新宿私塾第20期終了

《20期生は、とても意欲的で、活発な諸君・諸嬢でした!》
新宿私塾第20期は、2012年4月4日[火]からスタートの予定でしたが、いきなり爆弾低気圧が襲来して、帰宅の足に不安があったために、急遽予定を変更して、最初から振替講座2回開催という波乱のなかでのスタートでした。

ともかく天候が不順だった今年の春先からスタートし、酷暑の夏を乗り越え、残暑がきびしい9月初旬の9月4日で終了となりました。
ともかく20期生は意欲的で、書棚の図書が空いてみえるほどの貸し出しが続き、毎回の講座はにぎやかなこと限りないほどの活発さでした。その報告は下記のアーカイブに記録されています。
4月12日  新宿私塾  第20期スタート
5月14日  新宿私塾 Field Work +
7月23日  新宿私塾 製本講座+

どういうわけか ── おそらく宴会部長の威名を獲得したS君のせいで── 第20期はなにかと口実をもうけては「懇親会」が盛んでした。講座名のうしろに + 印があるときは、懇親会が附属していたときでした。
また資料発見・整理部長のT君もいて、新旧のたくさんの資料が講座室を飛びかう毎回の講座でした。

それぞれの塾生の皆さんの、出身地、経歴、職場、環境がほとんど異なる新宿私塾でも、少数の塾生数のために、すぐにお互いの立場にたいする理解と、おもいやりがうまれます。それが終了後にも、同期ごとに、あるいは期を越えた潜在的な同門意識となって、問題や困難に立ち向かう際のおおきな援助となります。それが20期生はとりわけ強固だったようです。

新宿私塾では、タイポグラフィにおける「知・技・美」のバランスのよい学習をモットーとしています。それはまた「知に溺れず、技を傲らず、美に耽らず」という自戒をともないます。
出会いはうれしく、別れはさびしいものです。それでも半年間、ともにまなび、ともに苦しんできた20期生の皆さんは、雄雄しく羽ばたき旅立っていきました。