【展覧会】茨城県近代美術館|企画展 国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~|福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に|’23年10月24日-12月24日|終了

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茨城県近代美術館
企画展 国吉康雄展 ~安眠を妨げる夢~
福武コレクション・岡山県立美術館のコレクションを中心に
開催期間  2023年10月24日[火]- 12月24日[日]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入場は 午後4時30分 まで) 
休  館  日  月曜日 * ただし11月13日[月]茨城県民の日は開館(入場無料)
入  場  料  一 般 1,000円/満70歳以上 500円/高大生 730円/小中生 370円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  茨城県近代美術館
      茨城県水戸市千波町東久保666-1 TEL 029-243-5111
共  催  公益財団法人 福武財団
主  催  茨城県近代美術館
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E293-3847国吉康雄《祭りは終わった》 1947年 岡山県立美術館蔵
E293-3849国吉康雄《鯉のぼり》 1950年 福武コレクション蔵
E293-3850国吉康雄《安眠を妨げる夢》 1948年 福武コレクション蔵

国吉康雄(1889-1953)は明治期の岡山に生まれ、16歳で労働移民としてアメリカ西海岸に渡りますが、夜間高校で美術の才能を見出され、ニューヨークに移住し、働きながら美術学校に通います。初期にはアメリカ開拓時代を思わせる幻想的な作品で注目されますが、渡仏と生涯一度の帰国、戦争期を経て、その画風は変化し続けます。それは、国吉が生きたアメリカが、アジア系移民排斥運動、パンデミック、大恐慌、二つの世界大戦、赤狩りといった激動の時代であったことと関係します。
国吉は反戦や民主主義へのメッセージを作品に込め、美術家の権利運動の先頭に立ちました。こうした国吉の思想や苦悩が現れた、憂いに満ちた表情の女性や暗喩的な静物、色彩豊かなサーカスの道化などは観る者を魅了し、現在アメリカでは、美術家、社会活動家としての再評価が始まっています。

本展では、油彩・カゼイン画を中心に約170点の国吉作品と、日米の国吉研究と最新資料でその全貌に迫ります。また、坂田一男や小野竹喬など、国吉と同世代の岡山出身の画家の作品も展示し、欧米の美術館で実践される多面的な紹介も試みます。

※ 作品画像は 茨城県近代美術館 より拝借したものです。二次引用などはご遠慮ください。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 茨城県近代美術館 ]