作成者別アーカイブ: salama

【展覧会】永青文庫|令和5年度早春展|中国陶磁の色彩-2000年のいろどり|’24年1月13日-4月14日

20231023155509_00001 20231023155509_00002

永青文庫
令和5年度早春展
中国陶磁の色彩 ― 2000 年のいろどり ―
会  期  2024年1月13日[土]- 4月14日[日]
開館時間  10:00 - 16:30 (入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(ただし2/12 は開館し、2/13 は休館)
所  在  地  永青文庫
      112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 TEL:03-3941-0850
入  館  料  一 般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
      * 中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
主  催  永青文庫
────────────────────
永青文庫には、漢時代から清時代までの中国陶磁100点以上が所蔵されています。コレクションは、当館の設立者・細川護立(もりたつ 1883-1970)による蒐集品と大名細川家の伝来品からなり、所蔵品を通しておよそ2000年にわたる中国陶磁の歴史をたどることができるのが特徴です。
このうち護立のコレクションは、日本において、鑑賞に主眼を置いた「鑑賞陶器」として中国陶磁の需要が高まるなか集められたものです。その価値をいち早く見出した護立は、「鑑賞陶器」蒐集の草分けの一人と位置付けられています。そして護立のようなコレクターばかりでなく、画家や工芸家たちもまた中国陶磁に魅せられ、自らの作品に取り込んでいきました。

本展では、主に護立の蒐集品より重要文化財3点を含む優品を展示し、唐三彩(とうさんさい)、白磁、青磁、青花(せいか)、五彩(ごさい)など、色をテーマに中国陶磁を紐解きます。
あわせて、近代の洋画家・梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう 1888-1986)や、河井寬次郎(かわいかんじろう 1890-1966)、宇野宗甕(うのそうよう 1888-1973)といった陶芸家が中国陶磁を研究、題材にした作品を紹介します。紀元前から近代まで、色とりどりの多彩なコレクションをご堪能ください。

※ 状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
※ ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※ 同館の感染症予防対策については、公式ウェブサイトをご覧ください。
[ 詳 細:永青文庫  永青文庫感染症対策 ]

【展覧会 予告】永青文庫|令和6年度初夏展 殿さまのスケッチブック|’24年4月27日-6月23日

20240318152643_00001 20240318152643_00002

永青文庫
令和6年度初夏展 殿さまのスケッチブック
会  期  2024年4月27日[土]- 6月23日[日]
      * 会期中、一部場面替えをいたします。
      前 期:4月27日- 5月26日、後 期:5月28日- 6月23日
開館時間  10:00 - 16:30 (入館は 16:00 まで)
休  館  日  月曜日(ただし2/12 は開館し、2/13 は休館)
会  場  永青文庫
      〠 112-0015 東京都文京区目白台1-1-1 TEL:03-3941-0850
入  館  料  一 般:1000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円
      * 中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
特別協力  熊本大学附属図書館、熊本大学薬学部薬用植物園、熊本県立美術館、熊本博物館、
      ホテル椿山荘東京
主  催  永青文庫
────────────────────
日本の博物学は、中国の薬学・博物学である「本草学」の影響を受けて発達し、18世紀には「博物趣味」に熱中する大名が多く現れました。その先駆けの一人が細川家熊本藩6代藩主の重賢(しげかた、1720~85)です。重賢は、熊本藩の藩政改革や産業奨励、藩校時習館、医学校再春館、薬草園蕃滋園の設立などを行って「肥後の鳳凰」と称される一方、動物、昆虫、植物などに強い関心を示しました。参勤交代の途次では植物採集にいそしみ、精緻な博物図譜を作らせています。図譜に掲載された多様なスケッチは驚くほど細かく描き込まれており、自然に対するひたむきな情熱と好奇心が感じられます。
永青文庫では1991年に「殿様の博物学」展を開催し、所蔵する図譜を多く公開しましたが、本展はそれ以来33年ぶりとなります。細川家の殿さまが見た「リアル」が写された「殿さまのスケッチブック」をご覧ください。

細川重賢(ほそかわ しげかた 1720-85)
細川家熊本藩6代藩主の細川重賢は、4代藩主宣紀(のぶのり)の5男として江戸に生まれました。延享4年(1747)に藩主となりますが、熊本藩の財政は窮乏しており、藩政改革を進めることになります。重賢は自ら粗衣粗食を率先し、税制や刑法を改正し、行政機構を見直し、産業を奨励しました。そのような藩政で名君と称えられる一方、博物学に没頭し、多くの博物図譜を作らせました。

※ 状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
※ ご来館にあたって事前予約は必要ありませんが、混雑時はお待ちいただく場合がございます。
※ 同館の感染症予防対策については、公式ウェブサイトをご覧ください。
[ 詳 細:永青文庫  永青文庫感染症対策 ]

続きを読む

【展覧会】奈良国立博物館|生誕1250年記念特別展|空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界|’24年4月13日-6月9日|前後期二期制開催

kuukai01い kuukai01A

奈良国立博物館
生誕1250年記念特別展
空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界
会  期  令和6年(2024)4月13日[土]- 6月9日[日]
         前期展示:4月13日[土]-5月12日[日]
         後期展示:5月14日[火]-6月 9 日[日]
会  場  奈良国立博物館  東・西新館
      〠 630-8213 奈良市登大路町50番地(奈良公園内)
      TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル) FAX:0742-26-7218
休  館  日  毎週月曜日、5月7日[火]
      * ただし、4月29日[月・祝]、5月6日[月・祝]は開館
開館時間  午前9時30分 - 午後5時 * 入館は閉館の30分前まで
観覧料金  当日券・個人  一 般 2,000円、 高 大 生 1,500円 、中学生以下 無 料
      * 販売場所:当館観覧券売場(休館日は販売いたしません)。
       展覧会オンラインチケット(手数料無料)推奨
* チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照

出  陣  品  展示件数:115件(うち国宝28件、重要文化財59件)  ▶ 出陣一覧 PDF
学術協力  高野山大学
協  力  インドネシア国立中央博物館、陝西省文物局、陝西省文物交流中心、西安碑林博物館、
      種智院大学、日本香堂、仏教美術協会
主  催  奈良国立博物館、NHK奈良放送局、NHKエンタープライズ近畿、読売新聞社
──────────────────────
空海の生誕1250年を記念して、奈良国立博物館の総力を挙げた展覧会を開催します。
「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、わが願いも尽きなん。」(『性霊集』巻第八) 
(この世の全ての物が消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)
衆生救済を願った空海が人々を救うためにたどり着いたのは密教でした。空海は中国・唐にわたり、師匠の恵けい果かから密教のすべてを受け継いだといわれます。
本展では、密教がシルクロードを経由し東アジア諸地域、そして日本に至った伝来の軌跡をたどることにより、空海が日本にもたらした密教の全貌を解き明かします。また、多数の仏像や仏画により、空海が「目で見てわかる」ことを強調した密教の「マンダラ空間」を再現するとともに、各地で守り伝えられてきたゆかりの至宝を一堂に展示し、空海と真言密教の魅力を紹介します。

☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます☆
空海01 空海03

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 奈良国立博物館  空海展公式サイト

【展覧会】弥生美術館|マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア|+|竹久夢二美術館|夢二がえがく動物ワンダーランド|~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~|’24年4月6日-6月30日

弥生美術館

弥生美術館
マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]

開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (竹久夢二美術館と2館あわせてご覧いただけます)
会  場  弥生美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-3 Tel 03(3812)0012
特別協力  実業之日本社 河出書房新社 玄光社
主  催  弥生美術館 毎日新聞社
────────────────

レトロモダンな世界を美麗に描いて人気のイラストレーター・マツオヒロミ(1980- )。匂いたつような色香をまとった女性像はもちろんのこと、衣装・装飾品・建物・ロゴなど、画面の隅々にまで  “ マツオヒロミイズム ”  が貫かれており、独自の作品世界がみる人を魅了してやみません。
本展では代表作『百貨店ワルツ』『マガジンロンド』(実業之日本社)をはじめとして、2024年4月刊行予定の最新刊(河出書房新社)についても、いち早く展観いたします。
気鋭のイラストレーターの、記念すべき東京初個展です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
【詳細: 弥生美術館

 ❖   ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  ❖  

竹久夢二美術館

竹久夢二美術館
夢二がえがく動物ワンダーランド
~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~
会  期  2024年(令和6)4月6日[土]-6月30日[日]
開館時間  午前10時-午後5時 (入館は4時30分までにお願いします)
休  館  日  月曜日  * ただし、GW中の4/29[月・祝]、5/6[月]開館。5/7[火]休館。
料  金  一般 1000円/大・高生 900円/中・小生 500円
      (弥生美術館もご覧いただけます)
会  場  竹久夢二美術館
      〠 113-0032 東京都文京区弥生2-4-2 Tel 03(5689)0462
────────────────
動物は、生活の上で人間と様々な関わりを持ちながら、美術の分野においても数多く題材となり、幅広い表現が展開されています。
大正ロマンの画家・竹久夢二(1884-1934)は小動物を飼育し、また動物園にも足を運んで、動物に関心を寄せていました。夢二が描く女性絵や童画は、犬・猫をはじめとする動物が人に寄り添い、さらに書籍装幀やすごろくでは、遊び心を加えて動物の姿を図案化しました。
本展では、夢二が描き表した鳥・虫・魚類を含む生き物に着目し、ユニークで個性的な動物表現を紹介します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 竹久夢二美術館

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi ―Melting Time―|’24年3月25日-3月30日

ユマニテ上原おもて 20240307172933_00004

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
上岡ひとみ展 UEOKA Hitomi    ―Melting Time―
会  期  2024年3月25日[月]- 3月30日[土] 会期中無休
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306   humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(最終日 17:00)
──────────────────────
展覧会では「命の起源の神秘性、そしてそれを人為的に作り出す行為とは何なのか」 ということに焦点を当て、作品に落とし込みたいと考えております。一昔前では諦めていたことが、医学や化学技術の進歩によって明らかにされ、可能性を広げてく れている。そのような角度からこの社会を見ると、この社会には希望が溢れているのだと考えるようになりました。
人間の欲望、願望は研究によって常に進化し、命の神秘性をも作り出すことができる。人間が奇跡や偶然を作る行為とはどのようなことなのだろう。生命の源のような米や麦の繊維を原料に作品をつくってみたいと考えました。

< 展示構成 >
壁面作品は自身の工房周辺の水田で採取したコシヒカリの稲藁でできています。立体作品は工房周辺の麦畑で採取した麦藁できています。水中に原料を溶かすと、稲や麦が生命を宿したように動き周りました。この2 種類の繊維を原料として展覧会を構成しています。

上岡 ひとみ UEOKA Hitomi
1983  埼玉県生まれ
2006  女子美術大学大学院美術研究科美術専攻立体アート学科紙・繊維専攻修了
[主な展覧会]
2003 「愛・地球博全国和紙ペーパーアート展」
2004 「上岡ひとみ展」 アートコテージパピルス、神奈川
2006 「なかよ紙展」 埼玉伝統工芸会館、埼玉
2015 「Cabinet Da END」 ギャラリーDA END、パリ
    「5 different land scapes」 EPICIENTRO ART、ベルリン
    「Le Papier souffre tout」 シテ国際大学都市、パリ(笹川日仏財団助成)
    「Hitomi Ueoka 展」 Geoff Stern Art space、ベルリン
2016 「筑後アート往来」アーティスト・イン・レジデンス 福岡
2018 「おかえり筑後展」 九州芸文館、福岡
2021 「国際交流彫刻展」 女子美ガレリアニケ、東京
2022 「KOBO #4」 いりや画廊、東京
2023 「Paper and Fiber」 天王洲セントラルタワーアートホール、東京
[受 賞]
2003 「和紙のしごと大賞」〈奨励賞〉(’04、佳作)
2014  大村文子基金女子美パリ賞
2016 「アマテラスミニペーパーアートコンペティション」 ブルガリア 〈グランプリ〉

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ] 活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】秋田県立近代美術館|コレクション展 雪月花のとき|’24年1月12日-4月7日|会期終盤

秋田近美雪月花01

秋田県立近代美術館
コレクション展
雪月花のとき
会  期  令和6年(2024年)1月12日[金]- 4月7日[日]
会  場  秋田県立近代美術館 6 階
      〠 013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46 Tel 0182-33-8855
観  覧  料  無 料
────────────────────
「雪月花の時 最も君を憶 (おも) う」。中唐の詩人・白居易が、今は遠く離れてしまった友人との楽しかった日々を懐かしんで詠んだ詩の一節です。雪や月や花など、四季折々の美しい景色に触れると誰かのことを思い出し、その感動を共にしたいと思う気持ちは現代においても同じでしょう。
本展では、日本の近現代の画家たちがそれぞれの手法で表現する雪月花の世界をご紹介します。ぜひ、美術館で画家たちの感動に触れてみてください。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご観覧ください。
[ 詳 細 : 秋田県立近代美術館

【展覧会】秋田県立近代美術館|企画展 アキタの書・その魅力|’24年2月3日-4月14日

秋田近美書の魅力

秋田県立近代美術館
企画展 アキタの書・その魅力
会  期  令和6年(2024年)2月3日[土]- 4月14日[日]
会  場  秋田県立近代美術館 5 階
      〠 013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46 Tel 0182-33-8855
観  覧  料  無 料
────────────────────
1994(平成6)年の開館以来、秋田県立近代美術館が収蔵してきた、明治から平成に至る書の代表的作品をご紹介します。
秋田書壇の黎明期に重要な役割を果たした赤星藍城(1857-1937】をはじめとして、日展・毎日書道展で活躍し後進の育成にも尽力した横手出身の松井如流(1900-1988)や、秋田市出身の大井錦亭(1927-2020)ら作品を展示します。
郷土の書の発展に貢献し、近代の書壇にも大きな足跡を遺した書家たちの作品を、是非この機会にお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上ご観覧ください。
[ 詳 細 : 秋田県立近代美術館

【展覧会 予告】秋田県立近代美術館|特別展 岩合光昭写真展 こねこ|’24年4月20日-7月15日

  • 秋田近美ねこ

秋田県立近代美術館
秋田県立近代美術館開館30周年記念特別展
岩合光昭写真展 こねこ
開催期間  令和6年(2024年)4月20日[土]- 7月15日[月・祝]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時00分 (入館は 午後4時30分 まで)
休  館  日  会期中無休
料  金  一般/1,100円、高・大学生/700円、中学生以下 無 料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  秋田県立近代美術館  5 階
      〠 013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46
      Tel 0182-33-8855 Fax 0182-33-8858 mail:akitamma☆rnac.ne.jp 
主  催  岩合光昭写真展「こねこ」実行委員会、秋田県立近代美術館(横手市)  
──────────────────────
岩合光昭さんがライフワークとして撮影を続ける最も身近な動物「ネコ」。本展では、岩合さんがこれまでに出会った世界各地域の「こねこ」たちが大集合します。
愛くるしく元気いっぱいに暮らす「こねこ」たち。本展ではその日々の冒険に加え、同じ地球に暮らす、元気な「どうぶつ家族」の作品を特別展示。約170点の作品をご紹介します。
また、ミュージアムショップでは写真集やオリジナルグッズなども販売します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 秋田県立近代美術館     本展特設外部サイト ] 

【展覧会】根津美術館|企画展 魅惑の朝鮮陶磁|特別企画 謎解き奥高麗茶碗|’24年2月10 日-3月26日|会期末

240201根津美術館

根津美術館
企画展
魅惑の朝鮮陶磁
特別企画
謎解き奥高麗茶碗
会  期  2024年2月10 日[土]- 3月26日[火]
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館は 閉館30分前 まで
休  館  日  毎週月曜日
入  場  料    オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1300円、学 生 1000円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      〠 107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
──────────────
【展示室1】
古くから日本の陶磁器に強い影響を与え、また日本人が愛好してきた朝鮮陶磁。深い灰青色が優美な12世紀の高麗青磁や、16・17世紀の茶人たちの人気を集めた高麗茶碗、そして日本の陶磁器愛好家たちがこぞって蒐集した15~18世紀の粉青と白磁まで、美しさと清らかさ、そして質朴な強さを合わせ持っています。本展覧会は、主に館蔵品で朝鮮陶磁の歴史を概観し、その魅力を見つめ直すものです。魅惑的な朝鮮陶磁の世界に、あなたもひたってみませんか。

【展示室2】
奥高麗茶碗は、九州肥前地方、現在の佐賀県唐津市周辺で焼かれた、朝鮮陶磁の高麗茶碗を写した茶碗です。江戸時代後期から茶の湯の世界で賞玩され、戦後の古唐津ブームの中で鑑賞の世界でも高く評価されてきました。しかし、その名前や窯の場所、何が「奥高麗」なのか、など、多くの謎が残されています。 展示室1の朝鮮陶磁、なかでも「奥高麗」の手本となった高麗茶碗の展示に続き、ここでは奥高麗茶碗の成立を、その特徴から「唐津焼の茶の湯の茶碗」として提示することで解明を試みました。謎を解くことができたのか、ご覧いただければ幸甚です。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会 予告】根津美術館|特別展 国宝・燕子花図屏風 デザインの日本美術|’24年4月13日-5月12日

根津美術館4月展根津美術館
特別展 国宝・燕子花図屏風
デザインの日本美術
会  期  2024年4月13日[土]- 5月12日[日]
休  館  日  毎週月曜日 * ただし、4月29日[月・祝]・5月6日[月・振休]は開館し、
      5月7日[火]は休館。
開館時間  午前10時-午後5時 * 入館はいずれも 閉館30分前 まで
      * ただし、5月8日[水]- 5月12日[日]は午後7時まで開館
入  場  料   オンライン日時指定予約入館制  * 下掲詳細参照
      一 般 1500円、学 生 1200円、中学生以下 無 料
      * 障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
会  場  根津美術館 展示室 1・2
      〠 107-0062 東京都港区南青山 6-5-1 Tel. 03-3400-2536
──────────────
尾形光琳(1658-1716)の筆になる国宝「燕子花図屏風-かきつばたずびょうぶ」は、絵とデザインの境界線上に位置する作品です。群青を分厚く塗った花や、緑青を勢いよく刷いた葉など、画家の絵筆の介在は明らかですが、平面上の幾何学的なレイアウトが作品の核心であるのも間違いありません。
「燕子花図屏風」の示すデザイン性、あるいは装飾性は、日本の美術が古来、内包してきたものです。日本における工芸品の意匠と絵画の親密な関係も特筆されます。
一方、「燕子花図屏風」は草花図でありながら 和歌や物語とも関わると考えられていますが、それは、デザインによって文学世界を象徴的に表しているともいえます。
本展では、「燕子花図屏風」を中心にすえ、近世の作品を主にとりあげながら、デザインの観点から日本の美術をみつめます。

※ 入館はオンライン日時指定予約制。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認のうえご観覧を。
[ 詳 細 : 根津美術館 ] { 根津美術館 活版アラカルト まとめ }

【展覧会】龍谷大学 龍谷ミュージアム|春季特別展 文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰|-ガンダーラから日本へ-|’24年4月20日-6月16日

龍谷大学ミュージアム4月

龍谷大学 龍谷ミュージアム
春季特別展 文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰
-ガンダーラから日本へ-
会  期  2024年4月20日[土]- 6月16日[日]
会  場  龍谷大学 龍谷ミュージアム  展示室
      〠 600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
      TEL. 075-351-2500 FAX. 075-351-2577
時  間  10:00 - 17:00(最終入館時間 16:30)
休  館  日  月曜日(ただし、4月29日[月]、5月6日[月]は開館)、
      4月30日[火]、5月7日[火]は休館
入  館 料  一 般 1,600円、 シニア 450円、高大生 900円、小中生 500円、小学生未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
特別協力  浄土真宗本願寺派、本願寺
主  催  龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞、読売新聞社
──────────────────────
アフガニスタンのバーミヤン遺跡は、ヒンドゥークシュ山脈のただ中にあって、ユーラシア各地の文化が行き交った、文明の十字路とも呼ばれる地域です。渓谷の崖面には、多くの石窟と2体の大仏が彫られ、その周囲には、「太陽神」や「弥勒」のすがたが、壁画で表現されていました。
残念ながら、それらは 2001年3月にイスラム原理主義組織・タリバンによって爆破されてしまいましたが、かつて日本の調査隊が撮影した写真や調査資料を詳細に検討することで、壁画の新たな描き起こし図が完成しました。名古屋大学・龍谷大学名誉教授の宮治昭先生による監修のもと、京都市立芸術大学の正垣雅子先生が描いた、貴重な学術研究成果です。
本展では、この新たな描き起こし図の完成を記念してその原図を展示し、壁画に表された太陽神と弥勒の世界に迫っていきます。さらに、中央アジアで発展した弥勒信仰が、東アジアへと伝わって多様な展開を遂げる様子をご覧いただきます。

<展示構成>
第1章:バーミヤン遺跡と東大仏の太陽神
第2章:西大仏の兜率天と弥勒
第3章:アジアに広がる弥勒信仰
第4章:弥勒信仰、日本へ

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 龍谷大学 龍谷ミュージアム

【展覧会】ギャルリー東京ユマニテ|humanité bis 齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」|’24年3月18日-3月23日

ユマニテ齋藤オモテ 20240307172933_00004

ギャルリー東京ユマニテ
humanité bis
齋藤りえ展 SAITO Rie 「2020~2024」
会  期  2024年3月18日[月]- 3月23日[土]
会  場  ギャルリー東京ユマニテ B1F
      〠 104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
      Tel. 03-3562-1305 Fax. 03-3562-1306
      humanite☆js8.so-net.ne.jp
開廊時間  10:30 - 18:30(3.20、日曜、祝日休廊)最終日 17:00
──────────────────────
<作家コメント>
「物事の本質を⾒つめてみたい」という思いがある。
「本質を」というと⼤層な物に聞こえるが、多様な情報が⼊り乱れる⽇々を過ごしていると、何が⼤切な事なのかが⾒えにくくなってしまう時がある。
銅版画は、描くことで刻まれた線やインクの盛り上がりといった物質性が何とも⾔えない実感を持たせてくれる。この感覚が交錯した物事をうまく解してくれるのではないか。
そんな考えから⽣まれた版画作品を数点、今回は展⽰している。

齋藤 りえ SAITO Rie
1998 神奈川県生まれ
2022 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
現在 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻在籍
[個展]
2024 ギャルリー東京ユマニテbis、東京

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : ギャルリー東京ユマニテ ]    {活版 à la carte  過去ログ まとめ

【展覧会】戸栗美術館|花鳥風月-古伊万里の文様-|’24年1月7日-3月21日|会期末

A4チラシ_表 A4チラシ_裏

戸栗美術館
花鳥風月-古伊万里の文様-
会  期  2024年 1 月 7 日[日]- 3 月 21 日[木]

会  場  戸栗美術館 
      東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休  館  日  月曜・火曜 * 1月8日[月・祝]、2月12日[月・振休]は開館。
入  館  料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 1月7日[日]- 1月31日[水]まで、新成人は入館料無料
────────────────────
日本のやきもの史の中で、初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、器面に筆で文様を描くことを施文方法の主流としました。江戸時代を通じて佐賀有田を中心とした地域で作られ、需要者の流行を反映しながら、様々な文様をあらわしていきました。
その表現は一筆ごと丁寧に描かれているものから、略筆で判別が難しいものまで多岐にわたります。ひとつひとつのモチーフを紐解いていくと、中国文化の受容に加え、国内で脈々と培われてきた日本文化の独自性を垣間見ることができます。
今展では古伊万里の文様から花・鳥・風景・月に注目。2 つの展示室をそれぞれ「花鳥の間」、「風月の間」として、四季折々の花鳥文、風情溢れる山水文のうつわをご紹介いたします。約 80 点の趣深い古伊万里をご堪能ください。

③染付 双鷺文 皿_ロゴ入り染付 双鷺文 皿
伊万里 江戸時代(17世紀前期) 口径21.0㎝ 戸栗美術館所蔵

⑤色絵 花卉文 鉢_ロゴ入り色絵 花卉文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径22.6㎝ 戸栗美術館所蔵

⑥色絵-赤玉雲龍文-鉢_龍_ロゴ入り色絵 赤玉雲龍文 鉢
伊万里 江戸時代(17世紀末-18世紀初) 口径25.8㎝ 戸栗美術館所蔵

【 同時開催  干支セレクション 龍 】第3展示室
2024 年は辰年。今展では戸栗美術館収蔵の龍文様の作品約 30 点を出展。中国・景徳鎮官窯による皇帝専用の五爪二角の龍から、古伊万里の螭龍まで、龍文様の豊かなヴァリエーションをお楽しみください 。

※ 展示作品の写真画像は 戸栗美術館 から拝借しました。二次流用などはご遠慮ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。

[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会 次回展予告】戸栗美術館|鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展|’24年4月17日-6月30日

20240220165146_00001 20240220165146_00002

戸栗美術館
鍋島と金襴手 ― 繰り返しの美 ― 展
会  期  2024年4月17日[水]- 6月30日[日]
会  場  戸栗美術館 
      〠 150-0046 東京都渋谷区松濤 1-11-3
開館時間  10:00 - 17:00(入館受付は 16:30 まで)
      * 金曜・土曜は 10:00 - 20:00(入館受付は 19:30 まで)
休 館 日  月曜・火曜  * 4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館。
入 館 料  一 般 1,200 円 / 高大生 500 円  * 中学生以下は 入館料 無 料
      * 上記の内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。
────────────────────
整然と器面に続いていく文様。器種や時を越えて何度も出現する図様。江戸時代に佐賀で作られた鍋島焼や金襴手(きんらんで)様式の伊万里焼のデザインの中には、「繰り返し」の手法が見られます。
鍋島焼は、佐賀鍋島藩から徳川将軍への献上を目的に創出されたやきもの。佐賀・伊万里の大川内山(おおかわちやま)の藩窯にて製作されたもので、17世紀末期には様式が確立されました。洗練されたデザインが数多見られ、唐花文や更紗文、桃文などを繰り返して連続させた構図もそのひとつ。同じ図様が時代を越え、踏み返されることも珍しくありません。
一方の伊万里焼の金襴手も、17世紀末期に成立した様式。佐賀・有田の民窯で焼造され、国内外で人気を博しました。様々な文様を組み合わせた緻密な構成が特色であり、皿と猪口などと器種をまたいであらわされる、定番の唐草文や幾何学文が見られます。色違いで表現される図様は、染付で骨格を描き上絵で彩色する、染錦(そめにしき)ならではの楽しさがあると言えるでしょう。
藩の献上および贈答品であった鍋島焼と、国内外で需要された伊万里焼という性格の違いはありますが、同時代に成立した両様式の中には、「繰り返し」という共通したデザインの方向性が認められます。約80点が織りなす、「繰り返し」の美をご堪能ください。

<展覧会構成と主な出展作品>
第1章では館蔵の鍋島・金襴手の優品を一堂に集め、第2・3章ではふたつのやきものに見られる「繰り返し」の美を、「連続文様」「定番文様」「色違い」「踏返し」の4つのアプローチでそれぞれ紐解いていきます。

◆ 第1章 「館蔵優品選—鍋島と金襴手—」(特別展示室)
鍋島焼と金襴手様式の伊万里焼は同じ時代に様式が成立しながらも、それぞれ性格が異なります。藩窯で製作される鍋島焼は厳粛に、金襴手様式の伊万里焼は絢爛に、個性際立つ2つのやきものを、厳選した館蔵の優品10点から紹介いたします。
◆ 第2章 「鍋島焼」(第1展示室)
〔鍋島焼×連続文様〕
染付による七宝文を組み合わせて描いた更紗文の皿。鍋島焼には連続した文様を丸い窓から覗くように切り取ったデザインがよく採用されており、特に前期には様々な更紗文の皿類が見られます。
〔鍋島焼×踏返し〕
相対する2羽の鳳凰をあらわした皿。鳳凰の顔や体の向き、渦巻く尾羽などよく似たデザインですが、左は鍋島焼の中でも前期、右は盛期の作例です。鍋島焼では、同様の図様を時代を超えて繰り返し採用していました。
◆ 第3章 「金襴手様式の伊万里焼」(第2展示室)
〔金襴手×定番文様〕
この桃形皿は、地文様として赤地に金色の唐草文を描いていますが、同じ唐草文を描いた猪口もあります。金襴手様式の伊万里焼には、別のうつわ、あるいは皿と猪口のように器種をまたいで描かれる定番の文様が種々存在しています。

<同時開催>
◇ 第3展示室 『江戸時代の伊万里焼 ― 誕生からの変遷 ―』
◇ やきもの展示室『鍋島焼・伊万里焼ができるまで』

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 戸栗美術館 ]   { 活版アラカルト 戸栗美術館 過去ログまとめ }

【展覧会】練馬区立美術館|生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―|’24年3月16日-4月21日|

20240202193752_00005 20240202193752_00006

練馬区立美術館
生誕150年 池上秀畝 ― 高精細画人 ―
会  期  2024年3月16日[土]- 4月21日[日]
      * 4月1日[月]に一部展示替えを行います。
休  館  日  月曜日
開館時間  10:00-18:00  * 入館は17:30まで
観  覧  料  一 般 1,000円、 高校・大学生 および 65-74歳 800円
      * 中学生以下および75歳以上 無料
      * 同館は事前予約制ではありません。当日チケットカウンターでお求めください。
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
共  催  長野県立美術館
主  催  練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
──────────────────────
池上秀畝(いけがみ  しゅうほ   1874-1944)は、長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれ、明治22年(1889)、本格的に絵を学ぶため上京。当時まだ無名だった荒木寛畝の最初の門人・内弟子となります。大正5年(1916)から3年連続で文展特選を受賞。また、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど官展内の旧派を代表する画家として活躍しました。
同じく長野県出身で同い年の菱田春草(1874-1911)らが牽引した「新派」の日本画に比べ、秀畝らの「旧派」と呼ばれる作品は近年展覧会等で取り上げられることは少なく、その知名度は限られたものに過ぎませんでした。
しかし、伝統に基づく旧派の画家たちは、会場芸術として当時の展覧会で評価されたことのみならず、屏風や建具に描かれた作品は屋敷や御殿を飾る装飾美術としても認められていました。特に秀畝は徹底した写生に基づく描写に、新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れ、伝統に固執しない日本画表現を見せています。

本展は生誕150年にあたり、秀畝の人生と代表作をたどり、画歴の検証を行うと共に、あらたなる視点で「旧派」と呼ばれた画家にスポットを当てる展覧会です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 練馬区立美術館
〔 参 考 : 練馬区立美術館/長野県立美術館 YouTube 「生誕150年池上秀畝-高精細画人-」 0:33 〕

この{活版印刷アラカルト}のウェブページは、限度ギリギリの長尺ブログになっています。そのためお手数ながら、ときおり、とりわけ動画類を閲覧後は「ページ画面を更新」していただくと、次回からもスムーズなスクロールと閲覧をお楽しみいただけます。また活版アラカルトの二枚目以降のページにも、一枚目に納めきれなかった魅力的な記事が満載。閲覧を強力推奨いたします。

【展覧会】国立公文書館|春の特別展|夢みる光源氏 ― 公文書館で平安文学ナナメ読み!―|’24年3月16日-5月12日

20240315212004_0000120240315212004_00002

国立公文書館
令和6年春の特別展
夢みる光源氏 ― 公文書館で平安文学ナナメ読み! ―
会  期  令和6年(2024年)3月16日[土]- 5月12日[日]
開館日時  月 - 日曜日  午前9時15分 - 午後5時00分
休  館  日  4月8日[月]
      * 閲覧室の開室日時とは異なります。ご注意ください。
      * 4月26日[金]、5月10日[金]は午後8時00分まで開館。
会  場  国立公文書館 東京本館
      〠 102-0091 東京都千代田区北の丸公園3番2号z
入  場  料  無  料
────────────────────
令和6年春の特別展では「夢」をテーマに、『源氏物語』やその注釈書を中心とした平安文学に関する資料を展示します。 和歌や物語には、「夢」が神仏のお告げであったり、亡き人からの伝言であったり、不思議な力を持つものとして描かれています。それは当時の信仰・文化の一つであり、 これらを読むことによって平安貴族の精神世界に迫ることができます。
この機会にぜひ「夢」を通して「公文書館で平安文学ナナメ読み」をお楽しみください。

< おもな展示資料 >

◉ 枕草子-まくらのそうし
0603_01枕草子-まくらのそうし
清少納言-せいしょうなごん-が記した随筆。平安貴族は「夢」で吉凶を占っていました。「うれしきもの」の章段には、「夢占い」に一喜一憂する様子が記されています。
展示資料は慶長年間(1596-1615)に刊行された古活字版(こかつじばん 16世紀末-17世紀初めに活字で印刷した書物)で、紅葉山文庫-もみじやまぶんこ-旧蔵書です。

◉ 源氏物語-げんじものがたり
0603_02源氏物語-げんじものがたり
紫式部-むらさきしきぶ-が著した長編物語。「夕顔-ゆうがお」の巻では、光源氏-ひかるげんじ-の「夢」に現れた女がやがて 物の怪-もののけ-となって出現し、夕顔を取り殺してしまいます。
展示資料は承応3年(1654)に挿絵入りで出版されたもので、紅葉山文庫旧蔵書です。

◉ 小右記-しょうゆうき
0603_03小右記-しょうゆうき
平安時代中期の貴族である 藤原実資ーふじわらのさねすけ-の日記。長和5年(1016)5月18日条には、藤原道長-ふじわらのみちなが-の死の「夢」を見た者が現れ、道長の死が噂されます。これを実資は「夢は虚実通うもの」と述べています。
展示資料は現存部分全ての記事が記載された写本です。貞享元年(1684)に書写されたもので、紅葉山文庫旧蔵書です。小右記(しょうゆうき)
 平安時代中期の貴族である藤原実資(ふじわらのさねすけ)の日記。
 長和5年(1016)5月18日条には、藤原道長(ふじわらのみちなが)の死の「夢」を見た者が現れ、道長の死が噂されます。これを実資は「夢は虚実通うもの」と述べています。
展示資料は現存部分全ての記事が記載された写本です。貞享元年(1684)に書写されたもので、紅葉山文庫旧蔵書です。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立公文書館

【展覧会】東京都写真美術館|B1F 展示室 没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる|’24年3月16日-5月12日

木村都写美01木村都写美02

東京都写真美術館
B1F 展示室
没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる
開催期間  2024年3月16日[土]- 5月12日[日]
会  場  東京都写真美術館 B1F 展示室
      〠 153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
      TEL 03-3280-0099
休  館  日  毎週月曜日(ただし4/29[月]、5/6[月]は開館。5/7[火]は休館)
料  金  一 般 1,200円 / 学⽣・65歳以上 1,000円 / 中⾼⽣ 800円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
共  催  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
主  催  株式会社クレヴィス
──────────────────────
本展は日本の写真史に大きな足跡を残した写真家・木村伊兵衛(1901-1974)の没後50年展として、その仕事を回顧するものです。1920年代に実用化が始まったばかりの小型カメラに写真表現の可能性をいち早く見出し、それを駆使した文芸諸家のポートレート、あるいは東京下町の日常の場面を素早く切り取るスナップショットで名声を確立しました。1933年に開催された「ライカによる文芸家肖像写真展」では、従来の型にはまった肖像写真ではなく、被写体の一瞬の表情の変化を捉える独自のスタイルを確立し、また1936年には初めて沖縄を訪れて生活感にあふれた日常を記録するなど、“ライカの名手” としての名を早くに馳せました。
木村伊兵衛はまた、広告宣伝写真や歌舞伎などの舞台写真、カラーフィルムによる滞欧作品、秋田の農村をテーマにするシリーズなど、実にさまざまな被写体を捉えた数多くの傑作を残しました。その卓越したカメラ・ワーク、そして写真機材や感光材料への深い理解などは、旺盛な好奇心と豊かな体験に裏付けられています。印刷メディアを媒体として人間の営みのイメージを伝えるという写真の社会的な機能を自覚して、自らを「報道写真家」と位置づけました。その独特な眼差しにこだわった写真表現はきわめてユニークなもので、見るものの記憶の中にいつまでも生き続けます。
没後50年に合わせ、本展では最近発見されたニコンサロンでの 木村伊兵衛生前最後の個展「中国の旅」(1972-1973)の展示プリントを特別公開します。

木村伊兵衛|Ihei Kimura(1901-1974)
1901(明治34)年、東京市下谷の紐職人の家に生まれる。子供の頃から写真に興味を持ち、京華商業学校に進学はしたが寄席や芸者置屋に出入りする一方、写真に熱中した。卒業後に砂糖問屋の台湾支店に就職。そこでも仕事場近くの写真館に出入りし営業写真の技法を教わる。1922年、東京に戻りアマチュア写真クラブに入会、1924年に自宅で写真館を開く。1929年、花王石鹼の広告部門でプロ写真家として活動を開始。1931年、東京で開催された「独逸国際移動写真展」に大きな衝撃を受け、リアリズムの写真表現を確信する。雑誌『光画』に発表した東京の下町のスナップショット、「ライカによる文芸家肖像写真展」で頭角を現し、以後、「ライカ使いの名手」として活躍する。1950年、日本写真家協会初代会長に就任。アマチュアの指導者としても、土門拳とともに「リアリズム写真」の運動を推進した。1974年没。

※ 事業は諸般の事情により変更することがございます。 あらかじめご了承ください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京都写真美術館     日時指定チケット購入先-外部サイト

【展覧会】紙の博物館|企画展 藩札から近代紙幣へ ―渋沢栄一、新壱万円札の顔となる!|’24年3月16日-5月12日

紙博01紙博02

紙の博物館
企画展 藩札から近代紙幣へ ―渋沢栄一、新壱万円札の顔となる!
会  期  2024年3月16日[土]- 5月12日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(入館は閉館の 30 分前まで)
休  館  日  月曜日(祝日の場合は開館)、祝日直後の平日、年末年始、臨時休館日
      ▶ 開館カレンダー
会  場  公益財団法人 紙の博物館   4 階企画展示室 他
      114-0002 東京都北区王子 1-1-3(飛鳥山公園内)
      TEL: 03(3916)2320 FAX : 03-5907-7511
入  館  料  一 般 400 円 / 小 中 高 200 円
      * 身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳を
       お持ちのご本人は無料、介助の方は半額となります。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
────────────────────
今年7月3日、20年ぶりに新しい「日本銀行券」が発行されます。その新紙幣の壱万円札の肖像には、渋沢栄一が採用されました。渋沢は、日本の近代経済社会の基礎を築いたことで知られますが、一橋領の藩札の発行や、新貨条例・国立銀行条例などの制度づくり、洋紙製造会社の立ち上げなど、紙幣の発行や流通においても、大変重要な役割を果たしました。

本展示では、紙幣が日本において本格的に使用されるようになった、江戸時代のいわゆる藩札と、現在に通じる円を単位とした近代紙幣について、渋沢栄一との関わりなども交えてご紹介します。素材としてほとんど価値のない紙が紙幣として流通するためには、何よりも信用が第一です。身近でとても奥深い紙、紙幣について考えてみましょう。

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえ、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 公益財団法人 紙の博物館 ] 

【講座】渋沢史料館|講座 かわいい、かわいい人形さん、ようこそ日本へ!|~ 記録映像でみる日米人形交流「青い目の人形」~|’24年3月3日|終了乍蹔

渋沢史料館03

渋沢史料館
講座 かわいい、かわいい人形さん、ようこそ日本へ!
~ 記録映像でみる日米人形交流「青い目の人形」~
日  時  2024年3月3日[日]  13:30-14:30  終了企画
講  師  是澤 博昭氏(大妻女子大学教授)
      川上 恵  (渋沢史料館副館長 学芸員)
会  場  渋沢史料館 多目的室
      〠 114-0024 東京都北区西ヶ原2-16-1
      電話:03-3910-0005(渋沢史料館)
参  加  費  無料 但し要入館料(一般300円 小中高100円)
定  員  30名(事前申込制)
──────────────────────
記録映像「Doll Messengers of Friendship」(1927年)の上映をします。
その後、渋沢栄一が大切にした日米人形交流事業「青い目の人形」を歴史的な観点から研究をされてきた大妻女子大学の是澤博昭氏に、渋沢史料館の学芸員がインタビューを行います。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法渋沢栄一記念財団 渋沢史料館 ] 

【展覧会】渋沢栄一記念財団 渋沢史料館|企画展示 新一万円札発行記念企画展 渋沢栄一肖像展 Ⅰ 肖像写真|’24年2月3日-6月2日

2401渋沢史料館 240102渋沢史料館

渋沢栄一記念財団
渋沢史料館
企画展示 新一万円札発行記念企画展 渋沢栄一肖像展 Ⅰ 肖像写真
会  期  2024年2月3日[土]- 6月2日[日]
休  館  日  月曜日(祝日と重なる場合は開館)、祝日の翌平日
開館時間  10時-16時(最終入館は15時30分)
会  場  公益財団法渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
      〠 114-0024 東京都北区西ヶ原2-16-1 TEL 03-3910- 0005
入  館  料  一 般 300円、 小中高生  100円
主  催  公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館
後  援  公益財団法人紙の博物館、東京都北区、学校法人北里研究所、
      独立行政法人国立印刷局お札と切手の博物館、学校法人津田塾大学、
      日本銀行金融研究所貨幣博物館、株式会社堀内カラー
────────────────────
2024年度に発行される新一万円札の肖像は、渋沢栄一が古希 (70歳) を迎えるときに撮影された肖像写真を参考に描かれたものです。新一万円札の「顔」となった栄一は、今後、「お札の顔」として、これから皆さんの日常生活のなかに馴染んでいくことでしょう。
皆さんは渋沢栄一という人物を思い浮かべるときに、どのような「顔」をイメージされるでしょうか。日本の近代経済社会の礎を築くため、多くの企業や社会公共事業を手掛けた栄一は、さまざまな場面において「顔」となり、自分の役割を果たしてきました。そうした栄一の姿は写真や映像、絵画や彫刻などの作品で今も目にすることができます。そこで渋沢史料館では、栄一が肖像となった新一万円札が発行されることを記念して、栄一の「顔」を伝える作品や資料を紹介する企画展を2期にわたって開催します。
本企画展・第1期では、渋沢栄一の肖像写真に注目します。栄一は多くの肖像写真を撮影しており、渋沢史料館では70歳の写真だけでなく、栄一の肖像写真を数多く所蔵しています。栄一の顔をじっくりとご覧いただき、あらためて栄一を身近に感じる機会になれば幸いです。
※ 昨秋より開催していた企画展「肖像展Ⅰ」を、一部展示替えして再開いたします。

<関連イベント>
かお見世トーク
 渋沢史料館の館長が渋沢栄一について語ります。
  日  時 会期中の第1、第4土曜日 14時から(20分程度)
  参加方法 申込不要。企画展示室前にお集まりください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 公益財団法渋沢栄一記念財団 渋沢史料館 ] 

【展覧会】兵庫県立美術館|スーラージュと森田子龍|’24年3月16日-5月19日

E334-4606 兵庫県立美術館
スーラージュと森田子龍
Pierre Soulages and Morita Shiryu
会  期  2024年3月16日[土]- 5月19日[日]
休  館  日  月曜日
* ただし4月29日[月・祝]、5月6日[月・振休]は開館、
4月30日[火]、5月7日[火]は休館
開館時間  午前10時 - 午後6時  * 入場は閉館30分前まで
会  場  兵庫県立美術館 企画展示室
〠 651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内)  TEL: 078-262-1011
観覧料金  個人/当日 一 般 1,600円、大学生 1,000円、70歳以上 800円、高校生以下 無料
* 障害者手帳等お持ちの方1名につき、介助者1名は無料です。
* チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
企画協力   スーラージュ美術館
主  催  兵庫県立美術館、神戸新聞社
───────────────

「フランス現代絵画の巨匠」と「兵庫県出身の世界的書家」の初めての二人展
約40年振りに日本の美術館でスーラージュの展覧会を開催!

フランスのアヴェロン県と兵庫県との20年をこえる友好提携を記念し、1950年代から直接交流のあった、画家のピエール・スーラージュ(1919-2022/アヴェロン県出身)と、書家の森田子龍(1912-1998/兵庫県出身)の展覧会を開催します。
国際交流は何をもたらし、文化的なアイデンティティはいかにして生まれるのでしょうか。スーラージュ美術館の全面的な協力により開催される本展では、二人の作品合わせて約50点に加え、書籍や日記などの資料を通して、芸術家の出会いを考えます。

E334-4483森田子龍(左)とスーラージュ(中央)1963 年、パリにて
E334-4486森田子龍《坐俎上》 1953 年 兵庫県立美術館

<みどころ>❖ 1
「前衛書」の旗手として世界的に知られる書家、森田子龍は、兵庫県豊岡市の出身。その作品は 1950年から60年代にかけて海外で開催された展覧会に次々と出品され、大きな注目を集めました。森田子龍の展覧会が神戸で開催されるのは約30年振りで、約30点の作品が一堂に会します。
<みどころ>❖ 2
パリのルーヴル美術館で2019年から2020年に個展が開催されるなど、フランスの国民的な画家として人気を誇るピエール・スーラージュ。故郷ロデーズにあるスーラージュ美術館から出品される17点のうち16点は “日本初公開”。もう1点は、1951年に日本で初めて展示されたスーラージュの作品で、このたび、約70年振りに来日します。
<みどころ>❖ 3
コロナ禍による二度の開催延期、2022年10月スーラージュ氏の102歳での逝去を経て、ついに実現した今回の二人展。森田の編集する雑誌『墨美』を通じて交流がはじまった「白黒の仲間」 の競演を見ることができるのは、兵庫県立美術館だけです。(本展は巡回の予定はありません)
※ モノクロームの作品を描く画家たちを指す、森田の言葉。

※ 作品画像は 兵庫県立美術館 より拝借した物です。二次引用などはご遠慮ください。
※ 兵庫県立美術館は事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行いますのでお待ちいただく場合があります。

※ 下掲詳細公式サイトにて最新情報を確認の上、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 兵庫県立美術館 ]

【展覧会】長野県立美術館|春陽会誕生100年|それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ|’24年3月16日-5月12日|巡回展信濃路到来愈〻開幕

長野県美031602長野県美0316

長野県立美術館
春陽会誕生100年
それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ
開催期間  2024年3月16日[土]- 5月12日[日]
      * 会期中、一部作品の展示替えがあります
休  館  日  水曜日(3/20 は祝日のため開館、翌平日 3/21 休館)
開館時間  9:00 - 17:00(展示室入場は 16:30 まで)
観  覧  料  個人・当日券
      一般 800円、 大学生及び75歳以上 600円、高校生以下又は18歳未満 無 料
      * 前売り券、割引券、各種優待情報などは下掲詳細参照
会  場  長野県立美術館 展示室1・展示室2・展示室3
      〠 380-0801 長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
      TEL 050-5542-8600(ハローダイヤル) FAX 026-232-0050
特別協力  東京国立近代美術館
共  催  長野県教育委員会、一般社団法人 春陽会、日本経済新聞社
主  催  長野県、長野県立美術館
────────────────────
春陽会は1922(大正11)年に、再興院展洋画部から脱退した小杉放菴、山本鼎、森田恒友らと、草土社の岸田劉生らを中心としたメンバーにより、洋画界を代表する第三の団体として発足しました。それぞれの画家の個性を尊重する自由な会風のもと、油彩だけではなく、版画、水墨画、素描、新聞挿画がジャンルの隔てなく出品されます。また、次世代の育成をも念頭に置いた芸術研鑽の場を全国的に展開し、今日に続く春陽会展の基盤を固めました。本展では、日本近代美術史を語るうえでは欠かせない著名な画家たちに彩られた草創期から、1900年代後半までの約200点をご紹介します。
長野県美b

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 長野県立美術館 ] 

【展覧会】奈良県立万葉文化館|特別展 とびだせ! 長谷川義史展|’24年3月16日-5月6日

万葉文化館01 02万葉文化館

奈良県立万葉文化館
特別展 とびだせ!長谷川義史展
会  期  令和6年(2024年)3月16日[土]- 5月6日[月・休]
会  場  奈良県立万葉文化館 日本画展示室
      〠 634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 電話 0744-54-1850
観  覧  料  一 般 1000円、 高校・大学生 500円、 小・中学生 無 料
休  館  日  月曜日
主  催  奈良県立万葉文化館
────────────────────
絵本作家・長谷川義史さんの作品は、ほのぼのとした雰囲気と表情豊かでユニークな登場人物が印象的です。ダイナミックな筆づかいから生み出された登場人物たちは、絵本の中で笑いあり涙ありの物語を繰り広げます。ふるさと大阪を舞台に、家庭や学校での日々を描いた作品には、家族や先生、友人を大切に思う気持ちが込められています。また、戦争や震災をテーマとした作品には、身のまわりに当たり前のようにある幸せの大切さを改めて考えさせられます。
本展では、絵本の原画を中心にイラストやスケッチ、立体作品など約230点を展示し、「世界中のみんなが笑っていてほしい、幸せであってほしい」という願いが込められた長谷川さんの絵本の世界をご紹介します。なお、当館でのみ出陳される奈良にちなんだ作品も多数展示します。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 奈良県立万葉文化館

【展覧会】国立科学博物館|特別展 大哺乳類展3-わけてつなげて大行進|’24年3月16日-6月16日

国立科学博物館哺乳類0316-

国立科学博物館
特別展 大哺乳類展3-わけてつなげて大行進
Mammals 3 – The Parade of Life
会  期  2024年3月16日[土]- 6月16日 [日]
会  場   国立科学博物館(東京・上野公園)
      〠 110-8718 東京都台東区上野公園7-20
      問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間  9時 - 17時(入場は16時30分まで)
      * 毎週土曜日、4月28日[日]-5月6日[月・振休]は19時まで延長。
      * 常設展示は4月27日[土]-5月6日[月・振休]は19時閉館。
      * 入場は閉館の30分前まで。
      * それ以外の期間、常設展示は17時閉館(入場は16時30分まで)。
休  館  日  月曜日、5月7日[火]
      * ただし3月25日[月]、4月1日[月]、4月29日[月・祝]、
       5月6日[月・振休]、6月10日[月]は開館。
入場料金  一般・大学生 2,100円、 小・中・高校生 600円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  国立科学博物館、朝日新聞社、TBS、TBSグロウディア
──────────────────────

分類と系統から哺乳類の進化の不思議に迫る!
500点を超える標本による大スケールの展示

大好評を博した2019年の特別展「大哺乳類展2」から5年、大哺乳類展が再び上野に帰ってきます。
今回のテーマは「分類(=わける)」と「系統(=つなぐ)」。
見た目や内部の特徴、DNAなどをもとにグループ分けし、
それらの関係性をつなぎあわせることで浮かび上がってくる哺乳類の不思議に迫ります。

※ 下掲の公式詳細サイトで最新情報を確認のうえ、ご観覧ください。
[ 詳 細 : 国立科学博物館  本展特設サイト

【展覧会】笠間日動美術館|岩合光昭写真展 ねこづくし|’24年3月16日-5月19日

nekodukusi岩合チラシ笠間分

笠間日動美術館
岩合光昭写真展 ねこづくし
会  期  2024年3月16日[土]- 5月19日[日]
会  場  笠間日動美術館 企画展示館
      〠 309-1611  茨城県笠間市笠間978番地の4 ​TEL 0296-72-2160
開館時間  午前9時30分 - 午後 5 時(入館受付は 午後4時30分 まで)
休  館  日  毎週月曜日(但し4月29日[月]、5月6日[月]は開館、翌日休館)
入  館  料   大人 1300 円、 65 歳以上 1000 円、大学・高校生 900 円、中学生300円、小学生無料
  割引        20名以上の団体は各200円割引、障害者手帳をお持ちの方、同伴者1名は各半額割引
協  力  岩合写真事務所
企画制作  M&M COLOR
主  催  公益財団法人日動美術財団 笠間日動美術館
──────────────────────
岩合光昭(1950 年 東京生)は、世界各地を巡る動物写真家として知られています。大自然を生き抜く動物たちの美しく精悍な姿の表現により、国内外で高い評価を得る一方、身近な猫たちの姿をとらえた愛くるしい写真作品は、観る人に心の安らぎをもたらします。この度は人々の暮らしとともに生きる猫たちの日常をご覧いただきます。

■ 岩合光昭 プロフィール
1950 年東京生まれ。19 歳のとき訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、 動物写真家としての道を歩み始める。以来、地球上のあらゆる地域をフィールドに撮影を続けている。その美しく、想像力をかきたてる写真は「ナショナル ジオグラフィック」誌の表紙を 2 度にわたって飾り、全世界で高く評価されて いる。木村伊兵衛賞を受賞した「海からの手紙」(朝日新聞社)や全世界でベストセラーとなっている「おきて」(小学館)をはじめ、数多くの写真集を発表。
岩合光昭オフィシャルサイト    https://iwago.jp/

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 笠間日動美術館 ] 

【展覧会】神奈川県立歴史博物館|特別陳列 戦国大名北条氏と西相模・伊豆|’24年3月16日-4月14日

神奈川歴博03月展示

神奈川県立歴史博物館
特別陳列
戦国大名北条氏と西相模・伊豆
会  期  2024年3月16日[土]- 4月14日[日]
休  館  日  月曜日、3月21日[木]
開館時間  午前9時30分 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
観  覧  料  常設展示観覧料でご覧いただけます。
      一 般 300円、20歳未満・学生 200円、65歳以上・高校生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
      〠 231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
      TEL:045-201-0926/FAX:045-201-7364
主  催  神奈川県立歴史博物館
──────────────────────
神奈川県立歴史博物館が所蔵する 江梨鈴木家文書 をはじめとする 北条氏関係文書 などにより、戦国大名北条氏の当主が直轄統治した相模国西部および伊豆国の様相を紹介します。

<展示構成と主な展示資料>
1 二つの性格を持つ地域
西相模、伊豆地域は北条領国の中枢であり、かつ西の端でもありました。北条氏の支配体制や領国接する他大名との関係の推移を紹介します。
     大道寺盛昌書状(年未詳)4月2日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条氏規掟書(天正8年カ)6月26日 北条家文書 当館所蔵
     北条氏照書状(永禄12年)10月24日 山吉家文書 神奈川県立公文書館蔵
2 海からもたらされたもの ~海産物と人、もの、情報~
北条氏が海を利用した様子を紹介します。相模湾、駿河湾で獲れる海の幸を酒宴の席で用いるとともに、海上交通を利用して西国とのやり取りを行いました。
     伊藤家祐書状(年未詳)1月17日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     小田原天文記(快元僧都記)天文年間 神奈川県立図書館所蔵
     北条家法度書
     北条家法度書(元亀4年)7月16日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
3 北条家朱印状の謎を追う
海上交通の法度周知のため複数作成された北条家朱印状は個別対応を前提とした様式を持っています。同地域の文書に見える特徴を類例と比較しながら考えます。
     北条家船手形朱印状
     北条家船手形朱印状(天正2年)7月10日 江梨鈴木家文書 当館所蔵
     北条家朱印状(天正14年)7月19日 関山家文書 個人所蔵
     北条家朱印状(天正17年)12月8日 桜井家文書 当館所蔵

※ 混雑時は入場制限をする場合があります。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 神奈川県立歴史博物館

【展覧会】岡本太郎記念館|タローのダンス|’24年3月15日-7月7日

メインビジュアル_ダンス-1952mini

岡本太郎記念館
タローのダンス

開催期間  2024年3月15日[金]- 7月7日[日]
開館時間  10:00-18:00
休  館  日     火曜日(祝日の場合は開館) 
      * 但し、2024年3月11日[月]ー 3月14日[木]は臨時休館いたします。
入  館  料     一 般 650円  小学生 300円
会  場  〠 107-0062 東京都港区南青山6-1-19  TEL 03-3406-0801
主  催  公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団、岡本太郎記念館
──────────
1952年、岡本太郎はモザイクタイルで『ダンス』を制作します。一点ものの油彩とちがってタイルなら何枚でもつくれるし屋外にも置ける。そうすれば芸術がもっと社会に入っていける。そう考えたのです。まさしくそれは岡本太郎の芸術思想を体現するものでした。
2011年、この『ダンス』は太郎生誕百年事業として修復され、高島屋大阪店のシンボルとしていまも多くの人の眼を楽しませています。

ところで太郎はこの重要作の題材になぜ「ダンス」を選んだのでしょう? いまとなっては知る由もありませんが、太郎がダンスを認めていたことだけはたしかです。
1950〜60年代に原生日本と出会う旅に出た太郎は、暮らしに息づくさまざまな民俗的踊りに遭遇しました。いずれも見世物ではなく生活と一体であり、生活そのもの。「生きることの儀式」とさえいえるほどで、太郎はそこに芸術の本質が暗示されていると洞観します。
プライベートでも機会があれば踊っていたようで、その歓びをこう記しています。
「みんなといっしょに踊っていると、自分だけであると同時にみんなでもあり、それは全身的な充実感となって昇華し、明朗に情熱を解放する。ぼくにとってダンスは、もっとも直接的な精神、肉体のよろこびだ」
画面いっぱいに“いのちの躍動”が広がる太郎の作品には、まるでダンスを踊っているかのような表現がたくさんあります。いずれもみずみずしい情熱と生命力を湛え、観る者を元気にしてくれる。
本展は、そんな作品を集めて一望しようとするものです。“ 明朗に情熱を解放する ” 太郎をどうぞお楽しみくださ
                           岡本太郎記念館館長 平野暁臣

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 岡本太郎記念館 ] 

【イベント/講演会】兵庫陶芸美術館|特別展「フィンランド・グラスアート-輝きと彩りのモダンデザイン-」|’24年3月16日-5月26日

兵庫陶芸美術館特別展イメージ兵庫陶芸美術館特別展  関連イベント紹介
◉ フィンランド・グラスアート-輝きと彩りのモダンデザイン-

◉ ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展-食べること、共に生きること-
    2024年3月16日[土]- 5月26日[日]
▶ 展覧会詳細ページ兵庫陶芸01 02兵庫陶芸

兵庫陶芸美術館
特別展「フィンランド・グラスアート-輝きと彩りのモダンデザイン-」関連事業
記念講演会「フィンランド・グラスアートの魅力」
開催日時  2024年3月16日[土] 13:30-15:00(開場は13:00) 講演会は終了
講  師  土田ルリ子氏(富山市ガラス美術館館長/本展監修者)
場  所  兵庫陶芸美術館 研修棟1階 セミナー室
      〠 669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
      お問合せ・お申込み先:学芸課 TEL 079-597-3965(直通)
定  員  110名(事前申込制、先着順)
参  加  費  無   料 * ただし観覧券の半券が必要です。
──────────────────────
現在、ICOM GLASS 会長を務め、国際的にも活躍するガラス芸術の研究者であり、本展の日本側監修者である土田ルリ子氏により、北欧フィンランドが誇る世界的なデザイナー、作家たちが生み出した芸術性の高い「フィンランド・グラスアート」の魅力をお話しいただきます。

■ お申込みについて
本講演会へのご参加は事前申込み(先着順)が必要です。
電話、FAX、WEBからお申込みいただけます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 兵庫陶芸美術館  本講演会該当イベントサイト

【展覧会】藤沢市アートスペース|企画展Ⅲ ニャラティブ ! |ー物語から見る招き猫亭コレクションと現代作家展ー|招き猫亭コレクション/couch|’24年2月2日-3月24日

藤沢市アートスペースメーン

藤沢市アートスペース
企画展Ⅲ
ニャラティブ!  ー物語から見る招き猫亭コレクションと現代作家展ー
招き猫亭コレクション/couch
会  期  2024年2月2日[金]- 3月24日[日]
休  館  日  月曜日(ただし2024 年2月12日[月・振休]は開館、翌13 日[火]は休館)
開館時間  10:00-19:00(入場は18:30まで)
観  覧  料  一 般 200円、高校・大学生 100円
      * 中学生以下の方、障がい者手帳をご提示の方とその介助者1名は無料。
会  場  藤沢市アートスペース
      〠 251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2 ココテラス湘南6階
      TEL 0466-30-1816 FAX 0466-30-1817 E-mail: fj-art☆city.fujisawa.lg.jp
主  催  藤沢市、藤沢市教育委員会
──────────────────────
本展は、藤沢市所蔵の「招き猫亭コレクション」と現代作家の作品を、〈猫〉と〈物語〉をテーマに紹介する展覧会です。
「招き猫亭コレクション」は、コレクターの招き猫亭氏が蒐集した猫にまつわる美術作品群です。その中から今回は、『源氏物語』の一場面を描いた浮世絵作品や、ラ・フォンテーヌの『寓話』の挿画としてマルク・シャガールやギュスターヴ・モローが手掛けた銅版画など、猫が登場する物語を描いた作品を展示します。また、本の装丁や、夢、家族など日常の中にある物語なども紹介します。

同時に、横浜を拠点に活動する現代作家の couch(浅尾怜子 + 宮﨑大樹)が新作を発表します。長年構想を温めてきたヤマネコの物語を、スリットアニメーション (ストライプ状のスリットを動かすことで絵が動いているように見える技法) を用いて展開します。
本展のタイトル「ニャラティブ」は、猫の鳴き声と物語(ナラティブ)を掛け合わせた造語です。人々は、なにやら物言いたげな猫の表情や行動に想像力を膨らませ、猫にまつわる物語を数多く生み出してきました。みなさんも、作品から新たな物語を紡いでみませんか。
藤沢市アートスペースサブ

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 藤沢市アートスペース

【展覧会 予告】高知県立高知城歴史博物館|特別展示室 企画展|自由民権150年 政社の時代 ~民権と反民権~|’24年3月15日-5月20日

高知城歴博01 高知城歴博02

高知県立高知城歴史博物館
特別展示室 企画展
自由民権150年 政社の時代
~民権と反民権~
開催期間  2024年3月15日[金]- 5月20日[月]
開館時間  9:00 - 18:00(日曜日は 8:00-18:00)
       * 展示室への入室は閉館の30分前まで
休  館  日  なし〔会期中無休〕
会  場  高知県立高知城歴史博物館  3階 特別展示室
      〠 780-0042 高知県高知市追手筋2-7-5
      TEL. 088-871-1600  FAX. 088-871-1619
観  覧  料  700円(常設展含む)/ 高知城とのセット券 900円 * 観覧券は当日のみ有効
      * 高校生以下、高知県・高知市 長寿手帳所持者は無料
      * 身体障害者手帳、療育手帳などの所持者と介護者(1名)は無料
──────────────────────

自由は土佐の山間より
世に良政府なる者なき
自由は鮮血を以て買はさる可からさる
自由民権運動とは如何なる運動なり哉 ……

明治7年(1874)1月17日、板垣退助等が「民撰議院設立建白書」を左院(政府)に提出しました。国会開設を要求したこの建白書は、翌日に左院の「御用新聞」である『日新真事誌』に掲載され、国会開設は時期尚早か否かが議論(「民選議院論争」)となり、自由民権運動は口火を切りました。また高知では、同年4月に立志社が創立され、以後、県内では多様な結社が次々と生まれました。
江戸時代は徒党を組むことは許されていませんでしたが、明治へと時代は変わって身分制社会が崩壊すると、様々な階層・職業の人びとによる結合が進み、結社は人びとの経済活動や学習活動の拠り所となりました。そのなかで、政治的目的を実現するために結成された組織・団体が政治結社、いわゆる政社です。高知の政社は、全国一の数を誇り、新聞・雑誌の刊行、演説会・討論会・懇親会の開催、学校運営、士族授産など、多彩な活動を行いました。

自由民権運動が隆盛したこの政社の時代は、人びとが政治や社会のあり方を検討し、期待を膨らませつつ、政府の政策を批判し、国家の行く末を懸念するなど、政治熱が高揚していました。県内では、立志社を中心とする民権派の政社が盛んでしたが、反民権派と呼ばれる政社も組織されています。反民権派と聞くと、人民の権利に反対するとんでもない集団かと思われるかもしれませんが、あくまで板垣退助等の自由派とは異なる主張を持つ組織で、帝政派とも称されます。
本展は、この民権派と反民権派の双方の政社の活動を紹介し、反対派の視点もあわせて見ることで、自由民権運動とはどのような運動であったのかを、150年を機にふり返ることを目的としています。

高知城博03盃「自由萬歳」 JA高知県長岡支所蔵

高知城博05発陽社規則 個人蔵/高知市立自由民権記念館保管

< 展示構成 >
自由民権運動のはじまり/高知県内結社等一覧367/政社の活動/政党の結成/高知城下町の政社/佐川の政社/中村の政社/須崎の政社/山間部の自由民権運動
< 関連行事 >
展示関連企画:自由民権150年記念講演会「自由民権運動のなかの土佐派」/ 展示関連企画:自由民権150年記念講演会「高知の民権結社とその活動/展示関連企画:企画展担当学芸員講座「政社の時代~民権と反民権」

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上 ご観覧を。
※ 紹介図版はいずれも高知城歴史博物館ウェブサイトゟ
[ 詳 細 : 高知県立 高知城歴史博物館 ] 

【展覧会】静岡県立美術館|天地耕作 初源への道行き|’24年2月10日-3月27日|会期末

20240202193026_00003 20240202193026_00004

静岡県立美術館
天地耕作 -あまつち こうさく- 初源への道行き
開催期間  2024年2月10日[土]- 3月27日[水]
開館時間  10:00 - 17:30(展示室の入室は 17:00 まで)
休  館  日  毎週月曜日
会  場  静岡県立美術館
      〠 422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
      Tel.054-263-5755 Fax.054-263-5767
観  覧  料  前売券一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料
      * 前売券は2024年2月9日[金]までの販売
      当日券一般:1,000円/70歳以上:500円/大学生以下:無料
      団体券一般:800円/70歳以上:400円/大学生以下:無料
      * 企画展ご入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
──────────────────────
知られざる野外美術の全貌
      天地耕作 初源への道行き
天地耕作(あまつちこうさく)は、村上誠、渡の兄弟と、山本裕司の3名が協働で行った、美術制作のプロジェクトです。本展では、旧引佐郡(現 浜松市)を拠点に、1988年から2003年にかけて活動した天地耕作の軌跡をたどります。
天地耕作は、街中を離れた野外を主なフィールドに、木や縄、石や土などの自然物を素材として、大がかりな作品を制作しました。彼らは伝統芸能や遺跡などを、民俗学者や考古学者のように(あるいは彼らの言葉によれば蟻のように)フィールドワークし、生や死といった根源的なテーマに迫りました。しかしながら、時間をかけて築かれた、それらの耕作物(作品)は、公開期間やアクセスが限られていたため、現場を目撃した人は多くありません。
本展では天地耕作の活動の全貌を、写真作品や映像、貴重な資料で明らかにします。さらに、美術館の裏山では、未完となっていた2003年の野外作品のプランが実現され、天地耕作を目撃するまたとない機会となります。観客の多寡にかかわらず続けられた天地耕作の試みは、私たちを‘芸術’の初源へといざなうでしょう。

※ 多彩な関連イベントが発表されています。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 静岡県立美術館

【展覧会】仙台市博物館|企画展 仙台市博物館再開館記念祭「こりゃ めでたい」|’24年4月2日-5月26日

せんだい01 せんだい02

仙台市博物館
企画展 仙台市博物館再開館記念祭「こりゃ めでたい」
会  期  2024年4月2日[火]- 5月26日[日]
休  館  日  毎週月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、5月7日
開館時間  9時00分 ー 16時45分(入館は 16時15分 まで)
会  場  仙台市博物館
      〠 980-0862 仙台市青葉区川内26番地<仙台城三の丸跡>
      電話番号:022-225-3074 ファクス:022-225-2558
観  覧  料  常設展料金でご覧いただけます。
      一般・大学生 460円、高校生 230円、小・中学生 110円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
──────────────────────
再開館を祝し、大名家の婚礼調度をはじめ、おめでたいしるしを表した資料や縁起物などを体験とともにお楽しみいただく記念祭を開きます。松竹梅や七福神、福助などめでたいものが勢ぞろい。
本展では「福で笑おう」をテーマに、見るだけでなく、触れる・探すといった体験やあそびを通して、楽しみながら資料の魅力に迫ります。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 仙台市博物館

【展覧会】田端文士村記念館|田端文士村記念館 開館30周年記念展|芸術村のお住居拝見 ~ アトリエでの創作風景と暮らし|’24年2月23日-5月26日

012402田端文士村記念館 022402田端文士村記念館

田端文士村記念館
田端文士村記念館 開館30周年記念展
芸術村のお住居拝見 ~ アトリエでの創作風景と暮らし
期  間  2024年2月23日[金・祝]- 5月26日[日] * 休館日を除く
開館時間  午前10時 - 午後5時(入館は4時30分まで)
休  館  日  月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日と水曜日が休館)
      祝日の翌日(祝日の翌日が土・日曜日の場合は、翌週火曜日が休館)
      その他展示替え等で臨時休館することがあります
展示会場  田端文士村記念館 企画展示スペース
      〠 114-0014 東京都北区田端6-1-2  
      TEL 03(5685)5171  FAX 03(5685)5662
入  場  料  無 料
──────────────────────
昭和15年、雑誌『スタイル』に挿絵画家である「岩田専太郎さんのお住居拝見」という訪問記が掲載されました。岩田邸のあった田端については「昔ながらの古い静かな芸術家町である。界隈は坂道や丘に富み、明治以来数知れぬ文人画家の思ひ出の地」と紹介されています。明治末期から昭和にかけて、田端には多くの芸術家が暮らしていました。
本展では、絵画・彫刻・工芸作品などを展示するとともにアトリエやその暮らしぶりを写真等で紹介します。当時の田端芸術村を訪問した気持ちでお楽しみください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 田端文士村記念館

【展覧会】草間彌生美術館|幻の色|’23年11月9日-’24年3月24日|会期末

20231102185738_00007 20231102185738_00008

草間彌生美術館
幻の色
会  期  2023年11月9日[木]- 2024年3月24日[日]
会  場  草間彌生美術館
      162-0851 東京都新宿区弁天町107〔アクセス〕 
開 館  日  木・金・土・日曜日 および 国民の祝日
休 館 日  月・火・水曜日
       ※展示替え期間や館内メンテナンス期間、年末年始などは休館となりますので、
        事前に〔カレンダー〕で最新情報をご確認ください。
開館時間  11:00ー17:30
観 覧 料  一 般 1,100円、小中高生 600円
      ※ 未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
──────────────
近年の草間彌生の絵画では、森羅万象を象る描線にカッパー色に水色など色彩の多様なコントラストの組み合わせが試みられ、その新鮮な表現は見る者を驚かせます。本展では、初期から現在に至るまでの代表的なシリーズを展覧し、草間の画業における特徴的な色彩表現の変遷を辿ります。
1949年に制作された初期の代表作《残夢》では暗くも夢幻的な色彩が見られる一方、57年の渡米後、新しい芸術表現に挑んだ草間は、当時探究を始めた「自己消滅」の効果を実現すべく、単色で網目などのパターンを繰り返す絵画や、事物一面を単色で塗りつぶした立体作品などで禁欲的な配色を選んでいます。
帰国後の70年代に多数制作した小作のコラージュやドローイングでは詩情豊かな色彩が見られるようになると同時に、網の絵画では地色と描線のコントラストの様々なバリエーションを創出し、その表現は80-90年代を通して、時にオプティカルで眩暈をおこさせるような強烈な色彩表現に発展し、立体作品や鑑賞者を包み込むインスタレーション作品では更にその効果が増幅されています。
近作においては、原色あふれる楽観的で希望に満ちた絵画がある一方、黒を多用し自殺を想ったものもあり、草間の内面世界の明暗を映すかのように目まぐるしく変幻する多様な色彩表現が見られます。

※ チケットは美術館ウェブサイトのみで販売。美術館窓口では販売しておりません〔アクセス〕 
※ 入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。下掲詳細にてご確認を。
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上参観を。
[ 詳細 : 草間彌生美術館 TOP  草間彌生美術館 HOME

【展覧会】東京オペラシティ アートギャラリー|企画展 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家|’24年1月17日-3月24日|会期終盤

20231124174048_00001 20231124174048_00002

東京オペラシティ アートギャラリー
企画展 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家
会  期  2024年1月17日[水]- 3月24日[日]
開館時間  11:00 - 19:00(入場は18:30まで)
      *ただし、展示により変更の可能性があります。
休  館  日  月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入  場  料  個人・当日・税込み料金を表示
      一 般   、 大学・高校生  、中学生以下 
      * 各種割引、優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照。
会  場  東京オペラシティアートギャラリー ギャラリー 1, 2
      163-1403 東京都新宿区西新宿 3-20-2
      050-5541-8600(ハローダイヤル)
──────────────────────
日本とスウェーデンのアーティストによるガラスの器と静物画、写真からなる展覧会。2018年、スウェーデン在住のガラス作家・山野アンダーソン陽子の発案で、山野が作ったガラスの器を18人の画家が静物画に描くというプロジェクトが始まりました。
身近なガラスを媒介に、山野と多様な文化的背景をもつ画家たちは、言葉とイメージを通じた対話を経て作品を制作しました。ガラスの器と静物画、写真家の三部正博が撮り下ろした写真等で構成し、空間全体でアーティストたちの物語をつむぐ展覧会です。

< 参加作家 >
山野アンダーソン陽子、石田淳一、伊庭靖子、小笠原美環、木村彩子、クサナギシンペイ、小林且典、田幡浩一、八重樫ゆい、アンナ・ビヤルゲル、アンナ・カムネー、イルヴァ・カールグレン、イェンス・フェンゲ、カール・ハムウド、CM・ルンドベリ、ニクラス・ホルムグレン、マリア・ノルディン、レベッカ・トレンス、三部正博ほか

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京オペラシティアートギャラリー

【展覧会】大倉集古館|企画展 大倉集古館の春 ~新春を寿ぎ、春を待つ~|’24年1月23日-3月24日

240101大倉集古館 240102大倉集古館大倉集古館
企画展
大倉集古館の春 ~ 新春を寿ぎ、春を待つ ~
会  期  2024年1月23日[火]- 3月24日[日]
開館時間  10:00 - 17:00(入館は 16:30 まで)
休  館  日  毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入  館  料  一 般:1,000円、大学生・高校生:800円 * 学生証を提示、中学生以下:無料
       * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
会  場  大倉集古館 展示室
      105-0001 東京都港区虎ノ門 2-10-3(The Okura Tokyo 前)
      TEL : 03-5575-5711(代表) FAX:03-5575-5712
主  催  公益財団法人 大倉文化財団・大倉集古館
──────────────────────
令和6年の春を祝し、干支や吉祥、花鳥風月をテーマとした絵画を中心に展観いたします。
新春の造形として、まずは末広がりの扇の作品から。不思議な縁によって大倉集古館へ収蔵された宗達派による《扇面流図屏風》を始め、日本や中国で作られた扇絵のコレクションを展示いたします。また、本年の干支である辰に因んだ伝説の生き物・龍をテーマにした作品も。大倉集古館だからこそ見られる中国伝統の衣装や珍しい古代の硯などもご紹介。
そして、新春から春にかけての美しい景物を描いた作品では、名品として名高い横山大観筆《夜桜》を展示。他にも墨の諧調で春を知らせる水墨画や、彩りで春を魅せる着色の作品を取り上げ、新春を寿ぎ、来る春を待つ時期にふさわしい当館所蔵品をお楽しみいただきます。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 大倉集古館 ]  { 活版アラカルト 過去ログまとめ }

【展覧会】国立映画アーカイブ|企画展 和田誠 映画の仕事|’23年12月12日-’24年3月24日|会期末

20231130175556_0001920231130175556_00020

国立映画アーカイブ
企画展 和田誠 映画の仕事
会  期  2023年12月12日[火]- 2024年3月24日[日]
会  場  国立映画アーカイブ 展示室(7階)
      104-0031 東京都中央区京橋 3-7ー6
      お問い合わせ(9時-20時)ハローダイヤル:050-5541-8600
開室時間  11:00 am - 6:30 pm(入室は 6:00 pm まで)
      * 1/26、2/23の金曜日は 11:00 am - 8:00 pm(入室は 7:30 pm まで)
休  室  日  月曜日および12月26日[火]- 1月4日[木]は休室
観  覧  料  一 般 250円 / 大学生 130円 / 65歳以上、高校生以下及び18歳未満 無料
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
協  力  和田誠事務所、多摩美術大学アートアーカイヴセンター
主  催  国立映画アーカイブ
──────────────────────
日本を代表するグラフィックデザイナー、イラストレーターの和田誠(1936-2019)にとって、映画は人生の友であり、創造の泉でもありました。
少年期からの映画への情熱に支えられ、若手デザイナーとして頭角を現すや、本職の傍ら映画ポスターの制作やアニメーション映画にも挑みました。やがてその味わいある画風は広く支持され、世界の映画人を描いた無数のイラストレーションや、映画をめぐる著書や対談集を続々と送り出してゆきます。さらにその情熱は日本映画界を動かし、監督修業の経験なしに『麻雀放浪記』(1984年)をはじめ4本の優れた長篇娯楽映画を監督するに至りました。
また私生活でも、熱意をもってアメリカ映画のフィルムやポスターのコレクションを築き、当館も2015年の展覧会「ポスターでみる映画史 Part 2 ミュージカル映画の世界」にそのコレクションをご貸与いただきました。
その博覧強記にもかかわらず、「評論家」ではなく常に “映画ファン” を自称していた和田誠。この展覧会は、日本が生んだこの最高の “映画ファン” の限りない映画愛を感じ取れる絶好の機会となるでしょう。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 国立映画アーカイブ  同サイト上映・展示 ] 

【展覧会】目黒区美術館|広がるコラージュ / 同時開催 IIDA 101 飯田善國|’24年2月17日-3月24日|会期終盤

20240124205026_00001 20240124205026_00002

目黒区美術館
広がるコラージュ / 同時開催 IIDA 101 飯田善國
会  期  2024年2月17日[土]- 3月24日[日]
休  館  日  月曜日 
時  間  10:00 - 18:00(入館は 17:30 まで)
観  覧  料  一 般 700円、大高生・65歳以上 550円、中学生以下 無 料
      * 各種割引、優待情報などは下掲詳細参照。
主  催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
────────────────────
20240124205026_00003☆ 活版アラカルト掲載図版のほとんどは 図版画面をクリック or タップすると拡大表示されます ☆

◉ 広がるコラージュ 展示内容
コラージュは、「糊で貼り付ける」という意味のフランス語(coller)から派生した言葉で、身近にある様々な素材を切り取り、組み合わせる手法です。この手法が新しい芸術表現のジャンルとして価値づけられたのは、1912年にフランスでパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックによって油彩画に布や紙片が貼り付けられた作品が制作されたのがきっかけといわれています。
日本では、西洋美術の前衛的な表現を積極的に学んだ大正時代以降に発展し、様々な作品が作られてきました。20世紀よりもはるか以前から存在していたコラージュという行為は、従来の芸術表現を問い直す機運の中で再発見されてきたと考えられます。次第に、技法を示す言葉の意味の範疇を越えて、多様な広がりをもって制作に用いられるようになり、現在では、その発想を読み取れる作品が数多く存在することに気づかされます。
本展では、当館のコレクションより、コラージュによって作られた作品のほか、その発想に基づいて多様なイメージやテクスチャーを引用し組み合わせた作品を紹介し、その手法と表現を掘り下げます。

1.色、かたち、デザイン
素材がもともと持つ質感、模様、色、かたちなどの違いや、平面性を生かしたグラフィカルな作品など、デザインの手法としてコラージュを用いた作品を紹介します。
2.異質なイメージの組み合わせ
既存のイメージをもとの文脈から切り取り、新たに全く異質なイメージと同居させることで、比喩や象徴、幻想や夢のような世界を表現した作品もコラージュとして捉えられます。
3.異質なテクスチュアの組み合わせ
木、段ボール、縄、糸、コンクリート、紙粘土など様々な素材を用いて制作された作品を紹介します。これらの作品は、従来の絵画表現を打ち破ろうとする気概やエネルギーに溢れています。

※ 入館のための日時指定予約は必要ありません。開館時間内に直接お越しください。
※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 目黒区美術館 ]

続きを読む

【展覧会】豊島区立郷土資料館|くらべてみる!5つの窓から 池袋モンパルナスが旅をする2|令和5年度豊島区美術分野所蔵作品展|’24年2月1日-3月24日|会期終盤

20240202193351_00003 tosima02

豊島区立郷土資料館
くらべてみる!5つの窓から
池袋モンパルナスが旅をする2
令和5年度豊島区美術分野所蔵作品展
会  期  2024年(令和6)年2月1日[木]- 3月24日[日]
開館時間  9時 - 16時30分
休  館  日  2月5日、11日、12日、13日、18日、19日、23日、26日
      3月4日、11日、17日、18日、20日
会  場  豊島区立郷土資料館 企画展示室
      〠 171-0021 東京都豊島区西池袋2丁目37番4号
      としま産業振興プラザ(IKE・Biz)7階 電 話 03-3980-2351
入館料無料
──────────────────────
旅とは、住む土地を離れて一時他の土地に行くことですが、作家たちの旅はさまざまです。
ヨーロッパやアジアを訪れ風景や人を描く長大な旅、ちょっとそこまででかける小さな旅、それらを描き、形を生み出します。
あるいは心のなかに思い浮かんだ風景への旅、そして作家の表現に変化がみられるときにも、時間と空間を飛び越えた旅があります。
作品という「窓」を開いて、「窓」から身を乗り出して、作家と一緒に旅に出かけましょう。
豊島区美術分野所蔵作品展シリーズ「池袋モンパルナスが旅をする」第二弾として、新収蔵を含む区有作品を、小さな展示室から、5つの旅と窓のテーマでご紹介します。約45点、それぞれの作品をくらべてみることの楽しさを、是非味わってみてください。

※ 下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 豊島区立郷土資料館

【展覧会】世田谷文学館|世田谷文学館コレクション展|衣裳は語る ─ 映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事|’23年10月7日-’24年3月31日

20231007_collection_top

世田谷文学館
世田谷文学館コレクション展
衣裳は語る ── 映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事
会  期  2023年10月7日[土]- 2024年3月31日[日]
      * 混雑時入場制限あり
会  場  世田谷文学館  
      157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10 電話 03-5374-9111  
開館時間  10:00-18:00
      * 展覧会入場、ミュージアムショップの営業は 17:30 まで
休  館  日  毎週月曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始(12月29日-1月3日)
料  金  一 般 200円、大学・高校生 150円、65歳以上、小・中学生 100円
      * チケット各種割引・優待情報、関連イベント情報などは下掲詳細参照
主  催  公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
──────────────────────
*映画では縦と横とののっぴきならない関連によって正確に割り出されたものこそ成功した衣裳といわれるものであろう。
どんなに素晴らしいデザインの1枚の衣裳であろうと、
全篇の調和を考えてないものはグッド・デザインとはいえない。
   *柳生悦子「『大当り三色娘』の衣裳をめぐって」(「映画技術」第72号1957年)より

1950年代から80年代まで、数々の映画で衣裳デザインを担当した 柳生悦子(やぎゅう・えつこ 1929-2020)。舞台衣裳デザインの道を志していた柳生は東京美術学校在学中から映画美術監督・松山崇に師事、美術助手として映画制作に携わります。『ロマンス娘』(東宝 1956年)で映画衣裳を手がけるようになり、以降「三人娘」「若大将」「社長」「クレージー」ものなどの東宝の人気シリーズから音楽映画、文芸作品、時代劇、戦争、SF映画などあらゆるジャンルの映画衣裳デザイナーとして活躍していきます。85年の『Mishima』(日米合作映画・日本未公開)、88年の『敦煌』(大映・電通)まで作品数は100本以上に上ります。

現在でこそ映像作品におけるコスチューム・デザインは作品を成り立たせる重要な要素として認識されていますが、柳生がキャリアをスタートした1950年代から60年代の映画界はモノクロからカラー、ワイド画面への転換期と軌を一にし、登場人物たちの色調やスタイルを全体バランスの中で考える専門職としての衣裳デザイナーの必要性がようやく認められはじめた時期でもありました。柳生は手さぐりの中で、映画全体と調和する「グッド・デザイン」とは何かを追求し続けました。
世田谷文学館は柳生の生前、約3000点に及ぶデザイン画の寄贈を受けました。本展は、歳月を経てなお色彩鮮やかなデザイン画の数々を中心に構成し、映画衣裳デザイナーのパイオニア・柳生悦子の仕事をご紹介いたします。約400点の衣裳デザイン画を閲覧できるデジタル展示とともにお楽しみください。

※ 混雑時には入場制限することがあります
※ 感染症予防対応実施中。下掲詳細公式サイトで最新情報を確認の上ご観覧を。
[ 詳 細 : 世田谷文学館