月別アーカイブ: 2012年10月

TTFからOTFへの交換を実施します

この無償交換サービス対応は
先月(2012年11月)いっぱいで終了 !
引き続きプロフェッショナルの皆さまを満足させる
朗文堂 タイプコスミイクのデジタルタイプへの
ご支持 ご声援をお願いいたします !!

「欣喜堂 Digital Typefaces シリーズ」のご愛用をたまわりありがとうございます。
「欣喜堂 Digital Typefaces シリーズ」(PDF)の書体設計は、欣喜堂・今田欣一氏によるものです。
販売は 朗文堂タイプコスミイク によるものです。

小社では2002年(平成14)9月の発売以来、安心・安全・確実な、CDRメディアをもちいて当該書体の販売にあたってまいりました。
そのころはまた、ちょうど TrueType font から OpenType font へのフォーマットのきりかえの端境期にありました。

そのために、2010年(平成22)2月に朗文堂タイプコスミイクにおける OTF フォーマットへの切りかえが完了するまでのあいだ、以下の7パッケージの一部が TTF フォーマットでの販売となりました。

近年デジタル・フォントのフォーマットが、ほとんど OTF フォーマットに集約されたのを機に、発売当初の TTF フォーマットによる書体パッケージを、ご希望のかたに限り、以下のように交換させていただきます。
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 【 TTF から OTF フォーマット・パッケージへの無償交換を実施いたします 】

  • 交換対象商品は、以下の7書体の TTF 版パッケージです。
    「正調明朝体 Combination 3」、「四川宋朝体 Combination 3」、「清朝官刻体 Combination 3」、「和字 Revision 9」、「和字 Tradition 9」、「和字 Succession 9」、「和字 Ambition 9」。
  • 朗文堂タイプコスミイクと、その指定販売会社から TTF フォーマットによって上記の7書体のデジタル・タイプパッケージを購入されたお客さまは、当該書体のパッケージをご提示いただくだけで、ご来社の場合は当該書体と同一の OTF 版に無償交換(書体名とご来社時間をご予約ください)となります。
    ご送付を希望のばあいは、梱包・送料(ヤマト運輸宅配便、送料受取人払い)だけのご負担で、同一書体のOTF フォーマットに交換いたします。
  • 書体パッケージを紛失されたお客さまでも、「購入社名(購入者名)、購入年月日(およそで結構です)」により、小社顧客台帳にて販売実績の確認ができますのでお申し出ください。
    また欣喜堂書体シリーズは、ダウンロード方式による販売もおこなっていますが、今回の朗文堂タイプコスミイクでの交換の取扱いは、あくまでも小社販売による CDR パッケージ書体商品に限定いたします。
  • この OTF パッケージへの交換は、2012年(平成24)8月1日-11月31日までの期間とします。また将来デジタル・タイプのフォーマットが変更になった場合、それへの無償対応を保証するものではありません。
  • 本件のご発注とお問い合わせは、 robundo@ops.dti.ne.jp » send email 、Telefacsimile 03-3352-5160 までお願いいたします。
  • 本文書に記載されている会社名・商品名などは、各社の商標または、登録商標などを含みます。

【日本語総合書体 ── 新パッケージ】

  【日本語和字(ひら仮名・カタ仮名)書体 ── 新パッケージ】

 

日大藝術学部 Typography Seminar 終了!

日本大学藝術学部デザイン学科 特別講義
Typography Seminar
        Helmut Schmid
        Jiro Katashio
        Akiteru Nakajima
2012年10月27日[土] 14:00-17:50
展示/デザイン・プレゼンテーションルーム
講演/日本大学藝術学部 江古田校舎 西棟B1 
企画・進行/細谷 誠専任講師

 

 展示会と特別講義は、中島安貴輝主任教授の長年にわたるデザイン活動と、デザイン教育を綴り、それを記録・展示し、次代のデザインを背負う学生の皆さんと、あらたな方向性を模索するという、とても意欲に富んだ、内容の濃いテーマでした。

この企画・展示・進行は同大の細谷 誠専任講師。
特別講義の講師は、中島安貴輝主任教授と、ゲストとして、年代がちかく、長年にわたって親好がふかい関係(悪友 !?)だった、ヘルムート・シュミットさん、片塩二朗でした。

シュミットさんは、タイポグラファになろうと決意し、欧州各国での活版印刷所で「コンポジター 植字工」として修行し、ついに念願のバーゼルでエミル・ルーダー氏の教育を受けるにいたった経緯、そして定員3名だけの、ちいさな私塾ともいえた、ルーダー氏のタイポグラフィ教育内容を、大量の写真データとともに紹介されました。

中島安貴輝主任教授 は、東京オリンピックに日藝の学生のころから、勝美勝先生門下生として「青年将校」のようなかたちで関わり、のちに沖縄海洋博覧会のデザインディレクターとして活躍されたことを、丹念に事例報告され、「デザインも、アソビも、めいっぱい」と学生諸君を激励されていました。

この特別講義の企画にあたられた 細谷 誠専任講師 は、お若いころに、 ヘルムート・シュミット氏の『バーゼルへの道』を購読されて大きな感銘をうけられたそうです。



ついでながらヘルムート・シュミット氏の『japan, japanese』 の著者講演会を、来春に朗文堂主催での開催を予定しています。
詳細はあらためて新春にお知らせいたします。
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「Typography Seminar」は、日大藝術学部の授業の一環でしたが、外部からの参加も自由ということでしたので、わずかに朗文堂社内に A3 判告知ポスターを掲示しておきました。
そのために、新宿私塾塾生と、修了生がたくさん押しかけて、講義室は溢れんばかりの盛況となりました。中島先生、細谷先生にはもろもろご迷惑をおかけしました。


あらためておどろきましたが、新宿私塾の塾生には、日大藝術学部のデザイン科だけでなく、写真科、建築科などの学生・卒業生もたくさん在籍していました。そんなかれらが大挙して講演会に押しかけたようです。
ですから「懇親会第2部-いわゆる二次会ですね」は「日藝生」ならではの秘密の? 根城にいき、「ヤカンビール」などという、珍奇な飲みものも登場して、土曜の夜はシンシンとふけていきました。

活版ルネサンスフェア 終了いたしました。


とき * 2012年9月28日[金]29日[土] 13:30―19:00
ところ * 朗文堂4F-B
160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F

第13回活版ルネサンスフェアは、たくさんのお客さまをむかえて
無事に終了しました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。
今回はここ数回の【活版ルネサンス】で人気だった樹脂凸版用
メタルベースだけでなく、活字込め物や活字倍数尺などを
スタッフとじっくり相談し、購入されるお客さまが多のが特徴でした。
どうやら風向きがかわり、簡便な樹脂凸版だけでなく、本格的な
活字版印刷への転換がゆっくりながらはじまっているようです。
次回の開催は来年、2013年03月を予定しております。
その間、活版印刷の機材・資材のご購入、あるいはご質問などは
ご遠慮無くアダナ・プレス倶楽部までご相談ください。
いよいよ秋の創作シーズンです。皆さまのご健闘を祈念します。



《アダナ・プレス倶楽部は、皆さまに支えられて奮闘中です》
朗文堂 アダナ・プレス倶楽部は、発足から7年、Adana-21J の発売開始から5年が経過しました。この間の皆さまからの暖かいご支援と、ご協力に、ただただ感謝の毎日でございます。
今後とも皆さまに支えられながら、また、あらたな、そしてさまざまな飛翔を企画中です。その詳細は順次ご報告いたしますが、変わらぬご支援・ご声援のほどお願い申しあげます。
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アダナ・プレス倶楽部では、活版印刷のよき再生を願って、さまざまな試みを重ねてまいりました。そのひとつに、教育機関との提携・連携があり、Adana-21J をご購入いただいた教育機関にはできるだけ積極的に出向いて、学生の皆さんとの交流を計ってまいりました。
また購入検討中の施設でも、手狭ながら小社に学生の皆さんをお迎えして、実際の教育体験として、活版印刷を知り、触れていただく機会を設けてまいりました。

そんな記録が各教育施設(大学)のWebsiteに紹介されています。すこし古い記録もありますが、アダナ・プレス倶楽部の活動の一部としてご紹介いたします。

◎ 駒澤女子大学 人文学部映像コミュニケーション学科
                     田澤秀司准教授ゼミ
   ハロー V-com  活版印刷を実体験しました!   

◎ 日本大学  藝術学部美術学科 笹井祐子准教授ゼミ
   活  版  印  刷