2010年3月11日
林 昆範氏タイポグラフィ講演会
宋朝体と明朝/書写系と彫刻系書体の相剋
たくさんの皆さまにご来場いただいた林 昆範氏の講演会でした。あらためまして厚く御礼申しあげます。その折、林 昆範氏の著書 4点を展示コーナーに配置しましたが、会場となった新宿区立産業会館は物販禁止になっておりましたので、ご購入ご希望の読者様にはご要望に沿うことができませんでした。
ここに改めて林 昆範氏と、同氏が在日中にともに研鑽を重ねたグループ昴(すばる)による著書 4点をご紹介いたします。いずれも残部僅少ですが、なかでも『ヴィネット 02 中国の古典書物』は残りがあと1梱包だけとなっておりますので、ご希望のお客さまは書店ではなく、小社宛てご発注をお急ぎください(ご注文先着順)。
ついでながら、アダナ・プレス倶楽部のWebsite「コラム No.012 」に「活字書体明朝体の成立と将来展望」に関する関連記事がございます。ご関心のあるかたはご一読ください。
関連記事:http://www.robundo.com/adana-press-club/column/column012.html

02号
中国の古典書物
林 昆範 著
112頁 定価・本体2500円+税
残部僅少 弊社直送のみ
文字の発生期から印刷の発明へ。悠久の歴史を有する中国の書物の歴史に、気鋭の研究者が挑んだ力作。
文字と書物はなにをどう伝達してきたのか。
三回シリーズの幕開けです。

06号
元朝体と明朝体の形成
林 昆範 著
160頁 定価・本体3000円+税
『ヴィネット02 』に展開された、中国刊本千年の歴史探求をへて、東アジア漢字圏における印刷用文字活字の失われた輪をさぐる林昆範の鋭い視点は、ついにモンゴル族王朝の元朝に歩をすすめて趙子昂(ちようすごう)の行楷書がもたらした元朝刊本の書体と字様の展開を探求した。
それにつづいて漢民族が権力を奪還した明王朝における官刻、藩刻、家刻、坊刻の研究をつうじて「明朝匠体字(みんちようしようたいじ)--明王朝における職人書体」としての明朝体の登場までの歴史を豊富な図版と詳細をきわめた論文によって解明した。
漢字書体史研究に必備の研究書。

09号
楷書体の源流をさぐる
林 昆範 著
112頁 定価・本体2900円+税
ヴィネット2号、6号につづく、林 昆範氏三部作の完結の巻。
現在もちいられている楷書体活字とは、唐代の楷書の系譜にはなく、清代康煕帝の命名による軟字の系譜にあることを解明した衝撃的な書。

10号
石の書物──開成石経
グループ昴 編
72頁 定価・本体2600円+税
グループ昴とは、既刊ヴィネット中国刊本三部作の著者である林 昆範氏を師とした刊本学の学習会をもとにしています。日本語タイポグラフィの基礎づくりをこころみる、グループ昂の第1作目は、現代の漢字活字書体のみなもととなった石の書物として、837 年に唐の都長安に建立された『開成石経』の歴史をひもときます。
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2010年3月10日
Upper Class
カッパン造形実践者の笑い声が絶えません!

朗文堂 アダナ・プレス倶楽部は、既報のとおり、3月26―27日に【 活版ルネサンスフェア 】 を控え、また5月の連休にあわせて開催予定の 【活版凸凹フェスタ 2010 】 の準備におわれています。それに加えて、年度末・新年度にあわせての、小型卓上活版印刷機 Adana-21J のご購入がかさなり、その慌ただしさに嬉しい悲鳴の毎日です。
ですから、3月間9回にわたって開催される恒例の【 活版カレッジ 】 は5月いっぱいまで休講としましたが、その間隙をぬって? 活版カレッジの修了生で構成される 【 活版カレッジ Upper Class 】の皆さんがときおり参集されています。朗文堂堂主としては正直なところ、かれら、かのじょらが、なにが面白くて参集し、笑いころげているのか良くわかりません。おそらくカッパン造形実践者にとっては、活字を組みあげ、印刷するだけで十分に楽しいのだと思うばかりです。
この皆さんは、昨年の10月頃から、【カッパン・かるた】をつくると称して、紙選びからはじまり、あれやこれやと文案を考え、公募したりと賑やかでしたが、暮れになってもいっこうに【カッパン・かるた】が完成したふうにはなく、いつのまにか【餅っこ・プレス】と称して、足立区のアモール商店街の会員のところに遠征して、セイロ、臼、キネを使っての本格的な【餅つき大会】を開催しました。
12月23日という、すっかり年の瀬も押し詰まった日に、28名の会員が参集しての【餅つき大会】でした。皆さんはつきたての餅を頬ばりながら、「餅もカッパンも、プレスが必要ですね……」と解ったような、解らないような解説つきで、寒風ももののかわ、かつ喰い、かつ飲みで、すっかり盛り上がっておりました。さらに呆れたことに、搗くことと、食べることに夢中で、たれも写真を撮っていなかったので、ここに画像紹介はできません……。

【カッパン・かるた】ですが、梅も咲こうかという昨今、ようやくプロジェクトが本格化したようです。堂主が「やっとかね」とイヤミのひとつも述べると、「なにも慌てることはなく、かるたの制作をつうじて、みんなの技倆が向上することがもくてきですから……云々」。「ハイハイ、わかりましたです」なのです。
ちなみに云う。写真のかるたの刷りだしは(あ)です。印刷はイロハ順にはじめたのではなく、あいうえお順にはじまったようですけど……。
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2010年3月5日
外国のふるい活字見本帳にも紹介されています!
カッパン愛好家の一部に、製本までを手がけられるかたが多くみられます。アダナ・プレス倶楽部ではそんな皆さまのご要望にお応えして、初号5倍角・真鍮製《 活字ホルダー 》を開発・販売しています。もう皆さんにはすっかりお馴染みの《 活字ホルダー 》ですが、この道具の歴史はふるく、1907年版( 明治40 )アメリカ活字鋳造所( ATF )の活字見本帳に、American Lettering Pallet の商品名で、挿図入りの紹介をみます。そこには丁寧な解説があって、活字を挟み込んで箔押しなどに使用する道具であるが、その活字は Brass Type( 真鍮活字 )が好ましいとされています。

ついで登場するのは、キャズロン社フランス支店の 1920-30 年頃の見本帳で、ここにも挿図入りで大きく【 DORURE 】の商品名をみます。これは仏語で「 金箔押し 」を意味しますので、ルリユール( 製本術 )の盛んなフランスでもこの簡便な道具が愛用されていたことがわかります。

アダナ・プレス倶楽部特製 活字ホルダー 42pt. ( 初号5倍角 )サイズ
受注受付 税込価格10,500円
詳細はhttp//www.robundo.com 特別企画・限定商品内へ進んでください。
アダナ・プレス倶楽部では、《 活字ホルダー 》のように、皆さまからのご要望にはできるだけお応えしたいと努めております。この小さくても凄い道具《 活字ホルダー 》を、ヤケドなどの事故が無いように気をつけてご愛用ください。
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2010年3月2日
ご来場ありがとうございました!
タイポグラフィ講演会
「宋朝体と明朝体―書写系と彫刻系書体の相剋」
講師:林昆範氏 主催:タイポグラフィ学会
2月28日、新宿区立産業会館において開催の、タイポグラフィ講演会 「 宋朝体と明朝体 — 書写系と彫刻系書体の相剋 」は、140人を超える皆さまにお越しいただき、盛会のうちに終了しました。来場者の方々に深く感謝申し上げます。

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2010年2月22日
完成! 2010年版朗文堂書籍と電子活字見本帳
朗文堂の書物の宇宙 《 robundo book cosmique 》
朗文堂の活字の宇宙 《 robundo type cosmique 》
2010年版の朗文堂書籍カタログ 《 robundo book cosmique 》 と、朗文堂電子活字書体カタログ 《 robundo type cosmique 》 が完成いたしました。
いずれも、スミ1色刷り、天地210×左右98ミリ、針金中綴じの簡素なカタログです。これから折りをとらえて、さまざまなイベントなどで無償配布に努力いたしますし、ご来社いただいた皆さまにはもちろん無償でご提供いたします。
朗文堂書籍カタログ
《 robundo book cosmique 》

朗文堂電子活字書体カタログ
《 robundo type cosmique 》

遠方のお客さまで、急いで入手されたいかたは、恐縮ながら100円分の切手を同封のうえ 「お名前・ご送付先住所・カタログ希望」 として郵送にてお申込みください。
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アダナ・プレス倶楽部が活況を呈しています!
季刊会報誌 第8号が完成しました。
第6回 活版ルネサンスフェア 3月26―27日開催します。
活版凸凹フェスタ2010 5月2-5日開催。出展作家・企業募集中。
カッパン ♥ 関連機器の開発・販売と、インフラ整備に慌ただしいアダナ・プレス倶楽部です。季刊誌 『アダナ・プレス倶楽部 NewsLetter』 は創刊から2年を記念する第8号を完成しました。会員の皆さまの数も増え、活版ルネサンスの堅実な歩みを実感するこのごろです。
アダナ・プレス倶楽部の情報は 専用Website を設けておりますので、そちらをご覧ください。なおアダナ・プレス倶楽部のWebsiteも、このページと同様に現在進行形での改造中で、とりわけ 《 ニュース欄 》 がわかりにくい箇所に設置されています。ホームページ右上の 《更新情報欄》 からお入りになるか、このコーナーから移動してください。
詳細はこちら:アダナ・プレス倶楽部ブログ
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2010年2月12日
新宿私塾第16期生、申し込みが定員に達しましたので受付を締め切りました。多数のお申込みありがとうございました。
新宿私塾第17期は2010年9月開講の予定です。すでに一部のキャンセル待ちの入塾希望者が次期講座に予約されています。新宿私塾では、いつもご相談に対応いたしますし、事前予約をいただいて見学も可能です。
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2010年2月5日

◯タイポグラフィ講演会
林 昆範 宋朝体と明朝体
――書写系と彫刻系書体の相剋――
◎講 師:林昆範氏 リン クンファン
◎日 時:2010年2月28日 日曜日 講演14:00~16:00(13:30開場)
◎場 所:新宿区立産業会館 BIZ新宿1階 多目的ホール
〒160-0023 新宿区西新宿6-8-2 BIZ新宿ビル
◎会 費:1,000円 学会員500円 予約制
◎主 催:タイポグラフィ学会
◎協 力:朗文堂
〔講演のご紹介〕
漢字誕生からの歴史を俯瞰すると、亀の甲羅や獣骨に文字を刻んだ時代があり、筆記のために毛筆や紙が開発されると、やがて書写の時代に入っていきます。さらに識字率の向上をみると読者階層が登場し、その需要に応えて板目木版を印刷版とする刊本が普及して文芸復興の時代を牽引し、一定の規矩と様式を備えた「書体」が確立されました。その間にはさまざまな彫刻用や書写用の用具が開発され、また王朝と支配民族の熾烈な興亡があり、広大な国土における地域性なども看過できず、それらのすべてが、ねじれあい、もつれあい、よじれあってきた歴史であったことに気づきます。すなわち刻字から書写へ、やがて版木彫刻がはじまり、それを母体として金属活字父型彫刻がはじまっています。ーーこの講演会では、こうした雄壮な漢字書体の歴史を、彫刻系と書写系との大きな系統樹にまとめ、その概念と視覚印象を整理しながら、漢字書体開発のあらたなパラダイムを獲得しようとするものです。
◎申し込み先:info@society-typography.jp
このメールアドレスに、お名前、所属名(社名・学校名)、参加人数をお送りください。なお、お手数ですが件名を「タイポグラフィ講演会」でお送りいただければ幸いです(先着150名様まで。返信は定員超過でご参加いただけない場合のみお送りいたします)。
お送りいただいた個人情報はタイポグラフィ学会内部のみの使用といたします。
詳細はタイポグラフィ学会のホームページをご覧下さい。
タイポグラフィ学会
研究委員会/広報委員会
http://www.society-typography.jp/
株式会社 朗 文 堂
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2010年2月5日
本格的なタイポグラフィの学問の場として、ちいさな新宿私塾ですが、いよいよ第16期生を迎えるときがきました。造形業界全体には強い寒風が吹きつけていますが、こんな時だからこそ、実技実践を基盤として、幅広い、そして応用力のあるタイポグラファが求められています。
現在4月開講予定の塾生を募集中です。お申し込みは先着順ですので、詳細をご確認のうえお早めにお申込みください。定員になり次第締め切ります。
詳細はこちら→http://robundo.com/shinjuku-shijuku/index.html
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2010年2月5日
朗文堂ではこのWebsiteを目下鋭意更新中です。長年の蓄積と思っていたら、意外に閲覧しにくいWebsiteになっていたようです。けれんみのない、素直で有効な情報を満載して、近日中にあらたな表情に生まれかわります。ご期待ください。
愛読者の皆さまへのクリスマス・プレゼントとして、昨年年末ギリギリに刊行しました『 HELLO NAGINO POSTERS』がご好評をいただき、順調な出荷が続いております。大型書店には現在配本中の同書がございますので、店頭でご覧のうえお求めください。
◎『 HELLO NAGINO POSTERS』の詳細はこちら
ご好評いただいております欣喜堂デジタルタイプ・シリーズは、昨年年末にオープンタイプ・フォーマットでの販売がはじまりました。新発売の仮名シリーズ《おゝはなぶさ》《おゝくれたけ》《ますらお》はもとより、《四川宋朝体 龍爪》《正調明朝体 金陵》《清朝官刻体 蛍雪》も順調です。
◎新発売の仮名シリーズの詳細はこちら
朗文堂ブック・コスミイクの書籍目録がまもなく刷了予定です。あわせて朗文堂タイプ・コスミイクの書体カタログも同時進行で完成します。愛読者様、ユーザーの皆さまには、さまざまな機会をとらえて贈呈させていただきます。
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2010年1月28日
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