カテゴリー別アーカイブ: イベント情報

【ムサビ美術館・図書館】 絵の始まり 絵の終わり ─ 下絵と本画の物語 ─ 第三期開催中

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絵の始まり 絵の終わり ─ 下絵と本画の物語 ─

Paintings: Beginnings and Endings
Preliminary Drawings and Finished Paintings :A Narrative

日本画における下絵や素描、草稿から、絵師や作家の創作への衝動と試行錯誤の過程を読み解く企画展。
近世の狩野家絵師たちの仕事から、近代、現代の作家まで多様な作品を集め、〈絵〉にいたるまでの様々な生成の〈物語〉について考える。
河鍋暁斎、竹内栖鳳、土田麦僊、村上華岳、菊地養之助や、本学日本画学科教員の作品を展示。
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◯ 会  期 : 2015年5月25日[月]-8月16日[日]
第三期 : 7月20日(月)― 8月16日(日)
◯ 休館日 : 日曜日、祝日  ※8月16日[日]は特別開館
◯ 時  間 : 10:00-18:00(土曜日、特別開館日は17:00閉館)
◯ 入館料 : 無  料
◯ 会  場 : 武蔵野美術大学美術館 展示室 3、4、アトリウム 2
◯ 主  催 : 武蔵野美術大学 美術館・図書館

【 企画紹介 : 武蔵野美術大学 美術館図書館 展覧会情報 】

【印刷機材見本市】 JANPS 2015(新聞製作技術展) 終了しました

20150721110840952_0001【詳細情報:日本新聞協会 JANPS 2015   同展フライヤーPDF JANPS 2015 3.74MB 】

JANPS2015は閉会しました - 主催者発表
第22回新聞製作技術展(JANPS2015)は、7月22日[水]-24日[金]までの3日間の会期を無事に終え、閉会いたしました。
猛暑の中、遠路ご来場いただきました皆様、厳しい環境の中で準備いただいた出展社各位、開催にご協力いただいた関係者の皆さまに、厚くお礼申し上げます。
※ 来場者数/11,328人(前回 12,589人)

◯ 名   称 : 第22回新聞製作技術展(略称 : JANPS2015)
◯ テ ー  マ : 未来につなぐ新聞技術 ─ 今より明日へ
◯ 会   期 : 2015年 7月22日[水]-24日[金]
◯ 開催時間 : 10:00-17:00
◯ 会   場 : 東京国際展示場(東京ビッグサイト)東6 ホール
◯ 主   催 : 一般社団法人日本新聞協会
◯ 協   賛 : 日本新聞製作技術懇話会(CONPT- JAPAN)
◯ 入 場 料 : 無 料
◯ 出展内容 : 新聞製作およびブロードバンドなど周辺技術の展示・実演
◯ 出 展 社 : 日本新聞製作技術懇話会会員社、新聞製作機器・システム関連メーカー、
新聞社、大学・専門学校・研究機関など新聞製作技術関連団体
◯ 来場対象 : 国内外の新聞・通信・放送界の各層
◯ 来場見込み : 12,000人(前回 : 12,589人)

【講演会の記録】 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫

20150525202211878_0001 20150525202211878_0002図版 上) 日本女子大学 2016年 大学案内
図版 下) 日本女子大学教養特別講義第49集
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昨年年末、日本女子大学において、2014年12月04日[木]、11日[木]の二回にわたり、アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が講義を実施いたしました。
その記録は、WebSiteの動画によって先般公開され、このたび講義記録として冊子本にまとめられたものをご提供いただきました。
閲覧ご希望のかたは、同校図書館ならびに小社などでご覧いただけます。

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【再記録:[講演会の報告] 日本女子大学VOD講座 教養特別講座 2  タイポグラフィに関わる仕事と私事-活版ルネサンスと造形活動- 大石 薫 2015年01月29日 】

日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2

日本女子大学_講義 1日本女子大学生涯学習センター
日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2
大石02

 ◯ タイトル
   タイポグラフィに関わる仕事と私事
    ~活版ルネサンスと造形活動~
◯ 講  師
   朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部  大 石  薫
◯ 実施日
2014年12月04日[木]、11日[木]

講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】


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アダナ ・ プレス倶楽部 : 大石 薫が、日本女子大学にお招きいただき、現役学生を対象に、500名ずつ、90分、二回にわたる講演を実施しました。
その動画による全記録が、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 > に掲載されました。

この動画コーナーは、同大学生のみなさんと、卒業生などの校友を対象としたもので、一般の閲覧にはログインが必要ですが、さほど面倒な手続きではなく登録できます。
大石本人は、テレているのか紹介に積極的ではありませんが、同大学ではこうした講演内容を、充実した講演記録として、シリーズ化した冊子での刊行もおこなっており、この冊子型の講演記録も間もなく完成のようです。
成瀬記念講堂
講演会場となった日本女子大学創立者 ・ 初代学長/成瀬仁一氏を記念する 「 成瀬記念講堂 」 は、アール ・ デコ の建築様式なのでしょうか……、 風情のある、おおきな会場だったようです。

このひろい会場に、二階席までいっっぱいの500名もの女子大生が勢揃いするとなると……、チトおそろしくもなります。  ですから今回は、大石がひとりで Salama-21A をかかえて会場に乗りこみ、小社社員はほかのたれも会場をみておりません。

また情報管理も慎重で、会場に学生がいっぱいの写真は撮影できなかったようです。
以下の簡便な写真から、会場のふんいきだけでもご覧いただき、ご関心のあるかたは、ログインして、<日本女子大学生涯学習センター 日本女子大学VOD講座 教養特別講義 2 >をご笑覧ください。 またこの講演会に使用した画像の一部は、以下のURLからもご覧いただけます。
講演会使用画像集  PDF  5.10MB 】
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【小西昌幸さん情報/演奏会】 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★ デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール写真) 左から、デイヴ ・ シンクレア、 ジミー ・ ヘイスティングス、浦 千鶴子の各氏

北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★
デイヴ ・ シンクレア & ジミー ・ ヘイスティングス

元 キャラヴァン ~ キャメルの デイヴ ・ シンクレア と、
元 ソフト ・ マシーン の ジミー ・ ヘイスティングス。
英国の カンタベリー ・ シーン伝説の いぶし銀コンビが、
美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子をともなって 北島町に奇跡の降臨。
関西地区では 滋賀、京都、北島町 3 カ所のみの公演!

◯ 日  時 : 2015年05月09日[土] 午後 7 時から
◯ 会  場 : 徳島県北島町立 創世ホール 3 階  多目的ホール
◯ 入場料 : 前売 3,000円 ( 当日 3,500円 )
◯ 出  演 : デイヴ ・ シンクレア ( ピアノ/キーボード )、 ジミー ・ ヘイスティングス ( サックス/フルート )、 浦 千鶴子 ( 特別ゲスト/ヴォーカル)
◯ 主  催 : 北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト実行委員会

※ 前売りチケットは、北島町立図書館カウンターでお買い求めいただけます。 電話でのご予約もお受けしています。
※ 問いあわせ : 北島町立図書館 ・ 創世ホール ( 電話 088-698-1100 )

【 関連情報 : 徳島県北島町 北島ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト
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<小西昌幸さんからの@メール>
各 位
お世話になっております。 徳島の小西昌幸です。
2015年05月09日に、英国ロック界の大御所二人の国内ツアーがあり、北島町 創世ホールでも演奏会を開催することになりました。
元 キャラバン~マッチング ・ モウル ~ キャメルの デイヴ ・  シンクレア氏、元 ソフトマシーンの ジミー ・ ヘイスティングス氏の日本ツアーです。
創世ホールではこのおふたりに、美声ヴォーカリスト ・ 浦 千鶴子さんが加わります。

この催しは 例によって町の予算がついておりません。 3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。 赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

先日は、デイヴ ・ シンクレア氏 ( 現在京都在住 ) と浦さんが 徳島のふたつの FM 局に出演して PR しましたが、まだまだこの演奏会の宣伝を展開しなくてはなりません。 画像などをお送りしますので、ブログ、ツイッター、HP などにご自由に貼り付けていただき、ご支援いただけましたら幸いです。
そして四国近辺に愛好家のご友人がおりましたらぜひ薦めてください。 九州 ・ 福岡から来場されるかたも 1 名おいでです。
なお、チラシの中の文言 ( 惹句 )、「 宇宙の高みに美の結点を 」 は、東京の先人、片塩二朗さんが 昔用いられたフレーズを謹んで引用させていただきました。

2015年02月の山田太一さんの講演会はおかげ様で、立ち見が出る超満員 ( 約350名 ) となり、来場者人数の歴代最高記録を樹立しました。 ご支援に感謝しております。
【 関連情報 : 花筏 [講演会] 北島町創世ホール/山田太一 「 『早春スケッチブック』 がめざしたもの 」 2014年12月22日

私はいよいよあと 1 年で定年退職を迎えることになりました。 ひざが痛くなったり ( 血腫ができていました )、右耳が難聴になったり、あちこちガタがきております。 健康第一です。
友人各位におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

小 西  昌 幸
北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳。

デイヴ・シンクレア、ジミー・ヘイスティングス、浦千鶴子★20100509★創世ホール デイヴ・シンクレア&ジミー・ヘイスティングス★カラーチラシ画像★最終版「ぞめき★デイヴ・シンクレア『マキノ』」20130918「徳島新聞」夕刊★執筆=小西昌幸

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< やつがれ  しるす >

かんがえてみたら、徳島の小西昌幸 ( こにし まさゆき ) さんとのおつきあいも長くなった。
徳島市の板東孝明さんに小西さんをご紹介いただいたのは、1980年代の中頃であったとおもう。
小西さんはフットワークの良いかたで、その口からはことばが、その筆からは文章がとめどなくあふれるかたであった。

したがって、最初は 〔 このひとはディレッタントに違いない。 役所づとめはいつまで続くかな 〕 とかんがえた。 ところが〔おどろいたことに〕、無事に役所を勤めあげ、間もなく定年退職となるらしい。
最近とみに高齢化と定年退職をウリにしているが、これまでこのひとをしばっていた 「 公務員 ・ 役人」というくびきがはずれたら、定年後になると、かえって若返り、けたたましくなりそうな予感 ( 悪寒 カモ ) が
しないではない。

やつがれは不器用で、子供のころにオヤジにいわれた 「 おまえは活字ばかだ 」 ということばそのまま、ひとつことにこだわり、生きてきた。
またこれまで、活字やタイポグラフィに関して、それを技芸や学問としてとらえるのではなく、興味本位、慰み半分で口にし、ひとつの通過点のようにして去っていった
ひと-ディレッタントを散散みてきた。
つまりひとときとはいえ、ディレッタントとみなした小西さんには、ときおり牽制球をはなつだけにして、適度な距離を保つようにしていた。

ところが最近、小西さんへの認識が変わりつつある。
そもそもご本人からの @メールでも、その肩書きや関与事業を、サラリと、自慢でもなく、<北島町教育委員会教育次長、『 ハードスタッフ 』 編集発行人、徳島謄写印刷研究会事務局長、先鋭疾風社代表、海野十三の会副会長、59歳>としるすほどのひとである。 ふつうなら嫌みとなるほどのものでしかない。

今回のイベントも、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、いかにもロック世代らしくしるさずにはいられないようである。
どちらかというと ジャズ世代のやつがれは 苦笑するしかないし、ロック ・ コンサートに、爺さま ・ 婆さままで動員したければ < 懐かしのイギリス ・ ロックの夕べ ★> とでもしたほうが良かろうとおもう。
ところがそこはディレッタント小西のことゆえ、<北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★>と、先鋭疾風のごとく、阿修羅のごとく、ヲメクことなくば気がすまないのでのであろう。またメールの文中に二行ほどやつがれに関して ( 余計な ) 記述がみられたが、そのままにしてご紹介した。

そもそもディレッタント小西が仕掛けるイベントは、いつもこんな具合である。
>この催しは 例によって町の予算がついておりません。
>3,000 円のチケットを 最低百枚実売する必要があります。
>赤字が出たら 私と友人が個人負担するシステムです ( 暴走企画と呼んでおります )。

はなからスノッブだとはおもわなかったが、ディレッタントもここまでくると本物である。 小西昌幸さんは、まさしく本物の好事家であり、本物のディレッタント-好き者、物憑きである。
徳島には ジャストシステムにお世話になった関係で、友人知人が多い。 また四国全土の友人のみなさまも、あげて、ぜひとも、 <北島 ブリティッシュ ・ ロック ・ レジェンド ・ ナイト ★> にご参加をたまわりたいゆえんである。

【展覧会】 おいしい東北 パッケージデザイン展 in Tokyo

20150225132011556_0001 20150225132011556_0002oishii_exh_MGM0732 06_みちのく塩辛(新)仙台での展示風景と、優秀賞作品 (画像データ提供 :JAGDA )

東京ミッドタウン ・ デザインハブ ( 東京 ・ 六本木 )では
2015年3月6日[金]より 第50回企画展となる
「 おいしい東北パッケージデザイン展 in Tokyo 」 を開催いたします。
 
東北経済産業局と日本グラフィックデザイナー協会は
デザインの力によって東北地域の魅力をより強く発信するため
東北の個性溢れる10社、10商品にたいする新しい
パッケージデザイン案を全国のデザイナーから募集し

優秀なパッケージデザインの実用化 ・ 商品化を目指しています。
本展では、審査によって選ばれた受賞作品と入選作品、
合計270点を一堂に展示します。

本展は、昨年仙台で開催された
「おいしい東北パッケージデザイン展2014」の巡回展です。
東北地域の商品の魅力と価値を掘り起こす
多種多様なパッケージデザインの展覧会を、ぜひご覧ください。

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<開催概要>
◯ 名 称
東京ミッドタウン ・ デザインハブ第50回企画展
「 おいしい東北パッケージデザイン展 in Tokyo 」

◯ 会 期
2015年03月06日[金]-03月29日[日] 11:00-19:00
会期中無休 ・ 入場無料

◯ 会 場
東京ミッドタウン ・ デザインハブ
( 東京都港区赤坂9-7-1  ミッドタウン ・ タワー5F )
◯ 主 催
東京ミッドタウン ・ デザインハブ   HP  
◯ 企 画 ・ 運営 : 東北経済産業局
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会 (JAGDA)

◯ 詳 細 : JADGA 特設サイト 

【出版記念講演会】 髙野 彰 『洋書の話』を語る

【 出版記念講演会 】
髙 野  彰 『 洋書の話 』 を語る

◯ 日   時 : 2015年03月14日[土]  14:00 - 16:00  *13:30より受けつけ
◯ 会   場 : 東洋美術学校 D 棟 学生ホール
      161-0067 東京都新宿区富久町2-6
      地図  http://www.to-bi.ac.jp/access/
◯ 聴講料:2,000円
◯ 主   催 : 朗 文 堂
◯ 後   援 : 学校法人 専門学校 東洋美術学校 産学連携事務局
──────────
* 要申し込み登録 : 03月02日[月]  申し込み締め切り
会場 ・ 資料準備の都合上 < 朗文堂 E-mail > robundo@ops.dti.ne.jp  宛に、「 件名 : 洋書の話講演会 」 としてお申し込みください。 03営業日以内にお断りの返信が無い場合は受けつけ完了とさせていただきます。 会場定員は40名です。

【 プリント用 PDF  lecture_takano

講演会web

──────────── <参考資料 ① >

【 朗文堂 ブックコスミイク  新刊紹介】  洋 書 の 話  髙 野 彰 著

カバー表1

洋 書 の 話

◯ 著  者 : 髙  野   彰
◯ 発行日 : 2014年11月13日(初刷り)
◯ 発  行 : 朗  文  堂
◯ 定   価 : 本体3,700円+税

2015年02月12日より 第二刷り発行
A5判 並製本 ジャケット付 263 ページ
ISBN978-4-947613-91-2

22-23 112-113 120-121上掲画像はクリックすると拡大画像でご覧いただけます。
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< 著者あとがきより >
バウアーズが Principles of bibliographical description を出したのは1949年のことである。年代的には古いが、記述書誌学を扱った著作で、バウアーズを越える著作は現在も出ていない。  この著作は現在も記述書誌学の重要な基本書であることにかわりはない。

その後、1969年にはパドウィック (E. W. Padwick) が Bibliographical method を出した。1970年にはピアス (M. J. Pearce) が A workbook of ana-lytical & descriptive bibliography を出している。

そしてギャスケルは1972年に A new introduction to bibliography を出した。
しかしいずれもバウアーズの解説書に近い。 ピアスなどはバウアーズ本を章ごとに取り上げて解説しているほどである。 バウアーズ本が難解なため、解説書や入門書が必要なのである。

『 洋書の話 』 の初版が出たのは1991年のことである。 1995年には増補版を出したが、その後、絶版となってしまった。 そしてこの度、第2版を出す機会を得た。 初版そして増補版で扱っている時代は16–18世紀が中心であったが、今回もその範囲を越えていない。

『 洋書の話 』 も記述書誌学の概説書であるが、洋書がどんな姿をしているか、その姿はどのようにして作られたのかを示そうとしている。 その意味では、本書は、書名に示したように、洋書に関する本と見ていただいても良い。

そのためにも、これまで以上に図を多く取り入れ、目で見てわかるようにつとめた。 これまで何気なく見てきたことにも意味があることを知り、それらがどんな目的で用いられ、どんな姿で本に現れているかを理解できるはずである。

記述書誌学は完成した学問ではない。 現在も模索し、発展を続けている学問である。 未解決の問題も多い。 しかしこの知識を通して得られる情報は計り知れない。 記述書誌学を目指す人や洋書に興味を抱いている人にとってお役に立てば幸いである。
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< 主な内容 > 目次より
1 章 4°:A‒P4 とは何か
2 章 本の隠れた特徴
3 章 折丁式の作り方
4 章 扉の転写
5  章 扉以外の部分の転写
6  章 記述の単位
7 章 記述書誌学とは
8 章 記述書誌と目録の違い
9 章 準ファクシミリ転写法小史
参考図書/用語集/あとがき/索  引
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< 著者紹介 >
髙 野  彰 (たかの あきら)
1941年 生まれ
1964年 東京大学総合図書館 勤務
2001年 跡見学園女子大学文学部教授
2012年 跡見学園女子大学文学部特任教授
2013年 退官
博 士(日本文化)
◯ 主要著書
『 洋書の話 』 増補版(丸善、1995年)
『 帝国大学図書館成立の研究 』(ゆまに書房、2004年)
『 英語本の扉 』 (朗文堂、2012年)
 
【 関連 URL : 出版記念講演会 / 髙野 彰 『洋書の話』を語る

──────────── <参考資料 ② >

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英語本の扉 その歴史と役割 』

◯ 著   者 : 髙 野 彰
◯ 装   本 : A5判 並製本 ジャケット付 176ページ
◯ 発行日: 2012年8月28日
◯ 定  価 : 本体1,900円+税
ISBN978-4-947613-86-8 C3000 

本書は「扉」の役割とその歴史を解き明かした書物です。
書物に関心のある人にとって、刺激的な内容になっています。

1500年頃の英語本の扉には、木版の書名、木版の絵を併用した書名、扉全体を囲んだ装飾の枠内に示された書名、コップや逆三角形やワイングラスの形をした書名など、興味深い工夫が目に付きます。
こんな工夫をしたのは、扉ページを本文ページとみなしていたからです。
そのおかげで、扉は本の品質を保証するページになれるのです。

【関連 URL : [ブックコスミイク]新刊書籍 髙野 彰著 『 英語本の扉 』 のご案内

新宿中村屋サロン美術館開館と、相馬黒光、荻原碌山のこと。

 

20141125183918511_0001 20141125183918511_0002 上掲フライヤー PDF  中村屋サロン美術館 URL

ロダンの弟子  荻原守衛 碌山 ロクザン
洋画の鬼才  中村  彝 ツネ
彫刻家  高村光太郎
書家 ・ 美術史家  會津八一 ・・・・・・

明治末期から昭和初期にかけて
新宿中村屋を舞台に すぐれた作品を
うみだした芸術家たち。
そしていま、文化と芸術をはぐくんだ新宿の地に
あらたな美術館が誕生します。

中村屋サロン美術館 開館記念特別展
中村屋サロン
―― ここで生まれた、ここから生まれた ――

中村屋サロン美術館の記念すべき第 1 回展覧会は
「中村屋サロン ―― ここで生まれた、ここから生まれた ―― 」 です。
明治末期から、大正、昭和初期にかけて、中村屋には多くの芸術家 ・ 文化人たちが集い、のちに 「 中村屋サロン 」 と呼ばれるようになりました。
本展では 「 中村屋サロン 」 が生まれたまさにこの場所に、そこに集った芸術家たちの作品が集結します。

◯ 会   期
2014年10月29日[水]-2015年02月15日[日]
※  展示替えがあります。 下掲の詳細を参照してください。
◯ 開館時間
10 : 30-19 : 00 (入館は18:40まで)
◯ 休  館 日
毎週火曜日(火曜 が祝祭日の場合は開館、翌日休館)、01月01日
◯ 入 館  料
一般 300円

【 詳細情報 : 中村屋サロン美術館
【 関連情報 : 中村屋の歴史

<中村屋サロンとは――同館フライヤーより>
中村屋の創業者、相馬愛蔵 ・ 相馬 良 リョウ(黒光コッコウ)夫妻は、1901年(明治34)本郷でパン屋 「 中村屋 」 を創業しました。 そして1909年(明治42)には、新宿の現在の地に本店を移転しました。
相馬夫妻は芸術に深い造詣を有していたことから、中村屋には多くの芸術家、文人、演劇人が出入りするようになりました。 それが「中村屋サロン」のはじまりです。

中村屋サロンの中心人物は荻原守衛 (おぎわら-もりえ 以下 碌山 ろくざん 1879-1910 行年30 )でした。
碌山は、相馬愛蔵と同郷の 長野県 南安曇郡 東穂高村 ( 現 : 安曇野市穂高町 ) の出身で、18歳のとき、相馬 良 ( 以下 黒光 コッコウ ) が嫁入りの際に持参した、長尾杢太郎 《亀戸風景》 の油絵ではじめて油絵を知り、画家を志しました。

最初はアメリカに、まもなくフランスで、極貧にあえぎながらの海外研修は07年余におよび、画家志望から彫刻家に転向した荻原碌山が帰国したのは1908年(明治41)のことでした。
帰国後は中村屋のほどちかく、新宿角筈ツノハズにアトリエを設け、中村屋に足しげく通います。
そんな荻原碌山を慕って多くの芸術家が中村屋に出入りするようになり、中村屋は彼らの交流の場になっていきました。 残念なことに、碌山は帰国からわずか02年余ののち、結核のために1910年(明治43)に、30歳の若さで亡くなりました。

その後、中村屋サロンの中心人物となったのが中村 彝(なかむら-つね 1887-1924)でした。
中村 彝はいっとき、中村屋の裏にあったアトリエで生活し、彼のもとにも多くの芸術家が訪れました。 その他、書家 ・ 美術史家の會津八一、女優の松井 須磨子、劇作家の秋田 雨雀、インド独立運動の志士 ラス・ ビハリ ・ ボースなど、多彩な人々が中村屋と関わりを持ちました。

これらの顔ぶれを見ると、明治の終わりから、大正、昭和初期にかけて、中村屋に集った多くの人々が日本の近代芸術 ・ 近代文化に影響を与えたことがわかります。
こんにちになって振り返ると、それは近代日本における大きな芸術の流れのひとつであり、「 中村屋サロン 」  はその舞台となったのです。
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荻原守衛-碌山の三回忌での 相馬一家 と 中村屋サロン の若き芸術家たち。
前列左から、相馬黒光、相馬安雄(長男)、中村 彝、相馬千香(次女)、山本安曇。
後列左から、斎藤与里、戸張孤雁、相馬愛蔵、中原悌二郎、荻原本十(碌山実兄)、柳敬助。
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1909年(明治42)ころの新宿中村屋本店の様子

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荻原碌山が逝去したのち、碌山の作品は相馬黒光らによって、新宿中村屋の店の奥の二階にまとめられ、「 碌山館 」 と名づけて、美術学校の学生など、希望者に見学を許すとともに、厳重に保管されていました。
そののち1916年(大正05)、東京の碌山の兄・本十ホンジュウが、
郷里の生家に作品を送り届け、そこに別棟をつくって 「 碌山館 」 として守られてきました。

南安曇教育会が中心となって、現在の 「 碌山美術館 」 が開館したのは1958年(昭和33)のことでした。
そしてこれからは、北アルプス山麓の 「 碌山美術館 」 と、「 新宿中村屋サロン美術館 」 とが共鳴しながら、碌山を中心とした < 中村屋サロン > の造形家の作品が見られることになりました。
[ 碌山美術館の写真は、2014年11月21日撮影/この項 < 花筏 > にて続く ]

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上掲フライヤー、左) 「 女 」 とだけ題された彫刻作品は、荻原碌山の遺作で、モデルは相馬黒光とされています。
上掲フライヤー、右) 「 少女 」 と題された油彩作品は、中村  彝ツネ の作品で、モデルは相馬家長女 : 俊子とされています。
新宿中村屋につどったこのふたりの造形家は、モデルの裸婦像のスケッチものこしています。

これまで荻原碌山の作品は、郷里、北アルプス山麓の安曇野市穂高町 「 碌山美術館 」 に、中村 彝ツネ の作品は、下落合の 「 新宿区立中村彝アトリエ記念館 」 にひっそりと展示されてきました。
これからは、まさにこれらのひとびとの 愛と美と相剋の地 であった、新宿中村屋の地に、これらの作品が一堂に会することになります。
[ 参考資料 : 『 碌山 愛と美に生きる 』 碌山美術館 平成19年 第三版 ]

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【島根県立 石見イワミ 美術館】 企画展 : 美少女の美術史

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浮世絵、少女雑誌、近代絵画、アニメ、
マンガ、フィギュア、現代アート……. 。
ようこそ、少女の迷宮へ。

「 美少女 」 は、アニメやマンガ、文学、芸能など 私たちが日ごろ親しんでいる様々な文化に登場します。
現代日本のポップカルチャーの特徴のように思われがちですが、果たしてそうでしょうか?
この展覧会では、江戸時代から現代までの様々な造形から 「 少女 」 が いかに表現されてきたかを紹介します。
人々は 「 少女 」 に何を求めてきたのか?  「 美少女 」 とは何か?
その答えを探しに、時代やジャンルの垣根を越えた多彩な作品による 少女の迷宮を巡ってみませんか。

◯ 会   期 : 2014年12月13日[土]―2015年02月16日[月]
◯ 開館時間 : 10 : 00-18 : 30 (展示室への入場は18 : 00まで )
◯ 休  館  日 : 毎週火曜日 (特別休館日は詳細をご覧ください)
◯ 会   場 : 島根県立 石見美術館 展示室 D ・ C

【 詳細 情 報 : 島根県立 石見美術館
【 特設サイト : 企画展 美少女の美術史

【ミサワ バウハウスコレクション】 ワシリーチェア からはじめる バウハウス

20141127005937373_0002 20141127005937373_0001上掲フライヤーをたくさんいただいております。 ご希望のかたはご来社を。

< バウハウスとは >
「バウハウス」は、20世紀初頭のドイツに創設され、14年という短い活動期間ながら、モダンデザインの基礎を築き、その後の世界の建築、デザイン、造形教育に多大な影響を与えた造形学校です。
この学校の活動の成果は、現代の私たちの生活の中にも浸透しています。 例えば、日頃使い慣れたスチールパイプの椅子も、1925年、バウハウス出身のマルセル ・ ブロイヤーがデザインした 「 ワシリーチェア 」 からはじまっているのです。

家具だけでなく、照明器具、織物、壁紙、陶器や金属器、本やポスターなどのグラフィックデザイン、舞台芸術、そして、最終目標の建築まで、人間の生活に関わるさまざまな分野において、バウハウスの人びとは、柔軟な感性で、既成概念にとらわれない新しいデザインを開発しました。
装飾でごまかすのではなく、かたちと素材そのものの美しさを追求する姿勢は、新しい世紀を迎えた私たちの時代にも、依然として強い輝きを放っています。

< ミサワ バウハウスコレクションとは ? >
バウハウス創立から70年後の1989年に、ミサワバウハウスコレクションは誕生しました。
ミサワホーム株式会社は、バウハウスの教師や学生たちを中心に、モダンデザインの息吹が感じられる絵画、写真、インテリア、ハウスウエア、グラフィックデザインのほか、学生の授業の習作、図面など、さまざまな分野の作品を幅広く収集し、現在およそ1,500点の作品を保有しています。

1996年04月からギャラリーでの一般公開をスタートし、企画展を開催。
このコレクションは、現代でも通用する息の長いデザインを私たちのものづくりの手本とすると同時に、建築を中心に生活に関わるあらゆるデザイン改良を目指した彼らの志を、私たちがしっかりと受け継ぐ証でもあるのです。

ミサワ バウハウスコレクション
ワシリーチェア からはじめる バウハウス

◯ 期   間 : 2014年11月04日[火]-2015年03月13日[金]
◯ 開館時間 : 10 :00 -12 : 00、13 : 30-17 : 00 ( 金曜日のみ -19 : 00 )

◯ 休  館 日 :  毎週 水 ・ 土 ・ 日 ・ 祝祭日 および 12月27日-01月05日 休館
入場無料
 ミサワ バウハウスコレクションの観覧は予約制です。
休館日と開館時間に注意して、電話で日時を指定してご確認のうえご観覧ください。

電話番号 : 03-3247-5645

【 詳細情報 : ミサワ バウハウスコレクション

【茅ヶ崎市美術館】 井上有一 湘南の墨跡

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藤沢市 ・ 茅ヶ崎市 ・ 寒川町美術展  井上有一 湘南の墨跡

展覧会 「井上有一 湘南の墨跡」 では、国際的に高い評価を受けた前衛書家であり、茅ヶ崎市、寒川町で学校教員として勤務をした井上有一の書画作品や、ゆかりの品など、およそ40点を展示します。
独特な作風で知られる一字書のほか、教員の井上有一と生前関わりを持った人びとが所有する、教え子を描いた似顔絵、同僚教員への感謝状、陶芸作品など、地域にゆかりの作品をこの機会にご観覧ください。

◯ 会 期
2014年12月07日[日]-2015年02月01日[日]
年末年始の休館日もあります。 詳細は下のリンクをご覧ください。
◯ 開館時間
10 : 00-17 : 00 (入館は16 : 30まで)
◯ 
料 金
無  料
◯ 
会 場
茅ヶ崎市美術館 展示室 1
◯ 
主 催
藤沢市 ・ 茅ヶ崎市 ・ 寒川町美術展 実行委員会
◯ 
協 力
ウナック トウキョウ

関連イベント   ◆ 記念講演会 ◆
日  時 : 2015年01月18日[日]  14 : 00-16 : 00
講  師 : 海上 雅臣ウナガミ-マサオミ氏 (美術評論家 ・ ウナック トウキョウ主宰)
定  員 : 70名/申込制(先着)
料  金 : 無 料
会  場 : 茅ヶ崎市立図書館 2 階 第 1 会議室
申  込 : 12月07日[日] 10 : 00より 電話または美術館受付にてお申し込みください。

【 詳細紹介 : 茅ヶ崎市美術館 井上有一 湘南の墨跡
【 関連情報 : ウナック トウキョウ

【展覧会】 世田谷美術館企画展 ユートピアを求めて 講演記録 ―― 木村雅彦氏

20141013132521443_0001 20141013132521443_0002 松本瑠樹コレクション ―― ポスターに見るロシア ・ アヴァンギャルドとソヴィエト ・ モダニズム

ユートピアを求めて

DCブランド「BA-TSU」の創業者であり、デザイナーの故 松本瑠樹ルキ氏 (1946-2012) のコレクションには、ロシア革命期のポスターが多数含まれています。この世界的に著名なポスター ・ コレクションから、未公開作品も多数公開されます。
本展ではこのコレクションより、カンディンスキーやマレーヴィチといった著名な画家や、ステンベルク兄弟、ロトチェンコなど、ロシア ・ アヴァンギャルドのデザイナーたちが手掛けたものなどおよそ180点を紹介し、社会の変革期に花開いたポスター芸術の多様性を概観します。
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◯ 会   期
2014年09月30日[火]-11月24日[月 ・ 休]
◯ 
開館時間
10  :00 - 18 : 00 ( 最終入場は 17 : 30 )
◯ 
休  館 日
毎週月曜日
*ただし10月13日[月 ・ 祝]、11月03日[月 ・ 祝]、11月24日[月 ・ 休]は開館、 10月14日[火]、11月4日[火]は休館
◯ 会  場
世田谷美術館 1 階展示室
◯ 
観 覧 料
一般1000円、大高生800円
◯ 主  催
世田谷美術館 (公益財団法人せたがや文化財団)、東京新聞

【 詳細 : 世田谷美術館 企画展
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【 講演記録 ――情報提供/木村雅彦氏 】
<ポスターに見るロシア ・ アヴァンギャルドと ソヴィエ ト・ モダニズム-
ユートピアを求めて
関連企画 : 特設 世田谷デザイン学校
第02講 「ロシア ・ アヴァンギャルドのタイポグラフィ」
講   師 : 木村雅彦(GKグラフィックス取締役、タイポグラフィ学会副会長)
日   時 : 2014年10月19日[日] 午後04時-05時

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【武蔵美】 課外公開講座<活字活字父型彫刻とタイプデザイン>

 

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タイプデザイナー、フレット ・ スメイヤーズ氏による課外講座が武蔵美にて開催!

◯ 開催日時 :
2014年11月10日[月] 16:30-18:00
◯ 開催場所 :
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス  1 号館103教室
アクセス方法は こちら をご覧ください。
※一般のかたも自由に聴講できます。

スメイヤーズ氏は活字製造技術である活字父型彫刻の研究者であり、実践者として世界的に知られています。
タイプデザイナーを志す人の必読書とも称されている著書 『 Counterpunch 』 では、彼が実際に16世紀の活字制作を追体験することで得たタイプデザインへの見解を述べており、現代の書体デザインにあらたな可能性を示しました。
自身の書体にもその技法や考えかたがフィードバックされています。


本講座では 「 活字父型彫刻とダイプデザイン 」 と題して、学生だけでなくタイプデザインを専門とする人まで幅広い層に向けて、自身の経験や書体制作について語っていただく予定です。

◯ 講師 : フレット ・ スメイヤーズ
オランダ出身のタイプデザイナー。 手掛けた主な書体は、Arnhem、Haultin、Renard、Sansa、Custodia などで、これらは2002年に自身が設立したタイプファウンドリー、OurTypeから主にリリースされている。著書に 『 Counterpunch 』 『 Type now 』 がある。

◯ 通訳 : 大曲都市
Monotype 社のタイプデザイナー。 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。 手掛けた主な書体は、Metro Nova など。
スメイヤーズ氏の著書 『 Counterpunch 』 日本語版の翻訳を担当。
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朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部 <感動 ・ 創造の旅-実践 活字母型彫刻 2008年10月>
マイクロバスを仕立てての、楽しく、おおきな成果があったイベントでした。
「ベントン型活字父型 ・ 母型彫刻機」の実践体験会での「安形製作所」(山梨市。現在は閉鎖)にて。 当時まだ武蔵野美術大学卒業直後の大曲都市さんも参加されていました。 このころからひたむきにタイポグラフィの研鑽をつづけられていました。
現在の活躍ぶりは皆さまご存知のとおりです。

フレット ・ スメイヤーズ氏の来日にあわせて、
『 カウンターパンチ 16世紀の活字制作と現代の書体デザイン 』 (フレット ・ スメイヤーズ著/山本太郎監修/大曲都市訳 武蔵野美術大学出版局 )が発売されます(2014年11月25日一般書店発売)。

【 詳細情報 : 武蔵野美術大学 課外講座「活字父型彫刻とタイプデザイン」
【 関連情報 : OurType. Fine Type from Europe 】
【 関連情報 : 花筏 タイポグラファ群像*004 安形文夫 ベントン活字母型彫刻士

読書の秋 第16回 図書館総合展のご案内

蝗ウ譖ク鬢ィ邱丞粋螻表蝗ウ譖ク鬢ィ螻・3uu蝗ウ譖ク鬢ィ邱丞粋螻表蝗ウ譖ク鬢ィ螻・9uu上掲02点の写真は、昨2013年 第15回 図書館総合展の模様。 下図は本年用の図録兼 「 図書館専用注文書 」 です。
図書館司書が中心対象となりますので、比較的地味な展覧会ですが、それだけに充実した内容で、真剣な図書選択の場となります。

20141020212110133_0007名 称 : 第16回 図書館総合展
会 場 : パシフィコ横浜 展示ホールD/アネックスホール
日 時 : 2014年11月05日[水]-07日[金] 10 : 00-18 : 00
主 催 : 図書館総合展運営委員会
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毎年秋に開催される恒例の 《 図書館総合展 》 も16回を迎えました。

年年図書館の人員と、予算が減少傾向にある、つらく、きびしい時代です。
したがって選抜 ・ 推薦された図書を、自館に選定するライブラリアンの視線も、いきおい真剣になります。

選抜 ・ 推薦期間が08月締めきりで、朗文堂のことしの出品は 『平野富二伝』(古谷昌二著)、 『わたくしは日本国憲法です。』(鈴木 篤著) の二冊でした。
なお既報のとおり、『わたくしは日本国憲法です。』 は、2014年10月15日、日本図書館協会による <日本図書館協会選定図書> に選定されました。

《 図書館総合展 》 は、さまざまな講演会や展示が同時開催されます。
ご興味、ご関心のあるかたは横浜まで足をお伸ばしください。
入場は無料ですが、
事前登録が必要です。登録用紙は下記の WebSite からもダウンロードできます。

【 関連URL : 図書館総合展公式WEBサイト

──────────    雄松堂プレスリリースより-部分紹介。
7回ゲスナー賞受賞者
武蔵野美術大学 美術館 ・ 図書館
『 タイポグラフィ 2 つの潮流 』
第 7 回ゲスナー賞  目録 ・ 索引部門 銀賞を受賞しました。
DSC_3320uu[1]第  7 回ゲスナー賞授賞式 & 記念フォーラム 「愛書家へのメッセージ」
日  時 : 11 月6日[木] 10:30-12:00 (10:10 より会場内フォーラム受付開始)
場  所 : 図書館総合展 展示会場内 左奥ステージ
※ 10 : 00開場ですので、事前に展示会場入口での一般受付をお済ませください。
 
【 関連URL : 雄松堂 ゲスナー賞
【 関連情報 : タイポグラフィ 2つの潮流

【朗文堂ブックコスミイク】『欧文書体百花事典』その後 普及版刊行記念連続講演会 第5回 『 タイプ・サイズとは何か P・S・フールニエとの関係で 』 山本太郎氏 終了のご報告

たくさんのお客様をお迎えして、『欧文書体百花事典 その後Ⅴ』 は終了いたしました。
あいにくの雨天でしたが、わざわざのご来場ありがとうございました。
次回講演は、12月07日[日] 木村雅彦さん <刻まれた文字を訪ねて> です。ご期待ください。
関連情報は、随時このコーナーに掲載いたします。
なお本項は本日(10月17日)より、画像がスライドショウでお楽しみいただける<活版 à la carte>コーナーにてご紹介いたします。

欧文書体百花事典その後Vちらし

『 欧文書体百花事典 』 普及版 刊行記念特別連続講演会(全 6 回)
第 5 回  『 タイプ・サイズとは何か P・S・フールニエとの関係で 』
講   師 :  山 本   太 郎
日 時 :   2014年10 月05日[日]   午後1時より約 3 時間程度(ワークショップを含む)
会 場 :   東洋美術学校
主  催 :  株式会社 朗 文 堂
後  援 :  タイポグラフィ学会
学校法人専門学校 東洋美術学校  産学連携事務局 デザイン研究会アクティ
欧文書体その後チラシ

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使用欧文活字/FOURNIER LE JEUNE   原活字鋳造所 : Deberny & Peignot, 1913

テキスト/ わたしは  わたし

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欧文書体百花事典その後Vポスター

【印刷博物館】 企画展示 印刷と美術のあいだ ― キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本

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キヨッソーネ、フォンタネージ ― ふたりのお雇い外国人の教育の成果。
弟子たちがつくってきた日本の近代印刷の姿をたどります。

ひさしぶりに印刷博物館の企画展が開催されます。
前回は<印刷都市東京と近代日本>2012年10月20日-2013年01月14日でした。
同館次回展のフライヤーより一部を補足してご紹介します。 詳細は下部の URL をご確認ください。
【 詳細情報 : 印刷博物館 企画展示 】
──────────
明治時代となると、凸版印刷術、平版印刷術、凹版印刷術
など-具体的には、活字版印刷術、石版印刷術、銅版印刷術、木口コグチ木版印刷術などのあたらしい印刷技術が西洋から日本に到来し、新しい印刷表現が可能になりました。
同じ時期に「洋画」も新しい絵画表現として西洋から日本にもたらされました。

キヨッソーネ(Edoardo Chiossone , 1833-1898)はイタリアの版画家・画家で、明治時代に大蔵省の招聘により、いわゆるお雇い外国人として来日し、紙幣、切手などの印刷原版を彫刻しました。
またその技術をわが国に伝え、弟子を育成し、近代印刷の基礎を築きました。

いっぽうフォンタネージ(Antonio Fontanesi  1818-82)はイタリアの画家でした。かれもキヨッソーネと同様に1876年(明治9)に開校した「工部美術学校」のお雇い外国人教師としてわが国に「洋画」を指導しました。
フォンタネージの在任期間は短く、任期半ばで帰国しましたが、その弟子たちは明治画壇の中心となり、「工部美術学校」の卒業生は印刷術の発展に大きな影響を与えました。

【 印刷博物館 】 企画展示 印刷と美術のあいだ キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本

会    期 :  2014年10月18日[土]-2015年01月12日[月・祝]
休 館 日 :  毎週月曜日
開館時間 : 10 : 00-18 : 00(入場は17 : 30まで)
入  場  料 :  一般500円、学生300円、中高生200円、小学生以下無料
特別休 ・ 開館日 : 11月03日(月 ・ 祝)、24日(月 ・ 休)、2015年0
1月12日(月 ・ 祝]は開館。
11月04日(火)、11月25日(火)、12月27日(土)-2015年01月05日(月)は休館
20141018013547989_0002展覧会図録 ミュージアム ・ ショップで販売。頒価 2,160円+税

【 詳細情報 : 印刷博物館 企画展示 】

【展覧会】 花王 にほんのきれいあたりまえ展 新宿私塾23期IMさんの情報

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新宿私塾第23期修了生の I M さん(花王クリエーティブハウス勤務)から、情報提供と、フライヤーを数十枚いただきました。
ご参観をおすすめいたします。
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<第 5 回企業のデザイン展  花王 にほんのきれいのあたりまえ展> は東京藝術大学デザイン科が2005年から隔年で開催している「企業のデザイン展」の第 5 回目となります。
日本の 「きれい」 と、
れに連なる日本の 「あたりまえの生活」 を日本独自の文化としてとらえ、それをささえ続けてきた花王の製品に、デザイン的視点から焦点をあて、未来につながるモノづくりやライフスタイルのヒントをみいだす展覧会です。
また、展覧会と同時に、書籍 『にほんのきれいのあたりまえ』 を出版いたします。

会       期 : 2014年10月4日[土]-10月26日[日]
会       場 : 東京藝術大学 大学美術館 陳列館
開催時間 : 10 : 00-19 : 00 (入館時間は18 : 30まで)
会期中無休 入場無料
主催 ・ 企画 : 東京藝術大学 美術学部 デザイン科、花王株式会社
協       力 :  凸版印刷株式会社
【URL : にほんのきれいのあたりまえ 藝大×花王 】

【著者講演会】 鈴木 篤氏  『わたくしは日本国憲法です。』

生活者ネット講演チラシ鈴 木  篤 先生  出版記念講演
『 わたくしは日本国憲法です。』

◯ と     き : 2014年10月11日[土] 18:30―20:00
◯ と こ ろ : 立川市女性総合センターアイム  東京都立川市曙町2-36-2
◯ 資料代 : 1,500円 (著書代金込み)
◯ 主  催 : 東京 ・ 生活者ネットワーク  TEL : 03-3200-9189 FAX : 03-3200-9274

【 図書詳細 : 朗文堂ブックコスミイク 『わたくしは日本国憲法です。』

【著者講演会】 『平野富二伝』著者:古谷昌二氏の講演会

平野表紙uu_MG_0566uu《 終了いたしました。質疑応答も活発な、熱のこもった講演会でした 》
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明治産業近代化のパイオニア/平野富二(1846-92)は、活字製造 ・ 印刷機器製造 ・ 造船事業 ・ 機械製造事業ばかりでなく、じつにさまざまな事業をおこしました。

そのひとつにフランスの ドコビール社 (Decauville) で製造された <ドコビール式軽便鉄軌> があります。平野富二は1882年(明治15)に、このシステムの日本における一手販売権を取得していました。
これは いわば軽便鉄道ともいえますが、以下のような当時の工事環境と身体性に配慮されたものでした。

  1. 強靱な鋼鉄製軽量レール(高さ 40mm)を組み立てる。
  2. 人の手で運搬できる、長さ ・ 重量単位でユニット化されている。
  3. 工事現場の仮設の線路として最適。
  4. 直線線路 ・ 曲線線路 ・ 分離線路 ・ 方向転換装置があった。
  5. 荷物運搬車、客車、蒸気機関車を用意していた。

ところがこのシステムの販売権に買い手がみつからず、平野富二はみずから <東京平野土木組> をおこし、江戸川と利根川を連絡する <ドコビール式軽便鉄道> などさまざまな事業をおこしましたが、46歳をもって急逝したためにほとんどが未完成におわりました。
それでもいまなお鉄道ファンのあいだで人気のある <OOIGAWA> <YAIZU> がこの系譜に属しますし、平野富二が描いた壮大な夢が、この <ドコビール式軽便鉄軌> に託されていました。

プリント 02古谷  講演資料 : 平野富二とドコビール軽便鉄軌事業の一部

『 平野富二伝 考察と補遺 』 (古谷昌二 2013年11月22日 朗文堂) の編著者、古谷昌二氏が、母校 早稲田大学 理工学部に招かれての講演会が開催されます。
有意の皆さまにご案内いたします。

【 図書詳細朗文堂ブックコスミイク 『平野富二伝 考察と補遺』
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第 34 回  土木の文化財を考える会
 
     話題1  ゲストのお話 古谷昌二氏(平野富二研究者、IHI  OB)
                  題目 <平野富二と ドコビール軽便鉄軌事業>
     話題2  高橋 裕会長(東京大学名誉教授)
           題目 <私の著書から その10 地球の水が危ない/河と国土の危機>
日 時 : 2014年09月27日[日] 13:00-16:00
場 所 : 早稲田大学 西早稲田キャンパス 52号館101教室
      新宿区大久保3-4-1 東京メトロ 副都心線 西早稲田駅 3番出口直結
会 費 : 1,000円(早稲田大学学生は無料。予約不要)
連 絡 : 早稲田大学 理工学部 社会環境工学科 佐々木 葉氏 yoh@waseda.jp
早稲田大学西早稲田キャンパス案内図 ]