カテゴリー別アーカイブ: Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO

【艸木風信帖】 06 新潟県長岡市の会員「紙漉 サトウ工房」さんからトロロアオイと吾亦紅の開花のお便りをいただきました

【紙漉 サトウ工房 佐藤徹哉さんからのメール】

サラマ・プレス倶楽部の皆さま
ごぶさたしております。
『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』無事に到着しております。
会報誌35号表紙resized

『 Salama Press Club NewsLetter  Vol. 35 』 (Previous 2017 )
表紙使用活字 : 36 pt.  セントール〔Centaur〕、 18 pt.  花形活字
★ 【会員からのお知らせ】
新潟会員 紙漉き「サトウ工房」佐藤徹哉さんからの「良寛と巻菱湖」展報告レポート

秋のバタバタにとり紛れ、お礼遅くなり申し訳ありませんでした。
ひと月ほど前からでしょうか、種を分けて頂いた背の高い方のトロロアオイ〔東京都あきる野市五日市町由来〕がようやく花を咲かせています。よかったです。
この先が心配になるほど肌寒くなったと思ったら、明日はまた暑くなるとか、ややこしい陽気で勘弁してもらいたいですが、皆さまどうかお体に気をつけてお過ごし下さい。
それではまた!
* 
紙漉 サトウ工房 佐藤徹哉
新潟県長岡市軽井沢
IMG_3086【サラマ・プレス倶楽部から 紙漉 サトウ工房さんへの返信メール】

紙漉 サトウ工房
佐藤 徹哉 様  奥 様

こちらこそご無沙汰いたしております。
このたびはサラマ・プレス倶楽部会報誌に寄稿くださりありがとうございました。
おかげさまで、今号は充実した掲載内容となりました。
 
また今般はトロロアオイの写真を添付くださりありがとうございます。
吾亦紅 ワレモコウ とトロロアオイが一緒に咲いている風景をはじめて見ました。なんと風情があることでしょう。
両方の花の色や質感、大きさの対比も素敵ですね。トロロアオイの花の芯と顎の赤茶色がかった部分の色と、吾亦紅の渋みのある赤との色味に共通するものがあり、とてもおもしろいコラボレーションですね。
 
ご報告が遅れましたが、佐藤さんからいただいた背の低いトロロアオイの種から、田中智子さんが育てた株に、花が咲いた写真と記事を サラマ・プレス倶楽部の website に掲載しておりますのでご覧ください。
このように背の低いトロロアオイを鉢植えにしたものを写真で見ると、なんだか黄色いハイビスカスの鉢植えにも似て見える気がします。
 
気温の変化の激しい時節ですし、これからますます紙漉きのお仕事のお忙しい季節到来
となるのではと思います。
佐藤さんも奥さんも、お身体をおいたいのうえ、どうかお健やかにお過ごしください。
朗文堂 サラマ・プレス倶楽部  大石 薫

{文字壹凜 トロアオイ Summary

鹿児島イベント DSCN7733[1] DSCN7734[1]2014年 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO  出品作品紹介

【 テーマ 】     コトバと活字
【 作品名 】    連作 『 秋 』 より ― 吾 亦 紅 ―
【 作者名 】    桐島カヲル ( Lingua Florens )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )  図版 : 凸版 ( 樹脂凸版 )

吾 亦 紅 ―― ワレモコウ ――
―― 野辺に咲く すべての紅い花を集めよ ――
と命じた殿様の
帰路を眺める いにしへの女 ひとり
―― ワレも紅ナリ ――

気位という 衣を纏い
乞うことも 恋がれることもなく
古血の味のみぞ知る

さりとて
女は産まれながらにして 女
そしてまた
女は枯れ尽き果てて なおも 女

ときのたつのははやいもの。久しぶりに薩摩隼人・薩摩おごじょの皆さんと熱い交流

adana トップページつい最近のこととおもっていたのに、もうあれから一年半ほどのときがたちました。
3日間5,000人ほどのお客さまを迎えた活版礼讃イベント<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>開催の地、櫻島を至近にあおぐ鹿児島「尚古集成館・仙巌園」に2月13日[土]-14日[日]の週末に、商用もあって一泊二日の日程でいってきました。

【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 15  いまも続く薩摩隼人, 薩摩おごじょとの協働作業 DSCN6311 DSCN6293 DSCN6311 DSCN6293 DSCN6291 DSCN6318 DSCN6320 DSCN6325 DSCN6328 DSCN6329DSCN6333仙巌園の菜の花2014年11月開催の<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>以後、おおきな変化は2015年(平成27)7月5日に、尚古集成館(旧集成館・旧集成館機械工場を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録)が世界遺産に登録されたことでしょうか。

そのために「尚古集成館」「仙巌園」ともどもサインや施設の一部に変更がみられました。
また二月の初旬に数十年ぶりにみた降雪のため、「尚古集成館」も特別休館を余儀なくされ、植栽にも被害があったそうですが、二月中旬のこのとき、館内庭園には避寒櫻が花をつけ、名をしらぬ大きな鳥が憩っていました。

<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>で併催された、尚古集成館 館長 : 田村 省三氏による特別講演会 < 尚古集成館所蔵/重要文化財 『 木村嘉平活字 』 と 薩摩藩集成事業について >で薩摩藩(鹿児島)の、そして長崎の活版印刷事業の嚆矢となった俗称『薩摩辞書』と五代友厚に関しては、NHK 連続ドラマ『朝がきた』が話題となったことで、すっかり著名な存在となっていて、田村館長ともどもすこし笑いました。
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 11  講演会 : 田村省三館長、 展示紹介 : 加久本真美さん、渡辺 絵弥子さん
DSCN7916 DSCN7912 DSCN7914 DSCN7918 DSCN7926DSCN7927《鹿児島の夜は、いつものところで、いつものメンバーとご一緒しました》
鹿児島にはアダナ・プレス倶楽部の会員がたくさんいらっしゃいます。
今回も六花窯:横山博さんの肝煎りで、鹿児島市役所ちかくの「いつものところ-店主のご希望で店名表示はご容赦を」で、松山先生、前田さんご夫妻、早川さん、稲留さん、橋口さんらの様様な造形者の皆さんとの熱い交流。

お料理いっぱい、薩摩焼酎どっさりのせまい会場では、地元の皆さんでも数年ぶりという再会があったり、前田夫人の詩吟もとびだして、鹿児島の夜はしんしんと更けていきました。
いずれにしても、各所で活版印刷が始動しています。
鹿児島にも一粒の種子がちいさな芽をだしました。こんどまた鹿児島を訪問するのはそう遠くはないようです。 DSCN6286 DSCN6277 DSCN6276

アダナ・プレス倶楽部 恒例「餅と餃子の会」 and More

《ご報告が遅れました! 2014年12月後半の某日 アダナ ・ プレス倶楽部 餅モッチ 餃子の忘年会》
どういう訳かお餅が大好きな会員が多い 〈 朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部 〉である。
遠方の会員のかたのご参加がむずかしいのは残念だが、各地でも 「 ◯ ◯ アダナ ・ プレス倶楽部 忘年会 」 を開催されているようである。
報告が遅くなりましたが、年末恒例の 〈 アダナ ・ プレス倶楽部 餅と餃子の会 ― 餅モッチ 餃子の忘年会 〉 の模様を紹介いたします。
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このときは、一段と参加者がふえたので、若干机を移動したり、スペースを広げての開催であった。
それでも真っ先にテーブルに置かれたのはやはり < 大根おろし製造キット >。 担当はもう不動の小酒井さんであった。
餅つきの準備と、もろもろで皆がいそがしく、いつの間にかやつがれまでタマネギ刻みに駆りだされていた。 火はつけていないが、咥えタバコの悪弊での参加だった。
ここまでは例年の忘年会と大差はなかった。
【 関連情報 : アダナ ・ プレス倶楽部 恒例「餅と餃子の会」 and More 2014年02月25日

DSCN9970 DSCN9972 DSCN9974 DSCN9982 DSCN9986 DSCN9989 DSCN9992DSCN9993結局、お雑煮に入ったのか、餃子に混ぜ込まれたのかしらないが、上掲写真の壺入りの青菜は、本物の野沢菜である。
やつがれの郷里は信州野沢温泉村にちかい。 この温泉の◯◯寺の畠で採種されたものだけが本来の「野沢菜」である。 それ以外はたんなる高菜でしかない-と北信濃うまれの頑固者は野沢村うまれのオヤジに教えられ、いまだにそれをかたく信じている。

昨年は改修工事のために、ノー学部が煉瓦をつみあげ、丹精込めてつくってくれた<空中庭園>は撤去の憂き目をみた。 なぜかは知らぬが、分譲マンションでも、ベランダは共有スペースということで、有無をいわせぬ強引さで艸艸ごと < 空中庭園 > は霧散した。
そのために大きめな植木鉢に、堆肥と油かすの肥料をたっぷりあたえ、水やりをかかさず育てた、自慢の、無農薬、有機栽培の野沢菜であった(地植えならもっとおおきくなるはず)が、刻みこまれたあとに到着した会員は、その 「 勇姿 」 をみることなく終わった。

2014年は活版礼讃イベント < Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > の開催が11月第一週と遅かったせいもあり、忘年会も鹿児島での話題がおおかった。
この忘年会の翌週末、やつがれ、大石、カメラマンの上野隆文氏の三名は、撮影のために またまた鹿児島にでかけた。
撮影は必至にとり組んだが、夜ともなると鹿児島の 「 紙バカ様ご一同 」 が待ちかまえていて、市役所前の 「 某店 」 での会食となった。

下戸のやつがれではあるが、この店の 「 豚骨-大根と豚肉をトコトン煮込む-料理 」 と 「 薩摩汁 」 にはしびれるのである。 どうしてこんなに豚肉が柔らかく、骨まで食せるのかはしらないが、その豚肉の旨みが大根にしみ込んで、これもまたおいしいのである。
こうして朗文堂と アダナ ・ プレス倶楽部の師走は、まことにあわただしく過ぎ去ったのである。
【関連情報:鹿児島の友人「紙バカ様」ご一同が <初春 紙バカ ジャンク 市>開催
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20141222162234269_000320141222162234269_0004

Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 15 いまも続く薩摩隼人, 薩摩おごじょとの協働作業

adana トップページ    このページはスライドショーでお楽しみいただけます。 DSCN8251記念カード版 記念カード
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20141111144022982_0001 三代木村嘉平肖像DSCN7860 DSCN7867 DSCN7871 DSCN7868

DSCN7980 DSCN7982 DSCN7988DSCN7727   DSCN7805 DSCN8518 DSCN8539 DSCN8536DSCN8534 DSCN8530DSCN8014 DSCN8011 DSCN8009 DSCN8024 DSCN8023 DSCN8022DSCN8651 DSCN8664 DSCN8635 DSCN8556 DSCN8545 DSCN8552 DSCN8530 DSCN8534 DSCN8553
【 名 称 】 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO

【 会 期 】 2014年11月1日[土], 2日[日], 3日[月 ・ 祝] 3 日間
【 時  間 】   開場 8 : 30 ― 閉場 17 : 30
【 会 場 】 仙巌園〔磯庭園〕  尚古集成館本館 展示室
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
【 主  催 】 朗文堂  アダナ ・ プレス倶楽部
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< Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > が開催された2014年11月、第一週の鹿児島は、コスモスが咲き乱れ、 仙巌園 センガンエン の清流には蟹がたわむれ、氷菓 「 しろくま 」 はおいしかった。 したがってときは秋というより、まだ晩夏ともいうべき鹿児島の風情であった。

また、アダナ ・ プレス倶楽部情報には飲食の情報が多すぎる ―― との一部からの批判もあるが、やつがれ、< 食文化の貧困な土壌には 造形精神は宿らない > と勝手に決めている。 会員の皆さんは、鹿児島のイベントに参加しても、それぞれの鹿児島を愉しまれていたし、交流の場も大切にされていた。
本レポート第14回目にして、鹿児島で食欲の秋を愉しみ、地元鹿児島の造形者との交流と懇親につとめたアダナ ・ プレス倶楽部会員の皆さんを、はじめて紹介した。

アダナ ・ プレス倶楽部には 「 宴会部長 」 の異名をもつ真田幸文堂と、「 B 級グルメ 横ちゃん 」 がいるが、鹿児島では地元の横山 博さん( 陶芸家 ・ RIKKAGAMA URL : http://blog.goo.ne.jp/rikkagama ) にすべてをお任せであった。
六花窯/横山 博さんは、「 特命全権 : アダナ ・ プレス倶楽部 九州地区広報担当責任者 」  として、事前事後にわたり、八面六臂の大活躍をしていただいた。
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 10 アダナ・プレス倶楽部 鹿児島会員の作品

おりしも鹿児島では、南九州の秋の到来をつげる < 小原祭 > が開催され、広大な仙巌園では < 菊祭 > も開催されていた。 やはり爽秋の秋でもあった。
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO-Report 00 番外編 しろくまは カゴンマ de ゴアンド !
DSCN7844 DSCN7843 DSCN7845DSCN7841 DSCN7848 DSCN7849 DSCN7975 DSCN7972 DSCN7933 DSCN7928 DSCN7859DSCN8076 DSCN8079 DSCN8082 DSCN8083 DSCN8084 《 2014年12月20-21日[土 ・ 日] 鹿児島再訪。 薩摩隼人との熱い再会をはたす 》
< Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > の開催からひと月半ほど、特別展示 「 木村嘉平関連資料 」 の展示終了をまって、再度尚古集成館にでかけた。

今回はプロカメラマン上野隆文氏が同行。 朝一番の飛行機で鹿児島入りし、空港から直行して尚古集成館 別館 学芸室をお借りしての、びっしり集中しての撮影作業であった。 その成果はいずれ本格図書でのご紹介となる。
その間、忙中の閑をぬすみ、尚古集成館に隣接するとはいえ、やつがれ、ほとんど足を踏み入れたことのない仙巌園を見学。 すでに冬景色になっていたが、発見の多い見学であった。
DSCN0127 DSCN0129 DSCN0130 DSCN0131 DSCN0133 DSCN0136 DSCN0140 DSCN0141 DSCN0137 DSCN0144 DSCN0145 DSCN0148 DSCN0143 DSCN0126 DSCN0150 DSCN0121 DSCN0125ところで、尚古集成館は、 開場 8 : 30 ― 閉場 17 : 30 という、健康いちばんの営業時間で、17 : 30 には退館となる。 したがって、それからようやく市内のホテルにチェックイン。

今回のホテルは繁華街の天文館のちかく。 カメラマン上野隆文氏の要望で、出かけましたよ。 やはり。 「 しろくま 征伐 」 に。

< しろくま >  旅の感動を言葉で表現するのは難しい。それを百も承知で書くと、たいそうすこぶるチョーメッチャうまかった。
カキ氷でもフラッペでもない。いったいどんなカキ方をすれば氷の粒子ががこんなに細かく、ふんわりとでき上がるのであろう。テンコ盛りのトロピカルフルーツと、クラシックな自家製練乳の甘みが相俟って、そのおいしさたるや、私がしろくまを食べているのか、それともしろくまに食われているのか、わからなくなるほどであった。
JAL 機内誌 『 SKY WARD 』 ( 浅田次郎 620号、2013年07月27日 )

それから市役所前の 「 某 店 」 において、六花窯/横山 博さんの肝煎りによる、地元造形者の皆さんとの交流会。
あたらしいメンバーも加わって、質実剛健、薩摩隼人ばかりが、薩摩焼酎をグイグイと呷りつつ談論風発、成果の多い会であった。
DSCN0095 DSCN0096 DSCN0100 ところで、六花窯/横山 博さんの紹介による 「 某 店 」 は、地元では知るひとぞ知る人気店である。
「 お店の紹介はしないでね。 これ以上混雑すると 常連のお客さんに迷惑がかかるから 」
ということで 「 某 店 」 とだけした。
DSCN0116 DSCN0109それがまた、ナント! やつがれらが帰京した翌日、12月22日[月]、 「 某 店 」 のママさんが朗文堂に登場。 ご子息が渋谷にレストランを開店され、その開店祝いに鹿児島の店をほおって駆けつけたとのことであった。
当然アダナ ・ プレス倶楽部の会員連絡網が即刻始動して、鹿児島参加会員が渋谷の夜のまちに集合ということに。
そこには 「 某 店 」 ですっかり昵懇となった、鹿児島の造形家 ・ 大学教授 ・ 某放送局局長なども勢揃しており、ここは鹿児島なのか、はたまた東京渋谷なのかという騒ぎになった。
そこに終始シラフで参加し続けた下戸のやつがれは、いささか疲れたのである。
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<ワインバル ラフ> 訪問の際は、必! 電話。定休日がありませんので営業確認を。
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Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 14  展示紹介 - アダナ ・ プレス倶楽部/大石 薫

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《 アダナ ・ プレス倶楽部会員の皆さんによる カルタ ―― いまなお絶賛進行中 》
いつ終わるとも皆目わからない、『 アダナ ・ プレス倶楽部 活版カルタ 』 の製作です。
それでも活版カレッジ修了生を中心に、毎月のように、ワイワイ、ガヤガヤ、賑やかに進行しています。
読み札を考えるだけで 一回が終了することも しばしばですし、樹脂凸版によればアッという間にできる 「 絵柄面 」 も できるだけ活字でつくろうと熱心です。

それよりも、どうやら <Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO> などのイベントでは、あたらしい造形者の仲間をひとりでも多くつくり、そこにまた 楽しいひとの輪ができることを喜びとしているようです。

<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO> が終了したのちも、新作カルタとして、
    <そ>  袖ケース、時代と場所を物語り
の一作を製作していました。
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皆さまも、のんびり、優しく、見守ってやってください。

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【 テーマ 】      活版印刷の技術修練と技法探求
【 作品名 】     活版かるた
【 作者名 】     活版カレッジ Upper Class有志
【 版式 ・ 技法 】    文字 : 凸版 (活字版印刷)
                          図版 : 凸版 ( 花形活字、罫線、樹脂凸版、ゴム版、その他 )

20141201182838908_0001DSCN009220141201182838908_0003<そでケース>
文選作業に便利なように、ひら仮名の濁音、漢数字 ・ 年月日 ・ 市町村名など、とくにまとまって多く使われる活字を収容した特別の活字ケース。 活字ケース架の中央脇に置かれることから 「 そでケース/袖ケース 」 の名称がうまれました。
アダナ ・ プレス倶楽部の練習用の 「 そでケース 」 はふるいもので、時代は大正からはじまり、住所は東京市となっています。
記念カード版 記念カード DSCN8254 DSCN8261 DSCN8250 DSCN8249 DSCN8247 DSCN8246 DSCN8252 DSCN8188 DSCN8187 DSCN8184 DSC02378 DSCN7852 DSCN7805

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【 テーマ 】     言葉と活字
【 作品名 】    『 田原坂 』
【 作者名 】    大石 薫(アダナ・プレス倶楽部)
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )
                        図版 : 凸版( 樹脂凸版 )

20141201182838908_0002【 テーマ 】      言葉と活字
【 作品名 】     THE LOVE OF BOOKS ― Old English Song
【 作者名 】     大石 薫 ( アダナ・プレス倶楽部 )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )
                        図版 : 凸版 ( 金属凸版 )

Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 13  展示紹介-宗像 宏さん/桐島カヲルさん/タイポグラフィ学会

 

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【 テーマ 】     グラフィックデザインと活版印刷
【 作品名 】    『 Ten thousand types 』
【 作者名 】     印刷 : 宗像 宏( THE DODO )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版(活字版印刷)
使用活字 : カッパープレートゴシック 9pt., 10,000字 ( 作品は100×100字詰め )
版数: 5 版  5 度刷り ( モノトーンで 5 階調にしています )
題材 : 肖像 )  サミュエル ・ ベケット ( Samuel Beckett )
文章 )  ベケット著  “ 名づけえぬもの (
The Unnamable )”  の冒頭から10,000字 ( 約物は除いてます )
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宗像 宏さん、このかたをどうご紹介すれば良いのでしょう。
版画家……すこし違うような気がします。 やはり造形者と呼ばせていただきましょう。
< 一万本の活字をもちいて、活版印刷で肖像画をつくりたい > とうかがったときは、費用や機器といった障壁ばかりにおもいをめぐらせ、その実現を危ぶみました。

宗像さんは Adana-21J のユーザーですが、今回は業者の工場に通って、手動式活版校正機をみずからが操作しての活版印刷に挑戦されました。 実際 10,000 本の新鋳造活字の手配、ふつうチェースで固定することが無い 校正機での固定枠の製作、校正機での精密な見当合わせの器具の製作……。
さなざまな障害があったようですが、「 既存の機器が無ければ、自分でつくればよい 」  という、なんとも意欲的かつ楽天的なとり組みで、このような活版印刷史上でも歴史的な力作を完成させました。

会場に 『 Ten thousand types 』 が展示されたとき、先乗り込み組の会員は、その苦心のほどがすぐに解るだけに息をのみました。 ところががご本人はのんびりと、後乗り込み組で、鹿児島空港でレンタルしたちいさな軽自動車に、おおきな体躯をつめこんで 飄飄と登場。
そして早速作業着に着がえ、印刷担当に着手していました。
アダナ ・ プレス倶楽部には、こうした、なんとも常識の尺度で測れないひとが多いのがふしぎです。
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【 関連URL : THE DODO
【 関連資料 : ウィキペディア Samuel BeckettSamuel Beckett 画像集

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【 テーマ 】     コトバと活字
【 作品名 】    連作 『 秋 』 より ― 吾 亦 紅 ―
【 作者名 】    桐島カヲル ( Lingua Florens )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )   図版 : 凸版 ( 樹脂凸版 )

吾 亦 紅 ―― ワレモコウ ――
―― 野辺に咲く すべての紅い花を集めよ ――
と命じた殿様の
帰路を眺める いにしへの女 ひとり
―― ワレも紅ナリ ――

気位という 衣を纏い
乞うことも 恋がれることもなく
古血の味のみぞ知る

さりとて
女は産まれながらにして 女
そしてまた
女は枯れ尽き果てて なおも 女

DSCN8123DSCN7735 桐島02 【 テーマ 】     コトバと活字
【 作品名 】    知覧によせて
【 作者名 】    桐島カヲル ( Lingua Florens )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版( 活字版印刷 )

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【 テーマ 】     コトバと活字
【 作品名 】    西南の戦によせて
【 作者名 】    桐島カヲル( Lingua Florens )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版(活字版印刷)

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【 テーマ 】    タイポグラフィ学会の活動
【 作品名 】   本木昌造賞表彰状
【 作者名 】   紙面設計 : タイポグラフィ学会
活字組版 ・ 印刷 : 大石 薫 ( タイポグラフィ学会員 )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )   オーナメント、プリンターズ ・ マーク : 凸版 ( 銅凸版 )
オーナメントは 『 BOOK OF SPECIMENS 』 活版製造所  平野富二 ( 明治10年 ) より採録

朗文堂 アダナ ・ プレス倶楽部会員、活版カレッジの修了生には、タイポグラフィ学会と重複する会員のかたがたくさんいらっしゃいます。
今回の < Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > で、このコーナーの担当者は、タイポグラフィ学会事務局担当 : 春田ゆかりさん、副会長 : 小酒井英一郎さんのおふたかたでした。
タイポグラフィを学際的に突きつめていく学問は 迂遠な途となりますが、 言語とその表現に関わる学問ですから、地味とはいえ枢要な学問です。
今回は鹿児島のタイポグラファとのあたらしい交流がはじまり、いくつかの種子を薩摩に置くおおきな成果がありました。

Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 12  展示紹介-田中智子さん/栃木香織さん/ミスター・ユニバース/杉本昭生さん

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DSCN8130 DSCN8137《 活字と製本! アダナ ・ プレス倶楽部会員/田中智子さん ・ はな工房 》
ともかく活字、それも新鋳造活字が大好きな田中智子さん。 工房名は 「はな工房」 です。
活版印刷と箔押し機を駆使しての製本にも熱心です。
そんな活字へのこだわりのひとつが、上掲写真のオリジナル活字で、すべて原図設計から活字鋳造までを、みずから手がけ、たちあって製造したものです。

【 田中智子 ・ はな工房 オリジナル活字 】
活字パターン/五号活字母型/五号活字/初号活字母型/初号活字

【 関連情報 : 台湾でつくった CAD方式活字母型と 初号活字
【 関連情報 : 花筏 タイポグラファ群像*004 安形文夫

DSCN8133 DSCN8136 DSCN8134【 テーマ 】    活版印刷と製本
【 作品名 】   『 かごっまことば 』

【 作者名 】   印刷 ・ 製本 : 田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】  文字 ・ 他 : 凸版 ( 活字版印刷 )
DSCN7788【 テーマ 】    活版印刷と製本
【 作品名 】   『 MY TYPE 』

【 作者名 】   印刷 ・ 製本 : 田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )
DSCN8131【 テーマ 】    活字を使った箔押
【 作品名 】   『 栞 』
【 作者名 】    田中智子 ( はな工房 )
【 版式 ・ 技法 】   箔 押
DSCN7778【 参考展示 】  箔押しと製本
【 作  者 名 】     田中智子 ( はな工房 )
貴重書を複製し、上製本として仕立てたもの。
DSCN8184石田さん<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO>の会場では、田中智子さん、石田恭子さんのおふたりに、おもに受けつけを担っていただきました。
それでも、くり返し、くり返し到着する、老若男女の団体 のお客さまで、印刷実演部隊や解説担当部隊が手いっぱいになると、そこはベテラン会員です ―― 即刻滞留箇所に応援に駆けつけるこころづよいおふたりでした。
左) 田中智子さん。 右) 石田恭子さん。
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<来場記念カード印刷体験>
記念カード 記念カード版
────────────DSCN7784 DSCN7785【 テーマ 】    フォトティポ ( 写真と活版印刷 )
【 作品名 】   『 モンヨウ誕生記念 』
【 作者名 】   印刷 ・ 製本 : 文香-Fumikou-( 栃木香織 )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )   図版 : 凸版( 樹脂凸版、ゴム版画 )
Fumikou は、Photographer 上野 隆文と、Designer 栃木 香織が写真作品を制作するユニットです。
もっかご一家は、長男 : 紋暢クンの育児のまっさかり。 紋暢クンはアダナ ・ プレス倶楽部のアイドルでもあります。
保育園行事とかさなって、<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO> での鹿児島行きは無念の断念となりましたが、育児記録ともいえる作品での参加でした。
【 詳細情報 : 文香-Fumikou-

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【 テーマ 】    書籍印刷所とグラフィックデザイナーによる活版印刷

【 作品名 】   『 やがて秋茄子へと到る 』  堂園昌彦著 港の人刊
【 作者名 】   アートディレクション ・ デザイン : 関 宙明 ( ミスター ・ ユニバース )
活字組版 ・ 活字版印刷 : 豊文社印刷/オフセット印刷 ・ 製本 : 創栄図書印刷/箔押 : 真美堂手塚箔押所
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版( 活字版印刷  )

A5判変型 フランス装 本文金属活字活版印刷
第48回造本装幀コンクール日本印刷産業連合会会長賞受賞作品。東京国際ブックフェア、フランクフルト ・ ブックフェア展示作品。
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グラフィックデザイン事務所であるミスター ・ ユニバースは、Adana-21J をもちいた活版印刷部門 ユニバーサル ・ レタープレスでのみずからの活版実践をもとに、その経験を本職であるグラフィックデザインにも活かし、活版印刷所とのコラボレーションによる書籍づくりにも展開している。
【 詳細情報 : ミスター  ・ユニバース

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【 テーマ 】    読む本 ・ 作る本 すぎもと あきお    小型本の世界
【 作品名 】  『 芥川龍之介の遺書 』/『 菊池寛 』/『 実語教 』/『 盈満の咎 』/『 盈満の咎 弐 』/『 マーク ・ トウェインの箴言集 』/『 子規随筆 』/『 黒猫 ・ 餅饅頭 』/『 橘曙覧 独楽吟 』/『 老人 』/『 死生に関するいくつかの断想 』/『 舞鶴心中の事実 』/『 冬日の窓 』/『 老嬢物語 』/『 我が子の死 』/『 漢詩抄 』/『 狂訳 小倉百人一首 』
【 作者名 】   印刷 ・ 製本 : すぎもと あきお( ぢゃむ )
【 版式 ・ 技法 】   文字 : 凸版 ( 樹脂凸版 )

ともすると小型本の製作者は、なにより小型であることと、装本のおもしろさにこだわりがつよいあまり、その内容や、読書のための判別性と可読性を失っていることがみられますが、たとえ小型本であろうと、テキストを厳選し、みずからも読み、読者にも読んでもらえるようにこころがけながらつくることをたいせつにしています。
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【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅰ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅱ 】
【 リンク : アダナ・プレス倶楽部ニュース 杉本昭生 小型本の世界Ⅲ 】
【 リンク : 活版 à la carte 杉本昭生 小型本の世界Ⅳ

Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 11  講演会:田村省三館長、展示紹介:加久本真美さん、渡辺 絵弥子さん


仙岩園マップ

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【 特別講演会 】
◆ 尚古集成館 館長 : 田村 省三氏による

 < 尚古集成館所蔵/重要文化財 『 木村嘉平活字 』 と 薩摩藩集成事業について >

◯ 薩摩藩集成事業と 『 木村嘉平活字 』  研究の第一人者 : 田村省三館長に、講演とギャラリー ・ トークをご担当いただきました。
◯ 11月02日[日] 14:00-17:00 仙巌園会議室、尚古集成館別館展示場
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幕末の英傑とされた島津斉彬ナリアキラ公の指揮の下、薩摩藩は集成館を中核として、近代工業化に向けての歩みを急速に展開しました。 これに際して島津斉彬は、一藩主義に陥ることなく、ひろく各地から人材をもとめ、また衰亡していた幕府からの資金が枯渇気味だった長崎との連携もはかっていました。

この集成館事業と、殖産興業のことは、その後の維新史における、戊辰戦争の混乱や、軍略にたけた西郷隆盛、行政手腕にたけた大久保利通などが脚光をあびた反面、いつの間にか歴史の一齣としてあつかわれる存在に後退していました。

田村省三館長は長年にわたり地元鹿児島にあって、なによりも集成館事業の積極的な保存と公開に尽力され、またその研究を各種の専門学会誌に記述 ・ 発表されてこられました。
<Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO> 開催に際しては、島津斉彬の功績のひとつとして看過できない、重要文化財 「 木村嘉平関係資料 」 を尚古集成館別館に特別展示をしていただきました。
また <尚古集成館所蔵/重要文化財 『 木村嘉平活字 』 と 薩摩藩集成事業について >  と題して仙巌園会議室で講演をしていただき、その後尚古集成館別館での特別展示の解説をしていただきました。

この講演会とギャラリーツァーが開催されたのは11月02日[日]、三日間の会期の中日でした。 おりしも 尚古集成館に隣接する仙巌園では 「 菊祭り 」 が開催され、市内では 「 おはら祭 」 が開催され、尚古集成館にもあふれんばかりのご来客がありましたが、講演会場の会議室には、終始 静寂と緊張がただよっていました。
会場の都合で、最初から限定20名の聴講者を募りましたが、直前になって地元からのご参加もあって、補助椅子を出す騒ぎとなりましたし、なによりも参加者全員が聴講を希望しており、イベント会場に残留するのはたれだ、という笑えない争いの一幕もありました。

ともあれ、田村省三館長のご配慮にふかく感謝するとともに、<尚古集成館所蔵/重要文化財 『 木村嘉平活字 』 と 薩摩藩集成事業について> の研究が、これからは多くの皆さんも研究に参画され、より深度を増していくことが期待されます。

< 特別展示 重要文化財 「 木村嘉平関係資料 」 >
三代木村嘉平肖像 20141111144022982_0001 川本幸民 遠西奇器術 国立国会図書館蔵

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【 テーマ 】  活版印刷とデザイン教育
【 作品名 】 『 24pt. の活字見本帳 』
【 作者名 】 加久本 真美 ( 東洋美術学校 タイポグラフィ ・ サークル  QP 卒業生 )
【 版式 ・ 技法 】  文字 : 凸版 ( 活字版印刷 )
今秋から東洋美術学校に残された金属活字の整理を開始。 掃除 → 分類(書体 ・ 活字サイズ別) → 印刷の手順で、活字の状態と種類を調査している。
その
手はじめとして、今回は 24pt. の活字を使用した活字見本帳を制作した。
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アダナ ・ プレス倶楽部 「活版カレッジ」 修了生で、今回の参加者のうち最年少であった加久本さんでした。
ところがその存在感はおおきく、また先輩のおばさまからは、「カクちゃん、カクちゃん」と呼ばれて、ちゃっかりと面倒を見てもらっていたようです。

展示会場での印刷担当としての奮戦ぶりと、B級グルメ 横ちゃんとの <天文館むじゃき しろくま 試食会 > での、 <ほんとに食べられる~?> の模様を報告します
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《 天文館 むじゃき-ねぇ~、本当に食べられるの !?  グルメ 横ちゃん-気合いを入れて!》
グルメ 横ちゃんも、会場では印刷担当として大活躍でした。 会期中、鹿児島のお酒と食事を堪能するあまり、翌週の会社での定期検診スケジュールをわすれるほどだったようです。

どういうわけか、グルメ 横ちゃんの迫力ある飲食光景は グーグル画像集 ( 担当者 ? ) のお気に入り画像のようで、あちこちでみかけます。
天文館むじゃき本店で 「 しろくま 」 をたべたときも、ひとり特大サイズ( 右奥 ) を注文。 カクちゃんはおとなしく小サイズ( 左奥 ) でした。
【 関連情報 : 花筏 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO-Report 00 番外編 しろくまは カゴンマ de ゴアンド !

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【 テーマ 】    グラフィックデザインと活版印刷
【 作品名 】   『 Paper Moon 』
【 作者名 】   渡辺 絵弥子
【 版式 ・ 技法 】  凸版 ( 活字版印刷 )   図版 : 版画 ( アダナ小型卓上活版印刷機のインキディスクを使用 )
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Adana-21J,  Salama-21A のばあいですと、直径221mmになっています。このインキディスクの製造に際しては金属成形品に独特な熱変形、俗にヒケが発生して、中央部が凹んだりしますので、機械製造メーカーはその対応に苦慮します。

なお、上掲図 <おーけすとらは いさだん> は、金属活字版印刷ならでは、そしてありがちな誤植の一例です。 つまりひら仮名の 「 ち  さ 」とが、裏文字 [鏡文字] をひろうことになる活字組版では、とかく間違えやすい 「 字 」 となります。
本番の展示では、しっかりと < おーけすとらは いちだん > に差しかえられていました。
sala22630 sala22663活版印刷実践者のかたは、使用後の清拭のときに、紙の上にインキディスクを押しつけてお掃除をはじめますから、その姿がちょうどお月さまのようにみえたようです。
お月さまにそえられたテキストも厳選されたもので、若い女性からは 「 かわいい!」 の声があがっていました。

渡辺 絵弥子さんは会場受付と接客担当係でしたが、その会場内での姿は、玉井一平さんによる主催者カメラとタイミングが合わずにほとんどとらえていません。
渡辺 絵弥子さんがにわかに存在をおおきくするのは、飲食、酒席のときです。なにしろ斗酒なお辞せずで、グイグイお酒がすすみますから……。
楽しい交流の席の紹介は後半にゆずりますので、ここでは初期活字鋳型研究家/伊藤伸一さんと、 渡辺 絵弥子さんとのかたらいの姿を、タイポグラフィ学会の春田ゆかりさんのカメラからご紹介しましょう。
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Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 10 アダナ・プレス倶楽部 鹿児島会員の作品

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DSCN4469DSCN8251 DSCN8274 DSCN8285記念カード版 記念カード
【 名 称 】 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO
【 会 期 】 2014年11月1日[土], 2日[日], 3日[月 ・ 祝] 3日間
【 時  間 】   開場 8 : 30 ― 閉場 17 : 30
【 会 場 】 仙巌園〔磯庭園〕  尚古集成館本館 展示室
鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
【 主  催 】  朗文堂  アダナ ・ プレス倶楽部

歴史のある尚古集成館で、日本近代化の黎明の背景と実像を体感しながら
活版礼讃 < Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > を開催しました。

江戸末期の薩摩藩主 : 島津斉彬 (ナリアキラ 1809-58 ) は、西欧諸国のアジア進出に対応し、つとに開国の意志をいだき、殖産興業に意を用いて、藩営工場 : 集成館を設立して、洋式の造船 ・ 兵器製造 ・ 紡織などの業をおこしました。
それら事業の中心となったのが、錦江湾に臨み、櫻島をかなたにあおぐ磯に建てられた工場群 「 集成館 」 です。
その地に1865年 ( 慶応元 ) 年に竣工した機械工場は、重要文化財となっており、現在内部は島津家の歴史 ・ 文化と集成館事業を語り継ぐ博物館 「 尚古集成館 」 として親しまれています。

尚古集成館展示のみどころ

◯ 写真や図面 ・ 発掘資料などをもとに再現された反射炉 ・ 琉球船の模型
◯ 工場操業時の雰囲気を醸し出す機械展示コーナー
◯ 季節ごとにさまざまなストーリーを生み出す別館での企画展

館内に入ると薩摩切子の幻想的な光で照らされた反射炉模型がお出迎え。 三つのテーマで構成される展示は、海によってはぐくまれた島津家の歴史 ・ 文化を物語り、近代化へのストーリーへと展開。  シアター上映がよりわかりやすく解説してくれます

尚古集成館の 沿 革

◯ 1923年(大正12) 05月22日
島津家の直接経営により尚古集成館として開館
◯ 1956年(昭和31) 11月18日
株式会社島津興業により運営される
◯ 1959年(昭和34) 02月25日
敷地が国の史跡に指定される。「 史跡 旧集成館 」
◯ 1960年(昭和35) 12月22日
文部省より博物館相当施設の指定を受ける
◯ 1962年(昭和37) 06月21日
建物が重要文化財の指定を受ける。「 重要文化財 旧集成館機械工場 」
◯ 1990年(平成02) 03月05日
尚古集成館別館開館
◯ 2005年(平成17) 10月08日
尚古集成館本館リニューアルオープン ( 平成の大改修 )
◯ 2007年(平成19) 11月30日
経済産業省の 「 近代化産業遺産 」 に認定される
◯ 2009年(平成21)  01月05日
旧集成館 ・ 旧集成館機械工場が世界遺産暫定リストに記載される
◯ 2013年(平成25) 09月17日
旧集成館 ・ 旧集成館機械工場を含む 「 明治日本の産業革命遺産  九州 ・ 山口と関連地域 」 が2015年に世界遺産に推薦されることが決定する

尚古集成館で 6,000人ほどのご来場者を迎えての
活版礼讃 < Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > を開催いたしました。

このような尚古集成館展示 ・ 講義室を拝借しての < Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > でした。
なにしろ建物自体が重要文化財でしたから、展示会につきものの、作品の壁貼りは遠慮して、出展者それぞれが独自の工夫をこらしての展示となりました。

会場には、薩摩島津家 幕末の名君、向かって右 : 島津斉彬公の立像、向かって左 : 島津久光公の座像がありました。 これは銅像の鋳型原型 ( 朝倉文夫 作 ) で、ド~ンと鎮座していました。これは < 照国神社のご祭神 > の銅像原型で、彫刻史上でも貴重な資料でした。

おりしも菊花かおる秋たけなわ、まして文化の日の三連休とあって、ご来場者はひきも切らずの盛況でした。 とりわけ観光バスの団体が来場されるたびに、館内はなんどもひとであふれ、会員総出での接客に追われました。
尚古集成館ご担当者によれば、

「 三日間の会期中、来場者は 5,000 人をはるかにこえ、6,000 人弱のご来場者であった 」
とのご報告をいただきました。 ご来場ほんとうにありがとうございました。

< Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 10 > からしばらくは、鹿児島での活版礼讃イベントの記録をつづります。  DSCN8227 DSCN8228 DSCN8193 DSCN8194 DSCN8192 DSCN8236 DSCN8361 DSCN8166 DSCN8175
《 アダナ ・ プレス倶楽部 郷土会員作品 》

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地元鹿児島からだけでなく、九州一円から多くの会員の皆さまにご来場いただきました。
出展者としてご参加いただいたのは以下のおふたかたでした。

◯ 横山 博  さん
陶芸家 ・ RIKKAGAMA
URL : http://blog.goo.ne.jp/rikkagama
六花窯/横山 博さんは、「 特命全権 : アダナ ・ プレス倶楽部 九州地区広報担当責任者 」  として、事前事後にわたり、八面六臂の大活躍をしていただきました。

< Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO > のイベントをご自身のブログで告知されただけでなく、名山町レトロフト 1F古書リゼットさん、山形屋 中4F 文具雑貨のWHATさん、文具のしんぷく本店、 荒田八幡電停前 La Fleur ~ラ フルールさんなどで、イベント告知のフライヤーを配布していただきました。

また会期中は、横山さんの愛機 < Adana-21J > を会場にご持参いただき、東京から搬入した < Salama-21A > と ともに大活躍でした。
なによりも食事や観光情報など、地元ならではの情報をご提供いただき、ふだんは 「 アダナ ・ プレス倶楽部 宴会部長」を自認している真田幸文堂、B 級グルメ 写真でおなじみの 横ちゃんもすっかりお任せでした。
横山さんのブログ < RIKKAGAMA 2014-11-03 > には 46 枚もの臨場感あふれる写真がアップされており、スライドショウで楽しむことができます。

◯ 早水恵一郎 ・ 時子夫妻
手漉き和紙工芸士/TESUKI paper works
URL : http://tesukipaperworks.com

鹿児島県在住。 自然豊かな山水の地の工房で手漉き和紙を製作されています。 活版印刷との相性も良いこの手漉き和紙に、活版印刷を施した作品も精力的に展開中です。

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【テーマ】   陶芸と活版印刷
【作品名】  レタープレスメッセージカード、コースター
【作者名】  横山 博 ( RIKKAGAMA )
【版式 ・ 技法】  亜鉛凸版、樹脂凸版
鹿児島県在住。 陶芸家。
陶器づくりとともに、陶芸作品にそえるペーパーアイテムなどの活版印刷作品も展開中です。
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【テーマ】   手漉き和紙と活版印刷
【作品名】  手漉き和紙とその道具
【作者名】  TESUKI paper works
【版式 ・ 技法】  顔料染め、柿渋染め、櫛引き、落水等
鹿児島県在住。 自然豊かな鹿児島の工房で、手漉き和紙を制作しています。
活版印刷との相性も良いこの手漉き和紙に、活版印刷を施した作品も展開中です。
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Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 07 こんな辞書をつくりたい-若き薩摩青年の希求 通称「薩摩辞書」とは

goando-ロゴ2色Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 07  
こんな辞書をつくりたい-若き薩摩青年が希求した
通称「薩摩辞書」とは

【 名 称 】 Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO
【 会 期 】 2014年11月1日[土], 2日[日], 3日[月 ・祝] 3日間
【 時  間 】   開場 8 : 30 ― 閉場 17 : 30
【 会 場 】 仙巌園〔磯庭園〕  尚古集成館本館 展示室 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
【 主  催 】 朗文堂  アダナ ・ プレス倶楽部

尚古集成館 http://www.shuseikan.jp/  仙巌園  http://www.senganen.jp/
朗文堂 アダナ・プレス倶楽部  http://robundo.com/adana-press-club/
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【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 01  開催のお知らせ
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 02  告知はがき印刷篇
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 03  お先でゴアンド  鹿児島を往く
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 04   薩摩藩と三代木村嘉平の活字
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 05 薩摩辞書 ―― あまりにも多くの未解明の謎にせまる第一歩 】
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 06   鹿児島 おすすめ情報Ⅰ 仙巌園/尚古集成館 】
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 08   鹿児島 おすすめ情報Ⅱ 長島美術館 】
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 07  こんな辞書をつくりたい-若き薩摩青年が希求した通称「薩摩辞書」とは

【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 00 番外編 しろくまは カゴンマ de ゴアンド ! 花筏 】

以下の画像は<スライドショー>でご覧いただけます。
テキストは以下のURLをご参照ください。
[ 撮影協力 : 松尾篤史氏 ]
【 関連情報 : Viva la 活版 薩摩 dé GOANDO - Report 05 薩摩辞書 ―― あまりにも多くの未解明の謎にせまる第一歩 】

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俗称「薩摩辞書」は、アメリカの語学者/ウェブスター(Noah Webster, 1758-1843)による英語辞書 『 ウェブスター大辞典 』 を主要な典拠(第二版の日本語序文文中に記録がある)としており、以下の三版が知られています。
ここに紹介した図版は、おもに ◯ B 第二版 『 大正増補 和訳英辞林 官許 』 (明治四歳辛未 カノトヒツシ ゙ 十月) をもちいています。

◯ A 第一版
『 和訳英辞書 』(明治二歳 己巳 ツチノト ミ  正月 千八百六十九年新鐫)。
鐫センは深く掘る。年月は旧暦/1869年-明治02年。印刷所 : American Presbyterian Mission Press 上海 美華書館。和文序に「改訂増補和訳英辞書」、英文扉に「THIRD EDITION」とある。 後述。
◯ B 第二版
『 大正増補 和訳英辞林 官許 』 (明治四歳辛未 カノトヒツシ ゙ 十月)。
年月は旧暦/1871年-印刷所 : American Presbyterian Mission Press 上海 美華書館。欧文扉に 「 FORTH EDITION REVISED 」 とある。 後述。 ここにみる「大正」は元号を意味するものでは無い。
◯ C 第三版
『 稟准 和譯英辞書 』 (明治六年十二月 紀元二千五百三十三年)。
年月は新暦/1873年-明治06)。 印刷所 : 東京新製活版所 天野芳次郎蔵版(一部複写のみ所有。未見)。 複写資料を見る限り、あまり見かけない活字書体が用いられている。

DSCN1461 DSCN1462 DSCN1464 DSCN1414DSCN1417DSCN1433鹿児島市の中央部に、歴代の薩摩藩主の居城であった鶴丸城があります。その鶴丸城の跡地の一画に鹿児島県立図書館があります。
その正面入り口には 《 薩摩辞書之碑 》 があり、「AN ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY  薩摩辞書之碑  American Presbyterian Mission Press 1869」 と刻まれています。

「薩摩辞書」とは俗称であり、『 和譯英辭書 』 の名が、初版(1869年/明治02年)における正式名称です。 この英和辞書は、幕末の大混乱のさなかに密かに上海で刊行作業が進行し、維新ののちに完成をみた大冊の英和辞書です。
したがっていかに衰微していたとはいえ、幕府の正式な許可を得ないまま、薩摩藩庁から資金提供をうけて刊行に着手した、薩摩藩の若き俊才たちは、正式な刊記(刊行記録、現代の奥付にあたる)をのこすことなく、わずかな記録として、日本語の序文の末尾に <日本 薩摩学生> と、若い実務者の名前だけを記録しています。

鹿児島中央駅前広場には「若き薩摩の群像」が建立されています。
ここに登場する青年たちの調査は、郷土史家を中心に相当の進捗をみますが、こと活版印刷と図書刊行という見地からの調査はほどんど未着手とみられます。

その研究のてがかりに、おそらく、若い薩摩の学生が手にし、見入ったであろう、英語辞書 『 ウェブスター大辞典 』、『 WEBSTER’S NEW INTERNATIONAL DICTIONARY 』(G. & C. MERRIAM COMPANY, PUBLISHERS  1956) の画像を中心に紹介しましょう。
この版は比較的あたらしいものの、専用の書見台がついた、重厚感のあるものです。
そういえば、鹿児島中央駅前広場の「若き薩摩の群像」には、書見台にのせられた大判の図書がみられました……。 

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アダナ・プレス倶楽部 会報誌連載 〈活版まんが〉 全18回 一挙紹介。

《アダナ・プレス倶楽部会報誌『アダナ・プレス倶楽部 ニュースレター』、創刊から7年25号が完成》
アダナ・プレス倶楽部の季刊誌『アダナ・プレス倶楽部 ニュースレター』Vol.25号 2014年夏号が完成いたしました。会員登録をされている皆さまには、順次到着の予定です。
また新規ご購読をご希望のかたは、リンク先【アダナ・プレス倶楽部 会員登録】宛にお申込みください。

会報誌25号『アダナ・プレス倶楽部 ニュースレター』は、おもに活版実践者に向けた情報が中心ですが、その全25冊中、18回にわたって〈活版まんが〉の製作をお願いしたのは、ミスター(ご本人のご希望で匿名)さんでした。
〈活版まんが〉は、A5判01ページの分量ですが、ミスターさん独特の、ほのぼのと、ユーモアにあふれた作品は、読者の皆さんからもご好評をいただいてまいりました。

『アダナ・プレス倶楽部 ニュースレター』は、無綴じの軽便な小冊子ですが、表紙を活版印刷として、本文はデジタルプリンター出力によっています。あたらしい会員のかたで、バックナンバーのご希望もしばしばございますが、もともとアダナ・プレス倶楽部会員にむけた少量製作の小冊子ですので、ご要望にお応えできないのは心くるしいものがございます。

そこで今般、ミスターさんのご了承をいただき、『アダナ・プレス倶楽部ニュースレター』好評連載の〈活版まんが〉を、ここ〈活版 à la carte/活版アラカルト〉にご紹介いたします。
ここ〈活版 à la carte/活版アラカルト〉では、画面をスクロールされるか、あるいは画像をクリックすると、スライドショーでお楽しみいただけます。
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〈ミスターさん製作 ── 活版まんが 全18回 一挙紹介〉
01  Vol. 01 2008年春号 ゲラとヤレの巻〈創刊号〉
02  Vol. 02 2008年夏号 カッパンであいさつの巻
03 Vol. 03 2008年秋号 インテル入ってるの巻
04  Vol. 04 2008年冬号 カッパンでいただきます。植字の巻
05  Vol. 05 2009年春号 ゲタの巻
06  Vol. 06 2009年夏号 ゲラ、きた~の巻
07  Vol. 08 2010年冬号 南京玉すだれ、すだれケースの巻
08  Vol. 09 2010年夏号 サイジョー・ヒデキ「ローラー」の巻
09  Vol. 10 2010年秋号 ゆけゆけカッパン、花形活字の巻
10  Vol. 12 2011年春号 これでいいのか、若者置いてけぼり! 紙型の巻
11  Vol. 14 2011年夏号 アツイ、熱気だ! ネッキの巻
12  Vol. 16 2012年冬号 サミー・ディビス・ジュニアと鳥居の巻
13  Vol. 18 2012年夏号 カッパンで金メダル。Adana-21J発売5周年
14  Vol. 20 2012年冬号 ゲハンといえば……。下版の巻
15  Vol. 21 2013年夏号 活版シーズン到来、がんばれクワタの巻
16  Vol. 22 2013年秋号 地獄箱、Hell Box の巻
17  Vol. 24 2014年春号 ひこにゃんと無双罫の巻
18  Vol.25    2014年夏号   トンカツ ニンニク コンニャク & カッパンの巻

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