Viva la 活版 Viva 美唄 さぁはじまったぞ アダナプレス倶楽部イベント狂想曲 !?

 
《アダナプレス倶楽部名物、お祭り騒ぎ !? ── やつがれ Wrote》
【Viva la 活版 Viva 美唄】の「イベント告知はがき」、『アダナプレス倶楽部会報誌』の発送を終えて、すこしは静かになっていたかにみえたアダナプレス倶楽部+活版カレッジの面面。
ところが実際は、みなさんが本来の活版造形者にもどって、アルテ・ピアッツァ美唄の「アート・ギャラリー」での展示に向けて、作品づくりに余念のない日日であることは知っていた。こういうときは、みんながナーバスになるので、触らぬ神にたたり無しでソッとしておくにかぎる。

うれしいことに、会場の美唄をはじめ、北海道各地で支援者が次次と名乗りをあげられ、さまざまな造形者からの熱い反応もしばしば入ってくるようになった。地元ではともかく大歓迎で、期待はどんどん大きくなっているようである。責任重大である。
アダナプレス倶楽部会員と有志のみなさんも、30人ほど北海道入りをするらしい。なかには福岡や徳島から駆けつける会員や修了生もいるようである。
美唄、石見沢、札幌と、各地のホテルに分宿して、えらくにぎやかになりそうな悪寒 モトイ 予感。


北海道はデッカイドーで、 ともかく見どころ、食べどころが多い。ほとんどのかたが、北海道ははじめてだから、美唄の見どころを『アダナプレス倶楽部会報誌』に紹介しようと提案した。担当はコヨーテ キタ。
なにやら熱心にデータを集め、しこしこ地図を作成していたが、怖れていたとおり「イタリアン・レストランならここ」、「和菓子のおいしいお店」、「ケーキと紅茶が勢揃いの店」「名物焼き鳥店紹介」と食べ物紹介ばかり。やはり人選を間違えた。後悔したがあとのまつりだった。

《2013年06月14日[金]──T シャツプリントの夕べ》
そんな多忙なはずのある週末、アダナプレス倶楽部会員が、おもいおもいのTシャツを持参して、三三五五集まっていた。
【Viva la 活版 Viva 美唄】の「制服」として、Tシャツにイベントタイトルの「Viva la 活版 Viva 美唄」のシルクスクリーン・プリントをするのだそうである。
そもそもアダナプレス倶楽部の会員には、シルクスクリーン印刷を本業とするかたがいるし、さまざまな印刷版式のひとつとして、孔版印刷=シルクスクリーンを業務とされる会員もいる。
それなのに今回はプロは後方支援にまわって、教場の片隅に、簡易印刷キット「シルクスクリーン T シャツくん」をもちこんで、各自がそれで印刷するのだそうである。

人気を独り占めして、圧巻だったのは「紋暢モンヨウ クン2歳のTシャツ+ポシェット」だった。ともかくちいさくて、かわいらしい。
コンビニで間に合わせの T シャツを買って、いつものとおり遅れてノコノコやってきたバッカス松尾は、わかっていない。
「エッ、こんなちいさいの、たれが着るの?」



《Viva la 活版 Viva 美唄》

【会 期】2013年7月13日(土)―15日(月・祝)9:00―17:00  
                      (最終日は13:00まで)

【会 場】ARTE PIAZZA BIBAI アルテピアッツァ美唄
     アート・ギャラリーおよびアート・ストゥディオ
     北海道美唄市落合町栄町   http://www.artepiazza.jp/
【入場料】無 料
      (ゼミナールの一部に参加費が必要なものもあります)

【主 催】朗文堂 アダナ・プレス倶楽部

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《Viva la 活版 Viva 美唄》の開催までひとつきを切った。
アダナプレス倶楽部が掲げる「活版印刷ルネサンス」は、かならずしも活版印刷「業務」の再興を願うものではない。むしろ五体をもちいて、五感にひびきわたる、あらたな物づくりに挑戦したかった。そんなおもいを共有できる活版造形者が着実に増加している。
そしてアルテ ピアッツァ美唄の広場いっぱいに、色とりどりの「Viva la 活版 Viva 美唄」のイベントタイトルTシャツを着た造形者が集うかとおもうと、こころ弾むものがあるこのごろである。