【展覧会】 宇都宮美術館 遊亀と靫彦 ─師からのたまもの・受け継がれた美─

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◯ 会    期 : 2015年04月05日[日]-05月17日[日]
◯ 開館時間 : 午前09時30分-午後05時(入館は午後04時30分まで)
◯ 休 館  日: 毎週月曜日、(ただし5月4日は開館)、および4月30日[木]、5月7日[木]
◯ 観  覧  料 : 一般900円
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端正な線と豊麗な色彩で多くの歴史人物画を残した安田 靫彦(やすだ ゆきひこ 1884-1978)。
その愛弟子で、モダンで新しい日本画表現に果敢に挑んだ小倉遊亀(おぐら ゆき 1895-2000)。
二人の画家は、共に近代日本画の歴史に大きな足跡を残しました。

奈良女子高等師範学校卒業後、教鞭をとりながら絵画制作を続 けていた遊亀は、1920年(大正9)、靫彦に入門。 遊亀独自の絵画世界へ向けて確かな一歩を踏み出しました。
そして、この師弟をつないだともいえるのが、「 大和の生き字引 」 といわれた歴史学者、水木 要太郎(みずき ようたろう 1865-1938)でした。 水木は、靫彦が奈良に内地留学した際に親しく交流を持ち、また、遊亀の高等師範学校時代の恩師でもありました。

本展覧会では、安田靫彦、小倉遊亀、それぞれの名品をご覧いただ き、さらに、広範囲な文物のコレクターでもあった水木の旧蔵品から、 二人と関係する作品や資料を展示いたします。 また、宗達など古人の残した作品の研究を重ね、自らの制作に生かした靫彦の遺愛の古美術品なども取り上げます。

こうした様々な視点から安田靫彦と小倉遊亀をご覧いただくことにより、それぞれが生み出した美と、師から弟子へと引き継がれたものを感じ取っていただく、またとない機会となるでしょう。
【 関連情報 : 宇都宮美術館 企画展

<次回展のお知らせ 詳細紹介は後日>20150323141331112_0003