東洋美術 ACTY #2 大牟田2047展覧会

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■ 2012年12月10日[月]-12月15日[土]
■ 東洋美術ギャラリー館

ACTY #2 大牟田2047
デザイン研究会 アクティ、2 年ぶりの展示は『大牟田2047』と題し、現在、九州の地方都市で進行しているプロジェクトを紹介致します。

日本の近代化を支えたまち-福岡県大牟田市。ここはかつて三井三池炭鉱によって栄えたまちでした。日本の近代化をなぞるように発展したこのまち。最盛期には国内におけるエネルギーの源、そのおよそ一割が、ここで産出された石炭だった時代もあるそうです。このまちが日本の近代化を支えたといっても過言ではありません。

しかしエネルギー需要の変化に伴い、1997年に炭鉱は閉山。以来、十余年。このまちはあらたな都市としての生き方を模索しています。かつての炭鉱施設を近代化産業遺産として保存活用しようとする試みや、地元NPOの尽力による炭都としての価値付け。また高齢化に応じたホスピタリティの充実など……。
今、このまちは自身の本質を見据えながら、一歩一歩、着実に前に進もうとしています。

■ デザイン研究室産学連携事務局  中村将大
  クリエイティブデザイン科4 年        加久本真美
  クリエイティブデザイン科3年         栫井篤
   クリエイティブデザイン科1年         木下玲子、武田知世、
                        藤瀬千香子
  グラフィックデザイン科1年            高野千鶴
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東洋美術学校、とりわけ産学連携事務局の皆さんには
お世話になることが多い。
産学連携のプロジェクトで、かつては日本四大産炭地の
ひとつとされた大牟田のまちの再生プロジェクトへの
取り組みがある。
今回はその2回目の発表で、廃鉱のまちとされた地域が、
あたらしい歩みをはじめる。
その一歩一歩を記録し、あらたな提案も試みていた。
展示はコンピューター画像を、屋外にも投影するなど、
意欲的な取り組みもなされていた。