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【研究会】 糸・紙・繊維・布 ─ 原 啓志さん 亜麻の花と亜麻の種

原さん_亜麻01原 啓志さん水彩画  亜麻 ( Flax ; Linum usitatimum

高級リネンが 書簡用紙として
シガレットペーパーとして
コスメテイックペーパーとして生まれ変わる 〔原 啓志〕

亜麻 ( Flax ; Linum usitatimum )は、中央アジアおよびアラビア原産の一年生草本で、直径約 2 mm の茎が真っ直ぐ 1 m 程度まで生長する。
北緯40-50度の地域では、春に播種し、夏から秋にかけて開花、結実する。
暖かいナイル川流域では秋に播種する。
生育には100-120日、降雨量は 700 mm を必要とする。
下部の葉が落ちる頃、刈り取り又は引き抜き、川や池に浸けて精練(レッティング)を行った後、砕茎、打麻(スカッティング)により、長繊維(ライン)さらには亜麻布(リネン)を得る。この時に派生する短繊維(トウ、ウェイスト)の一部を亜麻パルプの原料とする。

エジプトの遺跡から発見された最古の布は亜麻でできていた。この後ピラミッドから発掘された見事な亜麻布は、ニューヨークのメトロポリタン博物館にもたくさん保管されている。
日本への渡来は1690年頃に製薬用の亜麻仁油を採るために栽培されたのが最初であり、明治に入って繊維用の栽培が北海道で初めて成功したが、現在日本ではほとんど栽培されていない。

ところで1100年から1700年頃にかけて、欧米各地に伝播した製紙における最初の原料は襤褸(ボロ)であり、木材パルプが作られるようになるまでは、衣料襤褸がおもな製紙用の原料であった。
中でもリネン襤褸は強度その他の特性から、高級筆記用紙、書簡用紙、高級ボンド紙、特殊薄葉紙、たばこ用巻紙、脂取り紙などに使用されてきた。
日本製紙パピリア株式会社ではこうした亜麻の特性を生かして、高級書簡用紙、印刷用紙のエクロンライティングのほか、旧三島製紙株式会社が創業以来生産している、たばこ用巻紙、脂取り紙などをつくっている。
ベルギーにある国立亜麻博物館に栽培されている亜麻の原種は、あまり背が高くなく、茎も分岐しているが、可憐な美しい花を有史以来咲かせ続けている。

原さんresized【 原 啓志 (はら-ひろし)さん プロフィール 】
・ 1949年  佐賀県生まれ 幼少時より東京北区で育ち、王子の「紙の博物館」が遊び場だった
・ 1973年  東京農工大学卒業  三島製紙株式会社入社
・ 1984年  農学博士(東京大学)
・ 2008年  日本製紙グループの事業再編に伴い、三島製紙株式会社が日本製紙パピリア株式会社となる
・ 2013年  日本製紙パピリア株式会社常務取締役を退任
・ 2014年  高知県製紙工業会紙産業特別技術支援員(2017年3月契約終了)

この間、三島製紙株式会社・日本製紙パピリア株式会社の、開発室長兼開発研究所所長、吹田工場長、原田工場長、本社技術開発本部長、高知工場長を歴任。
1981年と1989年に紙パルプ技術協会賞受賞。

和紙、非木材繊維、パルプ、紙の表面性、吸液挙動等の研究、シガレットペーパー、情報記録用紙、薄葉印刷用紙、ケナフ紙などの特殊印刷用紙、透き入れ紙、特殊紙の開発を手がけるほか、ISO 9000 シリーズ、PL 法対策にも関与。
紙や特殊紙の講演、執筆も多数。
ヨーロッパの手漉き紙に日本の山野草や小動物などを描いた個展を開く。
洋風の食材をモチーフにしたイラストとデザインで、1997全国カレンダー展日本印刷産業連合会会長賞を受賞など趣味も多い。
著書 : 『紙のおはなし』(日本規格協会)、『印刷用紙とのつきあい方』(印刷学会出版部)
共著 : 「最新加エガイド」、「特殊機能紙」、「現代デザイン事典」、「おもしろい繊維のはなし」、「紙パルプ技術便覧」、「紙パルプ事典」ほか

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「十年ひと昔」という。このごろは「うしなわれた20-25年」ともいう。
製紙業界の中枢にながらく勤務された原 啓志さんとの交流は1992年にはじまった。すなわち「ふた昔半」前からのおつき合いであり、「経済一流、政治三流」とみずから嘯き、外国から揶揄されていたわが国が、国勢の下降をはじめた「失われた20-25年」と合致する。

20171012151428_00001 20171012151428_00002中国最古の字書『説文解字』(後漢の許慎著)より <糸 ・ 糸編の字の一部>
『説文解字』(中国紫禁城図書館 黄山書社 2010年 宋版徐本の復刻本)

25年前とは、やつがれが40代後半、原啓志さんが40代前半、まさに元気と勇気と遊気は旺盛だった。それでもいつお会いしても、「昔はよかった …… 」 というようなはなしに堕することがないことがうれしい。
はじめは「草-ケナフから紙をつくりたい」というやつがれの無謀なこころみが縁だった。
’70年代から中国にいくことが多く、宏大な大地における木材資源の枯渇を眼前にし、その地の十数億のひとたちの、印刷用紙・生活用紙・包装用紙の使用が漸増から激増するのをみて危機感をいだいた。
それで木材資源にかえて「草-ケナフから紙をつくりたい」と希望したが、当時はそんな試みは無謀とされ、たれも耳を貸さなかった。ところがそんな逆風のなか、たった一社、ひとり三島製紙の漢 オトコ たちが協力してくれた。

原さんはいかにも技術者らしく冷静にかたられた。
「草の繊維から布や紙をつくっていたのは、木材パルプよりずっと古い歴史があります。できないことはありません」
紆余曲折はあったが、こうして誕生したのが「ケナフ100」であり、その用紙をもちいて『 Y・M・D-モノ・ヒト・デザイン 飛躍する地場産業への提言』(五十嵐威暢企画、マギー・キンザー佐伯著 1993 品切 朗文堂)をつくって、フランクフルトのブックメッセに出展した。
日・英二ヵ国語表記であったが、メッセでは「草からつくった図書」として話題になった。9784947613097DSCN8199 『 Y・M・D-モノ・ヒト・デザイン 飛躍する地場産業への提言』のときは、その用紙を「ケナフ100」と呼び、いわば小社による三島製紙株式会社への特注品ともいえる、別寸特漉き印刷用紙だった。

《 文字百景 1995年6月-1999年12月 印刷用紙にケナフ100を全冊採用 》
B6 判中綴じの小冊子『文字百景』(組版工学研究会 朗文堂)百冊を、1995年6月-1999年12月、四年半ほどのときをかけて発行した。
印刷用紙は当時の三島製紙「ケナフ100グリーンエイド 四六判横目70kg」、題字製作 : 美登英利さん、フォーマット製作 : 白井敬尚さんであった。
「文字百景と謳ったんだから、百冊だすぞ」、と威勢はよかったが、当初は20-30冊も発行できれば……と内心はおもっていた。幸いおおくの協力者を得て百冊の刊行を終えた。
上掲写真は合本で、国立国会図書館、印刷図書館などが所蔵している。
20171030115826_00001 20171030115826_00002 20171030115826_00003「草からつくった紙-ケナフ」のことはあらかたここにしるした。関心のあるかたは PDFデーターからお読みいただきたい。『文字百景 022』 紙をつくってみました(1996年6月)

〔参考 PDF データー made of kenahupaper 18.70MB 〕 

《朗文堂愛着版『花あしび』(堀 辰雄著)に透かし紋様を入れた特注図書用紙を製造》

Bashibi[1]花あしびによすタイポグラフィつれづれ艸  花あしびによす

あえて朗文堂愛着版と謳った。この図書『花あしび』(堀 辰雄著 2000年 朗文堂)にはつよいおもいいれがあり、また故堀辰雄の夫人:堀多恵子氏の支援もいただいていた。
『花あしび』(堀 辰雄著)の本文用紙は三島製紙「オークバルキーオペーク グリーム」を選択した。
この用紙の原材料はカナダ産の広葉樹を中心としたパルプ材からつくられるもので、図書としての保存性を重視し安定した品質の「中性紙」で、わたしたちの要求にもっともちかい、すぐれた性質を有しており、また小社では書物用紙として普段から使いなれていた。

基本的な用紙の品質や印刷適性は安定していたのでなんの問題もなかったが、それでも市販品としての「オークバルキーオペーク クリーム」をそのまま使用したわけではなかった。
当時は「花あしびスペシャル」とよんでいたが、汎用性のたかい書物用紙を、『花あしび』専用に三島製紙に依頼して、「別寸特抄き」によって、透かし紋様(Water mark)をいれて抄造することにした。

書物としての風合いと重厚感をねらって、すこし厚くて重めの斤量、一平方メートルあたり104.7 g、すなわち四六判千枚あたりの重量が 90 キログラムで、一枚あたりの紙厚が 0.125 mm になる用紙を特別に注文した。
そして原材料のパルプ材には、「なにも足さない、なにも塗らない」を基本として、スーパーカレンダーにつよい圧力をくわえず、やわらかくて、やさしい、しなやかな風合いをねらってつくられた。

書簡用紙とは異なり、書物の本文用紙に透かし紋様をいれるばあいは、あくまでも印刷適性を損なわず、平滑性がある用紙にしあげることがもとめられた。またこの用紙が、印刷、製本などの工程をへて一冊の書物となったときに、あらかじめ指定した基本位置にマークが配置されるように工夫することももとめられた。
そもそも透かし紋様とは、全体が均一で平滑性のあることを目指す印刷用紙に、あえて不均一な部分を加えることになる。この二律背反した要求にこたえるために、すべての抄造工程や、寸法誤差や、紙の収縮を考慮したうえで、マークの形状や、おおきさをきめることがもとめられた。

そのために三島製紙株式会社の力づよいバックアップをいただき、何度か朝四時起きで東名高速道をはしり、三島製紙の主力工場:原田工場に出向いた。朝八時に三島に到着、当然そこには開発室長兼開発研究所所長の原 啓志さんがにこやかに出迎えてくれた。
ともかく巨大で精緻な、用紙の抄造機をみるとわかるが、恣意的で独断的な紋様を工場側に押しつけるだけでは、透かし紋様の抄造には困難をきたすことになる。

『花あしび』の企画では、透かし紋様自体が目的ではなく、堀辰雄先生へのオマージュがもともとのねらいだったから、多恵子夫人から拝借した、故堀辰雄氏愛用の印鑑「堀」の印影をもとに、極力抄造の作業が容易になるように、開発担当者:原 啓志さんの意見をうかがいながらマークの形象に検討をくわえた。
透かし紋様の技術には、用紙にたいして、マークの部分が凸状になる「黒透かし」と、マークの部分が凹状になる「白透かし」と呼ばれる技術がある。
『花あしび』には、マークは凹状の「白透かし」が実施されている。
これらの詳細は<『花あしび』制作ノート>にしるされ、『花あしび』と同梱で販売された。
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《共通の友人:古澤省吾さんから 亜麻 の種子をお分けいただいた》
古澤省吾さん2017.08.15resized古澤省吾さんは神田駿河台で商事会社「株式会社 エヌ・ビー・アール」を営まれている。
きわめて行動力のあるかたで、いずれ本欄でも紹介したい魅力的なかたである。

たまたま同社の事業に「亜麻」があり、種子をすこしお分けいただいた。古澤さんは亜麻のやわらかい種子(仁)から、「亜麻仁油」を製造販売されている。
亜麻は冒頭の原 啓志さんの水彩画のように可憐な花が咲くらしい。そして糸ができ、布ができ、紙ができ、種子からは油ができるらしい。小社のノー学部育種科が夢中になるのもむべなるかなである。公開画像によれば下掲写真のようになる。
いまから播種のとき、春の到来と、「艸木風信帖」への報告がまたれるこのごろである。
亜麻の花

【研究会】 『古文眞寶』特別研究会 : 武蔵野美術大学 と 国文学研究資料館 の合同研究会

国文研集合武蔵野美術大学造形研究センター
「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」
古文眞寶特別研究会 : 武蔵野美術大学 と 国文学研究資料館 の合同研究会
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武蔵野美術大学造形研究センター「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」(プロジェクト長 : 新島 実)は、去る09月08日[金]、国文学研究資料館(東京都立川市 館長 : ロバート・キャンベル) 第二会議室において、「古文眞寶特別研究会」を開催しました。 

① 講演/神作研一 (国文学研究資料館教授)
「江戸の古文真寶」
② 講演/林      望 (作家、国文学者、書誌学者)
「江戸の版本の文字について ―古文真寶のことなど―」
     「古文真寶コレクション」縦覧
     参加者全員によるディスカッション

写真 : 前列右から、神作研一、寺山裕策、勝井三雄、林 望、新島 実(敬称略)
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【 復習参考資料 古文眞寶 Gǔ wén zhēn bǎo 、古文真宝 こぶんしんぽう
古文真宝(こぶんしんぽう Gǔ wén zhēn bǎo)
中国の詩文の選集。宋末・元初の黄堅の編と伝えられる。
通行本は前・後集それぞれ10巻。前集には漢から宋までの古体詩を10体に分類し、後集は戦国から宋までの17体の文章を収める。
後集には辞・賦などの韻文を含み、辞・賦・説・解・序・記・箴シン・銘・文・頌・伝・碑・弁・表・原・論・書に分けられる。古文を主としているが、李白の〈春夜桃李園に宴するの序〉のような駢文ベンブン(四六文とおなじ)をまじえる。
中国におけるよりも主として日本で流行し、室町時代に伝来して五山の学僧に愛読されて以来、江戸時代の初期まで、特に後集がもてはやされた。
それ以降は 《文章軌範》 《唐宋八家文》 と併用され、古文学習書における独占的地位にやや衰えが見られるが、林羅山・鵜飼石斎の 《古文真宝後集諺解大成》 をはじめ多くの注釈書がある。
中国詩文にたいする常識を養った書物として重要である。また江戸期には堅苦しい人のことを〈古文真宝〉と呼んだ。
『世界大百科事典』 [佐藤 一郎]
20171026141442_00002【 参考URL : 国文学研究資料館

【イベント】 メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭-02   さぁはじまりました! サラマ・プレス倶楽部名物 宛名面一色+絵柄面二色 3000枚 都合9000回プレスの Postal Card 印刷

バーナーDSCN4375 DSCN4380 DSCN4385 DSCN4368 DSCN4396会報誌『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』の配布を終え、サラマ・プレス倶楽部は本格的に<メディア・ルネサンス 平野富二生誕170年祭>の準備態勢にはいりました。
2011年東日本大震災に際し、各地会員の被災者へのおもいと、ご来場者の安全に配慮して、直前に<活版凸凹フェスタ>を中止して以来、久しぶりの東京でのイベント開催です。
メディア・ルネサンスロゴ01 メディア・ルネサンスロゴ02この間に朗文堂内での事業部名が、登録商標にあわせて、「アダナ・プレス倶楽部 → サラマ・プレス倶楽部」にかわり、イベント名も「活版凸凹フェスタ → Viva la 活版」と活版礼讃のイベント名にかわりました。
「Viva la 活版」イベントはその後、地方からの底上げと充実をはかり、北海道美唄市:アルテピアッツァ美唄、鹿児島市:尚古集成館、新潟市:北方文化博物館、長崎市:長崎県印刷工業組合会館での開催をかさねてまいりました。

折しもことしは、近代産業近代化のパイオニアとして、東京築地活版製造所と東京石川島平野造船所(現 I H I )の創業者 : 平野富二生誕170年にあたります。
プレイベント「江戸・東京 活版さるく」(11月11日[土]開催 先約40名様限定)では、長崎に設けられた「海軍伝習所」「医学伝習所」「活版伝習所」などの施設と人員とモノが、いつ・どこに・どのように江戸と東京にもたらされ、どのように消長したのかをバスツアーで探ります。
11月24日[金]-26日[日]に日展会館 新館を主会場として開催される<メディア・ルネサンス 平野富二生誕170周年祭>も、盛り沢山の企画で皆さまをお迎えいたします。
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《 さぁはじまりました! サラマ・プレス倶楽部イベント名物 はがき印刷 》
今回のイベント告知はがきは、宛名面一色+絵柄面二色、3000枚製作ですから、都合9000回プレスの Postal Card (絵はがき)となりました。
10月12日[木]に四台の機械用に印刷版の組みつけ、13日[金]の夜から印刷を開始し、14日[土]、15日[日]と印刷作業に没頭しました。

雨の週末でしたが上掲写真のように、田中・日吉・松尾A・上条・千星・鷹巣・時盛・森田・江並といった多くの会員の皆さんのご協力をいただき、夜1?時ころに無事印刷を終えました。
これから本格的な広報態勢に入りますので、この<活版 à la carte>と同様、<イベントアーカイブ>コーナーに情報を集中しますので、ご訪問をよろしくお願いいたします。

【 継続詳細情報 : サラマ・プレス倶楽部 イベントアーカイブ にて連続紹介 】

【特別委託販売】 タイポグラフィ学会 『タイポグラフィ学会誌 10』 販売開始

20171003175832_00001『 タイポグラフィ学会誌  10 』が刊行されました。

タイポグラフィ学会は、タイポグラフィという技芸に学問的な基盤を与え、その成果を実技・実践を通して社会に貢献することを目的に、2005年8月に設立されました。
『タイポグラフィ学会誌』は2007年に創刊、今回が10号となります。

『 タイポグラフィ学会誌  10 』の主要内容
  • 論文 : 『「資生堂書体」とその源流としての「雪岱文字」― 小村雪岱と資生堂意匠部』
    タイポグラフィ学会会員 真田幸治
  • 研究ノート : 『わが国への凹版印刷機導入期における凹版印刷機についての考察』
    タイポグラフィ学会会員 大石 薫

これらの研究成果が、日本国内にのみならず、各国の研究者によって広く参照されタイポグラフィ研究の発展に寄与することを希望するとともに、『タイポグラフィ学会誌』が今後さらに、タイポグラフィの研究における特色ある媒体として成長していければと考えております。
タイポグラフィ学会
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◎ 『タイポグラフィ学会誌 10』
特別委託販売 朗文堂ブックコスミイク

・ 非会員向け頒布価格 : 1部 3,000円(送料・税別)
・ 学生向け頒布価格 : 1部 2,000円(送料・税別)
 * 学生証明書の提示が必要です。

株式会社 朗 文 堂
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9

E-mail : 朗文堂 ブック・コスミイク robundo@ops.dti.ne.jp » send email
Telephone : 03-3352-5070    Facsimile : 03-3352-5160

【新宿私塾】 爽やかな秋の風のなか、新宿私塾第31期がスタートしました

私塾31期スタートWeb31期入塾2《 新宿私塾第31期、さわやかな秋の風のなか、意欲満満でスタートしました 》
新宿御苑の遊歩道に金木犀のかおりがかすかにただよい、さまざまな秋の艸花が咲きそろった2017年09月26日[火]、新宿私塾 第31期が開塾しました。

教場にはまだ終了したばかり、きわめて熱気のあった前期<新宿私塾30期生>の熱気がのこっていましたが、ここにあらたなタイポグラフィの俊英を迎えました。 これから半年間、ほぼ休みもなく新宿私塾は開講され、早春の2018年03月13日[火]に終了します。 名も知れぬ秋の艸

新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。
それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、300名をこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたしますし、25回の講座は、いずれも内容の充実したものとなっています。
半年後にふたたび、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔とお姿を再度紹介できたら幸せです。

《 恒例 新宿私塾第31期 カリキュラム  表紙デザインの紹介 》

20171005101428_00002新宿私塾 第31期 カリキュラム 表紙   ( Design : 講師 杉下城司さん )

新宿私塾 第31期 カリキュラムの表紙は、デジタルタイプの<Ecam>という欧文書体です。
新宿私塾では受講期間のあいだに、和文活字でも、欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ 「 My Favorite Type ― わたしのお気に入りの活字書体 」 を獲得することが勧められます。
もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」 でも一向にかまいません。 むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している 「 長所と短所 」 をみつけだし、「 長所をいかし、短所を制御する能力 」 がとわれます。

────────── 杉下城司さんのコメント
新宿私塾31期のカリキュラムで使用している欧文書体は、2012年に設立された、パリのFonderie Long Type から2014年にリリースされた Ecam という書体です。
デザイナーは、マロー・ヴェロム(Malou Verlomme)とマシュー・シェバラ(Mathieu Chévara)のふたりです。

この書体は19世紀後期のサンセリフに触発されてデザインされています。ただし特定された書体があるわけではなく、当時のサンセリフ、つまりコンデンス系の雰囲気を持たせた書体といえます。 20世紀前後のATF系コンデンスサンセリフや、紙面に詰め込むためのコンデンス木活字の復刻ではなく、ユニヴァースなどのファミリー展開で考えられた、活字書体としての可読性や判別性を加味したコンデンスに昇華されているといえます。
この書体には通常のレギュラーの幅はありませんが、カウンタースペースが大きく、あたかもレギュラーがファミリーにあるような作りです。ドイツ系のコンデンスとも違います。

最近よく見られる角のエッジを落としているのも特徴です。この角丸エッジはイメージを柔らかくすることと、凸版的でノスタルジックな雰囲気を加味して、この書体の時代背景コンセプトにも合致しています。小さいサイズ、細いウエイトでは目立たないので邪魔にならず、大きなサイズ、太いウエイトではカスレたような木活字に見える効果を発揮しています。
とはいえ、ウエイト展開は角丸エッジが目立たない細いものの方が多いため、特徴的にさせているよりも、写真植字の時代にエッジを尖らせてつぶれないようにしていた工夫とは、逆の効果を狙っているのかもしれません。

いずれにしても、高精細になった印刷において、とげとげしくならないようにするための工夫だといえます。
スワッシュレターは華美でも装飾的でもなく、オルタネート展開は少ないものの、シンプルな展開のため、むしろちょっとしたアクセントとして使いやすく感じます。
一見スラブセリフ書体に見まがうような、ステム系キャラクターに付いているセリフも、コンデンス体におけるスペーシングの癒着を防いで、可読性を高め、またキャラクターごとの判別性も高めています。

この書体の制作における考え方は、特定の書体を復刻するということではなく、その時代の良いエッセンスを復刻するとうという、考え方捉え方自体の復刻であり、またその時代では考えられていなかった、進化した書体制作のフィルターを通すことであって、とても興味深い書体制作の有りかたではないかと感じています。 [杉下城司]
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* 朗文堂タイポグラフィスクール 新宿私塾
お問い合わせ先 担当 : 鈴 木  孝  
robundo@ops.dti.ne.jp   » send email

【会報誌】 サラマ・プレス倶楽部会報誌 第35号 (Previous 2017 ) 完成 ・ 配布中

サラマ・プレス倶楽部の会報誌
『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35』 (Previous 2017 )を刊行し
会員の皆さまへ配布中です。

会報誌35号表紙resized『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』 (Previous 2017 )
表紙使用活字 : 36 pt.  セントール〔Centaur〕、 18 pt.  花形活字

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主な内容 (目次) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ 【お薦め情報】
〔映 画〕 The Secret of Kells ブレンダンとケルズの秘密

★ 【お知らせ】
「平野富二 生誕の地」碑 建立 有志会 発足!

★ 【イベント情報】
――メディア・ルネサンス―― 平野富二 生誕170年祭

★ 【レポート】
アルフォンス・ミュシャ(ムハ)と『スラヴ叙事詩』 ―サラマ・プレス倶楽部的 プラハ紀行―

★ 【連載 活字版印刷豆知識35】 活字は小粒でピリリと重い
活版印刷 人物伝⑦ 《15世紀》欧州 ニコラ・ジェンソン

★ 【会員からのお知らせ】
新潟会員 紙漉き「サトウ工房」佐藤徹哉さんからの「良寛と巻菱湖」展報告レポート

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『 Salama Press Club NewsLetter 』 の定期購読をご希望の方は、「 員登録 」と年間登録費の納入をお願いします。
なお、毎号バックナンバーの在庫がございませんため、 会報誌の配布はお申込みの次号からとなります。ご了承ください。

【サラマ・プレス倶楽部ニュース : 過去ログSummary 】 { 文字壹凜 Summary

【朗文堂刊行書紹介】 こんなときだからこそお読みいただきたい ─ 『わたくしは日本国憲法です。』(鈴木 篤 著)

プリント顔写真鈴木篤氏-232x300[1]『 わたくしは日本国憲法です。』 著者 : 鈴木 篤氏

憲法チラシ表面uu 憲法チラシ裏面uu『わたくしは日本国憲法です。』 フライヤーPDF

{ 関連ブログ : 弁護士 鈴木 篤 の つれづれ語り
文字壹凜 Summary
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《 出版人として、タイポグラファとして、そして、なによりもひとりの国民として 》
小社刊 『わたくしは日本国憲法です。』 の著者 : 鈴木 篤氏は、なによりも日本国憲法の前文をおもくみている。当然そこには憲法全体をつらぬく精神と理念がしるされているが故である。

著者鈴木 篤氏は、『日本国憲法』をつぎのようにかたる。
「すばらしい憲法ではないでしょうか。私たち日本国民は、こんなすばらしい、世界に誇れる憲法を持っているのです」
もちろん図書『わたくしは日本国憲法です。』のなかにも、前文をふくめて、憲法の全文が紹介されている。

ところが、現状のコンピューター・ディスプレーは、大小を問わず、まだまだ可読性 Readability と 判別性 Legibility に劣るという段階にとどまっている。
それでもタイポグラファとしては、こうした貴重な文書に勝手に段落改行などは設けるべきではないと判断していた。
ところが、デバイスによる差はあるとはいうものの、やはりこれだけの文章量がつづくと、画面ではことばの壁となって、読む意欲を減衰させてしまう結果となっていた。
今回は、段落ごとに一行アキとして、ともかく読んでいただけるようにいささかの工夫をしたものである。意のあるところをお汲みいただけたら幸いである。
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日 本 国 憲 法

施行  昭和二二年五月三日

日 本 国 憲 法   前 文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。

われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

【新宿私塾】 新宿私塾第30期 無事に終了しました

私塾30期終了

30期修了_01 30期修了_02いつものことですが、出あいはうれしく、別れはさびしいものです。
<新宿私塾 第30期>は、桜花爛漫の2017年04月04日に開講し、爽秋の09月12日、10名全員が無事に課程を修了し、おおきく成長して羽ばたいていきました。
最終講座を終え、これからは<新宿私塾修了生>の一員となった塾生の諸君は、わかれがたいおもいがあったのか教場での談笑がつづき、やがて「新宿私塾第30期塾生会」で、新宿の町に消えていきました。
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<新宿私塾>は毎回全25講座が開講されますが、「造形のよろこび」、「身体性をともなった造形のよろこび」をモットーとしています。 
同時に<新宿私塾>では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 の三領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。 それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
新宿私塾30期表紙ことしはどうしてか、長雨・猛暑・酷暑・連続する集中豪雨と、天候不順の日がつづきました。

幸い最終日の09月12日は、秋晴れの晴天にめぐまれ、前半を有馬智之さん、後半を真田幸司さんの担当講座が展開しました。
このおふたりとも新宿私塾修了生とあって、最終日の講座はなごやかで充実したものとなり、また定刻ピッタリで終了するご配慮をいただきました。
千星健夫さん 上野隆文さん 真田幸治さんすべての講座の終了後、塾生諸君は時計を気にしながら、しばしのお別れに際してメアドの交換を急ぎ、同期会の幹事をきめて再会を約しての別れとなりました。
造形界にはきびしい逆風がみられる昨今ですが、それにめげず、新宿私塾30期修了生の皆さんは大きく羽ばたいて旅だちました。

そしてまた、いつでも新宿私塾の教場をお訪ねいただき、おおきく成長した<新宿私塾第30期修了生>の皆さんのお姿を拝見したく存じます。
ときおり、いつも、
お会いできますよね。そしておおきく成長した<新宿私塾第30期修了生>の皆さんのお姿を拝見したく存じます。

{ 新宿私塾 文字壹凜Summary

【新書体誕生】 タイプクリエーション 米田 隆 ── Digital Typefaces InterActive Calligraphic Font Series 百人百書 たかゆきPen

タイプクリエーショントップページresizedyoneta-215x300[1]いぶし銀の活字書体製作者 米田 隆

百人百書 たかゆき Pen  は
Typefaces InterActive Calligraphic Font Series です。
パッケージ購入者と米田さんとの共同作業でオリジナル書体を構築していく
まったくあたらしいコンセプトのもとに誕生しました。
【 新設URL/Type Creation

 {米田 隆 略歴紹介}
1955年生まれ。東京都出身。
 「欧文活字の晃文堂」の系譜を継承した、リョービ印刷機販売株式会社デザイン室/リョービイマジクス株式会社を経て、1988年有限会社タイプクリエーションを設立。
この間終始「本明朝体」製作者の故杉本幸治氏に師事。

リョービ、リコー、NEC、大日本印刷を中心に、写真植字書体・デジタルタイプの公的大型書体開発チームに携わる。
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{米田 隆 主要関与書体}

◎かな書体ぽぽる・クリアレター(NEC) ◎本明朝Bookデザイン製作(リョービ・現モリサワ取扱) ◎平成明朝体の製作に参加(リョービ) ◎MSゴシック体、WindowsXP表示用かなデザイン製作(リコー) ◎「秀英体平成の大改刻」プロジェクト参加、秀英角ゴシック体デザイン製作(大日本印刷)など

【 新設URL/Type Creation
 {URL管理者 : 日吉洋人/図版画像協力 : 木村雅彦・白井敬尚・組版工学研究会}
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{ 新書体 : 百人百書 たかゆき Pen  CDR パッケージ }
小倉百人一首紀貫之resizedkinoturayuki 肖像resized隆pen_web-1-4[1]隆pen_web-2[1]隆pen_web-3-2[1]隆pen_web-4-2[1]

【新宿私塾】 第31期新宿私塾 入塾募集中

私塾募集中
「新宿私塾」は15年余の歴史を有し、
本塾の修了生はすでに300名ほどの多くを数えます。
それでもあくまで、タイポグラフィをまなぶためのちいさな教育機関です。
書物と活字づくり、すなわち「タイポグラフィ」の 560 年におよぶ
魅力的な歴史をまなび、本格的なタイポグラフィの教育と演習を通じて
あたらしい時代の要請に柔軟に対処する能力を身につけた
タイポグラフィの前衛を養成します。
──────────
イムさん02 西尾さん DSCN2847

新宿私塾では、開塾以来一貫して、科学と学術的根拠にもとづいた実践を教育・研究上の基盤とし、ケーススタディ・メソッドをふんだんに駆使し、編集・紙面設計・文字組版・デザインの現場での現実的な課題の解決方法を講師と塾生が一体となって研究します。

すでにタイポグラフィとグラフィックデザインの現場で働いているかた、他分野で実務に活躍されているかた、またこれからこの分野に就かれるかたと共に、実践的な編集工学・組版工学・デザイン工学をまなぶ場を提供して、思考力、創造力、問題発見能力、解決能力のある高度な専門職業人としての自立をめざすものです。

新宿私塾はまた、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。 それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
半年の学習機関のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、300名をこえた 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたします。
 
◎ 教育期間
・ 週 1 回(火曜日)、半年、25 回を 1 期とする。
・ 18 時 30 分開塾、21 時 40 分閉塾。
・ 1 講座を 90 分として、1 日 2 講座を基本とする。
・ 1 時限:18 時 30 分 - 20 時    2 時限 : 20 時 10 分 - 21 時 40 分
◎ 費   用
・ 1 期授業料 : 300,000 円
◎ 教育現場
通学制 東京都新宿区新宿 2-4-9 中江ビル 4F 朗文堂内
◎ 講座定員
徹底した少人数教育になります。
1 講座最大10名
──────────
新宿私塾第31期は本年9月下旬から講座開始。明年3月までの開講が予定されています。
詳細スケジュールは現在のところ未定ですが、基本的に毎週火曜日、午後6時30分から9時40分が講座開設日時となります。
全25回の講座のうち、土曜日に設定されるフィールドワーク、特別講座が 2 回予定されています。
講義内容は現在開講中の第30期とほぼ同様です。
カリキュラム、受講料などの詳細は〔新宿私塾のウェブ〕でご覧いただけます。
──────────
入塾ご希望の方は、下記メールにご連絡をお願いいた します。メール受付順の入塾とさせていただきます。
◯ 朗文堂タイポグラフィスクール 新宿私塾
担当 : 鈴 木  孝  
robundo@ops.dti.ne.jp   » send email
件名/新宿私塾 第30期申し込み
   お名前(ヨミガナ)、送付物宛先住所、電話(携帯可)

その後の手続きは、メールをいただいたのちご連絡いたします。
そのほかに新宿私塾に関してのご質問などがある方は 電話連絡 (03-3352-5070)をしてください。
【 詳細データ : 新宿私塾

【新宿私塾】 新宿私塾第30期順調に進行中──第31期受講生先行予約受付開始

!cid_CC3E280A-4EA4-4407-A349-387BF30E5C32──────────
宿私塾第31期は本年9月下旬から講座開始。明年3月までの開講が予定されています。
詳細スケジュールは現在のところ未定ですが、基本的に毎週火曜日、午後6時30分から9時40分が講座開設日時となります。
全25回の講座のうち、土曜日に設定されるフィールドワーク、特別講座が 2 回予定されています。
講義内容は現在開講中の第30期とほぼ同様です。
カリキュラム、受講料などの詳細は〔新宿私塾のウェブ〕でご覧いただけます。
──────────
入塾ご希望の方は、下記メールにご連絡をお願いいた します。メール受付順の入塾とさせていただきます。
◯ 朗文堂タイポグラフィスクール 新宿私塾
担当:鈴木 孝  
robundo@ops.dti.ne.jp  » send email
件名/新宿私塾 第30期申し込み
お名前(ヨミガナ)、送付物宛先住所、電話(携帯可)

その後の手続きは、メールをいただいたのちご連絡いたします。
新宿私塾に関してのご質問などがある方は電話連絡をしてください。
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!cid_975B3609-B6D8-4B39-A032-6044F76A593D 新宿私塾30期表紙 新宿私塾30期入塾Web2resizede DSCN0113
《 新宿私塾第30期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました 》
春まだ浅き夕べ。新宿御苑の、櫻、ミモザ、山吹などがつぎつぎに花をつけつけはじめた04月04日、新宿私塾 第30期が開塾しました。
06月下旬にはいり、カラ梅雨気味だとされながらも蒸し暑い毎日がつづきました。講座は折り返し点をすぎて後半に入り、毎回熱い講座がつづいています

《新宿私塾第30期 第13回講座》 講義:書籍の組版をみる
この講座は、名著とされて評価の高い書籍の組版を実見し、その活字サイズ・組版などの検証と追体験をつうじて、杉下城司さんの《書籍組版演習》へとリンクしていく講座です。
ここではスライドの使用はなく、ほとんどが実物の図書をもって、初版・重版・複刻版などの相違を学び、その組版様式を分析します。
量がおおすぎて毎回あわただしい講座になりますが、この回は特別受講者もあって、立ったり座ったり、ページを繰ったりと、時間に追われながらのにぎやかな講座となりました。
DSCN2632 DSCN2633《新宿私塾第30期 第14回講座》 講義:複数のメディアへの定着と実践
紙面だけではなく、スクリーンメディアをめぐるタイポグラフィの現況をとらえなおして、いかに紙媒体とディスプレイの印書を最適化していくか──という現代のタイポグラファが抱える命題の解決策を探る講座です。
講師の有馬智之さんは新宿私塾修了生の先輩とあって、講座は終始笑いがとびかい、講座終了後もなごやかな懇談がつづいていました。
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【活版カレッジ】 2017年夏期「活版カレッジ 夜間部」 6月開講 募集終了しました

活版カレッジ

朗文堂 サラマ・プレス倶楽部が開講する <活版カレッジ>は
身体性がもたらす造形精神とそのよろこびをおもくみています。
そのために、科学と、学術的根拠にもとづいた実技と実践を基盤とし
小型活版印刷機 Salama-21A を中心として、Salama シリーズによる
ケーススタディ ・ メソッドをふんだんに駆使し、あたらしい時代の活版印刷の現場での
現実的な課題の解決方法を学ぶことを目的とします。
活版カレッジ講習風景

2017 年夏期「活版カレッジ」 6月開講
木曜日(夜間部) 19:00―22:00 (時間超過の場合も有)
3 ヶ月(毎月3 回、全 9 回)定員4 名

  06月08日        活字版印刷概論
 06月15日        和文端物組版
 06月22日        文選
 07月06日        和文ページ物組版
 07月13日        和文と欧文の違い
 07月20日        欧文書体の歴史
 08月03日        欧文スペーシング
 08月24日        多色刷り1
 08月31日        多色刷り2

受講料 72,000円(税込)

定員数の少ない実技講座のため、受講料を全額納入いただきました方から受付完了とさせていただいております。
<Salama-21A 操作指導教室>は随時受けつけております。
先行予約者がおられるために、今回の公募は一名様のみとなります。
詳細は <サラマ ・ プレス倶楽部 教室のご案内 Salama-21A 操作指導教室 >をご覧ください。

【 お申し込み・お問い合わせ : 朗文堂 サラマ・プレス倶楽部  » send email

【新宿私塾】 新宿私塾 第30期 咲きそめし櫻花のもとでスタートしました

!cid_6F5DE446-1C47-48AE-B49C-C56937C9DA60 新宿私塾30期入塾Web2resizede《 新宿私塾第30期、櫻花爛漫の春、意欲満満でスタートしました 》
春まだ浅き夕べ。新宿御苑の、櫻、ミモザ、山吹などがつぎつぎに花をつけつけはじめた04月04日、新宿私塾 第30期が開塾しました。

これから半年間、ほぼ夏休みもなく新宿私塾は開講され、爽秋の09月12日に終了します。
その間講師、塾生の先輩ともども、全力で、あたらしいタイポグラフィの前衛を育成するために努力しますし、25回の講座は、いずれも内容の濃いものとなっています。
半年後、自信にあふれた塾生の皆さんの、お顔と、お姿を、再度紹介できたら幸せです。
DSCN0043 DSCN0044新宿私塾では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 のみっつの領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。
それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
この半年のあいだ、塾生の皆さんがおおきな収穫が得られるように、講師陣はもとより、300名におよぼうとする 「新宿私塾修了生」 の皆さんも、精一杯の努力と応援をいたします。

《 恒例 新宿私塾第30期 カリキュラム  表紙デザインの紹介 》
新宿私塾30期表紙新宿私塾 第30期 カリキュラム 表紙  ( Design : 講師 杉下城司さん )

新宿私塾 第30期 カリキュラムの表紙は、デジタルタイプ <FFフランジスカ FF Franziska> です。
新宿私塾では受講期間のあいだに、和文活字でも、欧文活字でも、どちらでもかまわないのですが、できるだけ 「 My Favorite Type ― わたしのお気に入りの活字書体 」 を獲得することが勧められています。

もちろん、世上の評価がたかい活字書体でも、まったく無名の活字書体でも、「はやり書体」 でも一向にかまいません。 むしろどんな活字書体にも、避けがたく付着している 「 長所と短所 」 をみつけだし、「 長所をいかし、短所を制御する能力 」 がとわれます。

──────── 杉下城司さんのコメント
新宿私塾第30期のカリキュラムに使用している欧文書体は、2014年に FontFont からリリースされた、ドイツ人デザイナーのヤコブ・ランジ(Jakob Runge)による <FFフランジスカ FF Franziska > というデジタル書体です。
この書体は手書きの流れからなるアシンメトリーなセリフをもち、そのセリフが斜めにカットされているために、アンブラケットでありながらブラケットのような見え方となっています。そのためスラブセリフ体でありながらもローマン体のようでもあります。

ストロークや、セリフの厚み、長さのコントラストは視覚的に調整され、アクシスは外側と内側のシェイプを変え、外側の輪郭のみを傾けることによって静的でありながらも動的な効果を得ています。
ペン書きの特性を機能させつつ、セリフやドット、ドロップターミナルにみられる柔らかさと鋭さを融合したエッジは個性的であり、大きいサイズで使用した場合の印象と、テキストサイズでの印象では大きく異なり、テキストでもディスプレイでも使える工夫がなされています。

<FFフランジスカ  FF Franziska> のイタリックは、ローマンとは独立した考えで作られていますが、ファミリー間での調和をもたらせるように作られています。
このイタリックでは筆脈から派生した二つの角度のストロークが空間をつくり、そのストロークの流れはスクリプト体のような効果をもたらせています。傾斜を維持しながらも垂直性をもたせた印象的なイタリックといえるでしょう。

スペーシングは小さいサイズでの使用を考慮し、グリフ間にスペースを持たせるといった、フルティガーのアプローチにしたがって考えられています。
全体的に大きな x ハイト、短いディッセンダーであるために和文との混植も面白いでしょう。
この書体では複数のアプローチを同時に満たす試みが伺えます。制作過程において一方向に絞り込まずに、また均質化することで解決をもとめるのではなく、多角的な考えを融合させて形作りをしています。

これまでの書体に多くみられるように「揃える」「整える」という意図から、「視覚的に揃える」段階を経て、次に、というより、元に戻ってかもしれませんが、手書きのような全体像を作ることを考えているようでもあります。
こうした試みが多くの書体で試されることによって、書体の幅が広がるのではないかと期待しています。

【 お問い合わせ : 朗文堂タイポグラフィスクール 新宿私塾 担当:鈴木 孝  » send email 】

【増刷出来】 VIVA !! カッパン──活版印刷の楽しくてカワイイ入門書(サラマ・プレス倶楽部 大石 薫)

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◯ 書  名  VIVA !!  カッパン
◯ 編著者  サラマ・プレス倶楽部
◯ 装  本  B5判 オールカラー 136ページ 並製本ジャケット付
◯ 定  価  本体 3500円+税
ISBN978-4-947613-82-0 (4月17日出来予定)
──────────────
活版印刷の楽しくて カワイイ入門書 増刷 !!

{懐かしいのに新しい}
魅惑の印刷、カッパン
見て美しい! 知って楽しい!
 自分でやるともっと楽しい !!!
カッパンを愛する アナタの必携書です。

 【 VIVA !! カッパン 目次 】
・懐かしいのに、あたらしい、魅力の活字版印刷術 ――― カッパン

・活字のおはなし
・文選箱ギャラリー
      文 選
      組版(植字)
      組みつけ
      印 刷
      活字鋳造
・Salama-21Aの使い方

・muccu が行く!
      活字鋳造所探訪 (築地活字編)
      活字版書籍印刷所探訪 (長瀬欄罫製作所編+豊文社印刷所編)
・あとがきにかえて
──────────
◎ ご購入はお近くの有力書店,、デジタル書店か、小社直接購入も可能です。

◎ 直接注文は 朗文堂ブックコスミイク  » send email
詳細は下記のページ
◎小社から直接送付する場合 をご覧ください。

朗文堂 営業部
160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
Telephone 03-3352-5070
Facsimile 03-3352-5160
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo

《 活版印刷の楽しくて カワイイ入門書 増刷 !! 》
まえがきVIVA逕サ蜒十34-34 VIVA逕サ蜒十44-45 VIVA逕サ蜒十46-47 VIVA逕サ蜒十52-53 VIVA逕サ蜒十70-71 VIVA逕サ蜒十84-85 VIVA逕サ蜒十88-89《 あとがきにかえて 》 ・・・・・・ こんな時代だから
アダナ・プレス倶楽部( 現:サラマ・プレス倶楽部) の活動は、2006年、おもにタイポグラフィ関連の専門書を出版している朗文堂代表の片塩二朗と、印刷博物館の工房担当を前職としていた私(大石 薫)との、たったふたりからはじまりました。

このようなデジタル時代の真っ只中に、あたらしく「活版印刷機をつくる」というこころみは、ま
わりのひとびとの目からみて、まるでドン・キホーテの夢物語のように映っていたことでしょう。
片塩と私自身にも、そのことはよくわかっていて、どちらがドン・キホーテで、どちらがサンチョ・パンサであるかと、お互いを笑いながら、瀕死のロシナンテにも似た「カッパン」という痩せ馬に跨がったその旅路は今日でも続いています。

世界的に、あたらしい活版印刷機を製造販売している企業がまったく無いという事実から、はじめから採算のあわない事業となるであろうことは覚悟していましたが、プロジェクトを進めるにつれて、コストの面はもちろん、すでに30年近くも前に製造ラインが廃れてしまった機材も少なくないことがわかり、前途多難な道のりとなりました。
また、活版関連業者にかぎらず、わが国の産業のほとんどが、合理性と効率性の一辺倒から、大量生産と分業化を推し進めてきた結果、小ロットに対応でき、かつ部品製造から組み立てまでを一貫しておこなえる工場がなかなか見つからず、はからずも国内製造業の空洞化と、この国の行く末への危機感を実感しました。

どこへ行っても「あと10年早ければねぇ…… 」という答えばかりが返ってきました。しかし、幸運な偶然にも導かれつつ、ドン・キホーテ的発想の転換で邁進し、「あと少し遅ければ間にあわなかった」 → 「なんとかギリギリ間にあった」結果、二一世紀のあたらしいカッパン印刷機「Adana-21J」および、その後継機「Salama-21A」が誕生しました。

サラマ・プレス倶楽部( 前:アダナ・プレス倶楽部) は、この「Salama-21A( 旧:Adana-21J) 」を中核としながら、活版印刷の普及と存続につとめる朗文堂の一事業名ですが、カッパンを愛好する皆さんとの双方向の連携の場となることを目的として、そのおもいを「倶楽部」という名称に込めています。
当初はドン・キホーテとサンチョ・パンサの二人だけだった部員も、現在ではおかげさまで登録会員も増えて、気がつけば、すっかり倶楽部らしい様相を呈するようになりました。

I T 革命を招来した現代は、さながら19紀末の産業革命をむかえた時代と、とてもよく似ているといわれます。すなわち、機械化と大量生産・大量消費時代の幕開けにより、安くて早くて、大量で、奇抜な印刷物が出まわり、それまでの職人の技芸によって支えられてきたタイポグラフィの質は確実に低下するようになりました。このような技芸の衰退に警鐘を鳴らしたのが当時のアーツ・アンド・クラフツ・ムーブメントでした。

そのアーツ・アンド・クラフツ・ムーブメントの再来ともいえる、現代のあたらしいカッパン実践者の多くは、効率優先の情報処理に追われる日常に疲弊と疑問を感じ、「身体性をともなった、ものづくりがもたらす純粋なよろこび」をカッパンによって満喫しています。

また、パーソナル・コンピュータや携帯電話、インターネットの普及によって、組版やデザインなどの特別な職能が無くとも、だれもが気軽に文字を組んで(打って)情報を発信する機会も増えました。このような時代に、組版の原点であるカッパンを学ぶことは、よりよきコンピュータ組版のためのヒントとしても大いに有効です。

しかし、コンピュータが普及し、メディアが多様化し、それらが複雑に交差しあっている現在の「情報社会」で生活する私たちが、なぜこの「カッパン」にいいつくせない魅力を見いだしているのか、私自身、本書をまとめ終えた現在でも、正確に言語化できないもどかしさをいだいているのも正直なところです。
そして、その答えとカッパンの真の魅力を知るには、やはり実践をおいてほかにはないといわざるをえません。

願わくば本書が、カッパンの21世紀における存在意義を発掘し、カッパン実践者の皆さまにとっては更なる創作への糧となり、カッパン未経験者の皆さまにはカッパンの実践へのいざないとなることを、せつに祈っています。
                           サラマ・プレス倶楽部  大石 薫

【新WebSite紹介】 明治産業近代化のパイオニア 平野富二 提供:「平野富二生誕の地」碑建立有志会

── 明治産業近代化のパイオニア ──%e5%b9%b3%e9%87%8e%e5%af%8c%e4%ba%8c%e5%88%9d%e5%8f%b7

e9fd275dc476af6b4d99a7f56e59b9b5この「平野富二:明治産業近代化のパイオニア」サイトは
長崎の生んだ明治時代の実業家 平野富二についての記録です。
「平野富二生誕の地」碑建立有志会趣意書
★     ★     ★     ★

ことしは<明治産業近代化のパイオニア 平野富二生誕170周年>です。
それに際して2017年新春から有志によって結成された<「平野富二生誕の地」碑建立有志会>が運営するブログロールが上掲図の WebSite < 平野富二  http://hirano-tomiji.jp/ > です。

この<WebSite 平野富二> は簡便なブログロール型のものですが、いくつかの特色あるコーナーが設けられています。
平野富二 紹介

「平野富二生誕の地」碑
◎ 「平野富二生誕の地」確定根拠
古谷昌二ブログ
連 絡 先
──────────

◎ 古谷昌二ブログ アーカイブ簡略紹介

01 探索:平野富二の生まれた場所
 <長崎生まれとしかわからなかった>
 平野富二が長崎の町司矢次豊三郎の次男として長崎に生まれ、幼名を矢次富次郎と称したことについては、福地桜痴の記述したとされる「平野富二君の行状」に示されている。
それをもとに調査し、結果をまとめた三谷幸吉編著『本木昌造・平野富二詳伝』でも、長崎の何処で生まれたかについては明らかにしていない(以下略)。
長崎諸役所絵図0-2
02 町司長屋の前にあった桜町牢屋

<長崎引地町の桜町牢屋・三ノ堀・地獄川>
 平野富二の生まれた引地町の周辺には、長崎の長い歴史に関連する史跡が存在する。それは、桜町牢屋・三ノ堀・地獄川である。これらの史跡には、その痕跡を示すものは僅かであり、説明板や表示もない。平野富二の生誕地をおとずれたついでに、平野富二を生み、はぐくんだ長崎の土地とその歴史をしることも意義あることと思う(以下略)。
w26_牢屋
03 町司長屋に隣接した「三ノ堀」跡

 <町司長屋の横にあった窪地>
 幕末の「長崎明細図」によると、引地町町司長屋の敷地に隣接して、何やらいわく因縁のありそうな土地が、周囲から孤立して描かれている。
この土地が接している引地町通りの延長部分は、「引地町町使長屋絵図」によると、道幅が狭くなっており、片側は桜町牢屋の石垣で高くなっている。反対側は、道路面から下に石垣が積まれており、この土地が窪地であることが分かる(以下略)。
fbe97729998a350c8d52782b8230e46a-1[1]あたらしいWebSite、< 平野富二  http://hirano-tomiji.jp/ > へのご訪問をお待ち申しあげます。

【字学】 文化庁 Press release / 常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について

Print文化庁   平成28年2月29日

常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について

文化庁では、平成26年度から文化審議会国語分科会漢字小委員会において、「手書き文字の字形」と「印刷文字の字形」に関する指針の作成」に関して検討を進めてきました。
このたび、その検討結果が国語分科会において「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(案)として報告されましたので、
お知らせします。

◎ 経  緯
漢字の字体・字形については、昭和24年の「当用漢字字体表」以来、その文字特有の骨組みが読み取れるのであれば、誤りとはしないという考え方を取っており、平成22年に改定された「常用漢字表」でも、その考え方を継承している。
しかし、近年、手書き文字と印刷文字の表し方に習慣に基づく違いがあることが理解されにくくなっている。また、文字の細部に必要以上の注意が向けられ、正誤が決められる傾向が生じている。
今回の報告では、漢字の字体・字形について詳しく解説するとともに、常用漢字(2,136字)全てについて、印刷文字と手書き文字のバリエーションを分かりやすく例示している。

◎ 資 料  1
「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(文化審議会国語分科会)の概要
PDF  bunkatyou-press release
文化庁01 文化庁02 文化庁03

◎ 資 料 2
常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)(案)
平成28年2 月29日

文化審議会国語分科会
PDF  bunkatyou-press release
文化庁04
上掲 jpeg 画像図版で紹介した<概要>につづいて PDF  bunkatyou-press release で紹介されています。常用漢字2,136字のすべてについて丁寧に記述されていますが、役所文書で238ページあります。
巻末部の204ページからはじまる「参考資料」は興味深い内容です。
なお本報告書(案)の一部は、小社の従来の見解とは異なります。

【 詳細 : 文化庁 常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について 】

【舞台公演】 IHIステージアラウンド東京 愈〻3月30日こけら落とし 初公演は 劇団☆新感線 『髑髏城の七人』 Season 花。日本の Entertaiment が Drastic に変わる

話題沸騰! キミはこの衝撃に耐えられるか?
アジア初、没入型エンターテインメント施設として2017年03月31日に誕生する 「IHI ステージアラウンド東京」。
こけら落とし公演は 劇団☆新感線 『髑髏城の七人』 Season 花、 Produced by TBS。
劇団☆新感線 の公演フライヤーと、Village Audiens Club (VAC) から紹介。  

蜉・屮譁ー諢溽キ喀陦ィ1 蜉・屮譁ー諢溽キ喀陦ィ4劇団☆新感線の最高傑作 『髑髏城の七人』

劇団☆新感線『髑髏城の七人』1990年に池袋西口公園テントで産声を上げた『髑髏城の七人』は、以来7年ごと上演される度にブラッシュアップされ、今では劇団☆新感線最高傑作といわれる名作。
特に97年版は、物語・演技・殺陣・音楽など全ての面が完璧に調和し、〝いのうえ歌舞伎〟シリーズの真骨頂となった。
そして2004年には〝ドクロイヤー〟と銘打ち、同じ作品を全く別のキャストで、更に演出を変えて春と秋に連続上演するという大胆な試みを決行。ドラマ性の強い『アカドクロ』、ケレン味の強い『アオドクロ』と見事に趣向を変えた作品はいずれも大成功を収め、一旦は作品として完結を迎えた。

蜉・屮譁ー諢溽キ喀荳ュ髱「隕矩幕縺・ 蜉・屮譁ー諢溽キ喀荳ュ髱「隕ウ髻ウ髢九″さらに初演から21年目の2011年には、若いキャストが結集することによって新たな着想を得て、『髑髏城の七人』がよみがえった。
更にその7年後に掛かる2017年-2018年というこの年に、一年以上かけて 〝 I H I ステージアラウンド〟という、客席が回転するという大胆な演出が可能となる前代未聞の劇場の杮落としとして、これまで類を見ない『髑髏城の七人』が誕生する。

ものがたり

時は天正十八年(1590)。織田信長が死に、豊臣秀吉が天下を治めていたこの頃、都から遠く離れた関東の村〻は<天魔王(成河)>率いる関東髑髏党に荒らされていた。
この日も、とある村が髑髏党の鉄機兵たちに襲われていたところに、傷だらけの<沙霧(清野菜名)>が飛び込んでくる。彼女は、天魔王らの居城・髑髏城の抜け道が記された絵図面を持っていたために追われていたのだ。
と、そこに派手な身なりの傾奇者たち・関八州荒武者隊の面々が登場する。先頭に立つのは、頭目の<兵庫(青木崇高)>だ。しかし仲間の<三五(河野まさと)>の裏切りにより、みるみるうちに窮地に陥る荒武者隊。

そこへフラリと現れた着流し姿の男が、手にした大きな鉄煙管で鉄機兵を叩きのめす。男は自らを<捨之介(小栗旬)>と名乗り、沙霧に傷の手当てをさせるため、兵庫と共に関東一の色里〝無界の里〟へと向かう。
色里〝無界〟は宿場も兼ねているため人の出入りも賑やかで、その中には何か事情を隠していそうな怪しげな牢人<狸穴二郎衛門(近藤芳正)>らの姿もある。
この色里一と評判の<極楽太夫(りょう)>は、「沙霧をかくまってほしい」という兵庫らの頼みを快く引き受けてくれた。


その夜。店の裏で再び沙霧は髑髏党に襲われそうになるが、捨之介と〝無界の里〟の主<蘭兵衛(山本耕史)>がそれを阻む。そこに突然現れる、天魔王。
実は捨之介と蘭兵衛と天魔王の三人は、ある時期、共に時間を過ごした間柄だったのだ。南蛮製の鎧と仮面を装着した天魔王には、捨之介の刀も蘭兵衛の短筒も歯が立たない。しかしこの場は、狸穴二郎衛門が間に割って入ったことで難を逃れられた。

天魔王、そして髑髏党との戦いを覚悟した捨之介は山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(古田新太)>を訪ねて、無敵の鎧を叩き斬る刀、必殺の〝斬鎧剣〟を打ってほしいと頼み込む。
しかしその頃、蘭兵衛は単身で髑髏城へ行こうとしていた。それに気づき、こっそりと後を追う沙霧。
捨之介、蘭兵衛、天魔王が抱える深い縁(えにし)とは……。天魔王の謀略を、捨之介たちは阻止することができるのか……。
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劇団☆新感線の大型公演は、いつものことではあるが切符の争奪戦が熾烈をきわめる。
こけら落としが間もなくに近づいたいま、『髑髏城の七人』 花鳥風月シリーズの上演日程が
発表されている。
{ I H I  ステージアラウンド東京 } があつく注目される昨今である。

◎ 『髑髏城の七人』Season 花  3月30日-6月12日
◎ 『髑髏城の七人』Season 鳥  6月27日-9月01日
◎ 『髑髏城の七人』Season 風  09月下旬
◎ 『髑髏城の七人』Season 月  11月下旬

【新宿私塾】 新宿私塾第29期 無事に終了しました

29期終了_塾生 !cid_F771F2F9-C44C-42AE-A3B8-15A2815A26DBいつものことですが、出あいはうれしく、別れはさびしいものです。
<新宿私塾 第29期>は、金木犀のかおりが新宿御苑からかすかにただよう、2016年09月27日に開講し、梅の香ただよう早春の2017年03月14日、全員が無事に全課程を修了し、おおきく成長して羽ばたいていきました。
最終講座を終え、これからは<新宿私塾修了生>の一員となった塾生の諸君は、わかれがたいおもいがあったのか教場での談笑がつづき、やがて再開を約して新宿の町に消えていきました。
金木犀[1]新宿私塾29期risized
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<新宿私塾>は毎回全25講座が開講されますが、「造形のよろこび」、「身体性をともなった造形のよろこび」をモットーとしています。 
同時に<新宿私塾>では、タイポグラフィにおける 「 知 ・ 技 ・ 美 」 の三領域で、バランスのよい学習をモットーとしています。
それはまた 「 知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず 」 という、つよい自戒をともないます。
新宿私塾29期カリキュラム resized長いようで短かった半年間でした。ここのところ天候不順がつづき、きびしい残暑があり、秋の颱風が大暴れをし、寒波がなんども襲来しました。

最終講座の03月14日も肌寒い日でしたが、山本太郎さんによる特別講座:アプリケーション生成現場からと題する熱い講義がつづきました。
山本_129期終了講座終了後、塾生諸君は時計を気にしながら、しばしのお別れに際してメアドの交換を急ぎ、同期会の幹事をきめて再会を約しての修了となりました。
造形界にはきびしい逆風がみられる昨今ですが、新宿私塾29期修了生の皆さんは大きく羽ばたいて旅だちました。

【朗文堂図書増刷紹介】  『風景資本論』(広瀬俊介著 朗文堂)

著   者  廣 瀬  俊 介
装   本  A5判 並製本 136ページ フルカラー
価   格  2,100円(本体2,000円)
発  行  所  株式会社 朗 文 堂
ISBN978-4-947613-85-1

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160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9
Telephone 03-3352-5070
Facsimile 03-3352-5160
http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo
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〔風景資本論発刊にあたって〕
―― リード・コピーから抜粋
風景のデザイン――ランドスケイプデザインとは、単にある土地のかたちを庭園のようにつくり替えることではなく、人間のつくる社会と自然との関係の調整を必須条件として、人間が生活する場をつくること、またはつくり直すことを指す。人間が心身ともに健やかに生きるには、自然と社会の関係を調える努力が欠かせない。それは人間が人間のために行うこの仕事の必須条件となる。

「風景」はある土地の姿である。土地の成因から人間が受けとる事物を含めて、風景の解釈を拡げる。
「資本」は、人間の生活と地域社会を持続可能にする基と定義する。
「地域経営」とは結局人間の生活と地域社会を持続可能にすることであって、それは環境、教育、福祉、医療、産業、文化……といった人間の生をささえる総てに留意をして、自然と人間の関係を調える営みにほかならない。
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〔著者紹介〕
廣 瀬  俊 介  ひろせ しゅんすけ
1967年千葉県市川市生まれ。
環境デザイナー (International ASLA)、専門地域調査士 (日本地理学会)、風土形成事務所主宰、東京大学空間情報科学研究センター協力研究員。
2014年3月まで東北芸術工科大学大学院 デザイン工学専攻環境デザイン領域 准教授。日本地理学会会員、東北地理学会会員、日本景観生態学会会員。東日本復旧復興計画支援チームメンバー。主著『風景資本論』(朗文堂)。
ブログ : 東北風景ノート

【展覧会】 国立新美術館 2017年春、最高のミュシャに出会う/チェコ国外世界初公開・超大作《スラヴ叙事詩》全20作

20170206151525_00004 20170206151525_00003 20170206151525_00005 展覧会概要
国立新美術館(東京・六本木)では、2017年3月8日(水)から6月5日(月)まで、「ミュシャ展」(主催:国立新美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社ほか)を開催いたします。

2017年は日本とチェコが国交を回復してから記念すべき60周年を迎える年にあたります。
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家のひとり、アルフォンス・ミュシャ(チェコ語発音ムハ※、1860-1939)は、オーストリア=ハンガリー帝国領モラヴィア(現チェコ)に生まれ、ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリに渡り絵を学びました。
なかなか才能を発揮する機会に恵まれなかったミュシャは、34歳の時に、女優サラ・ベルナール主演の舞台「ジスモンダ」のポスターを手がけることになり、一夜にして成功をおさめます。以降、優美で装飾的な作風は多くの人を魅了し、時代の寵児として活躍しました。

美しい女性像や流麗な植物文様など、華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がける一方で、ミュシャは故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。

その集大成が、50歳で故郷に戻り、晩年の17年間を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1911-1928年)です。
およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画は、古代から近代にいたるスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクルであるといえます。


本展はこの《スラヴ叙事詩》を、チェコ国外では世界で初めて、全20点まとめて公開するものです。
プラハ市のために描かれ、1928年に寄贈された《スラヴ叙事詩》は、1960年代以降、モラヴィアのクルムロフ城にて夏期のみ公開されてはいたものの、ほとんど人の目に触れることはありませんでした。
その幻の傑作が、80年以上の時を経て2012年5月、ついにプラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿(見本市宮殿)にて全作品が公開されました。
そしてこのたび国立新美術館では、パリで活躍したミュシャが《スラヴ叙事詩》を描くにいたるまでの足跡を約100点の作品を通じて辿りつつ、これら幻の最高傑作の全貌を一挙、紹介します。

※パリでその名を広く知られるようになったため、日本では「ミュシャ」というフランス語の発音に基づく表記が用いられてきたが、本展ではチェコで制作された《スラヴ叙事詩》に関してはチェコ語の発音に基づき「ムハ」と表記する。

◎ 会    期     2017年3月8日[水]-6月5日[月]
          毎週火曜日休館 ただし、5月2日[火]は開館
◎ 開館時間    10:00-18:00
※金曜日は20:00まで
※4月29日[土]-5月7日[日]は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
◎ 会  場      国立新美術館  企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

【 詳細 : 国立新美術館トップ  ミュシャ展URL 】