カテゴリー別アーカイブ: アダナ・プレス倶楽部

【イベント】 メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭-02   さぁはじまりました! サラマ・プレス倶楽部名物 宛名面一色+絵柄面二色 3000枚 都合9000回プレスの Postal Card 印刷

バーナーDSCN4375 DSCN4380 DSCN4385 DSCN4368 DSCN4396会報誌『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』の配布を終え、サラマ・プレス倶楽部は本格的に<メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭>の準備態勢にはいりました。
2011年東日本大震災に際し、各地会員の被災者へのおもいと、ご来場者の安全に配慮して、直前に<活版凸凹フェスタ>を中止して以来、久しぶりの東京でのイベント開催です。
メディア・ルネサンスロゴ01 メディア・ルネサンスロゴ02この間に朗文堂内での事業部名が、登録商標にあわせて、「アダナ・プレス倶楽部 → サラマ・プレス倶楽部」にかわり、イベント名も「活版凸凹フェスタ → Viva la 活版」と活版礼讃のイベント名にかわりました。
「Viva la 活版」イベントはその後、地方からの底上げと充実をはかり、北海道美唄市:アルテピアッツァ美唄、鹿児島市:尚古集成館、新潟市:北方文化博物館、長崎市:長崎県印刷工業組合会館での開催をかさねてまいりました。

折しもことしは、近代産業近代化のパイオニアとして、東京築地活版製造所と東京石川島平野造船所(現 I H I )の創業者 : 平野富二生誕170年にあたります。
プレイベント「江戸・東京 活版さるく」(11月11日[土]開催 先約40名様限定)では、長崎に設けられた「海軍伝習所」「医学伝習所」「活版伝習所」などの施設と人員とモノが、いつ・どこに・どのように江戸と東京にもたらされ、どのように消長したのかをバスツアーで探ります。
11月24日[金]-26日[日]に日展会館 新館を主会場として開催される<メディア・ルネサンス 平野富二生誕170周年祭>も、盛り沢山の企画で皆さまをお迎えいたします。
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《 さぁはじまりました! サラマ・プレス倶楽部イベント名物 はがき印刷 》
今回のイベント告知はがきは、宛名面一色+絵柄面二色、3000枚製作ですから、都合9000回プレスの Postal Card (絵はがき)となりました。
10月12日[木]に四台の機械用に印刷版の組みつけ、13日[金]の夜から印刷を開始し、14日[土]、15日[日]と印刷作業に没頭しました。

雨の週末でしたが上掲写真のように、田中・日吉・松尾A・上条・千星・鷹巣・時盛・森田・江並といった多くの会員の皆さんのご協力をいただき、夜1?時ころに無事印刷を終えました。
これから本格的な広報態勢に入りますので、この<活版 à la carte>と同様、<イベントアーカイブ>コーナーに情報を集中しますので、ご訪問をよろしくお願いいたします。

【 継続詳細情報 : サラマ・プレス倶楽部 イベントアーカイブ にて連続紹介 】

{Viva la 活版 ばってん 長崎}11 五月連休後半の長崎があつかった。出島主会場で展示/WS、市内一円で「崎陽長崎活版さるく」展開 ご参加ご協力ありがとうございました

長崎タイトル1030963{Viva la 活版 ばってん 長崎}は、近代機械産業発祥の地、それも140年余の歴史を刻んだ活版印刷にはじまる印刷産業の中核地・長崎県印刷会館を主会場として開催されました。
そのため地元長崎の印刷人だけでなく、ひろく全国から長崎に結集した活版印刷実践者・研究者とのよき交流の場となりました。
イベントには老若男女が多数参加。今後とも長崎の知見と全国の研究が両両あいまって、おおきくひろまるきっかけとなっていけたらなによりのよろこびです。
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これから数回にわたって{Viva la 活版 ばってん 長崎}の記録を紹介します。掲載コーナーは<アダナ・プレス倶楽部 活版 à la carte>、<朗文堂 文字壹凜><花筏>を予定しております。
ところが昨年の{Viva la 活版 Let’s 豪農の館}と同様、主催者カメラがほとんど機能していないため、写真記録は参加者有志(到着順:宮田和夫氏、吉澤雅博氏、半田淳也氏、松尾愛子氏、横島大地氏、真田幸治氏、日吉洋人、春田ゆかり氏)の皆さまのご提供によります。
ご協力ありがとうございました。Viva la 活版  ばってん 長崎WS 吉澤雅博氏撮影 活字高さ見 吉澤雅博カメラ さるく半田カメラ さるく半田02 平野富二生家跡にて矢次家旧在地 半田カメラ

活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎}09 <崎陽探訪・活版さるく> 5月7日[土]開催。<活字ハンドモールド鋳造印刷体験会>5月8日[日]開催。

長崎タイトル

20160503155850029_0001活版さるく表紙map-Nagasaki画像《活版印刷礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎}5月7日  {崎陽探訪・活版さるく}訪問、コース順などを紹介》
なんとも贅沢な企画が実現したものである。
{崎陽探訪・活版さるく}は、長崎での知見と、関東での研究をあわせ、本木昌造、平野富二をはじめ、日本近代産業発祥の地・長崎にある文明開化関連史蹟を、貸し切りバスと徒歩でめぐるツアーである。

半日の短い行程であるが、新知見による平野富二(矢次富次郎、東京築地活版製造所、石川島平野造船所・現 IHI 創業者)の生誕地探訪をはじめ、まったく未紹介の場所や、ふつうは非公開の場所を含めての得難い観覧となる。
小菅修船所resize[1]

◎ 訪問予定地 : 小菅修船所 [画像提供 : 宮田和夫氏 2016年04月01日
【 参考資料/『平野富二伝』 小菅修船所の経営と立神船渠の開鑿 古谷昌二  p.88 】
 明治2年(1869)3月、(矢次)富次郎24歳のとき、長崎の小菅浦に建設されていた曳揚船渠(パテント・スリップ)が、イギリス人グラバーから引渡を受け、長崎製鉄所の付属となった。その際、富次郎は、小菅修船所の技術担当責任者となった。
 小菅修船所では、常時イギリス人4名を使役して、船舶の修理と船渠の賃貸事業を行い、16ヶ月間で純益金1万8千円を得た。

同年9月、長崎製鉄所は本木昌造の頭取辞任に伴う人事異動で、富次郎は機関方から元締役助に昇格した。その時、小菅修船所での経験を元にして、長崎の立神浦に大型ドライドック(乾式船渠)の開鑿を、長崎県知事を経由して民部省に建議した。
すなわち、大々的に造船事業を起こし、日本と中国間を航海する権利と、諸船舶を修理する権利とを掌握し、それによって沈滞気味の長崎港の繁栄を維持しようとするものであった。

「崎陽探訪・活版さるく ガイドブック」、「崎陽探訪・活版さるく ガイドマップ」は、2016年5月7日に開催されるイベント参加者にむけて限定製作される。
このデータは一般にも公開され、今後とも江湖のご意見をあわせて遺漏なきを期し、将来の基礎データとなることを目的とする。

ご予約のうえ積極的なご参加を待ちたい。
【 詳細 : アダナ・プレス倶楽部ニュース 】
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《活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎} 5月8日[日]三階会場
「ふたつのハンドモールドで活字鋳造・印刷体験会」 テキスト二冊と貴重動画上映紹介》
伊藤伸一表紙 名称未設定-1.indd
{Viva la 活版 ばってん 長崎}05月08日[日]、10時・11時から、主会場・長崎県印刷会館三階において、復元された二種類の手鋳込み活字鋳造機(ハンドモールド・かつては割り鋳型とも記録)をもちいての活字鋳造(かつては流し込み活字とも記録)と、その試作活字による印刷体験会を開催いたします。

初期鋳型研究家・伊藤伸一氏は、米国スミソニアン博物館による復元鋳型をもちいての活字鋳造・印刷をおこないます。
タイポグラフィ学会会員・渡辺 優氏には、グーテンベルクの使用したと想定されている復元鋳型を製作し、実証的に活字鋳造・印刷ができることを証明しました。

各回とも先着10名様、活字鋳造・印刷体験の参加費3,000円(テキスト、活字付き)。見学は自由ですが、テキストをご希望のかたは各500円(税込)。

このとき会場で上映される映像は、1925年(大正14)英国産業連盟(略称 FBI )が製作した貴重な映像で、活字パンチ(活字父型)・活字マトリクス(活字母型)、ハンドモールド操作の実際、明治初期に長崎に伝来したとされるポンプ式ハンドモールドなどの活字鋳造関連資料と、印刷・製本までを紹介する動画です。
初期活字版印刷者の苦心と工夫を知る得がたい機会です。ふるってのご参加を。
ハンドモールド1 ハンドモールド2 ハンドモールド3 渡辺ハンド1 渡辺ハンド2

活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎} 08  創立10周年記念特別参加・タイポグラフィ学会の取り組みが本格化

長崎タイトルPrintDSCN9326活版礼讃イベント{Viva la 活版 ばってん 長崎}は、長崎県印刷工業組合会館を主会場として開催されます。 メーンの展示場は三階の会議室を使用します。
ここは本来は会議室ですし、三方壁面にはガラスケースにはいった長崎の印刷関連資料が展示されています。また照明・空調・音響装置も良好とはいえません。
したがってふつうの「ギャラリー」「展覧会会場」など
とされる施設とはことなり、必ずしもイベントスペースとしては快適とはいえません。 新潟01 新潟02ところが活版印刷関連のイベントが盛んになった首都圏をみずからの意志で一旦はなれ、地方からの振興の道を選択したアダナ・プレス倶楽部は、こうしたことにはいっこうに頓着しません。

これまでの北海道・アルテピアッツァ美唄、鹿児島・尚古集成館、新潟・豪農の館などで開催してきた活版礼讃イベントでも、空調・照明・音響施設などが整備された「ギャラリー」のようなところでの開催ではなく、ゆたかな自然がいっぱいの環境のなかで、創意と工夫をこらしながら、身体性を重視したものづくり、手づくり感にあふれたイベントを試みてまいりました。 DSCN6093 DSCN6100今回の展示の一部には、同館収蔵庫に収納されている明治期の手引き印刷機(アルビオン型。2台あり、1台の鳥居状天板の両面には、東京築地活版製造所・大阪活版製造所のマークと欧文表記の社名がみられる)をご覧いただく予定です。
また可能であれば、保存状態のよい一台は、実際に稼動させる試みが現地でなされます。
谷幸吉『本邦活版開拓者の苦心』で報告されている、かつての新町活版所で境 賢治が使用していたと伝承される「天然ニカワによるインキローラー(肉棒)製造器」も展示の予定です。
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さらに意欲的な挑戦にいどむのは、創立10周年記念事業の一環として特別参加されているタイポグラフィ学会です。
タイポグラフィ学会の主展示場は「長崎県印刷会館」の一階。写真右手シャッターの奥となります。
同会場ではタイポグラフィの先鋭が10年のときを刻んできた歴史をふりかえり、あらたなタイポグラフィを俯瞰する意欲的な会場であり、展示となります。
ここはふだんは駐車場として使用されており、当然採光・照明などの設備におとります。それでもここに、創意と工夫をこらしたタイポグラフィの展示がおこなわれます。
またここには、談話室 兼 休憩コーナーもあわせて設けられる予定です。
DSCN6113 DSCN6109Print会場案内サインボード : 平面設計 日吉 洋人(タイポグラフィ学会会員・活版カレッジ修了) ──────────
《活版印刷礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎}5月7日{崎陽長崎探訪・活版さるく}訪問、コース順など紹介》
なんとも贅沢な企画が実現したものである。
{崎陽長崎・活版さるく}は本木昌造、平野富二をはじめ、日本近代産業発祥の地・長崎にある文明開化関連史蹟を、貸し切りバスと徒歩でめぐるツアーである。
半日の短い行程であるが、長崎と東京での研究の蓄積をあわせ、また新知見による平野富二(矢次富次郎)生誕地をはじめ、まったく未紹介の場所や、ふつうは非公開の場所を含めての得難い観覧となる。
ご予約のうえ積極的なご参加を待ちたい。

Viva la 活版 ばってん 長崎 崎陽探訪・活版さるく ガイドブック 活版さるく表紙map-Nagasaki画像 基本データ製作 : 長崎県印刷工業組合、岩永 充、大石 薫、片塩二朗、平野正一、古谷昌二、宮田和夫、盛田隆行
冊子データ製作 : 日吉 洋人(タイポグラフィ学会 創立10周年記念事業特別協力)
地図データ製作 : 春田ゆかり(タイポグラフィ学会 創立10周年記念事業特別協力)
発行 : 朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

「崎陽探訪・活版さるく ガイドブック」は2016年5月7日に開催されるイベントにむけて限定製作されます。 このデータは一般公開され、江湖のご意見をあわせて遺漏なきを期し、将来の基礎データとなることを目的とします。
【 詳細 : アダナ・プレス倶楽部ニュース 】

【アダナ・プレス倶楽部】 まずはご一報を!<Salama-21A操作指導教室>、<活版カレッジ>

アダナタイトル

Salama-21A 操作指導教室<Salama-21A 操作指導教室> は、ふつうの活版印刷体験会や活版ワークショップとはいくぶん異なり、小型活版印刷機 Salama シリーズを購入予定のお客様のための操作指導教室です。
ご購入いただいた(ご購入予定の) Salama シリーズを、安全かつ快適にご使用していただくために、必要な操作方法の基礎を、短時間で集中的に習得していただくことを目的とします。
そのため、各回最大 4 名様に限定した、完全予約制の教室です。

アダナ ・ プレス倶楽部では、遠近を問わず、これから活版印刷をあらたにはじめられる皆さまに、できるだけ <Salama シリーズ 操作指導教室> の受講をおすすめしています。
また活版印刷関連機器のご購入の前に、十分なおはなし合いをさせていただいております。

そのため、できるだけお客さまのご都合にスケジュールをあわせて<Salama シリーズ 操作指導教室>の受講をおすすめしております。 もちろん受講に際して印刷機などの購入は義務づけられていません。
詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。

活版カレッジ

<活版カレッジ>は、身体性がもたらす造形精神とそのよろこびをおもくみています。
そのために、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Adana-21J ,  Salama-21A によるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。

<これまでの活版カレッジ講座のもよう>
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<活版カレッジ>は、ともかく少数の学習機関ですし、造形によろこびをみいだす仲間が中心となりますので、講座は和気藹藹としたなかにも、技芸者をめざすものとしての緊張がみなぎっています。
<活版カレッジ>は、基本的に春季・夏季・秋季・冬季と、一年に四回開講されますが、ここ数回にわたって事前ご予約者が多く、ほとんど一般公募ができない状態がつづいています。

すでに次回の夏期・秋季・冬期講座にも相当数のご予約をいただいているようです。ともかく受講のご意思のあるかたは、まずご一報をいただくき、ご予約をお願いいたします。
詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。 

【会報誌】 アダナ・プレス倶楽部会報誌 第32号(Spring) 完成 ・ 配布中

アダナ ・ プレス倶楽部の会報誌
『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 32 』 (Spring  2016)を刊行し
会員の皆さまへ配布中です。
会報誌32表紙『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 32 』 (Spring  2016)
表紙使用活字 : 24pt. Franklin Gothic Condensed

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主な内容 (目次) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ イベント情報  『Viva la 活版 ばってん 長崎 』 開催特集!
・  崎陽探訪・活版さるく 探訪地詳細図および解説
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『 Adana Press Club NewsLetter 』 の定期購読をご希望の方は、「 登録会員登録 」と年間登録費の納入をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、 会報誌の配布はお申込みの次号からとなります。ご了承ください。

活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎} 06 地震お見舞いと長崎県印刷会館の活字の状況

お見舞いこのたびの平成28年熊本地震により、被害を受けられました皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げると共に、被災された皆様の、一刻も早い復旧・復興を祈念いたします。
いまだに余震とはいえない規模の地震がつづいているようです。一刻もはやい収束を念願するとともに、皆皆さまのご息災を切望いたしております。

<Viva la 活版 ばってん 長崎>の主会場「長崎県印刷会館」からのご報告では、2016年04月14日[木]の「前震」ではなにも異常はなかったのですが、04月16日[土]未明の「本震」で、三階の活字ケースから若干の活字が崩落したとの連絡がございました。
下掲写真(本年01月撮影)の活字ケースには、三号明朝体、五号明朝体、9 pt. 明朝体などが設備されていましたが、馬棚上部の活字ケースが倒壊したとのことです。幸い被害はその程度の軽微なものであったとのお知らせをいただきました。
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そのため<Viva la 活版 ばってん 長崎>初日05月06日[金]に予定しておりました「活版印刷で名刺をつくろう」の一部を変更して、アルファベット活字を使用した内容に変更させていただきます。ご了解をたまわりますようお願いいたします。
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活版礼讃{Viva la 活版 ばってん 長崎}05 5月8日「ふたつのハンドモールドで活字鋳造・印刷体験会」 テキスト二冊と貴重動画紹介

伊藤伸一表紙名称未設定-1.indd

 {Viva la 活版 ばってん 長崎}05月08日[日]、10時・11時から、主会場・長崎県印刷会館三階において、復元された二種類の手込み活字鋳造機(ハンドモールド・かつては割り鋳型とも)をもちいての活字鋳造(かつては流し込み活字とも)と、その試作活字による印刷体験会を開催いたします。

初期鋳型研究家・伊藤伸一氏は、米国スミソニアン博物館による復元鋳型をもちいての活字鋳造をおこないます。
タイポグラフィ学会会員・渡辺 優氏には、グーテンベルクの使用したと想定されている復元鋳型を製作し、実証的に活字鋳造ができることを証明しました。

各回とも先着10名様、見学はご自由ですが、参加費3,000円(テキスト、活字付き)。
初期活字版印刷者の苦心と工夫を知る得がたい機会です。ふるってのご参加を。
ハンドモールド1 ハンドモールド2 ハンドモールド3 渡辺ハンド1 渡辺ハンド2

活版印刷礼讃<Viva la 活版 ばってん 長崎>04 5月7日{崎陽長崎探訪・活版さるく}訪問予定地、巡回コースなど詳細紹介

長崎タイトル map-Nagasaki画像 <Viva la 活版 ばってん 長崎 崎陽探訪 活版さるく PDF: map-Nagasaki > 

 <Viva la 活版 ばってん 長崎 崎陽長崎探訪・活版さるく>
2016年05月07日[土] 13:00-  長崎市内一円

{崎陽探訪・活版さるく}は、わが国の近代印刷術の導入と普及に尽力した、長崎出身の本木昌造、平野富二をはじめ、おおくの近代産業開拓者のゆかりの地を、貸し切りバスと徒歩で巡るツアーです。
本企画は参加費 6,000円で予約制です。参加ご希望のかたは、朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のメールアドレス:adana@robundo.com までお申し込みください。
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12:30 受付開始

13:00 【長崎県印刷会館】出発
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【長崎製鉄所跡】(飽の浦門)
【長崎造船所史料館】 銕橋擬宝珠
【立神ドック】 立神ドック建碑由来

【そろばんドック(小菅修船場跡)】
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【長崎運上所跡】 ※車中より見学
 ↓
【諏訪神社・諏訪公園(長崎公園)】
 安中半三郎 歌碑、池原香穉 歌碑、郷土先賢紀功碑、本木昌造 立像、松田源五郎 像、
 杉亨二 像、中村六三郎 碑、上野彦馬 像、ほか
【長崎歴史文化博物館】(本木昌造種字所蔵)脇経由
 ※長崎歴史文化博物館には入館しません
 ※諏訪神社の階段が無理な方は【博物館】見学に変更可(要入館料)
【缶詰の碑(本木昌造弟:松田雅典)】
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【龍馬のぶーつ像】より下山開始
 ※下山が無理な方は【亀山社中記念館】見学に変更可(要入館料)
【禅林寺(飛び地)】 矢次家墓地跡、平野富二碑旧所在地(矢次み弥建立)
【禅林寺】 池原家墓、吉雄家墓、品川家墓、柴田昌吉墓(本木昌造弟)
【光源寺(別所)】 松田源五郎墓

【大光寺(本木家墓所)】
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【福地櫻痴(源一郎)生誕の碑】【思案橋跡】 ※車中より見学
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【平野富二生誕の地(町司長屋跡)】【地獄川】
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【新町活版所跡】【活字の碑】【吉村塾跡】【巌流坂】
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【活版伝習所跡】【唐通事会所跡】
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【小曽根邸の跡】
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【平野富二が矢次家から独立して買い求めた家の場所】
【本木昌造宅跡、医学伝習所跡 碑文は撤去中】
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【長崎海軍伝習所跡】【長崎活字判摺立所跡】
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【銕橋(くろがねばし)跡】【土佐商会跡】
 ↓
【国立第十八銀行】
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【長崎新地中華街】【薩摩藩蔵屋敷跡】【銅座跡】
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{崎陽長崎・活版さるく}には、長崎県印刷工業組合をはじめ、三菱重工業株式会社 長崎造船所、同史料館、長崎・東京など多くのアダナ・プレス倶楽部会員の皆さまのご協力をいただき、通常は見学が困難な場所をふくめての訪問が実現した画期的な企画です。

ガイドマップの製作は創立10周年事業の一環として特別参画いただいているタイポグラフィ学会(担当:春田ゆかり氏)によるものです。
当日の天候・道路事情などにより若干のスケジュール変更の可能性がございます。
また長崎は坂の多い町です。急勾配の場所もございますので、履き慣れた歩きやすい靴でのご参加をお勧めいたします。
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<Viva la 活版 ばってん 長崎 懇親会>
05月07日{崎陽長崎・活版さるく}終了後19:00より、長崎印刷工業組合様のご手配により、主会場至近、長崎新地入口角「京華園」で懇親会(予約制 adana@robundo.com 参加費:食事・飲み物代込み・椅子席 5,000円)を予定しております。
皆さまのふるってのご参加をお待ち申しあげます。

【会報誌】 アダナ・プレス倶楽部会報誌 第31号(Early Spring) 完成・配布中

アダナ ・ プレス倶楽部の会報誌
『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 31』 (Early Spring  2016)を刊行し
会員の皆さまへ配布中です。
会報誌31号表紙
『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 31』 (Early Spring  2016)
表紙使用活字 :24pt. 花型活字   欧文書体は18pt. バスカヴィルです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主な内容 (目次) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ イベント情報  『Viva la 活版 ばってん 長崎 』 開催決定!
・  参加者募集  『 Viva la 活版 ばってん 長崎 』 出展者募集要項
・  新製品情報   アダナ・プレス倶楽部 Salama シリーズ/比較検討資料
・  アダナ・プレス倶楽部会員便り チェコのタイポグラファあれこれ
山崎洋介(活版カレッジ第四期 在プラハ)
・  連載 活版印刷豆知識 活字は小粒でピリリと重い
印刷時のちょっとした裏技やコツ会員便り

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名称未設定-4名称未設定-4名称未設定-4【 小型活版印刷機 Salama シリーズ 比較検討資料 PDF SalmaSeriesComparison 】

『 Adana Press Club NewsLetter 』 の定期購読をご希望の方は、「 登録会員登録 」と年間登録費の納入をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、 会報誌の配布はお申込みの次号からとなります。ご了承ください。

アダナ・プレス倶楽部 活版カレッジ 2016年冬期昼間部講座順調に進行中

活版カレッジ<活版カレッジ>は、身体性がもたらす造形精神とそのよろこびをおもくみています。
そのために、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし、小型活版印刷機 Salama-21A を中心として、Salama シリーズによるケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での、現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。
DSCN1165DSCN1110

DSCN6267 DSCN6271 DSCN6274<活版カレッジ>は、ともかく少数の学習機関ですし、造形によろこびをみいだす仲間が中心となりますので、講座は和気藹藹としたなかにも、技芸者をめざす緊張がみなぎっています。

<活版カレッジ>は、基本的に春季・夏季・秋季・冬季と、一年に四回(うち一回は昼間部)開講されますが、ここ数回にわたって事前予約者が多く、ほとんど一般公募ができない状態がつづいています。
すでに次回春期講座(夜間部開講)にも相当数のご予約をいただいております。

ともかく受講のご意思のあるかたは、まずご一報をいただき、ご予約をお願いいたします。
詳細は <アダナ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。

アダナ・プレス倶楽部 2016年 年賀状のご紹介

2016絵柄面 2016宛名面アダナ ・ プレス倶楽部の年賀状は、例年、数ある欧文活字を時代性によっていくつかのカテゴリーにわけ、それを歴史順に一書体ずつ選択して製作してきました。
これまでの年賀状では、ブラック ・ レター、ヴェネチアン ・ ローマン、オールド ・ ローマン、トランジショナル ・ ローマン、モダン ・ ローマン、クラレンドンを経て、一昨年からはサンセリフのカテゴリーに入りました。

一昨年は 「 グロテスク ・ サンセリフ 」 の 「 フランクリン ・ ゴシック 」 を使用、昨年は 「 ネオ ・ グロテスク 」 の 「 ヘルベチカ 」をもちいました。 
ことしの年賀状の活字は、 絵柄面に「ヒューマン・サンセリフ」とされる ユニバース 55, 12 pt. を組版・印刷しました。宛名面はゴシック活字、8 pt. を中心としています。
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ユニバース活字の製作者 : アドリアン・フルティガー(Adrian Frutiger 1928-2015)は、20世紀の壮大な Univers 宇宙 をキャンバスとし、鮮烈な Meridien 子午線 に軌跡をのこしたひと。 Univers,  Meridien,  OCR – B などの不朽の活字設計をなし、オルリィ空港、シャルル・ド・ゴール空港、パリ地下鉄道のサインシステムと制定書体を製作し、旧約聖書にもとづいた記号学の進展にもおおきく貢献したひとでした。

不朽の名作活字として評価のたかいユニバース・ファミリーですが、この書体は Deberny & Peignot 社の関連企業 Photon の写植活字として1957年に登場しました。フルティガー29歳のときの意欲作で、1960年代以降には American Typefouders,  Monotype, Matrotype などから相次いで金属活字、電子活字としても発売されました。
フルティガーは晩年にいたるもユニバース・ファミリーの改刻に意欲を発揮しましたが、2015年9月10日 スイス・ベルンにて逝去されました[詳細 : 活版 à la carte 【追悼】 20世紀後半のタイポグラフィを主導したひと、アドリアン・フルティガー氏逝去 ]。

ファイル:Biosphère Montréal.jpgことしの年賀状は、アドリアン・フルティガーへの追悼のおもいをこめながら、「宇宙船地球号」のことばをひろめ、1967年モントリオール万博アメリカ館の「ジオデシック・ドーム」の設計でもひろく知られる、マサチューセッツ州出身の、思想家、デザイナー、構造家、建築家、発明家、詩人の、リチャード・バックミンスター・フラー(Richard Buckminster Fuller, 1895-1983)の「宇宙船地球号」の格言を印刷しました。
[ 写真 : ジオデシック・ドーム(1967年モントリオール万博アメリカ館) ウィキペディアより

活版礼讃イベント<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>報告を全12回にわたり終了。ことしのイベントに向けた態勢に

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record豪農02朗文堂 アダナ・プレス倶楽部の活版礼讃イベント<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>の記録は、本欄と{ 活版 à la carte }に、都合12回にわたって報告してまいりました。
会員の皆さま、ご来場者、そして出展者の皆さまにあらためまして御礼申しあげます。──────────
Viva la 活版 Let’s 豪農の館
【 イベント名 】  Viva la 活版 Let’s 豪農の館
【 展示 期間 】  2015年10月10日[土]-12日[月・祝] 09:00-17:00
【 会       場 】  「北方文化博物館 豪農の館」 内 「吉ヶ平古民家」(登録有形文化財)
新潟県新潟市江南区沢海 2丁目15-25
【 主       催 】  朗文堂  アダナ・プレス倶楽部

報告の第08-12回までは{ 活版 à la carte }において<Record of Excellent Memory>として掲載してまいりました。
しばらくの間は掲載順のままになりますが、{ 活版 à la carte }欄においてはのちの検索に便利なように、開催時の2015年10月のアーカイブに昇順に並べかえて全12回を収録いたします。
本欄ともども{活版 à la carte}での情報をご利用たまわりますようお願いいたします。

◯ 活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅷ 活版印刷展示作品を紹介
◯ 活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅸ 豪農の館・大呂菴を紹介
◯ 活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅹ 搬入設営から梱包撤収までを紹介
◯ 活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅺ エピローグ 来年のイベントに向けて
◯ 活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅻ エンディングロール 『場の力 ひとの力』

<活版 à la carte>欄にて、活版讃歌<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>Ⅷ 展示作品をご紹介

record豪農02 20151011viva_0200 20151011viva_0033 20151011viva_004320151011viva_0128 20151011viva_0143

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おおくのご来場者、新潟のアダナ・プレス倶楽部会員、北方文化博物館のスタッフの皆さま、そして各地から参集された活版印刷実践者の皆さまからのご支援をいただき、毎年恒例の活版印刷讃歌イベント<Viva la 活版 Let’s 豪農の館>は、全日程を盛況裡に終了いたしました。
ご来場・ご支援ありがとうございました。 またご報告が遅延しましたことをお詫び申しあげます。
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【 イベント名 】  Viva la 活版 Let’s 豪農の館
【 展示 期間 】  2015年10月10日[土]-12日[月・祝] 09:00-17:00
【 会       場 】  「北方文化博物館 豪農の館」 内 「吉ヶ平古民家」(登録有形文化財)
【 主       催 】  朗文堂  アダナ・プレス倶楽部

☆      ☆      ☆      ☆

【 詳細はスライドショーで画像をご覧いただける 活版 à la carte でご覧ください 】

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活版印刷愛好者の皆さま、アダナ・プレス倶楽部会員の皆さま、-新コーナー<新製品のご紹介>が誕生しました

アダナ・プレス倶楽部会員の皆さま
活版印刷愛好者の皆さま

いつも<アダナ・プレス倶楽部ニュース>をご覧いただきありがとうございます。
活版印刷機とその周辺機器・設備状況につきましては
これからは、ブログ型の<新製品のご紹介>コーナーに
重点的に配置することにいたしました。

ページ入り口は、アダナ・プレス倶楽部ホームページ 
<製品のご紹介 prodact  →  新製品のご紹介 >にございます。
新製品のご紹介>には、実践的かつ実戦的な情報を掲載の予定です。
コーナーが分散して恐縮ですが、お客さまのご要望が多様化してまいりましたので
しばらくのあいだ重複期間をもうけながら、このような対応といたしました。

なにとぞ事情ご賢察たまわり、
スライドショーで画像がたのしめる<活版アラカルト>、
縦書き式短文ブログ<文字壹凜>と同様に
活版周辺情報を中心に構成される
新製品の情報>にも、ときおりご訪問たまわりたくお願いいたします。

 

【Salama シリーズ開発報告】 嗚呼技術者! 円盤形インキディスクは背面主軸のため熱変形 ヒケ オチョコ との苦闘が。研磨まで終えた技術者の笑顔

IMG_0589アダナ・プレス倶楽部の企画・製造による小型活版印刷機 Salama シリーズは精密機械。
すべての Salama シリーズのインキの着肉は、レバーの上げ下げごとに、円形インキディスクがひと刻みずつ回転するセルフインキング方式です。

インキディスクは精度のたかい鋳型でつくられますが、中央部の背面に太い主軸があるために、熱変形 ヒケ・オチョコ に悩まされます。
ついで研磨。工場用語では鏡面研磨ですが、ここでも設計図どおりの寸法確保がもとめられます。これらの作業がうまくいったとき、技術者は鏡面にみずからの顔を写し、安堵と満足のとてもよい笑顔をみせます。カメラを向けたら渋面をつくっていましたが・・・・・・。
インキディスクの仕上げはこれで終わりではなく、こののちナント残酷なことに、インキの着肉を安定させるために、角度を切りながら軽く粗め立ての作業がなされてマット調の金属円盤となって完成品となります。

<活版ルネサンスフェア 11月27-28日>を終了し、Salama-21A, Salama-LP, Salama-Antiqua 撮影を実施

たくさんのご来場者をむかえて<活版ルネサンスフェア>が11月27-28日に終了した。
そこでのご要望の一部も取り入れて、翌週週末、12月03-04日、小型活版印刷機 Salama シリーズ三機種の撮影が実施された。DSCN5541 DSCN5542 DSCN5546 DSCN5549撮影は<Fumikou  Photographer : 上野隆文、Designer : 栃木香織>のユニット。
おふたりはご夫婦でもあり、アダナ・プレス倶楽部のアイドル:文暢クンの両親。
そしてふたりとも新宿私塾修了生で、栃木香織さんは活版カレッジも修了された、いわば肝胆相照らす間柄でした。
それでも本番の撮影は蛍光灯は落とし、真剣かつ長時間におよび、その整理をまってカタログづくり、マニュアルづくりと作業が進行します。

うれしいことに小型活版印刷機 Salama シリーズ三機種へのお問い合わせが激増しています。最終価格の発表をふくめ、もうしばしのお時間をいただきます。

<第17回 活版ルネサンスフェア> 画像記録のご紹介

活版ルネサンスWeb* * *
とき * 20115年11月27日[金] ・ 28日[土] 13 : 30 ― 19 : 00
ところ * 朗文堂 4 F-B 160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F
Telephone : 03-3352-5070
[ご案内マップ]

* * *
<活版ルネサンスフェア>は、アダナ・プレス倶楽部の会員と、

活版印刷実践者、活版ファン、すべての造形者の皆さまを対象とした
新品・中古品の活版関連機材・資材の展示即売会です。
手狭な会場ながら、貴重アイテムから、マニアックな商品までが溢れています!

秋の創作シーズンに、このチャンスをぜひともお役立てください。
[東京都公安委員会許可 第304380708865号]

<第17回 活版ルネサンスフェア>の報告はこのページとあわせて
画像スライドショーでおたのしみいただける<活版 à la carte>

縦書き式短文ブログ 朗文堂<文字壹凜>でいたします。
【 新機種詳細情報 : アダナ・プレス倶楽部 新製品のご紹介

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<活版ルネサンスフェア>は13:30からのスタート。 定刻よりだいぶ前に登場されたのがベテランの斉藤ご夫妻。斉藤さんとはながいおつき合いになりますから、つもる話をふくめ、新機種のあれこれを紹介するうちに定刻の13:30に。

定刻きっかり、フレッシュなカップル登場。ずいぶん熱心に印刷機をみているし、マシンのメカニズムが気になるようなので、話しかけて名刺をお渡しした。コノムラとだけ名乗られた。
「二朗さん、ツィッターにアップしたいので、写真撮影は構いませんか」
「どうぞ、どうぞ・・・・・・ (二朗さん?)」
息子というより、孫にちかい年齢のコノムラさんに、ファーストネームで呼ばれたがふしぎに嫌みはなかった。以下七葉の写真は{ 此村(このむら) (@konomuraZ) | Twitter }より。

このひと、よほどシャイな性格とみえて、ツイッターなどにはコラージュ写真をアップしているが、 航空宇宙工学 の分野では期待の星らしい。 それでも<活字ペタンプ>を組みあげて誇らしげに報告している。こういう童心を失わない青年は、やつがれ嫌いでない(リンク先にコノムラさんの実像写真有り)。 CU5mzBkUcAAagqS[1] CUyzYm5UkAAHHb_[1] CUyzayfWcAEBC6h[1] CUyzdVaWUAAcVj0[1] CUyzf8FW4AAU_Ft[1] CUy-jF2UAAEZ1ga[1] CU5mQodVAAA3_F4[1]《以下、いつもの主催者カメラより――接客が一段落したときにしか撮れないカメラ》
<第17回 活版ルネサンスフェア>では、「Salama-21A」の改良機、新機種「Salama-LP」、新機種「Salama-Antiqua」といったそれぞれ個性と独自の使用目的がある、
三台の小型活版印刷機が陳列・実演された。
近近のご購入予定のお客さまには情報を前もって提供していたが、三機種が併置されると、それこそ、それぞれの機種の特徴を再確認し、あらためて把握するのに懸命。

こうしたお客さまは、比較的早い時間におみえであるが、このときばかりは本当に立て込み撮影どころではなくなる。

アダナ・プレス倶楽部会員の皆さんが集中するのは夕刻。ようやくホッとしてカメラカメラとなる。壁面上部を飾るのは、メキシコ土産の紙飾り。
以下順不同でお楽しみいただきたい。
DSCN5489 DSCN5490 DSCN5510 DSCN5513 DSCN5488 DSCN5513 DSCN5509 DSCN5480 DSCN5482 DSCN5478 DSCN5479 DSCN5520DSCN5525

ご来場ありがとうございました。! 第17回 活版ルネサンスフェア 新企画商品を初展示し、250名余のご参加をいただきました。

活版ルネサンスWeb* * *
とき * 20115年11月27日[金] ・ 28日[土] 13 : 30 ― 19 : 00
ところ * 朗文堂 4 F-B
160-0022  新宿区新宿2-4-9 中江ビル4F
Telephone : 03-3352-5070
[ご案内マップ]
* * *
<活版ルネサンスフェア>は、アダナ・プレス倶楽部の会員と、

活版印刷実践者、活版ファン、すべての造形者の皆さまを対象とした
新品・中古品の活版関連機材・資材の展示即売会です。
手狭な会場ながら、貴重アイテムから、マニアックな商品までが溢れています!
秋の創作シーズンに、このチャンスをぜひともお役立てください。
[東京都公安委員会許可 第304380708865号]

報告は画像スライドショーでおたのしみいただける<活版 à la carte>
縦書き式短文ブログ<文字壹凜>でいたします。

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アダナ・プレス倶楽部が製造・販売している、新品の活版印刷関連機器、独自企画開発商品はもとより、活版印刷所で長年の使用に耐えてきた優秀な中古品もドッサリ用意いたしました。
これらは現在では生産中止となった活版関連機器や、個人では入手しにくい活版専用インキなどの器材・資材を含みます。
活版印刷のサポーターとして、アダナ・プレス倶楽部ならではの、懇切丁寧な使用方法の解説もいたしますので、狭い会場ながらも魅力溢れる展示販売会となります。

秋から冬の創作シーズン、展覧会シーズンの到来に合わせて、創作に活用できそうな機材の補充、実制作での疑問解決・技術の向上に、どうぞこの「活版ルネサンス フェア」をご利用ください。
DSCN4077今回の<活版ルネサンスフェア>では、「Salama-21A」の改良機、新機種「Salama-LP」、新機種「Salama-Antiqua」を一挙にご紹介いたします。

すでにアダナ・プレス倶楽部会員の皆さまには、会報誌『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 30 』 (Winter  2015)でお知らせしておりますが、「Salama-21A」の改良機は2015年秋から発売を開始しております。
新機種「Salama-LP」、新機種「Salama-Antiqua」は、今回のお披露目をへて、さらなる改良をくわえ、またカタログやマニュアルの完成をまって、2016年早早よりの発売を予定しております。

まずはぜひとも会場に足をお運びいただき、実機をご覧たまわりたく存じます。
Salama3種01 Salama3種02 Salama3種03【 関連詳細情報 : アダナ・プレス倶楽部 新製品のご紹介

《 そのほかの おもなご紹介アイテム  順不同 》
小型活版印刷機  Salama-21A /圧盤用ラバー ・ クッション胴張りセット/活版専用ピンセット新旧/ジャッキとジャッキハンドル新旧/KMT 全自動活字組版機 (日本語モノタイプ) 活字母型庫 8pt, 9pt, 10pt 明朝体/罫線各種/特製組みつけ台/金属インテル各種/活版用強力磁石/特製組版ステッキ、中古組版ステッキ/ファニチュア各種/工具類 (ブレース鋏 ・ 鳥居鋏 ・ 罫切り鋏)/罫切り器/各サイズ込め物セット/活字倍数尺/特製ムラ取りハンマー&ならし木セット/ブロッキング防止パウダー/特白ウェス/無臭洗い油/インキ ・ ハンド ・ ローラー/インキべら/ゴム ・ ローラー ・ メンテナンス剤/オイルベース活版用インキ各色(1キロ缶、特製200グラム缶)/活版用墨青口インキ/ラバー ・ ベース ・ レタープレス用インキ/版画用メタルベース(19.68ミリ、19.70ミリ)/樹脂版用メタルベース(21.89ミリ、22.39ミリ)/特製五号サイズメタルベース箱入りセット/特製カタ仮名活字アラタ1209/輸入欧文活字スキームセット/輸入オーナメント活字各種/凸版用スプレーボンド/特製文選箱/中古文選箱新旧各種/文選箱ストッパー/セッテン/特製文選箱立て/特製ミニ組みゲラ/中古組みゲラ/特製ミニ置きゲラ/中古置きゲラ/特製ミニスダレケース棚/活字サイズ照合キット/【新入荷】乾燥用カード ・ スタンド

【会報誌】 アダナ・プレス倶楽部会報誌 第30号 完成・配布中/活版ルネサンスフェア情報満載

アダナ ・ プレス倶楽部の会報誌
『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 30 』 ( Winter  2015 )を刊行し
会員の皆さまへ配布中です。
会報誌30『 Adana Press Club NewsLetter   Vol. 30 』 ( Winter  2015 )

表紙使用活字 :  12pt.  教科書体

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主な内容 (目次) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ イベント情報  アダナ・プレス倶楽部忘年会 餅と餃子の会
・ イベント情報   第19回 活版ルネサンスフェア開催のお知らせ
小型活版印刷機 新機種「Salama-LP」、「Salama-Antiqua」  2 機種同時初お披露目

・  豆知識30         活版印刷 人物伝 ⑥ 《15世紀 欧州 活版揺籃期を支えたひとびと》
・  会員だより   韓国光州市に「アジア文化殿堂」が誕生 !!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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【会員情報】 台湾・日星鋳字行 <活字ペタンプ>を開発・発表

DSCN2258 DSCN2261 DSCN2266台湾の活字鋳造と活字組版所――日星鋳字行が、またまた意欲的に新アイテムを開発。
東アジアの国国の活字、基本サイズ五号 10.5pt を基準とした軽便な活字スタンプです。
名づけて<活字ペタンプ>としました。
本体はプラスチック、インキは事務用スタンプインキをもちいますので
あくまでも活版入門・学習用の器具ですが
初号活字なら 1 本、二号活字 4 本、五号活字 16 本、七号活字 64 本を収納します。

見本は五号活字で、クワタとインテルがはいっています。
このように活字の倍数関係を習得し、その組み合わせを考えるのにはぴったり。
あるいはおもいがけない用途もあるかもしれません。
実物は<11月27-28日 活版ルネサンスフェア>にて、展示・実演いたします。
日本の活字サイズの基本