東京国立近代美術館
企画展
ガウディとサグラダ・ファミリア展
会 期 2023年6月13日[火]- 9月10日[日] * 会期中一部展示替えがあります。
会 場 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00 - 20:00)
休 館 日 月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日[火]
開館時間 10:00 - 17:00(金曜・土曜は 10:00-20:00)* 入館は閉館30分前まで
観 覧 料 一 般 2,200円、 大学生 1,200円、 高校生 700円
* 割引前売り券、各種割引、優待情報などは下掲詳細参照
* 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入がおすすめです。
共同企画 サグラダ・ファミリア贖罪聖堂建設委員会財団
主 催 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
──────────────────────
スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、様々な芸術分野に影響を与えてきました。
本展では、長らく「未完の聖堂」といわれながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。
図面のみならず、膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫ります。
スペイン、カタルーニャ地方のレウスに生まれ、バルセロナを中心に活動した建築家アントニ・ガウディ(1852ー1926)。バルセロナ市内に点在するカサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラ、サグラダ・ファミリアなど世界遺産に登録された建築群は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな造形によって世界中の人々を魅了し続けています。
ガウディの独創は、西欧のゴシック建築やスペインならではのイスラム建築、さらにカタルーニャ地方の歴史や風土など自らの足元を深く掘り下げることで、時代や様式を飛び越える革新的な表現に到達したことにあります。
今回開催されるガウディ展は、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、この聖堂に即してガウディの建築思想と造形原理を読み解いていくものです。
図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を練り上げていったガウディ独自の制作方法に注目するとともに、「降誕の正面」を飾る彫像も自ら手掛けるなど建築・彫刻・工芸を融合する総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に最新の映像をまじえながらガウディ建築の豊かな世界に迫ります。
<見どころ>
◆ ガウディの創造の源泉を探ります
ガウディはゼロから独創的な建築を創造したわけではありません。ガウディの才能は、 西欧建築の歴史、異文化の造形、自然が生み出す形の神秘を貪欲に吸収し、そこから独自の形と法則を生み出したことにあります。「歴史」「自然」「幾何学」の3つのポイントから、ガウディの発想の源泉を探ります。
◆ サグラダ・ファミリア聖堂の建設のプロセスが明らかに
この聖堂建設プロジェクトは誰の発案ではじまり、その後どう変遷したのか。模型を修正しながら、聖堂の形と構造を探ったガウディ独自の制作方法に注目するとともに、140年を超える長い建設の過程で、ガウディの没後にプロジェクトを引き継いだ人々の創意工夫にも光を当てます。
◆ 総合芸術としてのサグラダ・ファミリア聖堂の豊かな世界をひもときます
ガウディはサグラダ・ファミリア聖堂において、聖書の内容を表現する彫刻の制作に取り組むほか、外観・内観の光と色の効果や、建物の音響効果にも工夫を凝らし、諸芸術を総合する場として聖堂を構想しました。本展では、ガウディの彫刻術にも焦点を当てることで聖堂の豊かな世界に迫ります。
◆ サグラダ・ファミリア聖堂の壮麗な空間を空中散歩
NHKが撮影した高精細映像や、ドローン映像を駆使して、肉眼では捉えられない視点で聖堂を散策。ステンドグラスを通過した光が聖堂内を彩る景色の変化も圧巻です。
マリアの塔が完成し、いよいよイエスの塔の建設という最終段階に向かうサグラダ・ファミリア聖堂の現在の姿を、最新の映像を通して伝えます。
後 援 スペイン大使館
協 力 イベルドローラ・リニューアブルズ・ジャパン
学術監修 鳥居徳敏(神奈川大学名誉教授)
巡回展示 滋賀会場:佐川美術館 2023年9月30日[土]- 12月3日[日]
愛知会場:名古屋市美術館 2023年12月19日[火]- 2024年3月10日[日](日)
※ 当日券の窓口購入は混雑が予想されるため、事前のチケット購入が推奨されています。
※ 下掲詳細を確認の上 ご観覧を。
[ 詳 細 : 東京国立近代美術館 本展特設サイト ]