷の門長屋を再活用した活版製造・販売所を
開設し、これを機に全国的な規模で活版印刷が普及した。


[ 詳細: 平野富二の会 ]
[ 参考:活版 à la carte【平野富二の会】日本近代医学とタイポグラフィ揺籃の地|東京都千代田区神田和泉町 1 資料|「江戸名所道外盡 外神田佐久間町 廣景画」安政六年(1858年)披露 ]

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【緊急のお知らせ】新型コロナウイルス感染防止策|国立博物館、国立劇場などが休館・公演中止|報道:毎日新聞 ’20年2月26日

新型コロナウイルス感染防止策
国立博物館、国立劇場などが休館・公演中止

              毎日新聞 2020年2月26日 20時04分

萩生田光一文部科学相は26日、新型コロナウイルス感染防止策として、3月15日まで、国立の博物館や美術館、劇場に閉館するよう要請した。
これを受けて、東京国立博物館(東京都台東区)では、27日から3月16日までの全館休館を決めた。

同13日から開催予定だった特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」は同17日に開幕を延期する方針。また、同24日から5月10日の会期で開催準備が進んでいた特別展「敦煌 シルクロードのみほとけ」は延期する。実施会期は未定。

このほか、▽京都国立博物館(京都市)▽奈良国立博物館(奈良市)▽九州国立博物館(福岡県太宰府市)▽新国立劇場(東京都渋谷区)▽国立能楽堂(同)▽国立劇場(千代田区)▽国立演芸場(同)▽国立文楽劇場(大阪市)── が休館や主催公演の中止を決めた。
──────────────
本{ NOTES ON TYPOGRAPHY }では、国立劇場をはじめ、各種劇場・博物館・美術館関連の情報もたくさん提供してまいりました。本日、これらの各種施設から「緊急プレスリリース」などをもって、公演・展示・イベントの中止・延期情報が到着しています。
また施設によっては、いま現在では詳細な結論にいたっていないとされるケースもありますので、中止が公表されたイベントでも、もうしばらく本欄では該当イベントの削除などはいたしません。

したがいまして、恐縮ながら読者の皆さまは、該当イベント紹介の最終部に必ず表記してある[ 詳細 : リンク先 ]をご確認の上、ご参加・お出かけたまわりたく存じます。
いずれにしましても、いまだ事態は流動的であり、予断はできません。ここは周章狼狽することなく、冷静沈着に対応したいところです。そして新型コロナウイルス感染症の一刻もはやい終息と、皆〻様のご健勝をこころより祈念いたします。

【WebSite 紹介】 瞠目せよ諸君!|明治産業近代化のパイオニア 平野富二|{古谷昌二ブログ28}|国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その2)

明治産業近代化のパイオニア

平野富二生誕170年を期して結成された<「平野富二生誕の地」碑建立有志会 ── 平野富二の会>の専用URL{ 平野富二  http://hirano-tomiji.jp/ } では、同会代表/古谷昌二氏が近代活版印刷術発祥の地:長崎と、産業人としての人生を駈けぬけた平野富二関連の情報を精力的に記述しています。
本稿もこれまでの「近代産業史研究・近代印刷史研究」とは相当深度の異なる充実した内容となっています。読者諸賢の訪問をお勧めいたします。

古谷昌二ブログ ── 国内外の博覧会国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その2)

ab8a2b0e21f54ff5474ba991de0cb37c-300x199-300x199まえがき
(4)第二回内国勧業博覧会
     博覧会の概要
     築地活版製造所からの出品
     「字見本帳」について
     他社による活版印刷機の出展
     弘道軒神崎正諠とのひと悶着
(5)ロンドン万国発明品博覧会
  (International Inventors Exhibition, London)
(6)第三回内国勧業博覧会
(7)コロンブス世界博覧会(シカゴ万国博覧会-1893年)
   The World’s Columbian Exposition at Chicago, 1893
(8)第四回内国勧業博覧会
(9)第五回内国勧業博覧会
(10)その他の地方博覧会
    1)東京勧業博覧会
    2)東京大正博覧会
    3)平和記念東京博覧会
    4)大礼記念関連の地方博覧会
      ・大礼記念国産振興東京博覧会
      ・ 東北産業博覧会
      ・御大典奉祝名古屋博覧会
      ・大礼記念京都大博覧会
ま と め

図29-1 第二回内国勧業博覧会案内図(国文社)
図29-2 明治12年6月版『BOOK OF SPECIMENS』の扉ページ
図29-3 第三回内国勧業博覧会場之図
図29-4  大阪活版製造所の広告チラシ
図29-5 明治36年11月版『活版見本』の表紙

[ 国内外の博覧会国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その2)  古谷昌二まとめ ゟ ]

前回の(その1)では、その最初として1867(慶應3)年に開催されたパリ万国博覧会で渡仏した清水卯三郎が「フランスみやげ」とした石版印刷機と足踏印刷機について紹介し、1876(明治9)年にアメリカで開催されたフィラデルフィア万国博覧会と明治10年(1877)に開催された第一回内国勧業博覧会に出品した活字と印刷機について紹介した。

今回は(その2)として、明治11年(1878)9月に平野富二が本木小太郎に築地活版製造所の経営を返還・移譲し、本木小太郎の後見人となって以降について紹介した。

明治14年(1881)に第二回内国勧業博覧会が開催され、本木小太郎の名前で各種印刷機と各種活版、字見本帖を出品した。また、1885(明治18)年にはロンドン万国発明品博覧会には平野富二が本木小太郎の代理として活字見本と活版印刷見本を出品した。

明治18年(1885)4月、有限責任の株式組織として本木家から独立した東京築地活版製造所は、平野富二を初代社長に選任した。明治22年(1889)6月になって平野富二は社長を辞任して、第二代社長は空席のまま、本木小太郎が社長心得となった。以後、平野富二は東京石川島造船所の経営に専念して、自ら東京築地活版製造所の経営に関与することはなかった。この間、明治23年(1890)に開催予定だった第三回内国勧業博覧会の出品準備が行われたが、博覧会開催は曲田成が社長に就任した後のことである。

明治23年(1890)1月、本木小太郎の辞任により、曲田成が第三代社長に就任した。野村宗十郎は社長曲田成の下で明治25年(1892)8月に副支配人、明治26年(1893)8月に支配人となった。この間、明治23年(1890)4月から第三回内国勧業博覧会が開催され、東京築地活版製造所から活版組立板と石版印刷物が出品された。また、大阪活版製造所から十六片紙ロールマシンと活字額面が出品され、会場内で活版印刷機の図入り広告が印刷、配布された。

明治27年(1894)10月、社長曲田成の病死により名村泰蔵が第四代社長に就任した。この間、明治28年(1895)の第四回内国勧業博覧会では改正明朝体活字を出品、明治36年(1903)の第五回内国勧業博覧会ではポイント活字を出品して名誉銀牌を授賞、明治40年(1907)の第六回内国勧業博覧かに代わる東京勧業博覧会では仮名付活字と写真石版印刷物を出品して名誉金牌を授賞した。

明治40年(1907)9月、名村泰蔵の病死により支配人野村宗十郎が第五代社長に就任した。大正14年(1925)4月、野村宗十郎の病死により松田精一が第六代社長に就任した。
この間、府県庁またはその関係団体主催の各種博覧会に活字を出品して名誉賞を受賞している。

東京築地活版製造所は、業界の老舗でリーダーであったことから、出品した活字・活版については毎回、何らかの賞牌を授賞している。しかし、印刷機については、途中から自社内での製造を中止し、大阪活版製造所に委託したことから、機械分野での出品は見られなくなった。一方、明治17年(1884)から社内に印刷部を新設して印刷事業に本格進出し、石版印刷に力を注いだことから、石版印刷物の出品で受賞するようになった。

本稿では、平野富二が関わった博覧会の出品については詳しく述べたが、それ以降の博覧会については概要を述べるにとどまった。国立国会図書館には博覧会関係資料が数多く保管されており、それらは「国立国会図書館所蔵博覧会関係資料目録」(『参考書誌研究』、第44号、1994.8、国立国会図書館発行)に掲載されている。参考になる筈である。

【ことのは】ローマ字表記の周辺を巡ってⅠ|和文表記・欧文表記(ローマ字表記)いずれも邪険に除けもの扱いの「づ」をきっかけに

◉『広辞苑』(第六版、2012、岩波書店)
【 づ 】

「つ」の濁音。鎌倉時代までは舌尖有声破裂音〔du〕であったが、のちに舌尖有声破裂摩擦音〔dzu〕となり、室町末期には「ず」〔zu〕と混同しはじめ、現在一般には「づ」「ず」の区別はない。
──────────────
◉ 平野富二の会:平野正一さんからのメール紹介  ’20年02月27日

冬らしい寒さもほとんど無く、春の足音が近づいてきました。
おかわりありませんか。
ところできょうは、つまらない質問をさせていただきたく Mail しました。
テレビのニュースで手塚治虫が紹介されていたのですが、そこでは手塚治虫のローマ字表記は TEZUKA とZU になっていました。念のため調べたネットのオフィシャルサイトでも「 TEZUKA OSAMU OFFICIAL 」になっていました。

ローマ字では、TEDUKA、つまり「づ」はDUと標記すべきなのではないかと思いました。発音では「ず」「づ」はほぼ同じ(厳密にいえば違うのかもしれませんが)なのですが、手塚治虫の塚は〔ひら仮名表記では〕「づか」であって「ずか」ではありません。
ローマ字標記はこだわらなくていいものなのか …… 。ルールがあるのか、無いのか、アバウトなものなのか、この周辺状況をご教授くださいませ。
お忙しいところ、申し訳ありません。
ポストカード」の一件もあったので妙にこだわっています。

{新宿餘談}
きさらぎ二月の末、会員の平野正一さんから@メールが到着した。
このローマ字表記法に関しては随分以前に印刷業界誌にまとまりが無いまましるしたことがあった。その再調査は興味ふかい命題であった。
そこですこしじっくりとり組もうとおもって、まず@メールの一部引用の許諾をもとめて架電した。折しも年度末、また新型感染症が世界規模で猖獗をきわめ 平野さんは団体幹部職員としてはご多忙のはずなのに……とおもっていたが、案の定二度とも「会議中です」ということであった。夜ふけに返電をいただいたが疲労感は隠せなかった。おそらく重圧のなかで、ちょっと気分転換を計られたと想像されたが、それでも実名表記で、全文紹介の承諾をいただいた。

稿者は音韻学・言語学は門外漢であるし、国語学・英語学とも無学であるが、わずかに字学研究者の末席を汚しているばかりと自覚している。つまり「ローマ字表記法」の調査とは、広大な氾濫原を踏査するような危うさがあり、いまや「専門家」と称する関係者はこれに触れることを巧妙に避ける風潮がみられる。
したがって平野正一さんへの返信は長くなりそうである。その交流の次第は、本{NOTES ON TYPOGRAPHY}に掲出して、読者諸賢と共に考えてみたい。

【ことのは】まもなく百年|グラフィックデザイナー|通称:森澤辞書ゟ|graphic design [印] 印刷を通して表現するデザイン。 graphic designer の語が最初に使われたのは1922年で、アメリカのドウィギンズ(→ Dwiggins)の造語だった|

graph[図] グラフ。折れ線グラフ (coordinate graph)、棒グラフ (bar graph)、円グラフ (pie graph)などがある。
graphic[字] 読みやすさよりも視覚的な印象を第一にデザインした書体のグループ。装飾体。(ornamental type) もこのカテゴリーに入る。
graphical symbols for public information[図] 公共案内用図記号。主に交通機関や施設を利用する人々のためにデザインされるシンボル(図記号)。オリンピックのたびごとに使われる競技シンボルや施設シンボルもこの範疇に入る。この種の図記号には、言葉が分からなくとも、ひと目で内容を理解できる長所がある。交通標識や安全標識のように、国際的に統一した方がよいものがあるので、国際標準化機構(→ISO)に専門委員会が設置されている。= public signs; →symbol
graphic arts [印]  印刷美術。石版、木版、銅版などの手工芸的なものから、高速輪転機で印刷するものまでその範囲は広い。(通例複数) = graphics
graphic arts camera [版]  製版カメラ。印刷原稿を撮影するカメラ。拡大・縮小し、スクリーンを使い、原稿の濃淡の調子に対応した網点に置き換える。カラー原稿の場合は、3原色と墨の4版に分解する。→ screen angle,  screen ruling

graphic arts film[版] 製版用フィルム。コントラストの高い團像がえられるように、乳剤処理をしたフィルム。= litho film,
graphic arts magnifier [校] ルーペ。写真原稿、製版フイルム、印刷物をチェックするためのレンズ。
graphic design [印]  印刷を通して表現するデザイン。 graphic designer の語が最初に使われたのは1922年で、アメリカのドウィギンズ(→ Dwiggins)の造語だった。
graphics  1)[図]写真やイラストその他の視覚的要素。2)[印]印刷美術 = graphic arts ; cf.  supergraphics (グラフィクスの建築への応用)
graphic tablet[コ] フラット・ボード (flat board) や磁気ペンでコンピューターに入力する装置。
graphite[具]  黒鉛、石墨。鉛筆の芯の主原料。  (以下 略)

Dwiggins, William Addison [人]  ウィリアム・A・ドゥウィギンズ (1880-1956) 。アメリカの著名なブック・デザイナーでタイプ・デザイナー。 300冊を越えるブックデザインをアルフレッド・クノップ社(Alfred A. Knopf, Inc.)のために行う。ドゥウィギンズのスタイルは、活字、カリグラフィ、イラストを独創的に扱うもので、同社の出版物を特徴づけた。リミテッド・エディション・クラブのブック・デザインもしている。タイプ・デザインをガウディ (Frederic W. Goudy) のもとで学ぶ。ライノタイプ社に27年にわたって協力し、Metro (1929)、Electa (1935)、Caledonia (1938) の人気書体を世に送り出した。ドゥウィギンズは、graphic designer の語を初めて使ったことでも知られる (1922年) 。
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*  故 森澤 茂 氏と、遺稿となったグラフィックデザイン用語事典『森澤辞書』(仮称・未刊)に関しては近日中に関連情報を掲載いたします。また森澤 茂 氏 とご交流のあった方からの情報もお待ちしております。
* 『森澤辞書』は通称『ウエブスタ-英英辞典』を主要な典拠として、索引項目3,700余,  派生語を加えると5,500項目以上となる「グラフィックデザイン用語事典」です。ここに今回紹介した森澤茂氏の遺稿の該当部分のオリジナル・プリントデーターを PDF でご紹介します。

【特別催事】文化庁/独立行政法人 日本芸術文化振興会/国立劇場|日本博2020 オープニング・セレモニー|3月14日

文化庁/独立行政法人 日本芸術文化振興会/国立劇場
日本博2020 オープニング・セレモニー
日  時  3月14日[土] 午後6時開始(終了予定時間午後7時20分)
会  場  東京国立博物館 本館前庭
      観覧無料(ただし東京国立博物館の当日の観覧料が必要です)
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2020年、いよいよ本格的に始動する日本博。
その幕開けとしてオープニング・セレモニーを開催します。
アイヌ古式舞踊とミュージカル『刀剣乱舞』により華々しく開幕する第1部記念式典に続き、第2部記念公演では、歌舞伎、文楽、能、雅楽、琉球芸能、合唱など多くの舞台芸術が、東京国立博物館本館前庭に設営された特設舞台に集い、本館壁面のプロジェクション・マッピングやユリノキのインスタレーションがその舞台を彩ります。

「日本の美」のエッセンスに酔いしれる、一夜かぎりの春の宴です。
どうぞお気軽にご参加ください。

オープニング・セレモニーは、上野公園竹の台広場(噴水広場)にて同時開催される「メディアアンビショントウキョウ2020」や、東京国立博物館敷地内でも、ライブ・ビューイングでお楽しみいただけます。

◉ 主な出演者・内容
第1部 記念式典
  アイヌ古式舞踊 アイヌ民族文化財団
  ご挨拶
  ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士(髭切/膝丸)

◉ 第2部 記念公演
月雪花-つきゆきはな-にあそぶ ―日本の音と声と舞―

  笙      宮田まゆみ
  日本舞踊   尾上紫
  胡弓     川瀬露秋
  声明     天台聲明七聲會
  能      観世清和
  尺八     ジョン・海山・ネプチューン
  文楽     豊竹呂太夫 鶴澤清介 桐竹勘十郎
  琉球古典音楽 新垣俊道
  合唱     三澤洋史 新国立劇場合唱団
  歌舞伎    尾上菊之助
  フィナーレ

◉ 観覧方法
セレモニーの様子は自由にご覧いただけます。なお、東京国立博物館内に事前にお申込みいただいたお客様のための観覧エリア(本館前庭の立ち見エリアまたは平成館大講堂のライブ・ビューイング観覧席)を設けます。

このエリアは、「事前受付観覧エリア入場券」をお持ちのお客様を対象とした観覧スペースです。
※事前にお申込みいただく場合と、お申込みせずご覧になる場合とでご案内場所が異なりますのでご注意ください。

* 新型ウイルス感染症対応のため本イベントは中止となりました。
[ 詳細: 独立行政法人 日本芸術文化振興会 日本博事務局 ]

【この一葉】「明朝体は横線が無くても読める」|水井 正さん 1971年2月製作|シルクスクリーン印刷 B全判2色刷り ポスター|

「明朝体は横線が無くても読める」
水井 正さん1971年2月製作|シルクスクリーン印刷 B全判2色刷り ポスター|
水 井   正(1932- )
『 TheTYPEBANK 』(1995年、タイプバンク編、朗文堂)ゟ

マップケースの底から、半世紀ほど前のポスターが出てきた。製作者は水井 正さん。
このころの水井さんは、麹町にあった「原デザイン研究所」に所属しながら、ほとんど千代田区紀尾井町の文藝春秋社に昼夜とも詰めきりで、『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』などの月刊誌と、創刊間もない『週刊文春』のタイトルの「書き文字」を担当されていた。

筆者が水井さんと交誼を得たのは「TYPO – EYE」が結成された1975年からのことである。したがって45年ほどのお付き合いということになる。
このポスターはそれ以前の製作であるが、実験作品ともいえたこのポスターを、おそらく1975年にお譲りいただいた。また独立前の「原デザイン研究所」にも一度だけお邪魔したことがある。
「書き文字」が繁忙を極めるようになったのは『週刊文春』が創刊されてからのことだとされたが、デザイン事務所というより、むしろ寝室部分のほうがひろく、埼玉県入間市の自宅に帰るのは「月に二-三度かな」と苦笑されていた。
また、「これまで若さに任せて無理を重ねてきたが、40歳にもなると徹夜はきつくてね …… 」
とこぼされていたことも覚えている。

こののち写真植字法の興隆・進展があり、書き文字の仕事は次第に減少気味であったが、水井さんは、株式会社タイプバンクを設立直後の タイプディレクター:林 隆男(1937-94) の委嘱を受けて、写植活字「ナウ」シリーズの書体設計に専念するようになった。

実験作品:ポスター「明朝体は横線が無くても読める」は、水井さんがタイトルをレタリングされた、海音寺潮五郎『武将列伝』(全三巻、文藝春秋社刊)の作業のなかでの実感をこめて製作されたものである。
ところが一箇所「字画を間違えた」ままで印刷してしまい、刷り直しの時間と予算もないままに、赤版「蒲生氏郷」の「蒲」の字画をレタリングによって修正して、それを象嵌 して展覧会に間に合わせたとされた。
お譲りいただいととき、一緒に立ちあわれた「TYPO – EYE」の同志:吉田佳広氏は、
「このポスターが、写植活字や金属活字の清刷りじゃなくて、レタリングだって解るなによりの証拠だよ」

と笑われていた。
水井さんは鋭利な両刃のカミソリで修正・象嵌したとされたが、確かに象嵌の跡はほとんど痕跡を残していなかった。しかしながらほぼ半世紀余ののちのこんにち、象嵌部分は脱落し、所在不明となり、裏面からみると、補強のために貼付したセロファンテープの劣化の痕跡が痛〻しい。

* ぞうがん【象眼・象嵌】
工芸用語では様様な用例があるが、[印刷用語]では、鉛版・銅版・版下製作などで「象嵌-ぞうがん」とあらわし、修整箇所を切り抜いたり、剝ぎ取り、そのあとに同寸法の修正した活字などを挿入すること。

◉ 水井 正  Mizui  Tadashi プロフィール

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【公演】国立劇場 |小劇場 主催公演| 令和2年3月歌舞伎公演「通し狂言 義経千本桜」|’20年3月3日-3月26日

国立劇場
小劇場 主催公演
令和2年3月歌舞伎公演「通し狂言 義経千本桜」
公演期間  2020年3月3日[火]-3月26日[木]
開演時間  A = 『義経千本桜』二段目(伏見稲荷鳥居前の場・渡海屋の場・大物浦の場)

      B = 『義経千本桜』三段目
        (下市村椎の木の場・下市村竹藪小金吾討死の場・下市村釣瓶鮓屋の場)
      C = 『義経千本桜』四段目(道行初音旅・河連法眼館の場)
      * 下掲詳細参照
休  演  日  10日[火]・11日[水]は休演
前売開始  電話・インターネット予約開始=2月6日[木] 午前10時 ゟ 
      窓口販売開始=2月7日[金]
演  目

竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作
通し狂言義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら)
国立劇場美術係=美術
《Aプロ》
伏見稲荷鳥居前の場
渡海屋の場
大物浦の場
《Bプロ》
下市村椎の木の場
下市村竹藪小金吾討死の場
下市村釣瓶鮓屋の場
《Cプロ》
道行初音旅 清元連中 竹本連中
河連法眼館の場

主な出演者

[ 詳細: 国立劇場 ]

【展示】国立劇場 伝統芸能情報館|情報展示室 企画展示「歌舞伎の四季」|令和2年2月8日-5月25日

国立劇場 伝統芸能情報館
情報展示室
企画展示「歌舞伎の四季」
会  期  令和2年2月8日[土]-5月25日[月]
開室時間  午前10時-午後6時(毎月第3水曜日は午後8時まで)
休  室  日  令和2年3月11日[水]
場  所  国立劇場伝統芸能情報館 1階 情報展示室
──────────────
日本には四季があり、古より季節で移り変わる自然を愛でる心を持った国民だといわれます。たしかに現代の私たちも、春には花見、夏は海水浴や花火、秋は月見や紅葉の名所への旅、冬は降雪の地でスポーツを楽しむなど、四季を感じることに喜びを見出しています。
歌舞伎は、そのような季節を感じる喜びを舞台に表現してきた伝統芸能です。舞台で満開に咲き誇る桜の艶やかさに春を、海や川の水に涼を愛でる夏を、澄んだ夜空に照る月の明りや燃える紅葉に秋を、情感豊かに舞う雪に冬を見る時、季節の持つ美にたいする共感が沸き起こりましょう。歌舞伎の舞台に見られる四季の表象は、鑑賞する作品を効果的に伝える重要な役目を担っているといえます。

このたびの展示では、舞台で用いられる衣裳や小道具、錦絵や舞台写真などの所蔵資料で、歌舞伎が創造する〈技〉の数々をご覧いただきます。

資料の中には、たとえば『祇園祭礼信仰記』や『積恋雪関扉』のように春の表象の代表格である桜と、冬の表象の代表格である雪が共存し、四季の美の競演ともいえる、現実を超える表現もあり、歌舞伎が求めた美のありようを考えさせられます。また、江戸時代の観客たちは四季の美を愛でる喜びを歌舞伎役者のふだんの姿にも求め、見出そうとしたことがわかります。
江戸から今日まで舞台を彩ってきた歌舞伎の四季。創り上げられた日本の美を味わいつつご鑑賞ください。

[ 詳細: 国立劇場 伝統芸能情報館 ]

【展覧会】たばこと塩の博物館 |「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」|’19年12月14日-’20年2月16日

たばこと塩の博物館
「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」
会  期  2019年12月14日[土]-2020年2月16日[日]
主  催  たばこと塩の博物館
会  場  たばこと塩の博物館 2階特別展示室
開館時間  午前10時-午後6時  * 入館は午後5時30分まで
休  館  日  毎週月曜日
入  館  料  大人・大学生 100円、小・中・高校生 50円
──────────────
たばこと塩の博物館(通称:たば塩)では、1890年代から現代に至る、国内外のたばこ広告をはじめとしたポスターを多数所蔵しています。
明治期、まだ民営だったたばこ業界では、各会社が看板、新聞、ビラ、宣伝隊など、様〻な形で宣伝をおこないました。その中でも、色鮮やかな石版印刷のポスターは当時の先端を行くメディアであり、販売促進を図るべくより美しいポスターを追求したことから、印刷技術も発展していきました。
同館のポスターコレクションには、この時代の石版印刷ポスターはもちろん、その原画も含まれています。原画が現在にまで残っていることは非常に珍しく、印刷工程を示す写真と合わせることで日本の商業印刷黎明期の足跡をうかがうことができます。

本展では、たばこと塩の博物館のコレクションの中から、ポスターが広告メディアの花形だった1890年代から1960年代に製作された作品を展示します。明治期の美しい石版印刷ポスター、大正から昭和にかけて活躍した図案家によるポスター、名コピーが登場した昭和30年代のポスターなどを展示、日本のグラフィックデザインの変遷を紹介します。合わせて、サビニャックほか有名デザイナーの作品を含む海外のたばこポスターもご覧いただきます。

村井兄弟商会
「ピーコック」ポスター原画
伏木英九郎画(東洋印刷株式会社) 1902年頃 水彩画 75.3×50.6cm
村井兄弟商会
「ピーコック」ポスター
1902年頃 多色石版 74.9×52.0cm

[ 詳細: たばこと塩の博物館 ]

たばこと塩の博物館
「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」はきわめて意欲的かつ充実した内容であるが、残念ながら図録の作製はなされていない。ここに同館から画像データーの提供をいただいて、本コーナーでの紹介を試みた。また最末尾には凸版印刷・凹版印刷・孔版印刷とならび、四大印刷版式のひとつとしての平版印刷をリトグラフ(石版印刷)に絞って紹介した。

◉ ポスター黎明期

世界における近代ポスターの誕生は1880年代とされ、石版印刷の技術とともに発展していきました。日本では、江戸時代から商品の広告や芝居の告知を目的として制作された「引札」や「絵びら」がありました。これらは、現在のチラシに類する広告宣伝用の摺り物で、浮世絵版画(木版)の技法を使い、美人や風景などの挿絵が描かれたものに商店名や商品名を入れて配りました。
明治時代になると、日本でも欧米からの輸入紙巻きたばこ(シガレット)を宣伝するために、現地で作られた石版刷りのポスターが街を飾るようになりました。文明開化の日本では、「引札」などの伝統的な広告と、欧米生まれのポスターが同時代的に街を飾りました。

◉ たばこポスター全盛期 明治たばこ宣伝合戦

1890年代から1900年代初頭(明治20-30年代)には、日本でも多色石版印刷のポスターが製作されるようになりました。
明治初期に紙巻たばこが国内で製造されるようになると、たばこ製造業者が販売競争を繰り広げるようになりました。その中でも「天狗煙草」で名を馳せた東京の岩谷松平と、「サンライス」「ヒーロー」といった商品を販売した京都の村井吉兵衛の争いは、のちに「明治たばこ宣伝合戦」と称されるほど有名でした。
看板・新聞・ビラ・宣伝隊など、当時考えられるあらゆるメディアを使ったたばこの宣伝活動は、明治の広告業界をリードし、その中でも石版印刷のポスターは先端を行くメディアでした。たばこ産業の宣伝活動は印刷技術の向上に大きな役割を果たしました。20世紀、日本でポスターというメディアの幕を開き、リードしたのはたばこ産業であったといえます。

◉ 収蔵品に見る明治期のポスターの作り方

たばこと塩の博物館では、明治のたばこ王・村井吉兵衛が自社製品のパッケージ印刷のために1899年に設立した東洋印刷株式会社(後に大蔵省専売局京都印刷工場)の関係資料を所蔵しています。たばこの民営期から専売時代を含み100年続いたこの工場の資料には、当時の石版印刷ポスターはもちろん、その原画や印刷工程を示す写真も含まれ、明治から昭和へと移りゆく印刷の歴史がうかがえます。原画が残っていることにより、画工が手描きで石版に写す工程を持つ石版印刷にとって、画工の腕が完成ポスターの出来を大きく左右するものだったことがうかがえます。ポスター用の美人画校正刷り
1894年頃 多色石版
83.6×56.2cm
原画と印刷物を比較するために刷られたもので、女性の表情や着物の質感などから画工の腕の良さがうかがえる。
合名会社村井兄弟商会
「ヒーロー」ポスター
1894年 多色石版
72.5×50.4cm
上掲図版の作品を手がけた画工とは違う画工が手がけたと思われる。女性の表情や着物の柄の質感が異なってしまっている。
岩谷商会
「天狗煙草」ポスター
1900年頃 多色石版
56.6×43.5cm
岩谷商会
「天狗煙草」ポスター
1900年頃 多色石版
57.2×43.5cm
どちらのポスターも同じ原画を元にしているが、別の画工が石版に描き写し印刷した結果、女性の背中の描写、表情などが全く異なる。このように、画工の腕によってポスターの出来は大きく変わった。

◉ 「図案」という概念

印刷所内で原画を作成しているところ
原画を元に石版に手書きで描画しているところ

大正から昭和初期にかけて、写真製版をはじめとする印刷技術の発展と、留学生からの情報や海外の雑誌などに掲載された作品の影響で、「図案=デザイン」の概念を導入したポスターが製作されるようになりました。三越呉服店や上野から浅草駅間地下鉄ポスターで知られる杉浦非水らが「図案家」として登場し、商業美術の時代を切り開いていきました。
大蔵省専売局では、こうした商業美術の発展を受け、杉浦非水に製作依頼し、弟子である野村昇をパッケージやポスターの製作に関わらせたりしました。明治時代のポスター製作では、原画を忠実に石版に描き写すことが画工に求められましたが、写真技術の発達にともない写真を利用して製作できるようになったことで、図案家たちは写真とは違った、手描きならではの面白さや構図を追求しました。

◉ その他のポスター

当館が所蔵するポスターには、1950年代後半から1960年代、高度成長期の日本で再び迎えたたばこポスター全盛期の作品も多くあります。名コピーが散りばめられた作品や、秋山庄太郎や樋口忠男といったフォトグラファーによる美しい写真が使用された作品などには、広告ポスターに勢いがあった時代を感じることができます。
一方、19世紀から20世紀初頭、ポスター文化が花開いたフランスで街角を飾る芸術でもあったたばこポスターや、キャッチコピーも鮮やかな20世紀初めのアメリカのたばこポスターなども所蔵しています。ポスター誕生の地である欧米の作品からは、グラフィックデザインの発展と合わせ、世界の文化・風俗を垣間見ることができます。

{ 新 宿 餘 談 }

日本専売公社
「いこい」ポスター
1958年 オフセット 55.1×74.0cm
「今日も元気だ たばこがうまい」の名コピーとともに働く人々を捉えた写真が使用された。
──────────────
昭和30-40年代のたばこ屋さんとは、まさしくこのような風情の店舗であった。
また小生がたばこを美味しいと感じたのは、オヤジの PEACE をくすねて吸ったとき。本格的に喫煙者になったのは、まさにこの「いこい」からはじまった。「今日も元気だ たばこがうまい」とは実に名キャッチコピーであった。
ところで、最近躰がおもくて たばこ → 莨 があまり旨くない。こんなご時世ではあるが、はやく躰調を戻して旨いたばこを吸いたいものである。

平版印刷(へいはん lithography)

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【展覧会】文京区立森鷗外記念館|コレクション展|「父と母 ~ 鷗外のファミリー・ヒストリー」|’20年1月18日-4月5日

文京区立森鷗外記念館
コレクション展「父と母 ~ 鷗外のファミリー・ヒストリー」
会  期  2020年1月18日[土]-4月5日[日]
開館時間  10時-18時(入館は17時30分まで)
休  館  日  1月28日[火]、2月25日[火]、2月26日[水]、3月24日[火]
観  覧  料  一般 300円   *中学生以下  無 料
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森鷗外(陸軍軍医、作家。本名、森林太郎)は文久2(1862)年1月19日、石見国津和野藩(現在の島根県津和野町)に生まれました。父は静男、母は峰子、森家は藩主の典医をしていました。
遠戚・西周(あまね 哲学者)が静男に宛てた、鷗外と赤松登志子-としこ-との結婚式に関する明治22(1889)年2月の書簡があります。書中には、赤松則良(のりよし 海軍中将)の夫人・貞-てい、娘・登志子、周夫人・升子-ますこ、貞の父・林洞海(どうかい 医師)らが登場します。本展ではこうした館蔵資料を通して、鷗外の父母とその人物交流をたどります。

そして、鷗外を思わせる「博士」と、その父母が登場する近代小説『カズイスチカ』(明治44年)、『本家分家』(大正4年)から鷗外の父母像をひもときます。さらに、歴史小説『山椒大夫』『最後の一句』(いずれも大正4年)、翻訳戯曲『街-ちまた-の子』(明治44年)など親子関係が見える作品を紹介します。
鷗外の父と母や作品を追跡する、鷗外のファミリー・ヒストリーをお楽しみください。

◉ 森鷗外記念館 臨時休館延長のお知らせ 2020年3月12日
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月2日[月]-3月15日[日]まで臨時休館を決定しておりましたが、令和2年3月2日[月]-令和2年3月31日[火]までの臨時休館を延長いたします。
皆様にはご迷惑をおかけしますがご理解のほど、よろしくお願いいたします。なお再開については、今後の状況により変更する場合があります。詳しくは当館ウェブサイトにてお知らせします。

[ 詳細: 森鷗外記念館 ]

【展覧会】東京国立博物館 平成館|日本書紀成立1300年 特別展|「出雲と大和」|’20年1月15日-3月8日

東京国立博物館 平成館
日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
会  期  2020年1月15日[水]-3月8日[日]
会  場  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間   9:30-17:00
      * 入館は閉館の30分前まで、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館
休  館  日  月曜日、2月25日[火]  * ただし2月24日[月・休]は開館
観覧料金      一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 900円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、島根県、奈良県、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
──────────────
令和2年(2020)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年です。
その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされています。
一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのです。
「幽」と「顕」を象徴する地、島根県と奈良県が当館と共同で展覧会を開催し、出雲と大和の名品を一堂に集めて、古代日本の成立やその特質に迫ります。

[ 詳細: 東京国立博物館  展覧会公式サイト ]

【展覧会】国立公文書館|令和元年度 第3回企画展 「初づくし ─ 初にまつわる江戸時代の行事・風習 ─」 |令和2年1月25日-3月8日

国立公文書館
令和元年度 第3回企画展
「初づくし ── 初にまつわる江戸時代の行事・風習 ──」
会  期  令和2年1月25日[土]-3月8日[日]
開館時間  月ー日曜日 午前9時15分-午後5時00分
      * 期間中無休
会  場  国立公文書館 本館
入  場  料   無 料
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お正月の初詣や書き初め、また、お食い初めや初午-はつうま-など、日本人の生活には「 初 」 にまつわる行事・風習が多く存在しています。これらに加えて、江戸時代には謡初-うたいぞめ-などの幕府・朝廷の行事をはじめとして、現代には見られない行事・風習もおこなわれていました。新元号になって「 初 」の年明けを迎えて開催する本展では、江戸時代の 「 初 」 にまつわる資料をご紹介します。

【関連イベント】ギャラリー・トーク
日 時  令和2年1月29日[水]、3月4日[水] 午前11時-午前11時30分
      2月19日[水] 午後2時-午後2時30分
場 所  国立公文書館(千代田区北の丸公園 3-2)1 階展示ホール
     企画展の見所について企画者が解説します。事前申込みは不要です。

[ 詳細: 国立公文書館 ] { 活版 à la carte まとめ }

【展覧会】国文学研究資料館|通常展示「書物で見る 日本古典文学史」|令和2年1月14日-3月31日

国文学研究資料館
通常展示「書物で見る 日本古典文学史」
会  期  令和2年1月14日[火]-3月31日[火]
休  室  日  日曜日・祝日、展示室整備日(2月12日、3月11日)
開室時間  午前10時-午後4時30分 * 入場は午後4時まで
場  所  国文学研究資料館 1 階 展示室
      入場無料
主  催  国文学研究資料館
──────────
本展示では、上代から明治初期までの文学を、書物(古典籍)によってたどります。
最近の研究動向にも配慮はしましたが、むしろ教科書でなじみの深い作品を中心に据えて、文学史の流れを示しました。写本の表情や版本の風合いに触れながら、豊かな日本古典文学史の諸相をお楽しみください。

◉【展示室】臨時休室のお知らせ  2020/3/11
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2月28日[金]-3月31日[火]までの間、当館展示室を臨時休室とさせていただきます。
再開時期及び次回の展示は、決定次第、ウェブページ及び SNS でお知らせいたします。

[ 詳細: 国文学研究資料館 ]

【展覧会】奈良国立博物館|特別展 毘沙門天 ── 北方鎮護のカミ ──|令和2年2月4日-3月22日

奈良国立博物館
特別展 毘沙門天 ── 北方鎮護のカミ ────
会  期  令和2年2月4日[火]-3月22日[日]
会  場  奈良国立博物館 東新館・西新館
休  館  日  毎週月曜日、2月25日[火] * ただし2月24日[月・振休]は開館
開館時間  午前9時30分-午後5時
      * 毎週金・土曜日は午後7時まで     * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  一般 1,500円、高校・大学生 1,000円、小・中学生 500円
      * 前売り・団体など各種割引制度があります。
主  催  奈良国立博物館、朝日新聞社、NHK奈良放送局、NHKプラネット近畿、
      文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
──────────────
四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)は、須弥山-しゅみせん-世界の四方にいて、仏教世界や仏法を守るカミです。このうち北方を守護する多聞天は、「毘沙門天」の名で単独の像としても造像、信仰され、四天王のなかでも特別の存在でした。

近年、毘沙門天像の優品が相ついで発見されています。奈良時代、8世紀制作と考えられる木心乾漆造-もくしんかんしつづくり-の像(愛媛・如法寺)や、絵の中から抜け出てきたかのような激しい運動感を示す作例(京都・弘源寺)、保安5年(1124)の年紀銘が確認された平安彫刻の貴重な基準作例(個人蔵、米国・ロサンゼルス・カウンティ美術館保管)、また仏師運慶の流れをくむ作者の手になると見られる彩色の美しい鎌倉時代の作品(当館蔵)、あるいは密教修法における調伏法-ちょうぶくほう-に用いられた珍しい双身-そうしん-(二体合体)の像(奈良・東大寺蔵)など、いずれも斯界(しかい)の研究進展に資する重要作例です。

本展は、従来知られている毘沙門天彫像のなかから、とくに優れた作品を厳選し、それらを一堂に会することで、毘沙門天彫像の魅力を存分に味わうことのできる展覧会となります。

 ◉奈良国立博物館国立博物館 臨時休館のお知らせ
政府の要請により、新型コロナウイルス感染防止のため2月27日[木]-3月16日[月]まで臨時休館としていましたが、本措置を継続するよう、あらためて要請がありましたので、3月17日[火]以降も当面は臨時休館を延長いたします。
なお、その後の予定につきましては、あらためてお知らせいたします。
[ 詳細: 奈良国立博物館 ]

【会員情報】 ぢゃむ 杉本昭生さん|活版小本新作 ── レオナルド・ダ・ヴィンチの手帖より

{ ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 一筆箋 }

レオナルド・ダ・ヴィンチは多くの分野に足跡を残した「万能の天才」といわれています。
今回は残された手稿の中で、人や動物に関する文章を選び
「哲学」「動物訓話」「諧謔」に分け一冊にしました。
もちろん彼の思考は広範で、こんなところにおさまる人ではありません。

外国の作家の作品を和本で作るとどうなるだろうと思い今回は和本にしました。
表紙は軽く、明るく、天才ダヴィンチのイメージとは少し違いますが
思っていたほと違和感はありませんでした。
勝手な思い込みかもしれませんが、一般に流通している書籍にはない
アートブックとしての可能性を感じました。
センスのいい人が作ればですが。
               * 参考「レオナルド・ダ・ヴィンチの手帖」(昭和18年、六興商會出版部)

【 詳細  ぢゃむ 杉本昭生 活版小本 】 { 活版アラカルト 活版小本 既出まとめ 

【展覧会】樂美術館|新春展 ことのは の 宴|2020年1月5日-3月8日

樂美術館
新春展 ことのは の 宴
会  期  2020年1月5日[日]-3月8日[日]
休  館  日  月曜日(祝日は開館)
時  間  10:00-16:30(入館は16:00まで)
料  金  一般 900円、大学生 700円、高校生 400円、中学生以下 無料
──────────────
茶道具に欠かせない「銘」。
「銘」のほとんどは、和歌や俳句から引用されてきました。
日本の元号「令和」も、日本最古の歌集といわれている萬葉集の「第五巻 梅花の歌三十二首并せて序」より、新年に梅花を愛でながら宴会を催した一説が典拠とされております。

萬葉集が成立した頃、日本は、「言霊の幸はふ国-ことだまのさきわうくに」といわれており、美しい和歌や言の葉には国を安泰にする力があるとされました。人の一生に起こる出来事を、自然の美しさとともに豊かに表現し、自然の恵みに感謝し、生きることへの祈りや願いを込めた言の葉を「うた」に散りばめたのです。それは、萬葉という名にもみることができます。よろずの言の葉を集め、万代-よろずよ-まで伝わるようにと祝賀が込められており、今でも時代を超えて読み継がれながら後世の芸能、文学作品などに深く影響を与えています。

今回の展覧会では、そのような和歌や俳句などから「銘」が付けられた作品を中心に展示しております。土から捏ねられ、火によって誕生した茶碗に言の葉が与えられることによって、観る者の感じ方が変わる面白さと、言の葉に込められた人〻の祈りや願いを感じていただけたらと存じます。

[ 詳細: 樂美術館 ]

【展覧会】東京国立博物館|特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」|’20年3月13日-5月10日

東京国立博物館
特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
会  期  2020年3月13日[金]-5月10日[日]
会  場  東京国立博物館 本館特別 4 室・特別 5 室(上野公園)
開館時間  9:30ー17:00
      (入館は閉館の30分前まで、会期中の金曜・土曜は21:00まで開館)
休  館  日  月曜日
      (ただし3月30日[月]、5月4日[月・祝]は開館)
観覧料金  一般 1,200円、大学生 600円、高校生 400円、中学生以下無料
主  催  東京国立博物館、法隆寺、朝日新聞社、
      N H K、 N H K プロモーション、文化庁、日本芸術文化振興会
──────────────
世界遺産・法隆寺。その西院伽藍の中心をなし、世界最古の木造建築である金堂には、およそ1300年前の飛鳥時代に描かれた壁画がありました。2020年は、法隆寺金堂の火災をきっかけに、1950年に文化財保護法が成立してから70年となる節目の年です。
本展では、「法隆寺金堂壁画」の優れた模写や、焼損後に再現された現在の壁画、そして日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音など金堂ゆかりの諸仏を展示します。
法隆寺金堂の美の世界を体感していただくとともに、文化財を保護し継承することの大切さを伝えていきます。

* 新型ウイルス感染症対応のため開催が遅延しています。下記の詳細を確認の上お出かけを。
[ 詳細: 東京国立博物館  展覧会公式サイト ]

【展覧会】江戸東京博物館|特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」|’20年2月8日-4月5日

江戸東京博物館
特別展「江戸ものづくり列伝-ニッポンの美は職人の技と心に宿る-」
会  期  2020年2月8日[土]-4月5日[日]
会  場  東京都江戸東京博物館 1 階特別展示室
開館時間  午前9時30分-午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)* 入館は閉館の30分前まで
休  館  日  毎週月曜日(ただし2月24日は開館)、2月25日[火]
観  覧  料  一般 1,100円、大学生・専門学校生 880円
主  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、毎日新聞社
──────────────
日本の伝統美術は、日本人の暮らしとともにありました。四季折々の生活シーンに応じて配される建具や調度品は、人びとに潤いと彩りを与えました。開国後の日本を訪れた西洋人が一様に驚いたのは、こうした品々に宿る日本人の豊かな遊び心と繊細な美意識でした。その日本の美を作り上げてきたのが、ものづくりに生きる職人たちです。

本展では、特色のある5人の名工たちを取り上げます。江戸が生んだ二人の蒔絵師・原羊遊斎-はら ようゆうさい-と、柴田是真-しばた ぜしん、尾形乾山-おがた けんざん-の陶法を継承し、軍艦の建造も手がけた鬼才の陶工・三浦乾也-みうら けんや、葛飾北斎の弟子で絵師から金工の道に転じた府川一則-ふかわ かずのり、江戸の職人気質を受け継ぎ超細密工芸を究めた小林礫斎-こばやし れきさい。
彼らは江戸東京で活動し、時代の空気を吸いながら、それぞれの道に精進して新たな創造に挑戦し続ける人生を歩みました。

本展では、明治前期に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)の日本での初公開をはじめ、当館のコレクションを中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当て、日本が世界に誇るものづくりの力の源泉を見つめたいと思います。

◉ 江戸東京博物館では 東京都の方針に則り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から、2020年3月31日[火]まで、展覧会をはじめとする主催事業を休止または中止させていただきます。
[ 詳細: 江戸東京博物館 ]

【珍客訪問】有朋自遠方来、不亦楽乎|バウマン&バウマンの愛娘 カルラが訪問|フランスで建築家になっていて吃驚仰天

ドイツのバウマン&バウマンはふるい友人。かぞえてみたら優に30年を越える交際になる。
12月某日、そのバウマン夫妻の愛娘カルラが、トートーバックひとつと、スマートフォンを片手にひょっこりと訪問。少女からすっかりレディーになっていてびっくり。

カルラは現在パリの著名な建築家の事務所に勤務しており、ビジネスで日本にやってきたとのこと。弟のレオンともどもいまだに結婚はしていないそうだ。オヤジは頭が痛くて、頭髪の養生には悪影響があろかと想像する。
ガラスが乱反射しているが、ポスターはバウマン&バウマンによる。この活字書体と、カルラの後方の「NO SMOKING」が気になるひとは初期活字小児病。専門医の治療をうけることをお勧め。

ドイツ中西部にあるシェベービュッシュ・ギュムントの街。ふるい城壁に囲まれた石畳の街。
バウマン家は、街の郊外、小高い丘の中腹にあり、大型の荷物は専用ケーブルカーで運ぶ。

カルラとレオンの姉弟。亡妻と野面で花冠をつくって遊んでいた無邪気な少女がカルラだった。

カルラのスマホ画面でバウマン一家の近影を拝見。即スカイプ接続で日独テレビ電話。ゲアド・バウマンは顎髭までまっ白になって、まるでサンタクロース。おまけにレオンまでオヤジに似て頭髪の大部分を失っていた。不覚ながら懐かしさのあまり涙がにじんだ。

ちょうど移転作業中で社内は散らかっていたが、古い写真もでてきた。あわせて紹介したい。
ふるく中国でいう ──

有 朋 自 遠 方 来、不 亦 楽 乎
朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや

バーバラ・バウマン+ゲアド・バウマン b+b WebSite

【 文字壹凜まとめ 】
【 文字百景26  バウマン+バウマンと私たち PDF moji-hyakkei 26 B&B_1 】

バウマン夫妻初来日のとき。1994年10月10日。体育の日とイベントの秋で、講演・展示会会場探しで往生した記憶。 左】中島 安貴輝さん、バウマン、やつがれ。後方は板東孝明さん。早速「逆さダルマ」のあだ名がついた。バウマンも気に入って各地でダルマを買いあさっていた。

【良書紹介】「ミツカン水の文化センター」の機関誌|『水の文化』 第63号発刊|特集「桶・樽のモノ語り」

ミツカン 水の文化センター
『水の文化』63号
桶・樽のモノ語り
水をはじめとする液体を貯蔵、あるいは運ぶために使われてきた桶と樽。桶とは桶側-おけがわ・箍-たが・底板からなる木製の容器のことであり、樽はその桶に蓋を付けて密閉できるようにしたものだ。
江戸期の日本は世界でも有数の桶と樽の生産地であり、昭和初期まで人々の暮らしのみならず産業や経済を支えていたのは桶と樽だ。戦後、桶と樽はあまり使われなくなったが、今でも桶や樽にこだわる人は存在する。
持続可能性が求められる現代において、今なお使いつづけられる桶と樽の価値とはいったい何なのか。大型の貯水・貯蔵装置の視点から考えたい。

木桶がひしめくしょうゆのもろみ蔵。この蔵独特の生態系をつくるのに木桶の果たす役目は大きい(香川県・小豆島のヤマロク醤油にて) ミツカン 水の文化センター WebSiteゟ

【 詳細 : ミツカン 水の文化センター 】 { 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画|生誕550年記念 特別展|文徴明とその時代 ─ 天下の書法、蘇州に帰す!|東京国立博物館 東洋館 8 室|書道博物館

東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画
生誕550年記念 特別展
文徴明とその時代 ── 天下の書法、蘇州に帰す!
◉ 東京国立博物館 東洋館 8 室
会  期  2020年1月2日[木]-3月1日[日]
休  館  日  月曜日、1月14日[火]、2月25日[火]
      * 1月13日[月・祝]、2月24日[月・祝]は開館
観  覧  料  一般 620円、大学生 410円
◉ 台東区立書道博物館
会  期  2020年1月4日[土]-3月1日[日]
休  館  日  月曜日、1月14日[火]、2月25日[火]
      * 1月13日[月・祝]、2月24日[月・祝]は開館
観  覧  料  一般・大学生 500円、高・中・小学生 250円
──────────────
明時代の中期に活躍した文徴明(1470-1559)は、蘇州における芸苑の領袖として君臨し、90歳の長寿を全うしました。 文徴明の子や甥も書画を善くしたことから、文一族は後世にも多大な影響を与えました。海を隔てた日本も例外ではなく、江戸時代においても一世を風靡しました。
2020年は、文徴明の生誕550年にあたります。17回目を迎える 東京国立博物館・台東区立書道博物館 連携企画では、国内に現存する文徴明や同時代に活躍した書画に焦点をあて、文徴明の魅力に迫るとともに、後世に与えた影響を紹介します。

[ 詳細: 東京国立博物館   東京国立博物館 東洋館 台東区立書道博物館 ]
◉【台東区立書道博物館 臨時休館延長のお知らせ】
新型コロナウイルス感染防止のため、3月31日[火]まで臨時休館を延長いたします。
その後の予定につきましては、あらためてお知らせいたします。

【WebSite 紹介】 瞠目せよ諸君!|明治産業近代化のパイオニア 平野富二|{古谷昌二ブログ28}|国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その1)

6e6a366ea0b0db7c02ac72eae004317611-300x75明治産業近代化のパイオニア

平野富二生誕170年を期して結成された
<「平野富二生誕の地」碑建立有志会 ── 平野富二の会>の専用URL
 平野富二  http://hirano-tomiji.jp/ } では、同会代表/古谷昌二氏が
近代活版印刷術発祥の地:長崎と、産業人としての人生を駈けぬけた平野富二関連の
情報を記述しています。

本稿もこれまでの「近代産業史研究・近代印刷史研究」とは相当深度の異なる
充実した内容となっております。読者諸賢の訪問をお勧めいたします。

古谷昌二ブログ ── 国内外の博覧会国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その1)

ab8a2b0e21f54ff5474ba991de0cb37c-300x199-300x199まえがき
(1)1867年のパリ万国博覧会 L’Exposition du Paris, 1889
    博覧会の概要
    清水卯三郎の参加
    清水卯三郎の輸入した印刷機
(2)フィラデルフィア万国博覧会 The Centennial Exposition, Fairmount Park, Philadelphia.USA
    博覧会の概要
    平野富二の出品
    活字見本帳と手引印刷機の出品(考察)
    政府事務官として渡航した吉雄永昌
(3)第一回内国勧業博覧会
    博覧会の概要
    平野富二による鉛版活字の出品
    印刷機の出品
    平野富二が印刷機を出品しなかった理由(考察)

    府下縦覧工場として指定
まとめ

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[ 国内外の博覧会国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その1)  古谷昌二まとめ ゟ ]

幕末から明治期に開催された博覧会に出品された鉛活字と印刷機は、近代化を目指すわが国にとって文明の利器として欠くことのできないものとなった。

1867(慶應3)年4月にフランスでパリ万国博覧会が開催された。これは、わが国が国家として最初に参加した万国博覧会であった。幕府は自らの出品と共に諸藩や江戸商人に呼び掛けて出品を募った結果、薩摩藩、肥前藩と浅草天王町に居住していた清水卯三郎が手を挙げた。
活字と印刷機については時期尚早のため、わが国の出品物の中には無かった。しかし、江戸商人として参加した清水卯三郎の「フランスみやげ」の中に、仮名文字の活字母型、石版印刷機と足踏印刷機があった。
活字母型は宮城玄魚による平仮名の版下を持参してフランスで作製依頼したものであるが、活字鋳造は行われなかったという。石版印刷機と足踏印刷機については清水卯三郎自身では使用せず、販売のため店先に置いてあった。
この足踏印刷機は、後に条野伝平がこれに眼を付け、『東京日日新聞』の創刊に関わることになった。また、別の一台は平野富二による足踏印刷機の国産化対象となった。

1876(明治9)年5月にアメリカのペンシルヴァニア州フィラデルフィアにおいて、アメリカ建国100年を記念した万国博覧会が開催された。この万国博覧会参加のために政府事務官の一人として任命された吉雄永昌(勧業寮十二等出仕、会計)は、平野富二と知己であったことから、平野富二による「活字紙型等の見本各種」の出品がなされたと見られる。
この見本各種の中には、明治9年版活字見本帳『活版様式』と小型手引印刷機が含まれていたと見られる。これらについて考察を加えた。また、吉雄永昌について平野富二、築地活版製造所との関連を参考に述べた。

明治10年(1877)8月に第一回内国勧業博覧会が東京の上野公園で開催された。これはわが国政府主催の最初の博覧会であった。このとき平野富二は築地活版製造所で製造した「楷書・仮名等の鉛版活字」を出品した。しかし、平野富二の名前で出品した印刷機はなかった。
このとき、「鉛版活字」の摺り見本として明治10年版とされる活字見本帳『BOOK OF SPECIMENS MOTOGI & HIRANO』が一緒に出品されたと見られるが、疑問もある。また、国産化した活版印刷機を本格的に製造できる体制を整えたにも拘わらず、平野富二の名前で出品された印刷機はなく、築地活版製造所で造られたとみられる手引印刷機が、出版人である野村長三郎の名前で出品された。これらについて考察を加えた。

引続き第二回内国勧業博覧会(明治14年3月開催)、ロンドン発明品博覧会(明治17年5月)、第三回内国勧業博覧会(明治23年4月開催)などが開催されたが、これらについては、次回ブログ「国内外の博覧会と活字・印刷機の出品(その2)」で紹介する。

【もんじ】京都新聞|今年の漢字は「令」|令和初、京都・清水寺で発表|’19 令和元年12月12日

京都新聞 ゟ 「今年の漢字」を揮ごうする森貫主(12日午後2時5分ごろ、京都市東山区・清水寺)

京都新聞
今年の漢字は「令」 令和初、京都・清水寺で発表

一年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で12日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。
新元号の「令」和や、法「令」改正による消費増税、災害による警報発「令」などの象徴する一字として最多の3万427票を集めた。 

「今年の漢字」は1995年に始まり、令和になって初めてとなる今年で25回目。森清範貫主が奥の院の舞台で大型和紙に揮毫(きごう)した。昨年は西日本豪雨といった自然災害の多発などを受け、2004年に続き2回目の「災」が選ばれた。公益財団法人 日本漢字能力検定協会

公益財団法人 日本漢字能力検定協会について
法人概要
名  称
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

所在地
本部 〒605-0074 京都市東山区祇園町南側551番地

  TEL : (075)757-8600 FAX : (075)532-1110
  東京事務局 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-1-1 大手町野村ビル
  TEL : (03)5205-0333 FAX : (03)5205-033
代表者
代表理事 会長兼理事長 髙坂 節三

設立年
1992年

理 念
社会生活に必要な日本語・漢字の能力を高め、広く日本語・漢字に対する尊重の念と認識を高めるための普及啓発・支援活動、調査・研究、日本語能力育成活動を本邦及び海外において行い、我が国における生涯学習の振興を通じて日本文化の発展に寄与する。

事業内容
  (1)日本語・漢字に関する普及啓発・支援
  (2)日本語・漢字に関する調査及び研究
  (3)日本語・漢字に関する能力育成
  (4)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

{ 新 宿 餘 談 }
歳末風物詩となっている「今年の漢字」が発表された。予想どおり「令」で、最終画は曲げはねで書されていた。
このイベントが公益財団法人 日本漢字能力検定協会の主宰によることは薄〻知っていた。同財団の WebSite を訪問したら「今年の漢字」に「®  登録商標」が表示されていた。
[ 参考:特許庁 商標制度の概要 
感想は …… 格別には無い。

【この一葉】サム・フランシス カレンダー|ジャストシステム / 1989|

サム・フランシス カレンダー(ジャストシステム / 1989)
design : takaaki bando
cooperation : nantenshi gallery, minoru niijima
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{ 新 宿 餘 談 }
目下連日のんびりと事務所移転の作業中。キャビネットの奥からだいぶ莨ヤケした三十年余以前のカレンダーを発掘 !?   表紙厚紙、本体別紙の 7 枚もの、リング綴じ、未使用のものだった。
クライアントはジャストシステム、当時同社の AD だった板東孝明氏のデザイン。南天子画廊と新島 実氏が協力していた。
たまたまお手伝いに来社していた日吉洋人さんが「お気に入りアイテム」で持ち帰った。これで産業廃棄物にならずに済んだ。[この一葉][この一冊]カテゴリーの初掲載となった次第。

撮影:日吉洋人さん [ 参考: 日吉洋人 Facebook ]

【展覧会】無印良品|ATELIER MUJI GINZA|「インドの手仕事、文字になる」展|’19年12月20日-’20年3月8日

無印良品 ATELIER MUJI GINZA
「インドの手仕事、文字になる」展
開催期間  2019年12月20日[金]-2020年3月8日[日]
時  間  10:00-21:00
開催場所  無印良品 銀座 6 F  ATELIER MUJI GINZA Gallery  2
      入場無料
主  催  無印良品
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世界は、文字であふれています。今日のデジタル社会において、書体 (文字の形とスタイル)の重要性はさらに高まりました。表現したい、伝えたい、残したい、わかり合いたい。書体は、私たち人類にとって豊かな表情や物語、美しさを備えた道具であり糧でもあります。
本展では、地域固有の文化とイノベーションが融合し、社会に新しい価値を生み出すデザインについて、インドにおける書体をめぐる挑戦を紹介します。

インドのデザイナーが2011 年に立ち上げたプロジェクト「The Typecraft Initiative -タイプクラフト構想」では、デザイナーとインド各地の工芸や民俗芸術の職人である女性たちが、ワークショップ形式でインド・ラテン語のデジタル書体を共同制作しています。地域の生活に根ざした入れ墨、刺繍、陶芸、絵画など幅広い分野の職人たちと、時間をかけてその特性や個性に合わせたワークショップを実施。
この過程を経て創られた書体をフォントとして製品化することで、デザインの可能性や職人である女性たちの新たな職域を広げる取り組みです。それは、近代化の波に消えゆくインドの手仕事を、未来につなげる活動にも通じています。
さまざまな魅力と背景を持つインド各地の文化が文字になる、この壮大なプロジェクト。女性たち職人の手仕事から生まれる文字は、今日もインドの暮らしの中で育まれています。

The Typecraft Initiative(タイプクラフト構想)
2011年にデザイナーのイシャン・コースラが、インドの無形遺産である伝統の手仕事を伝え、刷新し、その功績を讃えるために設立。多様で異なる手仕事によるプロダクトやプロセスを介した書体を作成していくことを目指している。伝統に新たな息吹を吹き込むコミュニケーションや学びのため、様々な分野の職人たちとのワークショップ形式で、これまで5つの書体を作成。それらをデジタル化して商品に発展させる活動は、職人たちの新しい職域を広げている。

[ 詳細: ATELIER MUJI GINZA ]

【展覧会】ミサワバウハウスコレクション|第30回企画展|「バウハウスの曲線 ─ バイヤー、ブロイヤー、ヴァーゲンフェルト」|’19年11月15日-’20年03月19日

ミサワバウハウスコレクション
第30回企画展「バウハウスの曲線 ── バイヤー、ブロイヤー、ヴァーゲンフェルト」
開催期間  2019年11月15日[月]-2020年03月19日[木]
開館日時  10:00-12:00,  13:30-17:30
      水・土・日・祝祭日および12月25日-1月5日は休館
予約受付  03-3247-5645
      同館は予約制です。休館日を除いた前日までに電話で日時をご指定ください。
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ミサワバウハウスコレクションでは、3年ぶりの企画展「バウハウスの曲線 ── バイヤー、ブロイヤー、ヴァーゲンフェルト」を開催致します。
バウハウスといえば直線や硬質な幾何学形のイメージですが、本展では曲線をテーマに、ヘルベルト・バイヤー、マルセル・ブロイヤー、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトを取り上げます。3人ともバウハウスで学び、バイヤーは広告印刷工房、ブロイヤーは家具工房のユングマイスターとして工房を指導し、ヴァーゲンフェルトはワイマールに残って後継校の金属工房を指導しました。
バイヤー、ブロイヤーはアメリカで、ヴァーゲンフェルトはドイツに留まりますが、3人ともその後長く活躍しています。
バウハウスは社会に積極的に関わる新しいタイプの芸術家の養成をめざしました。バウハウスにとって、この3人はまさにバウハウスがめざした理想の実現だったのです。
バウハウス時代の作品から、その後の展開を75点の作品でご覧戴きます。

また、バウハウス100周年を記念し、バイヤーのデザインで世界を巡回したバウハウス50年展と、本年のドイツでの動きを紹介します。
本展は、バウハウス100ジャパンの「バウハウスの星座」39番目の星となります。
全国のバウハウス関連イベントで行なうスタンプラリーに参加し、特製スタンプを用意してご来館をお待ちしています。公式台紙「バウハウス・パスポート(bauhaus100jp 学生証付き)」は渋谷TSUTAYA 7 階で販売中です。

◆ギャラリートーク
同館学芸員による解説をおこないます。
12月6日[金]、 1月10日[金]、 2月14日[金]、 3月6日[金] 
14時より 1時間半程度。有料(詳細はお問い合わせください)

◉ 2020/02/28 (金)
予約受付を休止します
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、現在新規の予約受付を休止しています。

[ 詳細: ミサワバウハウスコレクション ]{活版 à la carte まとめ

【展覧会】お札と切手の博物館|令和元年度 第2回特別展|乙百円-おつひゃくえん-誕生の軌跡 日本人が初めて肖像をデザインしたお札|令和元年12月17日-令和2年3月1日

お札と切手の博物館
令和元年度 第2回特別展
乙百円-おつひゃくえん-誕生の軌跡 日本人が初めて肖像をデザインしたお札
開  催  日  令和元年12月17日[火]-令和2年3月1日[日]
開催時間  9:30-17:00 
休  館  日  月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日)、年末年始(12/29-1/3)、2月9日
開催場所  お札と切手の博物館 2 階展示室
入  場  料  無 料
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明治時代初期、日本のお札や切手は、お雇い外国人として来日したキヨッソーネの尽力により近代化を遂げました。図案・原版彫刻・製版といった技術の全てを担っていたキヨッソーネが印刷局を去った後、日本の技師たちは自らの力でお札をつくる道を歩みはじめます。
アメリカで技術を研鑽した工芸官の大山助一-おおやますけいち-が伝えた技法を弟子の森本茂雄-もりもとしげお-らが受け継ぎ、欧米の技術や様式を吸収しながら、印刷局は発展を遂げ、昭和5(1930)年に日本銀行兌換券「乙百円」(以下、乙100円券)が誕生しました。

当時最新の技術と日本独自の図柄を用いた乙100円券は、初めて聖徳太子の肖像が採用されたお札としても知られますが、その肖像は日本人が初めてデザイン・彫刻を手がけたものです。
乙100円券が発行されるまでの日本のお札は、キヨッソーネの残した原版に基づいて肖像が作成されていましたが、初めて聖徳太子の肖像が採用された乙100円券では、人物の描写、考証、文様、図柄などのすべてを一から製作する必要がありました。
また、その図柄には肖像にゆかりのある法隆寺の宝物などを元に図案化したものが多用されていることが特徴で、当時最新の印刷技術を用いることによって実現したものです。

本展では、お雇い外国人から学んだ技術を日本の技術者たちが自ら成熟させ、生粋のお札を生み出すまでの軌跡を辿り、乙100円券が誕生するまでの背景や肖像の下図が完成するまでの過程、当時最新の偽造防止技術などについて、同時代の海外のお札や関連資料と併せてご紹介します。

[ 詳細: お札と切手の博物館 ] {活版 à la carte 既出まとめ

【もん】展覧会|住友コレクション 泉屋博古館|SEN-OKU HAKUKOKAN MUSEUM 東京分館|企画展 金文-中国古代の文字-|’19年11月9日-12月20日|

住友コレクション
泉屋博古館  SEN-OKU HAKUKOKAN MUSEUM
東京分館 企画展 金文-中国古代の文字-
主  催  公益財団法人 泉屋博古館
会  場  住友コレクション 泉屋博古館分館
      106-0032 東京都港区六本木1ー5-1
      03-5777-8600(ハロ-ダイヤル)
会  期  2019年11月9日[土]-12月20日[金]
開館時間  10:00-17:00(入館は16時30分まで)
休  館  日  月曜日
入  館  料  一般 800円、高大生 600円、中学生以下無料
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今から三千年前の商周時代、様々な造形をもつ青銅器が盛んに製作されましたが、その表面には古代の文字が鋳込まれていました。金文と呼ばれる、現在の漢字の祖先にあたる中国古代の文字は、平面上に「書かれた」ものではなく、鋳物の技術によって立体的に「造られた」ものでした。
本展では青銅器にあらわされた文字、金文の世界をご紹介するとともに、復元鋳造レプリカやその鋳型を併せて展示することで、鋳物の技術としての文字=金文をわかりやすくお伝えします。

泉屋博古館分館 改修工事による休館のお知らせ
泉屋博古館分館は2020年1月より約2年、改修工事のため休館します。
休館期間中、皆様にはご不便をおかけいたしますが、
ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
* 新宿餘談  さびしいですね。

[ 詳細: 住友コレクション 泉屋博古館分館 ]